JPH0243007B2 - - Google Patents
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- JPH0243007B2 JPH0243007B2 JP4955086A JP4955086A JPH0243007B2 JP H0243007 B2 JPH0243007 B2 JP H0243007B2 JP 4955086 A JP4955086 A JP 4955086A JP 4955086 A JP4955086 A JP 4955086A JP H0243007 B2 JPH0243007 B2 JP H0243007B2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
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- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車のオーバーヒート防止装置に
関する。
関する。
従来、この種の自動車のオーバーヒート防止装
置は、エンジンの冷却水の温度をサーミスタで検
出し、定電力回路の接点が閉成時のサーミスタ電
圧を保持し、この保持したサーミスタ電圧と電源
電圧を分圧した基準電圧とを比較し、この比較結
果に基づいて冷却水の温度を制御している(例え
ば、実開昭58−6613号公報)。
置は、エンジンの冷却水の温度をサーミスタで検
出し、定電力回路の接点が閉成時のサーミスタ電
圧を保持し、この保持したサーミスタ電圧と電源
電圧を分圧した基準電圧とを比較し、この比較結
果に基づいて冷却水の温度を制御している(例え
ば、実開昭58−6613号公報)。
しかしながら、従来の装置では、サーミスタ電
圧を保持している間に電源電圧が変化すると、こ
れに応じて基準電圧も変化するため、電源電圧の
ステツプ的な変動に対し誤動作してしまうという
欠点がある。
圧を保持している間に電源電圧が変化すると、こ
れに応じて基準電圧も変化するため、電源電圧の
ステツプ的な変動に対し誤動作してしまうという
欠点がある。
本発明によるオーバーヒート防止装置は、電源
電圧を発生する電源と、該電源に接続され、接点
を有する定電力回路と、該定電力回路の前記接点
を介して前記電源に接続されたヒートコイルとサ
ーミスタの直列回路からなり、該ヒートコイルと
前記サーミスタとの接続点より自動車のエンジン
の冷却水の温度に対応するサーミスタ電圧を発生
する水温計と、前記電源電圧が印加され、前記接
点閉成時の前記サーミスタ電圧を保持する温度検
出手段と、前記電源電圧が印加され、基準電圧を
発生する基準電圧発生手段と、前記電源電圧が印
加され、該基準電圧発生手段の出力電圧と前記温
度検出手段の出力電圧を比較する比較手段と、前
記電源電圧が印加され、該比較手段の比較結果に
基づいて、前記冷却水の温度を制御する制御手段
とを有する自動車のオーバーヒート防止装置にお
いて、前記基準電圧発生手段が、前記接点閉成時
に前記電源電圧を分圧し保持した電圧を前記基準
電圧として発生することを特徴とする。
電圧を発生する電源と、該電源に接続され、接点
を有する定電力回路と、該定電力回路の前記接点
を介して前記電源に接続されたヒートコイルとサ
ーミスタの直列回路からなり、該ヒートコイルと
前記サーミスタとの接続点より自動車のエンジン
の冷却水の温度に対応するサーミスタ電圧を発生
する水温計と、前記電源電圧が印加され、前記接
点閉成時の前記サーミスタ電圧を保持する温度検
出手段と、前記電源電圧が印加され、基準電圧を
発生する基準電圧発生手段と、前記電源電圧が印
加され、該基準電圧発生手段の出力電圧と前記温
度検出手段の出力電圧を比較する比較手段と、前
記電源電圧が印加され、該比較手段の比較結果に
基づいて、前記冷却水の温度を制御する制御手段
とを有する自動車のオーバーヒート防止装置にお
いて、前記基準電圧発生手段が、前記接点閉成時
に前記電源電圧を分圧し保持した電圧を前記基準
電圧として発生することを特徴とする。
基準電圧をサーミスタ電圧と同期して定電力回
路の接点閉成時に保持した電圧を使用しているの
で、従来のような誤動作を防止できる。
路の接点閉成時に保持した電圧を使用しているの
