JPH0242738A - Cob実装プリント回路板 - Google Patents

Cob実装プリント回路板

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JPH0242738A
JPH0242738A JP19248888A JP19248888A JPH0242738A JP H0242738 A JPH0242738 A JP H0242738A JP 19248888 A JP19248888 A JP 19248888A JP 19248888 A JP19248888 A JP 19248888A JP H0242738 A JPH0242738 A JP H0242738A
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JP
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adhesive layer
land
circuit board
printed circuit
flexible adhesive
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JP19248888A
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Yoichi Haruta
要一 春田
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Toagosei Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0393Flexible materials
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体チップを裸のまま直接絶縁基板の上に搭
載した構造のCOB (Chip on Board)
実装プリント回路板に関し、更に詳しくは、主としては
んだ付は時にチップと基板間に発生する熱応力を吸収す
ることができ、また絶縁基板として積層板を用いたとき
に、積層板に含有されているイオン不純物の不都合な作
用を封殺することができるので、高い接合信頬性を備え
たCOB実装プリント回路板に関する。
(従来の技術) COB実装プリント回路板は、半導体ベアチップの実装
密度を高めることができるので、デジタルウォッチや電
卓等の民生用機器から大型コンピュータ等の産業用機器
に到るまでの広い電子産業分野で採用されている。
半導体ベアチップを絶縁基板の上に実装し、これを基板
上に形成されているランドパターンと電気的に接続する
方法としては、大別して、ワイヤボンディング方式、テ
ープキャリア方式およびフリップチップ方式が実際に行
なわれている。
これらの方式のうち前二者は、半導体ベアチップを基板
に搭載するときに行なうはんだ付は時に発生するチップ
と基板間の熱応力を回避できるという点では好適である
が、しかし基板上に形成する配線パターンの幅は100
μm程度が必要となるため実装密度を高めるという点で
は不適である。
一方、フリップチップ方式においては、第5図にその1
例を断面図として示したように、絶縁基板51の表面に
複数個のランド52とこのランドを起点として基板51
の上を伸長していく配線パターンを直接形成し、半導体
チップの電極部に形成されているバンプ53を前記した
ランド52にはんだ付けすることによって半導体チップ
54が搭載されている。
(発明が解決しようとする課題) この方式は、前記した他の2方式の場合に比べ、半導体
チップの実装密度が高いプリント回路板を製造すること
ができる。しかし実装密度の向上はそれに対応してはん
だ付は回数を多くすることとなり、またチップ動作時に
おける発熱量の増大を招き、半導体チップと絶縁基板と
の熱応力の増大を招く。
このようなことから、絶縁基板としては一般に、耐熱性
が良好で低熱膨張性も備えているアルミナやベリリアの
ようなセラミックス材が用いられている。しかしながら
、これらの材料は高価であり、また大寸法のプリント回
路板の製作にとって適しているとはいえない。
また最近では、この方式の絶縁基板として、ケブラーポ
リイミド、銅タラッドインバー、銅カーボン複合材など
が開発され検討されているが、しかしこれらの材料はい
まだ高価であり、一部の特殊な分野に適用されるにとど
まっている。
価格の点や大寸法品の製造の点からいえば、絶縁基板と
しては、例えば、ガラスエポキシ樹脂積層板、ガラスポ
