JPH0242312A - 方位表示装置 - Google Patents
方位表示装置Info
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- JPH0242312A JPH0242312A JP19210988A JP19210988A JPH0242312A JP H0242312 A JPH0242312 A JP H0242312A JP 19210988 A JP19210988 A JP 19210988A JP 19210988 A JP19210988 A JP 19210988A JP H0242312 A JPH0242312 A JP H0242312A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、地磁気に基づいて車両等の進行方向を表示
する方位表示装置に関するものであり、特に、方位表示
領域の境界付近で方位データが頻繁に変動しても対応の
表示にちらつきが生じないように、適切な角度ヒステリ
シス機能を備えてなる方位表示装置に関するものである
。
する方位表示装置に関するものであり、特に、方位表示
領域の境界付近で方位データが頻繁に変動しても対応の
表示にちらつきが生じないように、適切な角度ヒステリ
シス機能を備えてなる方位表示装置に関するものである
。
[従来の技術]
第4図は、例えばAP−J2603号(特願昭62−1
75815号)に開示された従来の方位表示装置を示す
ブロック図である。第5図は、境界座標に対する位置ベ
クトル(以下、境界ベクトルという)^1〜^。を示す
説明図である。第6図は、進行方向を表わすデジタル座
標信号に対する位置ベクトル(以下、進行ベクトルとい
う)Qを示す説明図である。また、第7図は、角度ヒス
テリシスを示す説明図である。
75815号)に開示された従来の方位表示装置を示す
ブロック図である。第5図は、境界座標に対する位置ベ
クトル(以下、境界ベクトルという)^1〜^。を示す
説明図である。第6図は、進行方向を表わすデジタル座
標信号に対する位置ベクトル(以下、進行ベクトルとい
う)Qを示す説明図である。また、第7図は、角度ヒス
テリシスを示す説明図である。
まず、第4図において、
(1)は車両等の進行物体に設けられた地磁気センサで
あり、車体の左右および前後に対応した2つの地磁気成
分を独立に検出し、それぞれに電気信号e、およびe、
として分離して出力している。
あり、車体の左右および前後に対応した2つの地磁気成
分を独立に検出し、それぞれに電気信号e、およびe、
として分離して出力している。
(2)は前記電気信号e8およびe、を増幅して直流電
気信号■8及びV、を出力する増幅回路である。
気信号■8及びV、を出力する増幅回路である。
(4)は前記電気信号e8およびe、を所定の円周例え
ば所定半径Aの円周C(第6図参照)上の座標に対応さ
せる(正規化する)ための感度補正回路であり、増幅回
路(2)からの直流電気信号V8および■、に適当な係
数を乗算して、 (V、’)2+ (V、’)”= A 2を満たす電気
信号V、′およびv、′に変換するようになっている。
ば所定半径Aの円周C(第6図参照)上の座標に対応さ
せる(正規化する)ための感度補正回路であり、増幅回
路(2)からの直流電気信号V8および■、に適当な係
数を乗算して、 (V、’)2+ (V、’)”= A 2を満たす電気
信号V、′およびv、′に変換するようになっている。
(5)は感度補正された電気信号v、′およびv、′を
対応のデジタル座標信号Xおよびyに変換するA/D変
換回路である。これらのデジタル座標信号Xおよびyは
、車両の進行方向を表わすものであって、第6図に示す
ように、A/D変換回路(5)の2値のフルスケールの
1/2を原点0とする直交座標平面XYにおいて、原点
0を中心とした所定半径Aの円周C上の点で表わされて
おり、この点(x、y)に対する進行ベクトルはQとな
るものである。なお、この第6図において、横軸Xは地
磁気センサ(1)の東西方向成分に比例したデジタル座
標信号Xに対応し、また、縦軸Yは南北方向成分に比例
したデジタル座標信号yに対tしている。
対応のデジタル座標信号Xおよびyに変換するA/D変
換回路である。これらのデジタル座標信号Xおよびyは
、車両の進行方向を表わすものであって、第6図に示す
ように、A/D変換回路(5)の2値のフルスケールの
1/2を原点0とする直交座標平面XYにおいて、原点
0を中心とした所定半径Aの円周C上の点で表わされて
おり、この点(x、y)に対する進行ベクトルはQとな
るものである。なお、この第6図において、横軸Xは地
磁気センサ(1)の東西方向成分に比例したデジタル座
標信号Xに対応し、また、縦軸Yは南北方向成分に比例
