JPH0242739A - Cob実装プリント回路板 - Google Patents

Cob実装プリント回路板

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JPH0242739A
JPH0242739A JP63192489A JP19248988A JPH0242739A JP H0242739 A JPH0242739 A JP H0242739A JP 63192489 A JP63192489 A JP 63192489A JP 19248988 A JP19248988 A JP 19248988A JP H0242739 A JPH0242739 A JP H0242739A
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JP
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adhesive layer
circuit board
land
flexible adhesive
ion exchanger
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JP63192489A
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Yoichi Haruta
要一 春田
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

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  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体チップを裸のまま直接絶縁基板の上に搭
載した構造のCOB (Chip on Board)
実装プリント回路板に関し、更に詳しくは、主としては
んだ付は時にチップと基板間に発生する熱応力を吸収す
ることができ、また絶縁基板として積層板を用いたとき
に、積層板に含有されているイオン不純物の不都合な作
用を封殺することができるので、高い接合信頼性を備え
たCOB実装プリント回路板に関する。
(従来の技術) COB実装プリント回路板は、半導体ベアチップの実装
密度を高めることができるので、デジタルウォッチや電
卓等の民生用機器から大型コンピュータ等の産業用機器
に到るまでの広い電子産業分野で採用されている。
半導体ベアチップを絶縁基板の上に搭載し、これを基板
上に形成されているランドパターンと電気的に接続する
方法としては、大別して、ワイヤボンディング方式、テ
ープキャリア方式およびフリップチップ方式が実際に行
なわれている。
これらの方式のうち前二者は、半導体ベアチップを基板
に搭載するときに行なうはんだ付は時に発生するチップ
と基板間の熱応力を回避できるという点では好適である
が、しかし基板上に形成される配線パターンの幅は10
0μm程度が必要となるため、実装密度を高めるという
点では不適である。
一方、フリップチップ方式においては、第5図にその1
例を断面図として示したように、絶縁基板51の表面に
複数個のランド52と、このランドを起点として基板5
1の上を伸長していく配線パターンを直接形成し、半導
体チップの電極部に形成されているバンブ53を前記し
たランド52にはんだ付けすることによって半導体チッ
プ54が搭載されている。
この方式は、前記した他の2方式の場合に比べ、半導体
チップの実装密度が高いプリント回路板を製造すること
ができる。しかし実装密度の向上はそれに対応してはん
だ付は回数を多くすることになり、またチップ動作時に
おける発熱量の増大を招き、半導体チップと絶縁基板と
の熱応力の増大を招く。
このようなことから、絶縁基板としては一般に、耐熱性
が良好で低熱膨張性も備えているアルミナやベリリアの
ようなセラミックス材が用いられている。しかしながら
、これらの材料は高価であり、また大寸法のプリント回
路板の製作にとって通しているとはいえない。
また最近では、この方式の絶縁基板として、ケブラーポ
リイミド、銅タラッドインバー、銅カーボン複合材など
が開発され検討されているが、しかしこれらの材料はい
まだ高価であり、一部の特殊な分野に適用されるにとど
まっている。
なお、価格の点や大寸法品の製造の点からいえば、絶縁
基板としては、例えば、ガラスエポキシ樹脂積層板、ガ
