JPH0242705Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0242705Y2 JPH0242705Y2 JP8651486U JP8651486U JPH0242705Y2 JP H0242705 Y2 JPH0242705 Y2 JP H0242705Y2 JP 8651486 U JP8651486 U JP 8651486U JP 8651486 U JP8651486 U JP 8651486U JP H0242705 Y2 JPH0242705 Y2 JP H0242705Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- speed
- low
- speed door
- landing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001010 compromised effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はエレベータの乗場戸に係り、特に2枚
片引き戸にて構成される乗場戸に関する。
片引き戸にて構成される乗場戸に関する。
エレベータの乗場戸は、エレベータホールにい
る人や荷物等が昇降路内に落下するを防止するこ
とが主たる目的であり、その構造や強度は建築基
準法等によつて詳細に規定されている。例えば、
建築物の防火区画内に設置される乗場戸について
は、戸は厚さ1.6mm以上の鋼板で製作し、枠と戸
の重なりは12mm以上、そのすき間は6mm以下とい
う規定に準じて取り付けねばならず、また、片引
き戸の場合、戸と戸の重なりは12mm以上、のすき
間は6mm以下と規定されている。
る人や荷物等が昇降路内に落下するを防止するこ
とが主たる目的であり、その構造や強度は建築基
準法等によつて詳細に規定されている。例えば、
建築物の防火区画内に設置される乗場戸について
は、戸は厚さ1.6mm以上の鋼板で製作し、枠と戸
の重なりは12mm以上、そのすき間は6mm以下とい
う規定に準じて取り付けねばならず、また、片引
き戸の場合、戸と戸の重なりは12mm以上、のすき
間は6mm以下と規定されている。
ところで、従来の乗場戸のうち、高速戸と低速
戸とが水平方向に移動するようになつている2枚
片引き戸の場合、その設計に際して上記したよう
な規定を満たすことはもちろんであるが、そのほ
かに、高速戸と低速戸とに同等の強度が必要であ
ると見なして、そのように製作されていた。つま
り、高速戸であれ低速戸であれ、人や荷物が衝突
して戸が変形すると、敷居の溝から戸が外れて昇
降路内へ人や荷物が落下する危険が生じるので、
どちらの戸についても同等の十分なる強度を持た
せる必要があると考えられていた。
戸とが水平方向に移動するようになつている2枚
片引き戸の場合、その設計に際して上記したよう
な規定を満たすことはもちろんであるが、そのほ
かに、高速戸と低速戸とに同等の強度が必要であ
ると見なして、そのように製作されていた。つま
り、高速戸であれ低速戸であれ、人や荷物が衝突
して戸が変形すると、敷居の溝から戸が外れて昇
降路内へ人や荷物が落下する危険が生じるので、
どちらの戸についても同等の十分なる強度を持た
せる必要があると考えられていた。
しかしながら、乗場戸に要求される機能を厳密
に見直してみると、2枚片引き戸の高速戸と低速
戸とに同等の強度を持たせる必然性のないことが
わかる。つまり、高速戸については従来どおりの
十分なる強度が必要であるが、低速戸について
は、乗場側からの圧力で変形すると高速戸にぶつ
かり、その圧力を高速戸が受けることになるの
で、低速戸には高速戸ほどの強度は必要ないこと
になる。このため、エレベータのコストダウンを
実現するうえで、従来採用されている2枚片引き
戸は低速戸の材料費や製作工数などに改良すべき
点があつた。
に見直してみると、2枚片引き戸の高速戸と低速
戸とに同等の強度を持たせる必然性のないことが
わかる。つまり、高速戸については従来どおりの
十分なる強度が必要であるが、低速戸について
は、乗場側からの圧力で変形すると高速戸にぶつ
かり、その圧力を高速戸が受けることになるの
で、低速戸には高速戸ほどの強度は必要ないこと
になる。このため、エレベータのコストダウンを
実現するうえで、従来採用されている2枚片引き
戸は低速戸の材料費や製作工数などに改良すべき
点があつた。
したがつて本考案の目的とするところは、必要
機能を満足し且つコストダウンが図れる、2枚片
引き戸タイプのエレベータの乗場戸を提供するこ
とにある。
機能を満足し且つコストダウンが図れる、2枚片
引き戸タイプのエレベータの乗場戸を提供するこ
とにある。
上記目的は、2枚片引き戸の低速戸を高速戸よ
りも低強度に形成することによつて達成される。
りも低強度に形成することによつて達成される。
すなわち、乗場側からの圧力で低速度が変形し
てもその圧力は高速戸により支えられるという点
に着目し、2枚片引き戸の高速戸には従来どおり
の強度を持たせ、低速戸は例えば厚さを薄くする
などして従来品よりも低強度に形成することによ
つて、安全性を損なうことなく材料費や製作工数
の低減を図ることができる。