リイミド樹脂積層板、更に紙をベースとし、これにエポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等を組合
せて成る積層板を利用することが工業的であるといえる
しかしながら、上記したような積層板はいずれも、その
内部または表面に各種のイオン不純物が存在している。
これらのイオン不純物のうちとくに、Li“、Na”、
K”のようなアルカリ金属イオンやF−、C1−、Br
−のようなハロゲンイオンは、たとえそれらが数pp−
でも基板に存在していると、基板の絶縁低下をもたらす
、これらのイオン不純物は、積層板の製造過程でその工
程を厳密に管理することにより除去することが可能であ
るが、しかしそのような処置は工程上もまた経済的にも
メーカーにとって多大の負担となってしまい工業的とは
いえない。
またイオン不純物は、それが移動することにより、半導
体チップの例えばアルミニウム電極の腐食を招くことが
ある。
本発明は、絶縁基板が安価な積層板であるにもかかわら
ず、フリップチップ方式における上記した問題点を解消
し、信頼性の高いCOB実装プリント回路板の提供を目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、絶縁基
板;該絶縁基板の表面に形成された柔軟性接着剤層;該
柔軟性接着剤層の上に形成されたランドおよび該ランド
に接続する配線パターン;ならびにバンプを介して前記
ランドに接合されて搭載された半導体ベアチップから成
ることを特徴とするCOB実装プリント回路板、更には
、絶縁基板;該絶縁基板の表面に形成された柔軟性接着
剤層;該柔軟性接着剤層の上に形成されたランドおよび
該ランドを起点とする配線パターン;少なくとも前記ラ
ンドおよび前記配線パターンを形成する部分を除く前記
柔軟性接着剤層の上に形成され、イオン交換体が含有さ
れている保護被膜;ならびにバンプを介して前記ランド
に接合されて搭載された半導体ベアチップから成ること
を特徴とするCOB実装プリント回路板が提供される。
以下に、本発明のプリント回路板を図面に則して詳細に
説明する。第1図は本発明のプリント回路板の断面図、
第2図は絶縁基板上に形成されたランドおよび配線パタ
ーンの模様を示す平面図である。
図において、絶縁゛基板lの表面には後述する柔軟性接
着剤層2が形成され、その所定位置には例えば銅を主体
とする複数個のランド3とこれらラ ・ンド3から所定
の配線設計に基づいて絶縁基板1内を伸長する配線パタ
ーン4が形成されている。
このランド3には、半導体ベアチップ5の電極部に形成
されたバンプ6がはんだ付けして接合され、そのことに
より半導体ベアチップ5が絶縁基板1上に搭載されてい
る。
ここで、絶縁基板としては従来から電子機器に使用され
るプリント配線板用のものであれば何であってもよいが
、例えば、紙−エポキシ樹脂、祇−フェノール樹脂、ガ
ラス−エポキシ樹脂、不織布−エポキシ樹脂、紙−不飽
和ポリエステル樹脂、ガラス−ポリイミド樹脂のように
、各種の基材と各種の熱硬化性樹脂を組合せて製造した
積層板;ポリエステル樹脂、ポリフェニレンスルファイ
ド樹脂、ポリエーテルスルファイド樹脂のような熱可塑
性樹脂の絶縁基板;ポリイミドフィルム;およびこれら
の多層プリント配線板をあげることができる。
柔軟性接着層2は、絶縁基板1と半導体ベアチップ5の
接合時やチップの動作時に両者間で発生する熱応力を吸
収するための層である。そのため、例えばはんだ付は作
業時の温度下にあっても、柔軟性を存していることが必
要であり、更にはゴム弾性を示すことが好ましい。
この場合の柔軟性接着剤層は、その伸び率がASTMD
8B2の試験法で測定して5〜250%であるような柔
軟性を有することが好ましく、更に好ましくは25〜1
50%である。伸び率が5%未満では熱応力の吸収性が
弱く、また250%を超えるとパターン形式時の接着剤
層の変動が太き(なり、ファインパターンの形成が困難
になり易いからである。
このような柔軟性接着剤層2は、柔軟性を有しかつ接着
性を有する樹脂Aと熱硬化性樹脂Bとを配合して成る樹
脂組成物を、デイツプ法、カーテンコート法、ロールコ
ート法、金属または絶縁フィルム等からなるキャリアを
用いた転写法、スクリーン法などの方法によって、絶縁
基板1の表面に塗布して形成される。
ここで、柔軟性に冨みかつ接着力を有する樹脂Aとして
は、エポキシ樹脂、ポリビニルアセクール樹脂、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセテート、などをあげる
ことができる、また、ゴム弾性を有するものとして、例