ラスポリイミド樹脂積層板、更に、紙をベースとしエポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等を用い
た積層板を利用することが工業的であるといえる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような積層板はいずれも、その
内部または表面に各種のイオン不純物が存在している。
これらのイオン不純物のうち、とくに、Li”、Na”
、K”のようなアルカリ金属イオンやF−、C1−、B
r−のようなハロゲンイオンは、たとえそれらが数pp
−でも基板に存在していると、基板の絶縁低下をもたら
す、これらのイオン不純物は、積層板の製造過程でその
工程を厳密に管理することにより除去可能であるが、し
かしそのような処置は工程上もまた経済的にもメーカー
にとって多大の負担となってしまい工業的とはいえない
またイオン不純物は、それが移動することにより、半導
体チップの例えばアルミニウム電極の腐食を招くことが
ある。
本発明は絶縁基板が安価な積層板であるにもかかわらず
、フリップチップ方式における上記した問題点を解消し
、信頼性の高いCOB実装プリント回路板の提供を目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、絶縁基
板;該絶縁基板の表面に形成され、イオン交換体が含有
されている柔軟性接着剤層;咳柔軟性接着剤層の上に形
成されたランドおよび該ランドに接続する配線パターン
;ならびにバンブを介して前記ランドに接合されて搭載
された半導体ベアチップから成ることを特徴とするCO
B実装プリント回路板、更には、絶縁基板;該絶縁基板
の表面に形成され、イオン交換体が含有されている柔軟
性接着剤層;該柔軟性接着剤層の上に形成されたランド
および該ランドに接続する配線パターン;少なくとも前
記ランドおよび前記配線パターンを形成する部分を除く
前記柔軟性接着剤層の上に形成され、イオン交換体が含
有されている保護被膜;ならびにバンプを介して前記ラ
ンドに接合されて搭載された半導体ベアチップから成る
ことを特徴とするCOB実装プリント回路板が提供され
る。
以下に、本発明のプリント回路板を図面に則して詳細に
説明する。第1図は本発明のプリント回路板の断面図、
第2図は絶縁基板上に形成されたランドおよび配線パタ
ーンの模様を示す平面図である。
図において、絶縁基板10表面には後述する柔軟性接着
剤層2が形成され、その所定位置には例えば銅を主体と
する複数個のランド3とこれらランド3から所定の配線
設計に基づいて絶縁基板1内を伸長する配線パターン4
が形成されている。
このランド3には、半導体ベアチップ5の電極部に形成
されたバンブ6がはんだ付けして接合され、そのことに
より半導体ベアチップ5が絶縁基板1上に搭載されてい
る。
ここで、絶縁基板としては従来から電子機器に使用され
るプリント配線板用のものであれば何であってもよいが
、例えば、祇−エポキシ樹脂、祇−フェノール樹脂、ガ
ラス−エポキシ樹脂、不織布−エポキシ樹脂、紙−不飽
和ポリエステル樹脂、ガラス−ポリイミド樹脂のように
、各種の基材と各種の熱硬化性樹脂を組合せて製造した
積層板;ポリエステル樹脂、ポリフェニレンスルファイ
ド樹脂、ポリエーテルスルファイト樹脂のような熱可塑
性樹脂の絶縁基板;ポリイミドフィルム;およびこれら
の多層プリント配線板をあげることができる。
これら絶縁基板の製造過程で含有されてくるイオン不純
物の前記した不都合な作用を封殺するために、これら絶
縁基板を構成する各種の樹脂中にはイオン交換体を含有
せしめることが好適である。
この場合、イオン交換体としては、有機イオン交換体、
無機イオン交換体等を利用することができるが、耐熱性
にすぐれた一〇H基を有する無機イオン交換体が好適で
ある。さらに詳しくは、−OH基を有する無機陽イオン
交換体および一〇H基を有する無機陰イオン交換体を伴
せて含有させることにより、イオン不純物の影響をより
効果的に防止することが可能となる。
好適なイオン交換体である無機イオン交換体としては、
陽イオン交換性、特にアルカリ金属イオンに対して高選
択性を有する、アンチモン酸(SbzOs ・nH2O
)、ニオブ酸(NbtOs ・nHzo)及びタンタル
酸(Taxes・nHJ)に代表される三価金属の含水
酸化物;リン酸ジルコニウムに代表される不溶性四価金
属リン酸塩;陰イオン交換性、特にハロゲンイオンに対