で、従来のような誤動作を防止できる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図を参照すると、本発明による自動車のオ
ーバーヒート防止装置の一実施例の回路図が示さ
れている。本実施例では、エンジンに、このエン
ジンの駆動力を断・続するクラツチ機構(電磁ク
ラツチMC)を介して結合されたコンプレツサ
(図示せず)を有し、クラツチ機構によつてエン
ジンとコンプレツサとが結合されたときに自動車
の車室内の冷房を行う冷房装置を具備した自動車
に適用した例を示している。
ーバーヒート防止装置の一実施例の回路図が示さ
れている。本実施例では、エンジンに、このエン
ジンの駆動力を断・続するクラツチ機構(電磁ク
ラツチMC)を介して結合されたコンプレツサ
(図示せず)を有し、クラツチ機構によつてエン
ジンとコンプレツサとが結合されたときに自動車
の車室内の冷房を行う冷房装置を具備した自動車
に適用した例を示している。
図において、1は電源電圧VBBを有する回路の
電源である。2は定電力回路であり、接点21を
有している。この定電力回路では、本回路へ一定
の電力を供給するように、電源電圧VBBに応じて
接点21のオン・オフのデユーテイ比が変化す
る。エンジンの冷却水の温度を検出するための水
温計のヒートコイルHcとサーミスタThは、接点
21を介して電源1に接続されている。
電源である。2は定電力回路であり、接点21を
有している。この定電力回路では、本回路へ一定
の電力を供給するように、電源電圧VBBに応じて
接点21のオン・オフのデユーテイ比が変化す
る。エンジンの冷却水の温度を検出するための水
温計のヒートコイルHcとサーミスタThは、接点
21を介して電源1に接続されている。
温度検出回路3は、サーミスタThの端子電圧
を検出する回路である。サーミスタThとヒート
コイルHcの接続点に、抵抗R1,R2を介してそれ
ぞれトランジスタQ1,Q2のベースが接続されて
いる。トランジスタQ1のコレクタには抵抗R3の
一端が接続されている。トランジスタQ1のエミ
ツタには抵抗R4、ダイオードD1を介してトラン
ジスタQ2のコレクタが接続されている。トラン
ジスタQ2のエミツタは接地され、このエミツタ
とトランジスタQ1のベース間には雑音抑制用の
コンデンサC1が接続されている。トランジスタ
Q1のエミツタとアース間には、出力保持用のコ
ンデンサC2が接続されている。抵抗R3の他端は、
抵抗R5を介して電源1に接続されている。
を検出する回路である。サーミスタThとヒート
コイルHcの接続点に、抵抗R1,R2を介してそれ
ぞれトランジスタQ1,Q2のベースが接続されて
いる。トランジスタQ1のコレクタには抵抗R3の
一端が接続されている。トランジスタQ1のエミ
ツタには抵抗R4、ダイオードD1を介してトラン
ジスタQ2のコレクタが接続されている。トラン
ジスタQ2のエミツタは接地され、このエミツタ
とトランジスタQ1のベース間には雑音抑制用の
コンデンサC1が接続されている。トランジスタ
Q1のエミツタとアース間には、出力保持用のコ
ンデンサC2が接続されている。抵抗R3の他端は、
抵抗R5を介して電源1に接続されている。
基準電圧発生回路4は、トランジスタQ2が導
通時の基準電圧を保持し発生する回路である。ト
ランジスタQ3は、トランジスタQ2が導通すると
きに導通し、遮断するときに遮断するように、そ
のベースが抵抗R6、ダイオードD2を介してトラ
ンジスタQ2のコレクタに接続されると共に、抵
抗R7,R5を介して電源1に接続されている。ト
ランジスタQ3のエミツタは抵抗R5を介して電源
1に接続され、コレクタは抵抗R8、可変抵抗器
VR、及び抵抗R9を介して接地されている。可変
抵抗器VRと抵抗R9の直列回路間にコンデンサC3
が接続されている。トランジスタQ4も、トラン
ジスタQ3と同様に、トランジスタQ2が導通する
ときに導通し、遮断するときに遮断するように接
続されている。すなわち、トランジスタQ4のベ
ースは抵抗R8と可変抵抗器VRの接続点に接続さ
れ、コレクタは抵抗R10,R5を介して電源1と接
続され、エミツタは抵抗R11、ダイオードD3を介
してトランジスタQ2のコレクタに接続されると
共に、コンデンサC4を介して接地される。抵抗
R5を介して電源1と接続されたコンデンサC5は、
電源1の電源電圧VBBを安定化するためのもので
ある。
通時の基準電圧を保持し発生する回路である。ト