えば塩化ゴム、ブタジエンアクリル二トル共重体をあげ
ることができる。
熱硬化性樹脂Bは、チップをフローソルダリング、リフ
ローソルダリング、ペーパーフェイズソルダリング等の
はんだ付けを行なうときに、この柔軟性接着剤層2に加
わる熱に対する抵抗力を高める作用を有するもので、例
えば、フェノール、レゾルシノール、クレゾールのよう
な油溶性フェノール系樹脂;キシレノールとアルデヒド
またはフルフラールとから成り融解可能な共重合物;ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂などをあげることができ
る。
柔軟性接着剤層2は、前記したように接着性樹脂Aと熱
硬化性樹脂Bとの配合物であることが望ましく、樹脂B
の配合割合が大きくなるにつれて層2の柔軟性が低下し
はんだ付は時の耐熱衝撃性が低くなり、また逆にこの割
合が小さくなると、樹脂への柔軟性に起因して、後述す
る配線パターンの形成時に層2が揺動しやすくなり、フ
ァインパターンの形成が困難になる0両者の最も適切な
配合割合は、これらの利害得失を勘案して、目的に応じ
て適宜設定することができる。
形成される柔軟性接着剤層2の厚みは20−100μm
であることが好ましい、その厚みが20μmより薄い場
合は、絶縁基板1との間て充分な密着強度得られず、し
かも熱応力の吸収能も低下する。
また、100μmより厚くなると層は柔軟性が顕著とな
りすぎ、ファインな配線パターンの形成が困難になる。
例えば、ガラスエポキシ樹脂積層板上にアクリロニトリ
ルブタジェンゴム−フェノール樹脂を主成分とする樹脂
組成物を数十μm塗布した絶縁基板のランドに最大10
mmピッチの電極を有する半導体ベアチップを搭載し、
実際上、最も過酷なストレスであるはんだ付は時に約2
50°Cまで加熱され、常温の20℃まで冷却されたと
すると、積・層板の収縮は10mの長さで約30μmと
なる。
そして、半導体ベアチップの電極部において、この応力
が均等に分散されたと仮定した場合、両端の電極部にお
ける収縮の差は各々15μmとなる。
この15μmの挙動応力を前記した柔軟性接着剤層が吸
収できるように樹脂組成物の組成を管理し、形成された
層の伸び率の制御と厚みの制御を前記したように行なう
ことにより半導体ベアチップの絶縁基板への接合におけ
る信頼性を高く確保することが可能となる。
また、上記した柔軟性接着剤層には後述するイオン交換
体を含有せしめてもよい。
なお、柔軟性接着剤層にイオン交換体を含有せしめる基
合金有量は柔軟性接着剤層を構成する樹脂組成物に対し
、0.1〜15重量%であることが好ましい。とくに、
0.1〜10重量%であることが好ましい。
前記した絶縁基板の製造過程で含有されてくるイオン不
純物の前記した不都合な作用を封殺するために、これら
絶縁基板を構成する各種の樹脂中にはイオン交換体を含
有せしめることが好適である。
この場合、イオン交換体としては、有機イオン交換体、
無機イオン交換体等を利用することができるが、耐熱性
にすぐれた一〇H基を有する無機イオン交換体が好適で
ある。さらに詳しくは、−OH基を有する無機陽イオン
交換体および−OH基を有する無機陰イオン交換体を伴
せて含有させることにより、イオン不純物の影響をより
効果的に防止することが可能となる。
好適なイオン交換体である無機イオン交換体としては、
陽イオン交換性、特にアルカリ金属イオンに対して高選
択性を有する、アンチモン酸(Sb*Os ・nHzo
)、ニオブ酸(NbtOs ’ nHzo)およびタン
タル酸(Taxes・nHto)に代表される三価金属
の含水酸化物;リン酸ジルコニウムに代表される不溶性
四価金属リン酸塩;陰イオン交換性、特にハロゲンイオ
ンに対して高選択性を有する含水酸化ビスマス、含水酸
化鉛で代表される含水金属酸化物;水酸化リン酸鉛;鉛
ヒドロキシアパタイト、鉛ヒドロキシアパタイト・含水
酸化硝酸ビスマスで代表されるアパタイト類ならびにハ
イドロタルサイト類をあげることができる。
陽イオン交換体としては、その他、タリウム酸、モリブ
デン酸およびタングステン酸等;陰イオン交換体として
は、その信金水酸化鉄、含水酸化スズ、含水酸化アルミ
ニウム、含水酸化ジルコニウムおよび含水酸化チタン等
をあげることができる。
これらの無機イオン交換体のうち、アンチモン酸で代表
される三価金属の含水酸化物は、とくにアルカリ金属イ
オンの捕捉に優れている。
一方、ハロゲンイオン捕捉用としては、含水酸化ビスマ
ス、含水酸化鉛、鉛ヒドロキシアパタイトおよび水酸化
リン酸鉛が優れており、なかでも−OH基を一部No3
