JPH0242509B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242509B2
JPH0242509B2 JP61028684A JP2868486A JPH0242509B2 JP H0242509 B2 JPH0242509 B2 JP H0242509B2 JP 61028684 A JP61028684 A JP 61028684A JP 2868486 A JP2868486 A JP 2868486A JP H0242509 B2 JPH0242509 B2 JP H0242509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
plug
opening
blood
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61028684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62186869A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP61028684A priority Critical patent/JPS62186869A/ja
Publication of JPS62186869A publication Critical patent/JPS62186869A/ja
Publication of JPH0242509B2 publication Critical patent/JPH0242509B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、医療用管体に係り、特に他の部材と
の接続時に外的汚染を極力回避することのできる
破断して分離可能な栓体を備えた管体に関する。
先行技術 従来、血液バツグ等に用いられる分岐管として
は、第5図に示すようなものが用いられていた。
第5a図は部分分解図であり、第5b図はその組
立図である。
第5b図からわかるように、分岐管30は主管
31および枝管32を有するy字状をなし、主管
31の基端31aは採血針(図示せず)側のチユ
ーブ33aに、主管31の末端31bは血液バツ
グ(図示せず)側のチユーブ33bに接続されて
いる。
枝管32の末端32bには血球返還用の部材が
取り付けられている。第5a図に分解して示すよ
うに、枝管32の末端32bにはスリーブ34が
接続され、このスリーブの他端にはコネクタ35
が接続され、スリーブ34とコネクタ35との接
続部はかしめ部材36により液密にかしめられて
いる。コネクタ35の他方の端部にはゴムキヤツ
プ37が被嵌されている。
枝管32にチユーブ34、コネクタ35、かし
め部材36およびゴムキヤツプ37を組立接続し
た状態を第5b図に示す。これらの組立体は汚染
防止のため包体38により被包されている。血球
返還時にはこの包体38の破断線39により包体
を開き、ゴムキヤツプ37およびコネクタ35の
部分を包体38の外に露出させることができるよ
う構成されている。
このような構成においては以下に述べるような
改良すべき点がある。
(1) 接続部品数が多く、これに伴い接続箇所が多
いために、組立時の汚染の機会が多くなり、ま
た組立作業性も悪い。
(2) 高圧蒸気滅菌時にバツグ内圧が高くなり、こ
れによつてゴムキヤツプの嵌着が緩くなつた
り、極端な場合には外れることがある。
(3) このため、内部汚染防止用の包体で被包して
いるが、使用に際しては、この包体を開け、更
にゴムキヤツプを外すという2回の作業が必要
である。
作業数が多いため汚染の機会も多くなり、ま
た作業能率も悪くなる。
発明の目的 本発明の目的は、破断後に瓶針等の部材の嵌入
が容易で、瓶針等の部材の接続時の汚染を防ぐこ
とのできる破断して分離可能な栓体を備えた管体
を提供することにある。
発明の構成 上記目的を達成するために、少なくとも2つの
開口部を有する管体に、開口端と閉塞端を有する
栓体が前記管体の所定の開口部に被嵌されてなる
管体において、 前記栓体はその内面に、開口端から閉塞端方向
に所定の長さ前記管体の開口部外面に固着される
固着部と、該固着部から閉塞端に至る非固着部と
を有し、前記管体の開口部の端部は前記栓体内の
非固着部により区画形成される空間内に突出し、 前記栓体は前記非固着部に対応する外壁部に破
断して該栓体の分離を許容する薄肉脆弱部を有
し、 前記管体の前記栓体が被嵌される開口部の端部
が、前記栓体の薄肉脆弱部よりも前記栓体の閉塞
端側に突出していることを特徴とする破断して分
離可能な栓体を備えた管体を提供するものであ
る。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す好適実施例について