して高選択性を存する含水酸化ビスマス、含水酸化鉛で
代表される含水金属酸化物;水酸化リン酸鉛;鉛ヒドロ
キシアパタイト、鉛ヒドロキシアパタイト・含水酸化硝
酸ビスマスで代表されるアパタイト類ならびにハイドロ
タルサイト類をあげることができる。
陽イオン交換体としては、その他、タリウム酸、モリブ
デン酸およびタングステン酸等;陰イオン交換体として
は、その信金水酸化鉄、含水酸化スズ、その信金水酸化
アルミニウム、含水酸化ジルコニウムおよび含水酸化チ
タン等をあげることができる。
これらの無機イオン交換体のうち、アンチモン酸で代表
される三価金属の含水酸化物は、とくにアルカリ金属イ
オンの捕捉に優れている。
一方、ハロゲンイオン捕捉用としては、含水酸化ビスマ
ス、含水酸化鉛、鉛ヒドロキシアパタイトおよび水酸化
リン酸鉛が優れており、なかでも−OH基を一部NOs
基に置換したものは、特に優れている。これら無機イオ
ン交換体は、金属イオン捕捉用のものを単独に使用して
もよく、ハロゲンイオン捕捉用のものと併用しても良い
また、−0t(基を有する無機イオン交換体としては、
2種以上の金属元素を含む複合物(例えばアンチモン酸
マンガンやアンチモン酸スズ等)やそれらの混合物を使
用することが可能である。
このときの無機イオン交換体の粒度は、イオン捕捉速度
や目的とするイオンとの接触機会を大きくするために細
かい方が望ましく、好ましくは10μm以下で、より好
ましくは5μm以下である。
イオン交換体は次のようにしてイオン不純物の作用を封
殺する。すなわち、−OH基を有する無機イオン交換体
によるイオン捕捉作用は次の通りである。金属イオン捕
捉用の無機陽イオン交換体をRO−「、不純物である金
属イオンをM”OR−の水酸基型で表すと、イオン交換
は次のようになり、結果として水を生成する。
RO−H”+M”OH−→RO−M”+H10−(a)
上記のイオンを捕捉する反応は、イオン交換反応である
が、無機イオン交換体の特徴として、逆反応はおこりに
くく、一般には一度捕捉されたイオンは遊離しにくい、
これは、RO−H”の結合がRO−M”になった後のO
−M間の結合は、共有結合性が強いためと思われる。
ハロゲン等のイオン不純物に対しては、−OH基を有す
る無機陰イン交換体をR”OH−、ハロゲンイオンをH
”X−の酸型で表すと次のようなヌ応となり、結果とし
て水を生成する。
R”OR−+H’X−→R”X+H!0−(b)中性塩
の場合には、上記の(a)(ロ)の反応が同時に起こる
RO−H”+R” OH+M”X− →RO−M”+R’ ”X−+lhO=(C)このよう
に、絶縁基板の構成樹脂中に含有されている不純物イオ
ンはイオン交換体によって捕捉されるので、絶縁基板の
絶縁抵抗の低下や電極の腐食等の現象が解消する。
この場合、イオン交換体の絶縁基板を構成する樹脂に対
する含有量が少なすぎると、不純物イオンの捕捉能が低
下して上記効果を発揮することができず、逆に含有量が
多すぎると、絶縁基板の絶縁性を阻害する等の問題が生
じはじめるので、その含有量は、構成樹脂に対し0.1
〜25重量%であることが好ましい、とくに好ましい含
有量は0゜1〜10重量%である。
絶縁基板が複数板のプリプレグを積層して構成した積層
板であった場合、各プリプレグの構成樹脂にイオン交換
体を含有せしめてもよいが、その最外層のプリプレグ、
すなわち半導体ベアチップが搭載されるプリプレグにの
みイオン交換体を上記した含有量の範囲で含有せしめて
もよい、このようにしても、イオン交換体の不純イオン
捕捉能を確保することができる。そして経済的には有利
となる。
柔軟性接着剤層2は、絶縁基板1と半導体ベアチップ5
の接合時やチップの動作時に両者間で発生する熱応力を
吸収するための層である。そのため、例えばはんだ付は
作業時の温度下にあっても、柔軟性を有していることが
必要であり、更にはゴム弾性を示すことが好ましい。
この場合の柔軟性接着剤層は、その伸び率がASTMD
882の試験方法で測定して5〜250%であるような
柔軟性を有することが好ましく、更に好ましくは25〜
100%である。伸び率が5%未満では熱応力の吸収性
が弱く、また250%を超えるとパターン形成とき接着
剤の変動が大きくなり、ファインパターンの形成が困難
となり易いからである。
このような柔軟性接着剤層2は、柔軟性を有しかつ接着
性を有する樹脂Aと熱硬化性樹脂Bとを所定量比で配合
して成る樹脂組成物の使用が好ましく、該組成物を、デ
イツプ法、カーテンコート法、ロールコート法、金属ま