てもその圧力は高速戸により支えられるという点
に着目し、2枚片引き戸の高速戸には従来どおり
の強度を持たせ、低速戸は例えば厚さを薄くする
などして従来品よりも低強度に形成することによ
つて、安全性を損なうことなく材料費や製作工数
の低減を図ることができる。
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を説明
するためもので、第1図は乗場戸の平面図、第2
図はその正面図、第3図はその側面図である。
するためもので、第1図は乗場戸の平面図、第2
図はその正面図、第3図はその側面図である。
これらの図において、1はエレベータホール、
2は昇降路、3は三方枠、4,5は2枚片引き戸
の高速戸および低速戸で、高速戸4は通常の高速
戸と同等の厚さを有するが、エレベータホール1
側(乗場側)の低速戸5はこの高速戸4よりも薄
く形成されている。また、これら高速戸4および
低速戸5はいずれも、その上部に取り付けたハン
ガローラ6を介してドアレール7に吊られている
とともに、下部に取り付けたドアシユー8が敷居
9の溝10に案内されるようになつていて、第1
図に実線で示す位置と破線で示す位置との間で水
平方向に移動して開閉動作が行われるようになつ
ている。さらに、高速戸4と低速戸5との間には
厚さ方向に所定量のギヤツプGが確保されてお
り、また、閉扉状態において高速戸4と低速戸5
とは互いの側端部が重なり合うように取り付けら
れている。
2は昇降路、3は三方枠、4,5は2枚片引き戸
の高速戸および低速戸で、高速戸4は通常の高速
戸と同等の厚さを有するが、エレベータホール1
側(乗場側)の低速戸5はこの高速戸4よりも薄
く形成されている。また、これら高速戸4および
低速戸5はいずれも、その上部に取り付けたハン
ガローラ6を介してドアレール7に吊られている
とともに、下部に取り付けたドアシユー8が敷居
9の溝10に案内されるようになつていて、第1
図に実線で示す位置と破線で示す位置との間で水
平方向に移動して開閉動作が行われるようになつ
ている。さらに、高速戸4と低速戸5との間には
厚さ方向に所定量のギヤツプGが確保されてお
り、また、閉扉状態において高速戸4と低速戸5
とは互いの側端部が重なり合うように取り付けら
れている。
いま、閉扉状態において、エレベータホール1
にいる人11が何らかの理由で低速戸5に激しく
衝突し、これを変形させたとすると、ギヤツプG
が確保されていた低速戸5の側端部が高速戸4の
側端部にぶつかり、人11による衝撃は低速戸5
を介して高速戸4に伝わることになる。したがつ
て、高速戸4に通常の十分なる強度を持たせてあ
れば、低速戸5が薄く低強度であつても安全性が
損なわれることにはならず、低強度ゆえに変形し
て敷居9の溝10から外れやすくなるのではない
かといつた心配は杞憂である。
にいる人11が何らかの理由で低速戸5に激しく
衝突し、これを変形させたとすると、ギヤツプG
が確保されていた低速戸5の側端部が高速戸4の
側端部にぶつかり、人11による衝撃は低速戸5
を介して高速戸4に伝わることになる。したがつ
て、高速戸4に通常の十分なる強度を持たせてあ
れば、低速戸5が薄く低強度であつても安全性が
損なわれることにはならず、低強度ゆえに変形し
て敷居9の溝10から外れやすくなるのではない
かといつた心配は杞憂である。
このように、低速戸5を高速戸4よりも薄く形
成しても乗場戸としての必要機能は満足されるの
で、低速戸5の材料費や製作工数を従来品に比べ
て低減することができ、エレベータのコストダウ
ンが実現できる。
成しても乗場戸としての必要機能は満足されるの
で、低速戸5の材料費や製作工数を従来品に比べ
て低減することができ、エレベータのコストダウ
ンが実現できる。
なお、低速戸を高速戸よりも低強度に形成する
ための手段としては、上記実施例のように戸の厚
さを薄くする方法以外に、高速戸に使用する鋼板
よりも板厚の薄い鋼板を低速戸に使用したり、あ
るいは、高速戸は両面パネル(袋ドア)とするが
低速戸は片面パネルで製作するなどの方法が考え
られ、いずれの方法でもコストダウンを図ること
ができる。
ための手段としては、上記実施例のように戸の厚
さを薄くする方法以外に、高速戸に使用する鋼板
よりも板厚の薄い鋼板を低速戸に使用したり、あ
るいは、高速戸は両面パネル(袋ドア)とするが
低速戸は片面パネルで製作するなどの方法が考え
られ、いずれの方法でもコストダウンを図ること
ができる。
以上説明したように、本考案によれば、乗場戸
としての必要機能を吟味すると2枚片引き戸の低
速戸には高速戸ほどの強度が必要ないことが判明
したので、例えば戸の厚さを薄くするなどして低
速戸を高速戸よりも低強度に形成し、これにより
低速戸の材料費や製作工数を従来品に比して低減
することができ、安全性を損なうことなくエレベ
ータのコストダウンを図ることが可能となる。
としての必要機能を吟味すると2枚片引き戸の低
速戸には高速戸ほどの強度が必要ないことが判明
したので、例えば戸の厚さを薄くするなどして低
速戸を高速戸よりも低強度に形成し、これにより
低速戸の材料費や製作工数を従来品に比して低減
することができ、安全性を損なうことなくエレベ
ータのコストダウンを図ることが可能となる。
図面はすべて本考案の一実施例を説明するため