基に置換したものは、特に優れている。これら無機イオ
ン交換体は、金属イオン捕捉用のものを単独に使用して
もよく、ハロゲンイオン捕捉用のものと併用しても良い
また、−OH基を有する無機イオン交換体としては、2
種以上の金属元素を含む複合物(例えばアンチモン酸マ
ンガンやアンチモン酸スズ等)やそれらの混合物を使用
することが可能である。
このときの無機イオン交換体の粒度は、イオン捕捉速度
や目的とするイオンとの接触機会を大きくするために細
かい方が望ましく、好ましくは10μm以下で、より好
ましくは5μm以下である。
イオン交換体は次のようにしてイオン不純物の作用を封
殺する。すなわち、−OH基を有する無機イオン交換体
によるイオン捕捉作用は次の通りである。金属イオン捕
捉用の無機陽イオン交換体をI?O−8”、不純物であ
る金属イオンをM”OH−の水酸基型で表すと、イオン
交換は次のようになり、結果として水を生成する。
RO−H”+H”OH−−RO−M”+HtO−(a)
上記のイオンを捕捉する反応は、イオン交換反応である
が、無機イオン交換体の特徴として、逆反応はおこりに
くく、一般には一度捕捉されたイオンは遊離しにくい、
これは、RO−H”の結合がRO−M”になった後のO
−M間の結合は共有結合性が強いためと思われる。
ハロゲン等のイオン不純物に対しては、−OH基を存す
る無機陰イン交換体をR”OH−、ハロゲンイオンをH
” X−の酸型で表すと次のような反応となり、結果と
して水を生成する。
R” 01(−+H”X−→ R”X+H,O・・・(
ロ)中性塩の場合には、上記の(a)(b)の反応が同
時に起こる。
RO−H” + R’ ”OH−+ M’X→RO−M
” + R’ ”X−+ HtO・=(c)このように
、絶縁基板の構成樹脂中に含有されている不純物イオン
はイオン交換体によって捕捉されるので、絶縁基板の絶
縁抵抗の低下や電極の腐食等の現象が解消する。
この場合、イオン交換体の絶縁基板を構成する樹脂に対
する含有量が少なすぎると、不純物イオンの捕捉能が低
下して上記効果を発揮することができず、逆に含有量が
多すぎると、絶縁基板の絶縁性を阻害する等の問題が生
じはじめるので、その含有量は、構成樹脂に対し0.1
〜25重量%であることが好ましい。とくに好ましい含
有量は061〜10重量%である。
絶縁基板が複数枚のプリプレグを積層して構成した積層
板であった場合、各プリプレグの構成樹脂にイオン交換
体を含有せてしめてもよいが、その最外層のプリプレグ
、すなわち半導体ベアチップが搭載されるプリプレグに
のみイオン交換体を上記した含有量の範囲で含有せしめ
てもよい。このようにしても、イオン交換体の不純物イ
オン捕捉能を確保することができる。しかも、経済的に
は有利である。
本発明のプリント回路板においては、既に述べた柔軟性
接着剤層2の上に、第2図に示したように、複数個のラ
ンド3とこれらランドを起点とする配線パターンが形成
されている。
この場合、ランド3近傍の配線パターンの部分に、屈曲
した平面形状の屈曲部4aを形成しておくと、半導体ベ
アチップのランド3への接合時に発生する熱応力が分散
され、配線パターン4の破損・切断を回避することがで
きて有益である。
なお、第3図に断面図として示したように、第1図に示
した構造において、ランド3および配線パターンの直下
の柔軟性接着剤層2aのみを残して、他の柔軟性接着剤
層を除去した構造にすると、それぞれのランドおよび配
線パターン間に存在する柔軟性接着剤層の相互移動現象
が抑制され、また熱応力等の各種応力に対する変形能も
向上し、チップと基板の接合信鎖性が一層向上して有益
である。
本発明の他のプリント回路板は、第4図に断面図を示す
ように、第1図に示した構造に加えて、柔軟性接着剤層
2とランド3および配線パターンを被覆し、かつ前記し
たイオン交換体が含有されている保護被膜6を形成した
構造のものである。
この場合、保護被膜6を構成するマトリックス樹脂とし
ては、感光性樹脂フィルムで構成されたドライフィルム
レジスト;熱硬化型またはUV(紫外線)硬化型の液状
レジストでかつ永久レジストとして使用されるソルダレ
ジスト;ポリイミド、ポリエステルまたはポリアミド系
の絶縁性フィルムに接着剤を塗布したフィルムタイプの
フレキシブルプリント回路板用カバーレイ;エポキシ系
樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化型またはアクリル酸、メ
タクリル線、ケイ皮酸で変性したポリブタジェンなどか
らなるUV硬化型の絶縁ペーストをあげることができる
最外層としての保護被膜中に無機イオン交換体を含有さ