たは絶縁フィルム等からなるキャリアを用いた転写法、
スクリーン法などの方法によって、絶縁基板1の表面に
塗布して形成される。
ここで、エポキシ樹脂、ポリビニルアセクール樹脂、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアセテート、などをあ
げることができる、また、ゴム弾性を有するものとして
、例えば塩化ゴム、ブタジエンアクリル二トル共重体を
あげることができる。
熱硬化性樹脂Bは、チップをフローソルダリング、リフ
ローソルダリング、ペーパーフェイズソルダリング等の
はんだ付けを行なうときに、この柔軟性接着剤層2に加
わる熱に対する抵抗力を高める作用を有するもので、例
えば、フェノール、レゾルシノール、クレゾールのよう
な油溶性フェノール系樹脂;キシレノールとアルデヒド
またはフルフラールとから成り融解可能な共重合物;ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂などをあげることができ
る。
柔軟性接着剤層2をは、前記したように接着性樹脂Aと
熱硬化性樹脂Bとの配合物であることが望ましく、樹脂
Bの配合割合が大きくなるにつれて層2の柔軟性が低下
しはんだ付は時の耐熱衝撃性が低くなり、また逆に割合
が小さくなると、樹脂Aの柔軟性に起因して、後述する
配線パターンの形成時に層2が揺動しやすくなり、ファ
インパターンの形成が困難になる。
両者の最も最適な配合割合は、これらの利害損失を勘案
して、目的に応じて適宜設定することができる。
形成される柔軟性接着剤層2の厚みは20〜100μm
であることが好ましい、その厚みが20μmより薄い場
合は絶縁基板1との間で充分な密着強度が得られず、し
かも熱応力の吸収能も低下する。
また、100μmより厚くなると層は柔軟性が顕著とな
りすぎ、ファインな配線パターンの形成が困難になる。
例えば、ガラス−エポキシ樹脂積層板上にアクリルニト
ルブタジエンゴムーフェノール樹脂を主成分とする樹脂
組成物を数十μm塗布した絶縁基板のランドに最大10
■ピツチの電極を有する半導体ベアチップを搭載し、実
際上量も過酷なストレスであるはんだ付は時に約250
°Cまで加熱され、常温の20℃まで冷却されたとする
と、積層板の収縮はlO■の長さで約30μmとなる。
そして、半導体ベアチップの電極部において、この応力
が均等に分散されたと仮定した場合、両端の電極部にお
ける収縮の差は各々15μmとなる。
この15μmの挙動応力を前記した柔軟性接着剤層が吸
収できるように樹脂組成物の組成を管理し、形成された
層の弾性率の制御と厚みの制御を前記したように行なう
ことにより半導体ベアチップの絶縁基板への接合におけ
る信転性を高く確保することが可能となる。
この柔軟性接着剤層には、前記したイオン交換体を含有
せしめる。その場合の含有量は柔軟性接着剤層を構成す
る樹脂組成物に対し、0.1〜15重量%であることが
好ましい、とくに、0.1〜10重量%であることが好
ましい。
含有量が0.1重量%未満の場合は、イオン不純物の捕
捉能が低下し、また15重置%を超えると、接着剤層の
絶縁性や他の接着性能を阻害する恐れがあるからである
本発明のプリント回路板においては、既に述べた柔軟性
接着剤層2の上に、第2図に示したように、複数個のラ
ンド3とこれらランドを起点とする配線パターンが形成
されている。
この場合、ランド3近傍の配線パターンの部分に、屈曲
した平面形状の屈曲部4aを形成しておくと、半導体ベ
アチップのランド3への接合時に発生する熱応力が分散
され、配線パターン4の破損・切断を回避することがで
きて有益である。
なお、第3図に断面図として示したように、第1図に示
した構造において、ランド3および配線パターンの直下
の柔軟性接着剤層2aのみを残して、他の柔軟性接着剤
層を除去した構造にすると、それぞれのランドおよび配
線パターン間に存在する柔軟性接着剤層の相互移動現象
が抑制され、また熱応力等の各種応力に対する変形能も
向上し、チップと基板の接合信顛性が一層向上して有益
である。
本発明の他のプリント回路板は、第4図に断面図を示す
ように、第1図に示した構造に加えて、柔軟性接着剤層
2とランド3および配線パターンを被覆し、かつ前記し
たイオン交換体が含有されている保護被膜6を形成した
構造のものである。
この場合、保護被膜6を構成するマトリックス樹脂とし
ては、感光性樹脂フィルムで構成されたドライフィルム