のもので、第1図は乗場戸の平面図、第2図はそ
の正面図、第3図はその側面図である。 1……エレベータホール(乗場)、4……高速
戸、5……低速戸、6……ハンガローラ、7……
ドアレール、8……ドアシユー、9……敷居、1
0……溝。
のもので、第1図は乗場戸の平面図、第2図はそ
の正面図、第3図はその側面図である。 1……エレベータホール(乗場)、4……高速
戸、5……低速戸、6……ハンガローラ、7……
ドアレール、8……ドアシユー、9……敷居、1
0……溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部がドアレールに吊られ下部が敷居の溝に
案内されて水平方向に移動可能な2枚片引き戸
からなり、その一方の高速戸と他方の乗場側の
低速戸とが一部重なり合つた状態で閉扉される
エレベータの乗場戸において、前記低速戸を前
記高速戸よりも低強度に形成したことを特徴と
するエレベータの乗場戸。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載におい
て、前記低速戸を前記高速戸よりも低強度にす
るための手段として、前記低速戸の厚さを前記
高速戸よりも薄くしたことを特徴とするエレベ
ータの乗場戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8651486U JPH0242705Y2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8651486U JPH0242705Y2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62197679U JPS62197679U (ja) | 1987-12-16 |
JPH0242705Y2 true JPH0242705Y2 (ja) | 1990-11-14 |
Family
ID=30942884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8651486U Expired JPH0242705Y2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242705Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-09 JP JP8651486U patent/JPH0242705Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62197679U (ja) | 1987-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0616970A1 (en) | Sealed elevator cab entrance assembly | |
EP0479238B1 (en) | Elevator landing door apparatus | |
US4073034A (en) | Door-supporting system for multipanel, side-opening doors | |
US20190177128A1 (en) | Lower guiding system of an elevator panel and elevator system | |
US20040025455A1 (en) | Fire-resistant, smoke-tight sliding door | |
JPH0242705Y2 (ja) | ||
CA2304332A1 (en) | Fireproof lift shaft door | |
CN103482457A (zh) | 一种电梯层门防撞装置 | |
CN101233291A (zh) | 门扇 | |
JPH0912254A (ja) | エレベータのドア | |
US20160236908A1 (en) | Elevator door arrangement | |
US2751637A (en) | Center-opening door assemblies | |
JPH0517155B2 (ja) | ||
JPS63112389A (ja) | エレベ−タ−の防煙装置 | |
CN217808207U (zh) | 一种门板防撞结构 | |
JP2016222414A (ja) | エレベータの乗場ドア装置 | |
JPH03232683A (ja) | エレベーター用ドア装置 | |
KR102357408B1 (ko) | 손끼임 방지 기능을 갖는 엘리베이터 승강장 잼 | |
JPS6360886A (ja) | エレベ−タの乗場出入口装置 | |
JPS6311278B2 (ja) | ||
CN216918244U (zh) | 一种电梯中分双折门挂件装置 | |
JPH02185853A (ja) | 軌道車両用の乗降場の扉装置 | |
JPS5842385Y2 (ja) | エレベ−タ用乗場装置 | |
JP4378156B2 (ja) | エレベータのドア隙間塞ぎ装置 | |
JPH08232543A (ja) | 連動扉のローラーのロック防止装置 |