JPH0243153A - ウエブ、特に紙匹の始端を下から巻取り機ドラムに案内する方法並びに装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ウェブ、特に紙匹の始端を下から巻取り機ド
ラムに案内する方法並びに装置に関する。

従来の技術 個々の巻上げステーションに下からウェブを供給する巻
取り機では、例えば貯えロールの交換時又はウェブ切断
時に行われる新しいウェブの引込みは比較的時間がかか
る。このために支持ドラム型巻取り機では操作員は、床
下に位置していて支持ドラムの下の接近しにくい範囲に
降り、手でウェブの始端を鉛直に上方に向かって、この
範囲に配置された長手方向切断装置を通して案内して、
支持ドラムの下面に接触させなくてはならない。長手方
向切断装置のカッタはこのために互いに僅かな間隔だけ
離反運動可能である。次いで巻上げステーションへのウ
ェブ始端のガイドは、この目的のために吸込み孔を有し
ていて吸込み動作中に負圧を供給される支持ドラムによ
って行われる。下からウェブが供給される支持ドラム型
巻取り機は、ＤＥ−Ｐ５３１０２８９４に記載されてい
る。

ＤＥ−Ｏ３３１１７０９４に基づいて公知の方法では、
ウェブの搬送方向に延びていて複数の吹出し孔を備えた
昇降可能なウェブガイドテーブルから、圧力空気が、ウ
ェブに向かって及び／又は流れ方向の少なくとも１つの
成分がウェブ搬送方向に流出するようになっている。し
かしながら実際には、この公知の方法は満足できるもの
でないことが判明した。高圧で多量の圧力空気を供給し
た場合でさえも、そこに開示された装置は、ウェブ始端
を搬送区間にわたつて確実に鉛直方向上向きに搬送する
ことはできない。

発明の課題 ゆえに本発明の課題は、可能な限り小さな圧力空気供給
量においても鉛直方向上向きの確実な搬送を保証するこ
とができる方法を提供することである。本発明の別の課
題は本発明による方法を実施するのに有利な装置を提供
することである。

課題を解決するための手段 第１の課題を解決するために本発明の方法では、圧力空
気を、実質的に成層流の形でガイド金属薄板の表面に沿
って、かつ該表面に対してほぼ平行に上方に向かって吹
き付けるようにしｔこ。

また第２の課題を解決するために本発明の構成では、作
業幅の一部にわたって延びたガイド金属薄板と、該ガイ
ド金属薄板に対して平行に配置されていて上方に向けら
れた複数の吹出し孔を備えた少なくとも１つの扁平ジエ
・ントノズルとが設けられていて、この場合吹出し孔と
ガイド金属薄板との間の間隔が１ＯＩＩＩＩ１１よりも
小さく設定されている。

発明の効果 本発明の方法のようにすると、ガイド金属薄板に対して
ほぼ平行で該ガイド金属薄板の表面に付着する成層流に
よって、ウェブ始端の確実な搬送が保証される。

そして本発明のように構成することによってこの効果を
得るのに最適な装置が得られる。

また請求項４記載のように構成すると、搬送のために必
要な圧力を減じることができ、請求項５記載の構成では
、昇降可能なガイド金属薄板は、長手方向切断装置のカ
ッタの間を通してウェブを鉛直方向に案内することがで
きる。

実施例 次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図に部分的に示された巻取り機では、例えば紙匹で
あるウェブ１は、吸込みドラムとして構成された支持ド
ラム２に下から供給されるウェブガイドのためには３つ
のガイドドラム３．４．５が働く。図示されていない繰
出し部からほぼ水平に到着したウェブｌはガイドドラム
３によって上方に、ガイドドラム４によって鉛直に変向
され、かつガイドドラム５によって支持ドラム２に対し
て接線方向に変向される。

ガイドドラム４と５との間における鉛直なウェブガイド
範囲には、支持ドラム軸線に対して平行な軸に配置され
た複数の円形カッタ対を備えた長手方向切断装置が設け
られている。上部カッタ６と下部カッタ７とから成る円
形力ツタ対はウェブｌを個々のウェブに裁断するために
働き、この場合上部カッタ６は短い行程で下部カッタ７
から離反運動可能である。

新しいウェブ始端を支持ドラム２に自動的に導くために
は、以下に記載の付加的な構成要素が働くニ ガイドドラム３の外周面に接近旋回可能なベルト揺動体
８と、該ベルト揺動体に整合して接続する金属薄板９と
は、ウェブ始端をガイドドラム４の方向に変向させる。

短い間隔をおいてガイドドラム４の隣には、ニューマチ
ック式のピストン・シリンダユニット１０を用いて鉛直
方向に可動で作業幅の一部にわたって鉛直方向に延在し
たガイド金属薄板１１が配置されており、このガイド金
属薄板は上方移動位置ではガイドドラム４からカッタ６
．７を貫いてガイドドラム５まで達している。これに対
して下方移動位置ではガイド金属薄板１１の上縁部はほ
ぼガイドドラム４の高さに位置している。図示の実施例
では、走行方向に対して直角な方向で見て真ん中に配置
されたガイド金属薄板１１は、幡約３００〜４００１の
ウェブ始端を案内するために、約５００ｍ＋ｍの輻を有
している。

ガイド金属薄板１１と金属薄板９との間の範囲には、互
いに規則的な間隔をおいてガイド金属薄板１１の幅にわ
たって扁平ジェットノズル１２が配置されており、これ
らの扁平ジェットノズルには図示されてない圧力空気供
給部から圧力空気が供給される。はぼ輻５０ｍ＋ｍ扁平
ジェットノズル１２はそれぞれ、直径的１ｍ＋ｍの互い
に並んで配置された複数の吹出し孔を有しており、これ
らの吹出し孔からは圧力空気が成層流として流出する。