レジスト;熱硬化型またはUV(紫外線)硬化型の液状
レジストでかつ永久レジストとして使用されるソルダレ
ジスト;ポリイミド、ポリエステルまたはポリアミド系
の絶縁性フィルムに接着剤を塗布したフィルムタイプの
フレキシブルプリント回路板用カバーレイ;エポキシ系
樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化型またはアクリル酸、メ
タクリル線、ケイ皮酸で変性したポリブタジェンなどか
らなるUV硬化型の絶縁ペーストをあげることができる
最外層としての保護被膜中に無機イオン交換体を含有さ
せる場合に、マトリックス樹脂としては例えば柔軟性を
有するソルダレジストを使用することが好ましいが、ソ
ルダレジストは一般的にその厚みが10〜20μmと薄
いため、ソルダレジストそれ自体の熱応力は非常に小さ
くなり、しかもツレダレシストに柔軟性があればそのこ
とだけでソルダレジスト自体が熱応力を吸収するので、
半導体ベアチップへの応力を低減できることになる。
例えば無機イオン交換体をこれら樹脂マトリックスに添
加させる方法としては、−船釣な方法、例えば分散させ
る方法でよい、また含有量はとくに限定されないが、保
護被膜の他の特性を阻害しない範囲であることが好まし
い0例えば、ソルダレジスト構成樹脂、フィルムタイプ
のカバーレイ構成樹脂、絶縁ペースト構成樹脂に対して
含有させる場合には、その含有量は0.1〜20重量%
が好ましく、より好ましくは0.1〜10重量%である
。0.1重量%未満ではイオン捕捉の効果が表れず、2
5重量%を超えると保護被膜の絶縁性が妨げられる恐れ
があるからである。
(作用) 半導体ベアチップと絶縁基板の間に介在する柔軟性接着
剤層は、柔軟であるがゆえに、半導体ベアチップの接合
時に発生する熱応力やその他の外力に対し、それらを吸
収する緩衝層として作用する。そのため接合部における
破損等は防止される。
この柔軟性接着剤層には、イオン交換体を含有せしめた
ので、絶縁基板に含有されているイオン不純物の悪影響
を封殺することができるようになり、絶縁基板として、
安価な積層板等を使用することが可能となる。
これらの複合作用により、積層板を用いても高信幀性の
COB実装プリント回路板の製造が可能となる。
(実施例) 実施例1 第1図に示した構造のCOB実装プリント回路板を製造
した。
すなわち、ガラスエポキシ樹脂積層板(厚み1.6m5
)1の表面に、アクリルニトリルプクジエンゴム(日本
ゼオン(株)製のハイカー1312)20重量部と油溶
性フェノール樹脂10重量部とエポキシ樹脂(シェル化
学社製のエピコート1007)15重量部と、更に、金
属イオン捕捉用の一〇H基を有する無機イオン交換体と
してアンチモン酸チタン、ハロゲンイオン捕捉用として
鉛ヒドロキシアパタイトを重量比1:1で混合して得ら
れた混合物5重量部から成る樹脂組成物を塗布して、厚
み30〜50μmの接着剤層2を形成した。
なお無機イオン交換体を含有しない場合の上記樹脂組成
物をASTM D882の試験方法に従がって、伸び率
を測定したところ25〜150%であった。
この接着剤層2の上に銅ランド3および銅の配線パター
ン4を形成した。
ついで、これらランド3の上に、半導体ベアチップ4の
バンブ5を、温度260℃、時間120秒の条件でリフ
ローソレダリングにより接合した。
このときのバンブ5は、アルミニウム電極上にニッケル
層をメツキ形成し、更にその上にはんだメツキを施した
ものであった。また、隣接するバンブの中心間距離は、
3.5,7.10mn+とじた。
実施例2 金属イオン捕捉用の一〇H基を有する無機イオン交換体
としてリン酸チタン、ハロゲンイン捕捉用として鉛ヒド
ロキシアパタイトを重量比1:1で混合し、得られた混
合物をエポキシ樹脂100重量部に対してIO重量部混
合して樹脂液を調製した。
この樹脂液をガラス繊維を織成してなるガラスマットに
含浸させたのち乾燥してプリプレグを得た。
次に、予め用意した無機イオン交換体を含まないプリプ
レグ5枚を重ね、積層体の全体を挟むようにして上記し
た無機イオン交換体を含有するプリプレグを最外層に配
置し、150°C140kg/dの条件で60分間熱圧
プレスした。最外層に無機イオン交換体を含むガラスエ
ポキシ樹脂積層板が得られた。
この積層板の上に実施例1と同様にして接着剤層を形成
したのち、第2図に示したランドおよび配線パターンの
部分を除き、他の部分を過マンガン酸カリウムを主成分
とする酸化剤エツチング液で溶解除去した。ついで、残