ランジスタQ3は、トランジスタQ2が導通すると
きに導通し、遮断するときに遮断するように、そ
のベースが抵抗R6、ダイオードD2を介してトラ
ンジスタQ2のコレクタに接続されると共に、抵
抗R7,R5を介して電源1に接続されている。ト
ランジスタQ3のエミツタは抵抗R5を介して電源
1に接続され、コレクタは抵抗R8、可変抵抗器
VR、及び抵抗R9を介して接地されている。可変
抵抗器VRと抵抗R9の直列回路間にコンデンサC3
が接続されている。トランジスタQ4も、トラン
ジスタQ3と同様に、トランジスタQ2が導通する
ときに導通し、遮断するときに遮断するように接
続されている。すなわち、トランジスタQ4のベ
ースは抵抗R8と可変抵抗器VRの接続点に接続さ
れ、コレクタは抵抗R10,R5を介して電源1と接
続され、エミツタは抵抗R11、ダイオードD3を介
してトランジスタQ2のコレクタに接続されると
共に、コンデンサC4を介して接地される。抵抗
R5を介して電源1と接続されたコンデンサC5は、
電源1の電源電圧VBBを安定化するためのもので
ある。
比較回路5は、コンデンサC2の端子電圧Vbと
コンデンサC4の端子電圧Vcを比較する回路であ
る。コンデンサC4の端子電圧Vcは、オペアンプ
A1からなるボルテージフオロワ回路、抵抗R12を
介してオペアンプA2の非反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサC2の端子電圧VbはオペアンプA2
の反転入力端子A2に接続されている。オペアン
プA2の出力端子と非反転入力端子間には抵抗R13
とダイオードD6からなる直列回路が接続されて
いる。
コンデンサC4の端子電圧Vcを比較する回路であ
る。コンデンサC4の端子電圧Vcは、オペアンプ
A1からなるボルテージフオロワ回路、抵抗R12を
介してオペアンプA2の非反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサC2の端子電圧VbはオペアンプA2
の反転入力端子A2に接続されている。オペアン
プA2の出力端子と非反転入力端子間には抵抗R13
とダイオードD6からなる直列回路が接続されて
いる。
リレー駆動回路6は、良く知られている電磁ク
ラツチMCを制御して、冷房装置のコンプレツサ
のエンジンへの結合を制御するための回路であ
る。トランジスタQ5は、オペアンプA2の出力が
ロウレベル“L”のとき導通し、ハイレベル
“H”のとき遮断するように、そのベースが抵抗
R14、ダイオードD4を介してオペアンプA2の出力
端子に接続されると共に、抵抗R15を介して電源
1に接続されている。トランジスタQ5のエミツ
タは電源に接続され、コレクタは電磁クラツチ
MCをオン・オフするための負荷であるリレー
RLを介して接地されている。リレーRLの両端に
は保護用のダイオードD5が接続されている。
ラツチMCを制御して、冷房装置のコンプレツサ
のエンジンへの結合を制御するための回路であ
る。トランジスタQ5は、オペアンプA2の出力が
ロウレベル“L”のとき導通し、ハイレベル
“H”のとき遮断するように、そのベースが抵抗
R14、ダイオードD4を介してオペアンプA2の出力
端子に接続されると共に、抵抗R15を介して電源
1に接続されている。トランジスタQ5のエミツ
タは電源に接続され、コレクタは電磁クラツチ
MCをオン・オフするための負荷であるリレー
RLを介して接地されている。リレーRLの両端に
は保護用のダイオードD5が接続されている。
本実施例と従来構成の大きな相異点は、基準電
圧発生回路4にある。従来の基準電圧発生回路で
は、電源電圧を単に分圧した基準電圧を発生して
いたので、この基準電圧は電源電圧の変動に応じ
て変化する。一方、本実施例の基準電圧発生回路
4では、定電力回路2の接点21の閉成時におい
て電源電圧VBBを分圧した電圧を保持して、この
保持した電圧を基準電圧Vcとしている。以下、
従来と本実施例の動作について、第2図に示され
たタムチヤートをも参照して説明する。なお、従
来の基準電圧をVc′として表わしている。
圧発生回路4にある。従来の基準電圧発生回路で
は、電源電圧を単に分圧した基準電圧を発生して
いたので、この基準電圧は電源電圧の変動に応じ
て変化する。一方、本実施例の基準電圧発生回路
4では、定電力回路2の接点21の閉成時におい
て電源電圧VBBを分圧した電圧を保持して、この