このような形式の扁平ジェットノズルの原理的な構造は
ＤＨ−ＰＳ２４１３６１４に記載されている。扁平ジェ
ットノズル１２の配置形式ひいては圧力空気の流れ方向
はウェブｌを搬送するためには鉛直に上方を向いている
ことが重要である：このために複数の扁平ジェットノズ
ル１２．図示の実施例では３つの扁平ジェットノズルは
、ガイド金属薄板１１に対して平行に、かつ該ガイド金
属薄板に対して極めて小さな間隔をおいて配置されてい
るガイド金属薄板１１の吹出し孔相互の間隔は１０ｍｍ
よりも小さくなくてはならず、有利には０．５〜ｌ　ｍ
ｍの間である。

ガイドドラム５の搬送区間の鉛直な部分の上端部におい
ては、別のノズル１３がウェブ始端を支持ドラム２に向
かって接線方向に変向させる。支持ドラム２へのウェブ
始端の確実な接触のために、この側には支持ドラム２に
当接可能なベルト揺動体１４が配置されている。

長手方向切断装置６，７によって生ぜしめられた個々の
ウェブを、支持ドラム２の上部に支持された巻取りロー
ラに巻き上げる間中、新しいウェブ始端を導入するため
の構成要素は休止位置を占めているので、これらの構成
要素がウェブガイドひいては巻取り動作を妨げることは
ない： つまりこの場合ベルト揺動体８，１４はそれぞれドラム
３，２から離反旋回させられておりガイド金属薄板１１
は長手方向切断鋏Ｒ６゜７の外の最下位位置を占めてい
るので、上部カッタ６は作業位置において下部カッタ７
に接触し、ノズル１２．１３は休止状態である。

例えば、繰出し部における新しい供給巻き体において新
しいウェブ始端を導くためには、まず初めにカッタ６．
７が互いに離反移動させられ、これによって次いでガイ
ド金属薄板１１がその上方位置に移動することができる
。ガイド金属薄板はこの位置において、新しいウェブ始
端が鉛直方向に案内されねばならない全区間に沿って延
びている。付加的にベルト揺動体８゜１４はドラム３，
１２に接触させられ、ノズル１２．１３には圧力空気が
供給される。

繰出し装置の範囲において、導入すべきウェブ始端の幅
は縁部切断によって約３００〜４００ｍｍに減じられる
。細くなったウェブ始端の長さは、ガイドドラム３と支
持ドラム２との間の搬送区間にほぼ相当しており、図示
の実施例では約１５００ｍｍである。新しいウェブ始端
は次いで図示されていないコンベヤベルトによって、繰
出し部からガイドドラム３に案内さし、コのガイドドラ
ムの所でウェブ始端は、接続したベルト揺動体８によっ
て上方に向かって、金属薄板９を介して扁平ジェットノ
ズル１２の空気流の範囲に変向される。

ガイド金属薄板１１からの短い間隔に基づいて扁平ジェ
ットノズル１２は、積層流の形の圧力空気をガイド金属
薄板１１の表面に沿って鉛直に上方に向かって噴出する
。ウェブ始端の搬送速度に対して高められた流速度に基
づいて、ガイド金属薄板１１とウェブｌとの間には、ウ
ェブｌを直接ガイド金属薄板１１に沿って案内する負圧
が発生する。付加的に紙表面の粗さに基づいて、ウェブ
に作用する鉛直方向上向きの力成分が形成され、この力
成分によってウェブｌは、後ろから押すコンベヤベルト
との協働において上方に向かって運ばれる。

ウェブ始端がガイドドラム５の範囲に達すると、ウェブ
始端は、ノズル１３から噴出する圧力空気によってベル
ト揺動体Ｉ４の方向に変向され、該ベルト揺動体によっ
て支持ドラムに接触させられる。支持ドラムに接触して
いて該支持ドラムに吸込みによって保持されたウェブ始
端が十分に大きくなるやいなや、ベルト揺動体８．１４
は再び離反旋回させられ、ガイド金属薄板１１はその下
方の位置に移動させられ、カッタ６．７は作業位置に移
動させられる。個々のウェブの始端が巻き管に固定され
た後で、巻取り機をその最大巻取り速度に加速すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置を示す側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ウェブの始端を圧力空気を用いて、鉛直方向に延び
   たプレート状のウェブ案内要素に沿って上方に移動させ
   ることによって、該ウェブの始端を下から巻取り機ドラ
   ムに案内する方法であって、圧力空気を、実質的に成層
   流の形でガイド金属薄板の表面に沿って、かつ該表面に
   対してほぼ平行に上方に向かって吹き付けることを特徴
   とする、ウェブ、特に紙匹の始端を下から巻取り機ドラ
   ムに案内する方法。 ２、作業幅の一部にわたって延びたガイド金属薄板（１
   １）と、該ガイド金属薄板に対して平行に配置されてい
   て上方に向けられた複数の吹出し孔を備えた少なくとも
   １つの扁平ジェットノズル（１２）とが設けられていて
   、この場合吹出し孔とガイド金属薄板（１１）との間の
   間隔が１０ｍｍよりも小さいことを特徴とする、請求項
   １記載の方法を実施する装置。 ３、３〜５の扁平ジェットノズル（１２）が設けられて
   いて、該扁平ジェットノズルがガイド金属薄板（１１）
   の幅にわたつて互いに規則的な間隔をおいて配置されて
   いる、請求項２記載の装置。 ４、扁平ジェットノズル（１２）が、２ｍｍよりも小さ
   な直径を備えた吹出し孔を有している、請求項２又は３
   記載の装置。 ５、ガイド金属薄板（１１）が昇降可能である、請求項
   ２から４までのいずれか１項記載の装置。