詳細に説明する。
本発明の管体は少なくとも2つの開口を有する
ものであればいかなるものでもよいが、以下の説
明では4方分岐管を代表例として説明する。
第1図は本発明の管体の一実施例である4方分
岐管の部分断面平面図であり、第4a図の点線で
示した円部分の拡大図である。第1図は、例え
ば、 第1開口11は、採血針24(第4a図参照)
に、第2開口12は第1血液バツグ20(第4a
図参照)に、第3開口13は第2血液バツグ21
(第4a図参照)に接続され、第4開口14には
栓体2が装着されている4方分岐管を示してい
る。
ここで管体1の主流路の方向により、採血針2
4側を基端側と呼び第2、第3、第4開口側を末
端側と呼ぶ。
本発明は栓体2を装着した第4開口部4にあ
り、以下に第2図につき本発明の要部を詳細に説
明する。
第2a図は第4開口部4と栓体2の分解断面図
であり、第2b図は第4開口部4に栓体2を嵌着
した組立断面図である。
4方分岐管の第4開口部4は、栓体2を装着す
るための、先端に管体外壁に段差を有して外径が
小さくなつている小径部5を有する。
栓体2は、一方の端部に開口端7を有し、他方
の端部に閉塞端8を有し、開口端7側に、管体の
小径部5に固着される小径内壁部9と、閉塞端8
側には、内径が大きくなつて管体に固着されてい
ない大径内壁部10とを有する。栓体2は、また
その大径内壁部に対応する外壁部に破断して栓体
2の分離を許容する薄肉脆弱部15を具える。
栓体2を、第2b図に示すように、第4開口部
4に嵌着すると、第2b図に示すように管体小径
部5が栓体小径内壁部9と密着し、管体開口部の
端部6と栓体大径内壁部10との間には空隙部3
が形成される。この空隙部3により栓体を破断す
る時、管体開口部の端部6が障害とならず破断し
易い。
本発明は栓体2を第4開口部4に嵌着した場合
に、管体開口部の端部6が栓体の薄肉脆弱部15
より栓体の閉塞端8側に突出している構成とする
ことが重要である。第4開口14は、使用しない
時は栓体2により封止されているが、第4開口1
4に他の部材を接続する必要が生じた場合には、
栓体2を薄肉脆弱部15より折り、またはねじ切
ることにより破断除去する。これによつて管体1
と他の部材を流体連通することができる。この状
態を第3図に示す。薄肉脆弱部15により栓体2
を破断して除去すると、管体開口部の端部6が栓
体2の破断後の栓体残部の切断先端26より突出
する。
したがつて管体1の露出された管体開口部の端
部6に瓶針のような他の部材を接続しようとする
場合に、管体開口部の端部6が見えるので接続が
容易であるばかりでなく、瓶針等の接続部材が汚
染されている栓体の切断先端26に触れる可能性
も小さくなつて管体流路の汚染を避けることがで
きる。
薄肉脆弱部15は、栓体の大径内壁部10に対
応する外壁上に設ける。大径内壁部10に対応す
る外壁上に設けることにより空隙部3の上方に薄
肉脆弱部15が存在するようになり、比較的軟質
の栓体であつてもねじり易くなるため、栓体2の
ねじ切りまたは破断除去が容易となる。
管体1と栓体2の固着は接続剤や溶剤により接
着することもできるが管内を流れる血液等の流体
への汚染の可能性を完全に防止するため、管体を
栓体との加熱滅菌時の両部材間のブロツキングに
よつて行うことが良い。
管体1と栓体2は、血液バツグやチユーブ等と
同材料で作製してもよいが、血液バツグやチユー
ブ等とは材質の異なる、硬質塩化ビニルやポリカ
ーボネート樹脂などの硬質材料で作製するのが良
く、特にポリカーボネート樹脂が、折る際の操作
性や折れの完全性の点で好ましい。管体1と栓体
2は同質材料で作られても異質材料で作られても
よい。
発明の具体的作用 第1図に例示するような栓体2を備えた管体1
を血漿交換療法に用いる場合について、以下にそ
の作用を説明する。
まず、第4a図に示すように、Y型セツト22
のクレンメ16,17,18を全部閉じ生理食塩
水をみたした瓶27にY型セツト22のクレンメ
16の側の瓶針を刺通する。クレンメ16をあけ
クレンメ18をゆるめて生理食塩水をY型セツト
22に満たした後、クレンメ18を閉じる。
ここまでの操作中は、第4a図の点線で示した
円部分の本発明の管体(第1図に拡大図で示す)
1の栓体2は非破断状態である。管体1の第1開
口11は採血針24と、第2開口12は第1血液
バツグ20と連通し、第3開口13は流路封止体
19を経て第2血液バツグ21と接続している。
流路封止体19も非破断状態にあり、第2血液バ
ツグ21への流路は閉塞されている。
次にY型セツト22のコネクターを管体1に連
通する。栓体2をその薄肉脆弱部15によりねじ
り切る前に第1血液バツグ20の薬液が逆流しな
いようにストツプクレンメ29で第1血液バツグ
20へのチユーブの途中をとめておく。
次に、栓体2を薄肉脆弱部15より、ねじ切り