保持した電圧を基準電圧Vcとしている。以下、
従来と本実施例の動作について、第2図に示され
たタムチヤートをも参照して説明する。なお、従
来の基準電圧をVc′として表わしている。
上述したように、定電圧回路2の接点21は、
第2図aに示されるように、電源1の電源電圧
VBBに応じたデユーテイー比でオン・オフを繰り
返す。このときのサーミスタThとヒートコイル
Hcの接続点の電圧Vaは、第2図cに示されるよ
うに、接点21のオンのときだけ、エンジンの水
温変化に対応した電圧を出力する。ここでは、エ
ンジンの水温が変化しないと仮定する。従つて、
電源電圧VBBが一定である間、コンデンサC2の端
子電圧Vbは、第2図d及びeの実線で示される
如く、一定値を示すと共に、従来の基準電圧
Vc′及び本実施例の基準電圧Vcも、それぞれ第2
図dの点線及び第2図eの点線に示される如く、
一定値を示す。なお、ここでは、端子電圧Vbが
基準電圧Vc′及びVcよりもわずかに大きいものと
する。
第2図aに示されるように、電源1の電源電圧
VBBに応じたデユーテイー比でオン・オフを繰り
返す。このときのサーミスタThとヒートコイル
Hcの接続点の電圧Vaは、第2図cに示されるよ
うに、接点21のオンのときだけ、エンジンの水
温変化に対応した電圧を出力する。ここでは、エ
ンジンの水温が変化しないと仮定する。従つて、
電源電圧VBBが一定である間、コンデンサC2の端
子電圧Vbは、第2図d及びeの実線で示される
如く、一定値を示すと共に、従来の基準電圧
Vc′及び本実施例の基準電圧Vcも、それぞれ第2
図dの点線及び第2図eの点線に示される如く、
一定値を示す。なお、ここでは、端子電圧Vbが
基準電圧Vc′及びVcよりもわずかに大きいものと
する。
この状態において、電源電圧VBBが第2図bに
示されるように、接点21のオフ期間の時刻t1で
ステツプ状に高くなつたとする。このとき、従来
の基準電圧Vc′も、第2図dの点線に示される如
く上昇し、端子電圧Vbより高くなつてしまう。
その為、従来では、エンジンの水温が規定の温度
よりも低いにもかかわらず、リレーRLの接点が
開成し、電磁クラツチMCは不作動となり、冷房
用のコンプレツサがエンジンから切りはなされて
しまう。
示されるように、接点21のオフ期間の時刻t1で
ステツプ状に高くなつたとする。このとき、従来
の基準電圧Vc′も、第2図dの点線に示される如
く上昇し、端子電圧Vbより高くなつてしまう。
その為、従来では、エンジンの水温が規定の温度
よりも低いにもかかわらず、リレーRLの接点が
開成し、電磁クラツチMCは不作動となり、冷房
用のコンプレツサがエンジンから切りはなされて
しまう。
これに対して、本発明の基準電圧Vcは、電源
電圧VBBの時刻t1での変化には応答せず、以前と
して変化前の値を維持しているので、端子電圧
Vbより大きくなることはない。従つて、冷房用
のコンプレツサがエンジンより切りはなされるこ
ともない。
電圧VBBの時刻t1での変化には応答せず、以前と
して変化前の値を維持しているので、端子電圧
Vbより大きくなることはない。従つて、冷房用
のコンプレツサがエンジンより切りはなされるこ
ともない。
次に、時刻t2において、接点21がオンする
と、電圧Vaも電源電圧VBBに応じて以前より高い
値を示す。従つて、電圧Vbも第2図d及びeに
示される如く、以前より高い値を保持する。この
とき、電圧Vbは従来の基準電圧Vc′よりも高くな
るので、リレーRLの接点が閉成し、電磁クラツ
チMCに電流が供給され、コンプレツサがエンジ
ンに接続される。一方、本発明の基準電圧Vcも
第2図eに示される如く、以前より高い値を保持
するが、電圧Vbを越えることはない。
と、電圧Vaも電源電圧VBBに応じて以前より高い
値を示す。従つて、電圧Vbも第2図d及びeに
示される如く、以前より高い値を保持する。この
とき、電圧Vbは従来の基準電圧Vc′よりも高くな
るので、リレーRLの接点が閉成し、電磁クラツ
チMCに電流が供給され、コンプレツサがエンジ
ンに接続される。一方、本発明の基準電圧Vcも
第2図eに示される如く、以前より高い値を保持
するが、電圧Vbを越えることはない。
その後、時刻t3で電源電圧VBBがステツプ状に
低くなると、それに応答して従来の基準電圧
Vc′も低くなる。さらに、時刻t4で接点21がオ
ンとなつた時に、電圧Vb及び本発明の基準電圧