せる場合に、マトリックス樹脂としては例えば柔軟性を
有するソルダレジストを使用することが好ましいが、ソ
ルダレジストは一般にその厚みが10〜20μmと薄い
ため、ソルダレジストそれ自体の熱応力は非常に小さく
なり、しかもソルダレジストに柔軟性があればそのこと
だけでソルダレジスト自体が熱応力を吸収するので、半
導体ベアチップへの応力を低減できることになる。
また、無機イオン交換体を含有するソルダレジストで保
護被膜を形成する場合には、柔軟性接着剤層2の端部か
らイオン不純物が移動する可能性を除去するために、柔
軟性接着剤層2の上端部を完全にソルダレジストで被覆
することが好ましい。
実際には、第4図に示したように、ランド3および配線
パターンの上端周縁を埋め込む程度にまでソルダレジス
トを形成すればよい。
無機イオン交換体をこれら樹脂マトリックスに添加させ
る方法としては、一般的な方法、例えば分散させる方法
でよい、含有量はとくに限定されないが、保護被膜の他
の特性を阻害しない範囲であることが好ましい0例えば
、ソルダレジスト構成樹脂、フィルムタイプのカバーレ
イ構成樹脂、絶縁ペースト構成樹脂に対して含有させる
場合には、その含有量は、0.1〜20重量%が好まし
く、より好ましくは0.1〜10重量%である。0.1
重量%未満ではイオン捕捉の効果が表れず、25重量%
を超えると保護被膜の絶縁性が妨げられる虞れがあるか
らである。
(作用) 半導体ベアチップと絶縁基板の間に介在する柔軟性接着
剤層は、柔軟であるがゆえに、半導体ベアチップの接合
時に発生する熱応力やその他の外力に対し、それらを吸
収する緩衝層として作用する。その結果、接合部におけ
る破損等は防止される。また、ランド近傍に位置する配
線パターンの部分に屈曲した平面形状を形成させること
により、半導体ベアチップのランドへの接合時に発生す
る熱応力が分散され、配線パターンの破損・切断を回避
することができる。
また、イオン交換体を含有せしめることにより、絶縁基
板に含有されているイオン不純物の悪影響を封殺するこ
とができるようになるので、絶縁基板として、安価な積
層板等を使用することが可能となる。
これらの複合作用により、積層板を用いても高信頼性の
COB実装プリント回路板の製造が可能となる。
(実施例) 実施例1 第1図に示した構造のCOB実装プリント回路板を製造
した。
すなわち、ガラスエポキシ樹脂積層板(厚み1.6鵬)
lの表面に、アクリロニトリルブタジェンゴム(日本ゼ
オン(株)製のハイカー1312)20重量部と油溶性
フェノール樹脂10重量部とエポキシ樹脂(シェル化学
社製のエピコート1007)15重量部とから成る樹脂
組成物を塗布して、厚み30〜50μmの接着剤層2を
形成した。
上記樹脂組成物をASTM D882の試験方法に従っ
て、伸び率を測定したところ25〜150%であった。
この接着剤層2の上に銅ランド3および銅の配線パター
ン4を形成した。
ついで、これらランド3の上に、半導体ベアチップ4の
バンプ5を、温度260″C1時間120秒の条件でリ
フローソルダリングにより接合した。
このときのバンプ5は、アルミニウム電極上にニッケル
層をメツキ形成し、更にその上にはんだメツキを施した
ものであった。また、隣接するバンプの中心間距離は、
3.5,7.Lowとした。
実施例2 配線パターン4のランド3近傍に、第2図に示したよう
な屈曲部4aを設けたことを除いては、実施例1と同様
にしてCOB実装プリント回路板を製造した。
実施例3 金属イオン捕捉用の一〇H基を有する無機イオン交換体
としてリン酸チタン、ハロゲンイン捕捉用として鉛ヒド
ロキシアパタイトを重量比1:1で混合し、得られた混
合物をエポキシ樹脂100重量部に対してlO重量部混
合して樹脂液を調製した。
この樹脂液をガラス繊維を織成してなるガラスマットに
含浸させたのち乾燥してプリプレグを得た。
次に、予め用意した無機イオン交換体を含まないプリプ
レグ5枚を重ね、積層体の全体を挟むようにして上記し
た無機イオン交換体を含有するプリプレグを最外層に配
置し、150°C140kg/−の条件で60分間熱圧
プレスした。最外層に無機イオン交換体を含むガラスエ
ポキシ樹脂積層板が得られた。
この積層板の上に実施例1と同様にして接着剤層を形成
したのち、第2図に示したランドおよび配線パターンの
部分を除き、他の部分を過マンガン酸カリウムを主成分
とする酸化剤エツチング液で溶解除去した。ついで、残
置しているランドの上に実施例1と同様にしてバンプを
接合し、第3図に示すような構造のCOB実装プリント
回路板を構造した。