または破断除去する。栓体2を破断除去すると、
第3図に示すように、管体開口部の端部6が栓体
2の切断先端面26より突出する。ついで突出し
た管体開口部の端部6にY型セツトコネクターを
接続する。この時管体開口部の端部6は突出して
見えるので接続が容易に行え、他の部分に触れる
こともないので汚染も回避される。
次いで供血者23から採血する。この時採血針
24のすぐ近くのチユーブをコツヘル28で止
め、採血針24を供血者23の静脈に穿刺する。
血液が採血チユーブに入るのを確認し、コツヘル
28をはずし、ストツプクレンメ29をはずし
て、第1血液バツグ20への流路を連通する。第
2血液バツグ21への流路は閉塞されており、採
血針24を経て採血される血液は重力式採血によ
つて第1血液バツグ20に収容される。
次に第4b図に示すように、第1血液バツグ2
0内に充分血液が採血された後、第1血液バツグ
20への流路を図示しないチユーブシーラーまた
はアルミリング2個を用いてシールし、第1血液
バツグ20を切り離す。切り離した第1血液バツ
グ20内の全血は遠心分離される。
この間供血者23には生理食塩水瓶27よりY
型セツト22、管体1の第4開口部4を経て、採
血針24を介して、生理食塩水が点滴される。分
離された濃厚血小板と濃厚赤血球は、血液バツグ
の排出口25をY型セツト22のクレンメ17の
側のチユーブに連通し、Y型セツト22と管体1
を介して採血針24により供血者23に返還輸血
される。
返還輸血終了後、流路封止体19を破断し、第
2血液バツグ21への流路を連通状態とし、すで
に供血者23に穿刺されている採血針24を介し
て第2血液バツグ21に採血する。第2血液バツ
グ21に採血された血液は、第1血液バツグ20
におけると同様に、遠心分離、返還輸血の各操作
が繰り返される。
発明の効果 本発明の管体は、管体に設けた栓体を薄肉脆弱
部から破断することにより管体の開口部を露出さ
せたときに、管体の開口部の端部が破断端面より
突出するよう構成されているので、開口部に瓶針
やコネクター等の他の部材を嵌入するときに、瓶
針等の嵌入が容易である。また瓶針等が、嵌入時
にあやまつて栓体の外壁等に接触して、流路内が
汚染されることを防止することができる。さら
に、管体と栓体の固着部を薄肉脆弱部より基端側
に位置する構成とすることにより、比較的軟質の
供血者の腰のねじれを許容する為全体のねじ切り
が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の破断して分離可能な栓体を
備えた管体の一実施例を示す部分断面平面図であ
る。第2a図は、第1図に示す栓体と管体の分解
断面図である。第2b図は、第2a図に示す栓体
と管体を組立てた状態を示す断面図である。第3
図は、本発明の管体の一実施例において栓体の破
断除去後を示す正面図である。第4a図および第
4b図は、本発明の管体を血漿交換療法に用いた
場合の採血系統図である。第5a図および第5b
図は、それぞれ従来の管体の部分分解図および組
立図である。 符号の説明、1……管体、2……栓体、3……
空隙部、4……第4開口部、5……小径部、6…
…管体開口部の端部、7……栓体開口端、8……
栓体閉塞端、9……小径内壁部、10……大径内
壁部、11……第1開口、12……第2開口、1
3……第3開口、14……第4開口、15……薄
肉脆弱部、16,17,18……クレンメ、19
……流路封止体、20……第1血液バツグ、21
……第2血液バツグ、22……Y型セツト、23
……供血者、24……採血針、25……血液バツ
グの排出口、26……栓体の破断後の切断先端、
27……生理食塩水瓶、28……コツヘル、29
……ストツプクレンメ、30……管体、31……
主管、32……枝管、34……スリーブ、35…
…コネクタ、36……かしめ部材、37……ゴム
キヤツプ、38……包体、39……破断線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2つの開口部を有する管体に、開
    口端と閉塞端を有する栓体が前記管体の所定の開
    口部に被嵌されてなる管体において、 前記栓体はその内面に、開口端から閉塞端方向
    に所定の長さ前記管体の開口部外面に固着される
    固着部と、該固着部から閉塞端に至る非固着部と
    を有し、前記管体の開口部の端部は前記栓体内の
    非固着部により区画形成される空間内に突出し、 前記栓体は前記非固着部に対応する外壁部に破
    断して該栓体の分離を許容する薄肉脆弱部を有
    し、 前記管体の前記栓体が被嵌される開口部の端部
    が、前記栓体の薄肉脆弱部よりも前記栓体の閉塞
    端側に突出していることを特徴とする破断して分
    離可能な栓体を備えた管体。