したデジタル座標信号yに対tしている。
(6)は方位判定回路であって、これに含まれているも
のは、後述の境界メモリ(7)から隣接する2つの境界
座標を順次選択し、これらの境界座標に対する境界ベク
トルと進行ベクトルQとの外積をそれぞれに演算する外
積演算回路(61)、この外積演算回路(61)で順次
選択される境界ベクトルの選択方向に基づいて車両の前
回の旋回方向を一時的に記憶する旋回方向メモリ(62
)、および、車両の前回の旋回方向と今回の旋回方向と
の関係並びに2つの外積の中の小さい方の値に基づいて
方位表示領域を決定する方位表示領域出力回路(63)
である、そして、これらの手段(61)ないしく63)
は、順次選択される隣接した2つの境界座標(X、、Y
、)および(X−4l、Y、l)とデジタル座標信号(
x、y)とに基づき、かつ、進行方向の変動に対し所定
量の角度ヒステリシスをもって方位表示領域P1〜P、
を選択する表示領域選択手段を構成している。
のは、後述の境界メモリ(7)から隣接する2つの境界
座標を順次選択し、これらの境界座標に対する境界ベク
トルと進行ベクトルQとの外積をそれぞれに演算する外
積演算回路(61)、この外積演算回路(61)で順次
選択される境界ベクトルの選択方向に基づいて車両の前
回の旋回方向を一時的に記憶する旋回方向メモリ(62
)、および、車両の前回の旋回方向と今回の旋回方向と
の関係並びに2つの外積の中の小さい方の値に基づいて
方位表示領域を決定する方位表示領域出力回路(63)
である、そして、これらの手段(61)ないしく63)
は、順次選択される隣接した2つの境界座標(X、、Y
、)および(X−4l、Y、l)とデジタル座標信号(
x、y)とに基づき、かつ、進行方向の変動に対し所定
量の角度ヒステリシスをもって方位表示領域P1〜P、
を選択する表示領域選択手段を構成している。
(7)は方位表示領域P1〜P、の各境界に対応する複
数の境界座標を、例えば、上記所定半径Aの円周C上の
点(X、 、Yl) 〜(X、、Ya)(第5図参照)
として正規化して記憶する境界メモリであり、これらの
境界座標(Xl、Yl)〜(Xs、Ys)に対する境界
ベクトルは^、〜^、で表わされている。
数の境界座標を、例えば、上記所定半径Aの円周C上の
点(X、 、Yl) 〜(X、、Ya)(第5図参照)
として正規化して記憶する境界メモリであり、これらの
境界座標(Xl、Yl)〜(Xs、Ys)に対する境界
ベクトルは^、〜^、で表わされている。
(8)は車両の進行方向を示す複数の方位表示領域P、
〜P、を有する表示器である。なお、各方位表示領域P
、〜Plは、東、北東、・・・南東をそれぞれに示して
いる。
〜P、を有する表示器である。なお、各方位表示領域P
、〜Plは、東、北東、・・・南東をそれぞれに示して
いる。
なお、第5図において、境界ベクトル^、はX軸から反
時計方向に22.5°回転させたベクトルである。また
、他の境界ベクトル^、〜^、は、それぞれに、境界ベ
クトルA、から順次45°ずっ回転させたベクトルであ
り、そのスカラ量(絶対値)はA/D変換回路(5)の
フルスケールの1/2即ち円周Cの半径Aと一致してい
る。また、角度ヒステリシスは、第7図に示した所定値
εによって決定されている。
時計方向に22.5°回転させたベクトルである。また
、他の境界ベクトル^、〜^、は、それぞれに、境界ベ
クトルA、から順次45°ずっ回転させたベクトルであ
り、そのスカラ量(絶対値)はA/D変換回路(5)の
フルスケールの1/2即ち円周Cの半径Aと一致してい
る。また、角度ヒステリシスは、第7図に示した所定値
εによって決定されている。
次に、方位判定回路(6)の動作を示す第8図のフロー
チャート図を参照しながら、第4図〜第7図に示した上
記従来例の動作について説明する。
チャート図を参照しながら、第4図〜第7図に示した上
記従来例の動作について説明する。
まず、電源が投入されると、ステップ(601)により
初期化が行なわれる。これにより、外積演算回路(61
)は、境界メモリ(7)から最初の外積演算に用いる境
界座標(x、、yl)オよび(X2.Yl)を選択し、
境界ベクトル^1および^2を読み込む。
初期化が行なわれる。これにより、外積演算回路(61
)は、境界メモリ(7)から最初の外積演算に用いる境
界座標(x、、yl)オよび(X2.Yl)を選択し、
境界ベクトル^1および^2を読み込む。
次に、ステップ(602)により、A/D変換回路(5
)からデジタル座標信号Xおよびyに対する進行ベクト
ルQを読み込み、更に、ステップ(603)により、既
に読み込まれた2つの境界ベクトル^1および^2の中
の反時計方向に進んでいる境界ベクトル^2の座標(X
2.Yl)を読み込む、この第8図では、2つの境界ベ