実施例4 実施例3と同じ積層板の上に、実施例3と同様に接着剤
層2を形成させ、その上に、バンプ5と接合するランド
3を除いて、保護被膜6をスクリーン印刷法で形成した
のち、実施例1と同様にして、第4図に示した構造のC
OB実装プリント回路板を製造した。
保護被膜用の材料としては、ポリサルファイドエポキシ
樹脂65重量部、メチ3ン樹脂35重量部を主成分とす
るエポキシ樹脂系塗料100重量部に、金属イオン捕捉
用としてアンチモン酸チタン及びハロゲンイオン捕捉用
として水酸化リン酸鉛を重量比6:4で混合して成る混
合物を10重量部添加し、充分混練したwA録塗料を用
いた。
比較例 接着剤層を形成しなかったことを除いては、実施例1と
同様にして第5図に示した構造のCOB実装プリント回
路板を製造した。
以上5種類のCOB実装実装プリント回路板各個0個き
、半導体チップの作動有無を調べた。各場合10個中で
作動したチップの数を第1表に示した。
第1表 第   2   表 つぎに、各COB実装プリント回路板をそれぞれ100
個用意し、これらにつき、■、2気圧、121°Cの条
件下でプレッシャークツカーテストを240時間行ない
、■、125°Cで30分の保持と一65°Cで30分
の保持を1サイクルとする熱衝撃試験を2000サイク
ル行ない、■、温度60°C1相対湿度95%の条件下
で耐湿試験を2000時間を行った。なお、半導体チッ
プのバンプ間隙は最大10mであった。
作動した半導体チップの数を第2表に示した:(発明の
効果) 以上の説明で明らかなように、本発明のCOB実装プリ
ント回路板は、柔軟性接着剤層がチップと基板の間に介
在する緩衝層として機能するので、両者間の接合状態は
良好に保持されて接合信鎖性が向上する。また、ランド
近傍に位置する配線パターンの部分に形成さた屈曲部は
、半導体ベアチップのランドへの接合時に発生する熱応
力を分散し、配線パターンの破損・切断を回避する。更
にイオン交換体の働きにより、絶縁基板中のイオン不純
物の悪影響は封殺されるので、安価な積層板4゜ を基板として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例を示すプリント回路板
の断面図、第2図は本発明プリント回路板の平面図、第
3図は本発明の他の実施例を示すプリント回路板の断面
図、第4図は本発明の更に他の実施例を示すプリント回
路板の断面図、第5図は従来のプリント回路板の断面図
である。 1・・・絶縁基板、2,2a・・・柔軟性接着剤層、3
・・・ランド、4・・・配線パターン、4a・・・屈曲
部、5・・・半導体ベアチンプ、6・・・バンプ、7・
・・保護被膜。 出願人  東亜合成化学工業株式会社 代理人  弁理士   長 門 侃 三筒 第3図 手 続 主甫 正 書 (自 発) 昭和63年12月

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板;該絶縁基板の表面に形成された柔軟性
    接着剤層;該柔軟性接着剤層の上に形成されたランドお
    よび該ランドに接続する配線パターン;ならびにバンプ
    を介して前記ランドに接合されて搭載された半導体ベア
    チップから成ることを特徴とするCOB実装プリント回
    路板。
  2. (2)前記ランドの近傍に位置する配線パターンの部分
    が、屈曲した平面形状をしている請求項1記載のCOB
    実装プリント回路板。
  3. (3)前記柔軟性接着剤層は、少なくとも前記ランドお
    よび前記配線パターンを形成する部分にのみ形成されて
    いる請求項1記載のCOB実装プリント回路板。
  4. (4)前記絶縁基板の最外層の部分にはイオン交換体が
    含有せしめられている請求項1記載のCOB実装プリン
    ト回路板。
  5. (5)絶縁基板;該絶縁基板の表面に形成された柔軟性
    接着剤層;該柔軟性接着剤層の上に形成されたランドお
    よび該ランドに接続する配線パターン;少なくとも前記
    ランドおよび前記配線パターンを形成する部分を除く前
    記柔軟性接着剤層の上に形成され、イオン交換体が含有
    されている保護被膜;ならびにバンプを介して前記ラン
    ドに接合されて搭載された半導体ベアチップから成るこ
    とを特徴とするCOB実装プリント回路板。
JP19248888A 1988-08-01 1988-08-01 Cob実装プリント回路板 Pending JPH0242738A (ja)

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