JP61028684A 1986-02-12 1986-02-12 破断して分離可能な栓体を備えた管体 Granted JPS62186869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61028684A JPS62186869A (ja) 1986-02-12 1986-02-12 破断して分離可能な栓体を備えた管体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61028684A JPS62186869A (ja) 1986-02-12 1986-02-12 破断して分離可能な栓体を備えた管体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62186869A JPS62186869A (ja) 1987-08-15
JPH0242509B2 true JPH0242509B2 (ja) 1990-09-25

Family

ID=12255316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61028684A Granted JPS62186869A (ja) 1986-02-12 1986-02-12 破断して分離可能な栓体を備えた管体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62186869A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269175A (ja) * 2005-05-13 2010-12-02 Coloplast As テレスコープ装置用の保持要素

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2513918Y2 (ja) * 1990-04-23 1996-10-09 川澄化学工業株式会社 輸液バッグ用コネクタ―及びコネクタ―付輸液バッグ
JP2513928Y2 (ja) * 1990-07-27 1996-10-09 川澄化学工業株式会社 輸液バッグ用コネクタ―及びコネクタ―付輸液バッグ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269175A (ja) * 2005-05-13 2010-12-02 Coloplast As テレスコープ装置用の保持要素

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62186869A (ja) 1987-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4899903A (en) Tube assembly provided with a breakaway plug
EP0533171A1 (en) Transfusion device
JP3326501B2 (ja) ルーアアダプターを備えた血液サンプリングシステム
US5152755A (en) Tube assembly with a breakaway plug
US3523530A (en) Needle assembly for parenteral liquid container
US5045067A (en) Breakaway tube assembly
US4911696A (en) Branch tube
US4915704A (en) Tube assembly with a breakaway plug
JPH0242509B2 (ja)
JP3130547B2 (ja) 血液バッグ
JP5967096B2 (ja) プロテクタおよびその使用方法
JP7367179B2 (ja) 袋状容器及びその製造方法
JPH0242510B2 (ja)
CA1312516C (en) Tube assembly provided with a breakaway plug
CA1312515C (en) Tube assembly with a breakaway plug
JP2546731B2 (ja) 血液バッグ
JPH1052505A (ja) 医療用針および医療用具
JPH10211274A (ja) 採血用器具および採血用器具を用いた血液処理方法
CA1286181C (en) Branch tube
JPS62186870A (ja) 分岐管
JP5758760B2 (ja) プロテクタおよびその使用方法
JPH06105890A (ja) バッグ連結体
JP2691627B2 (ja) 血液バッグへの液体充▲てん▼方法
RU2223794C1 (ru) Аппарат для крови и её компонентов
JPH0315916B2 (ja)