Vcが低い値を保持する。
低くなると、それに応答して従来の基準電圧
Vc′も低くなる。さらに、時刻t4で接点21がオ
ンとなつた時に、電圧Vb及び本発明の基準電圧
Vcが低い値を保持する。
このように、従来では、エンジンの水温が規定
の温度よりも若干低い温度の状態で電源電圧が変
動すると、電磁クラツチがオン・オフを繰り返し
てしまう。これに対して、本発明では、そのよう
な電磁クラツチの誤動作を生じることがない。
の温度よりも若干低い温度の状態で電源電圧が変
動すると、電磁クラツチがオン・オフを繰り返し
てしまう。これに対して、本発明では、そのよう
な電磁クラツチの誤動作を生じることがない。
又、本実施例では、基準電圧Vcがトランジス
タQ4によるエミツタフオロワを介して形成され
ているので、エンジンの水温や電源電圧が一定で
も、雰囲気の温度によつて、第3図に示されるよ
うに変化する。一方、端子電圧Vbもトランジス
タQ1によるエミツタフオロワを介して形成され
ているので、基準電圧Vcと同様に、第3図に示
されるように変化する。つまり、本実施例では、
雰囲気温度の変化によつても両者の平衡状態が保
たれ、誤動作することがない。これに対し、従来
では、エンジンの水温と電源電圧が一定の場合、
雰囲気温度が変化しても基準電圧Vc′が一定値と
なり、誤動作するということがあつた。
タQ4によるエミツタフオロワを介して形成され
ているので、エンジンの水温や電源電圧が一定で
も、雰囲気の温度によつて、第3図に示されるよ
うに変化する。一方、端子電圧Vbもトランジス
タQ1によるエミツタフオロワを介して形成され
ているので、基準電圧Vcと同様に、第3図に示
されるように変化する。つまり、本実施例では、
雰囲気温度の変化によつても両者の平衡状態が保
たれ、誤動作することがない。これに対し、従来
では、エンジンの水温と電源電圧が一定の場合、
雰囲気温度が変化しても基準電圧Vc′が一定値と
なり、誤動作するということがあつた。
なお、本実施例では、エンジンの水温を検知し
て電磁クラツチを制御する場合の例について説明
したが、ラジエータの近傍に電動フアンモータを
配し、エンジンの水温が規定温度以上になつたと
きに電動フアンを回すように構成しても、オーバ
ーヒートを防止できるのは言うまでもない。又、
上記実施例では、冷房装置の付いた自動車に適用
した例について述べたが、冷房装置のない自動車
にも適用できるのは勿論である。
て電磁クラツチを制御する場合の例について説明
したが、ラジエータの近傍に電動フアンモータを
配し、エンジンの水温が規定温度以上になつたと
きに電動フアンを回すように構成しても、オーバ
ーヒートを防止できるのは言うまでもない。又、
上記実施例では、冷房装置の付いた自動車に適用
した例について述べたが、冷房装置のない自動車
にも適用できるのは勿論である。
以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、基準電圧をサーミスタ電圧と同期させて変化
させているので、従来のような誤動作を防止でき
るという効果がある。
ば、基準電圧をサーミスタ電圧と同期させて変化
させているので、従来のような誤動作を防止でき
るという効果がある。
第1図は本発明による自動車のオーバーヒート
防止装置の一実施例の構成を示した回路図、第2
図は本発明及び従来の電源電圧変動に対する検出
電圧と基準電圧との関係を説明するための波形の
一例を示したタイムチヤート、第3図は本発明及
び従来の雰囲気温度変動に対する検出電圧と基準
電圧の一例を示した特性図である。 1…電源、2…定電力回路、3…温度検出回
路、4…基準電圧発生回路、5…比較回路、6…
リレー駆動回路、21…接点、Hc…ヒートコイ
ル、Th…サーミスタ、R1〜R15…抵抗、VR…可
変抵抗器、C1〜C5…コンデンサ、Q1〜Q5…トラ
ンジスタ、D1〜D6…ダイオード、A1〜A2…オペ
アンプ、RL…リレー、MC…電磁クラツチ。
防止装置の一実施例の構成を示した回路図、第2
図は本発明及び従来の電源電圧変動に対する検出
電圧と基準電圧との関係を説明するための波形の
一例を示したタイムチヤート、第3図は本発明及
び従来の雰囲気温度変動に対する検出電圧と基準
電圧の一例を示した特性図である。 1…電源、2…定電力回路、3…温度検出回
路、4…基準電圧発生回路、5…比較回路、6…