置しているランドの上に実施例1と同様にしてバンブを
接合し、第3図に示すような構造のCOB実装プリント
回路板を構造した。
実施例3 実施例2と同じ積層板の上に、実施例2と同様に接着剤
層2を形成させ、その上に、バンプ5と接合するランド
3を除いて、保護被膜6をスクリーン印刷法で形成した
のち、実施例1と同様にして、第4図に示した構造のC
OB実装プリント回路板を製造した。
保護被膜用の材料としては、ポリサルファイドエポキシ
樹脂65重量部、メラミン樹脂35重量部を主成分とす
るエポキシ樹脂系塗料100重量部に、金属イオン捕捉
用の一〇H基をもつ無機イオン交換体としてアンチモン
酸チタン及びハロゲンイオン捕捉用として水酸化リン酸
鉛を重量比6:4で混合して成る混合物を10重量部添
加し、充分混練した絶縁塗料を用いた。
比較例 接着剤層を形成しなかったことを除いては、実施例1と
同様にして第5図に示した構造のCOB実装プリント回
路板を製造した。
以上4種類のCOB実装実装プリント回路板各個0個き
、半導体チップの作動有無を調べた。各場合10個中で
作動したチップの数を第1表に示した。
(以下余白) 第1表 第   2   表 つぎに、各COB実装プリント回路板をそれぞれ100
個用意し、これらにつき、■、2気圧、121°Cの条
件下でプレッシャークツカーテストを240時間行ない
、■、125℃で30分の保持と一65゛Cで30分の
保持を1サイクルとする熱衝撃試験を2000サイクル
行ない、■、温度60°C1相対湿度95%の条件下で
耐湿試験を2000時間を行った。なお、半導体チップ
のバンプ間隙は最大10mmであった。
作動した半導体チップの数を第2表にしめした。
(以下余白) (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明のCOB実装プリ
ント回路板は、柔軟性接着剤層がチップと基板の間に介
在する緩衝層として機能するので、両者間の接合状態は
良好に保持されて接合信鎖性が向上する。また、イオン
交換体の働きにより、絶縁基板中のイオン不純物の悪影
響は封殺されるので、安価な積層板を基板として使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例を示すプリント回路板
の断面図、第2図は、プリント回路板の平面図、第3図
は本発明の他の実施例を示すプリント回路板の断面図、
第4図は、本発明の更に他の実施例を示すプリント回路
板の断面図、第5図は、従来のプリント回路板の断面図
である。 1・・・絶縁基板、2,2a・・・柔軟性接着剤層、3
・・・ランド、4・・・配線パターン、4a・・・屈曲
部、5・・・半導体ベアチップ、6・・・バンブ、7・
・・保護被膜。 出願人  東亜合成化学工業株式会社 代理人  弁理士   長 門 侃 三筒 図 第3図 手 続 (甫 正 書 岨 発) 昭和63年12月

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板;該絶縁基板の表面に形成され、イオン
    交換体が含有されている柔軟性接着剤層;該柔軟性接着
    剤層の上に形成されたランドおよび該ランドに接続する
    配線パターン;ならびに、バンプを介して前記ランドに
    接合されて搭載された半導体ベアチップから成ることを
    特徴とするCOB実装プリント回路板。
  2. (2)前記柔軟性接着剤層は、少なくとも前記ランドお
    よび前記配線パターンを形成する部分にのみ形成されて
    いる請求項1記載のCOB実装プリント回路板。
  3. (3)前記絶縁基板の最外層の部分にはイオン交換体が
    含有せしめられている請求項1記載のCOB実装プリン
    ト回路板。
  4. (4)絶縁基板;該絶縁基板の表面に形成され、イオン
    交換体が含有されている柔軟性接着剤層;該柔軟性接着
    剤層の上に形成されたランドおよび該ランドに接続する
    配線パターン;少なくとも前記ランドおよび前記配線パ
    ターンを形成する部分を除く前記柔軟性接着剤層の上に
    形成され、イオン交換体が含有されている保護被膜;な
    らびに、バンプを介して前記ランドに接合されて搭載さ
    れた半導体ベアチップから成ることを特徴とするCOB
    実装プリント回路板。
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