リレー駆動回路、21…接点、Hc…ヒートコイ
ル、Th…サーミスタ、R1〜R15…抵抗、VR…可
変抵抗器、C1〜C5…コンデンサ、Q1〜Q5…トラ
ンジスタ、D1〜D6…ダイオード、A1〜A2…オペ
アンプ、RL…リレー、MC…電磁クラツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電源電圧を発生する電源と、該電源に接続さ
れ、接点を有する定電力回路と、該定電力回路の
前記接点を介して前記電源に接続されたヒートコ
イルとサーミスタの直列回路からなり、該ヒート
コイルと前記サーミスタとの接続点より自動車の
エンジンの冷却水の温度に対応するサーミスタ電
圧を発生する水温計と、前記電源電圧が印加さ
れ、前記接点閉成時の前記サーミスタ電圧を保持
する温度検出手段と、前記電源電圧が印加され、
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記電
源電圧が印加され、該基準電圧発生手段の出力電
圧と前記温度検出手段の出力電圧を比較する比較
手段と、前記電源電圧が印加され、該比較手段の
比較結果に基づいて、前記冷却水の温度を制御す
る制御手段とを有する自動車のオーバーヒート防
止装置において、前記基準電圧発生手段が、前記
接点閉成時に前記電源電圧を分圧し保持した電圧
を前記基準電圧として発生することを特徴とする
自動車のオーバーヒート防止装置。 2 前記自動車は、前記エンジンに、該エンジン
の駆動力を断・続するクラツチ機構を介して結合
されたコンプレツサを有し、前記クラツチ機構に
よつて前記エンジンと前記コンプレツサとが結合
されたときに前記自動車の車室内の冷房を行う冷
房装置を具備し、前記制御手段は、前記比較手段
の比較結果に基づいて、前記クラツチ機構による
前記コンプレツサと前記エンジンとの結合を制御
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の自動車のオーバーヒート防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4955086A JPS62210215A (ja) | 1986-03-08 | 1986-03-08 | 自動車のオ−バ−ヒ−ト防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4955086A JPS62210215A (ja) | 1986-03-08 | 1986-03-08 | 自動車のオ−バ−ヒ−ト防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62210215A JPS62210215A (ja) | 1987-09-16 |
JPH0243007B2 true JPH0243007B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=12834299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4955086A Granted JPS62210215A (ja) | 1986-03-08 | 1986-03-08 | 自動車のオ−バ−ヒ−ト防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62210215A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02202219A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | 温度検出回路 |
CN114312230A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-04-12 | 博雷顿科技有限公司 | 一种采用石墨烯加热膜的重卡驾驶室加热装置及重卡汽车 |
-
1986
- 1986-03-08 JP JP4955086A patent/JPS62210215A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62210215A (ja) | 1987-09-16 |
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