クトルを一般的に^、(X、、Y−およびA−,1(X
−、+、Y−+)テ示している。
)からデジタル座標信号Xおよびyに対する進行ベクト
ルQを読み込み、更に、ステップ(603)により、既
に読み込まれた2つの境界ベクトル^1および^2の中
の反時計方向に進んでいる境界ベクトル^2の座標(X
2.Yl)を読み込む、この第8図では、2つの境界ベ
クトルを一般的に^、(X、、Y−およびA−,1(X
−、+、Y−+)テ示している。
次に、ステップ(604)により、反時計方向に進んで
いる境界ベクトル^2と進行ベクトルQとの外積Slを
演算する。第6図のように、進行ベクトルQおよび境界
ベクトル^2がX軸となす角度をそれぞれにθ3、θ2
とすれば、前記の外f1 s +は。
いる境界ベクトル^2と進行ベクトルQとの外積Slを
演算する。第6図のように、進行ベクトルQおよび境界
ベクトル^2がX軸となす角度をそれぞれにθ3、θ2
とすれば、前記の外f1 s +は。
S、=^tXQ
=1^2ilQ l・5in(θ2−θ、) −・
・■で表わされる。ここで、境界座標(X=、 Y2)
及びデジタル座標信号(x、y)が同一の円周C上にあ
ることに着目して■式を展開すると、 51=1^21・1Ql(sinθ2cosθ、 −s
inθl(+O8θ2)=1八zlsinθ−IQ1・
eosθ1八、l ・cosθ−IQisinθ1”
Y 2 X X 23/ ・・・■
となる。即ち、外積S1は、デジタル座標信号(x、y
)および境界座標(X2.Y2)で表わされ、角度θ、
およびθ2を全く含まない式で表わされる。一般的には
、第8図に示したように、■式は、 51=Y+++1’X Xwe+’3/となる。
・■で表わされる。ここで、境界座標(X=、 Y2)
及びデジタル座標信号(x、y)が同一の円周C上にあ
ることに着目して■式を展開すると、 51=1^21・1Ql(sinθ2cosθ、 −s
inθl(+O8θ2)=1八zlsinθ−IQ1・
eosθ1八、l ・cosθ−IQisinθ1”
Y 2 X X 23/ ・・・■
となる。即ち、外積S1は、デジタル座標信号(x、y
)および境界座標(X2.Y2)で表わされ、角度θ、
およびθ2を全く含まない式で表わされる。一般的には
、第8図に示したように、■式は、 51=Y+++1’X Xwe+’3/となる。
次に、ステップ(605)により、方位表示領域選択回
路(63)は、演算された外積S、の極性を判別する。
路(63)は、演算された外積S、の極性を判別する。
例えば、第6図のように、進行ベクトルQが方位表示領
域P、にある場合は、■式内の5in(θ2−θ1)が
負であるため外積S1は負となる。これは、地磁気に対
応するデジタル座標信号(x、y)の進行ベクトルQが
、境界ベクトル^2に対して左回りに近い位置にあるこ
とを示す。
域P、にある場合は、■式内の5in(θ2−θ1)が
負であるため外積S1は負となる。これは、地磁気に対
応するデジタル座標信号(x、y)の進行ベクトルQが
、境界ベクトル^2に対して左回りに近い位置にあるこ
とを示す。
ステップ(605)で51≦Oと判定すると、ステップ
(610)に進み、前回の旋回方向が左回りか否かが判
定される。もし、ステップ(601)で1左回り」と初
期設定されていれば、ステップ(612)に進み、方位
表示領域P11から左回りに1つ移動した方位表示領域
Pw+1に変更する。そして、次の表示更新時に採用す
る境界ベクトルの組み合わせは1つ左回りに移動した^
2及び^3となり、旋回方向メモリ(62)には前回の
旋回方向として「左回り」が記憶される。
(610)に進み、前回の旋回方向が左回りか否かが判
定される。もし、ステップ(601)で1左回り」と初
期設定されていれば、ステップ(612)に進み、方位
表示領域P11から左回りに1つ移動した方位表示領域
Pw+1に変更する。そして、次の表示更新時に採用す
る境界ベクトルの組み合わせは1つ左回りに移動した^
2及び^3となり、旋回方向メモリ(62)には前回の
旋回方向として「左回り」が記憶される。
こうして、方位判定回路(6)は、表示器(8)の方位
表示領域P、を表示駆動し、次の表示更新時間となるま
で、ステップ(816)で待機する。
表示領域P、を表示駆動し、次の表示更新時間となるま
で、ステップ(816)で待機する。
以上のステップ(602)〜(612)は、車両が旋回
する速度と比較して極めて短時間に処理することができ
るので、ステップ(612)において境界ベクトル^2
および^、を選択し、次の表示更新時間に再びステップ
(602)により進行ベクトルQを読み込んでも、前回
の進行ベクトルQと大きく変動することはない0例えば
、ステップ(616)の待機時間も含めて、繰り返しス
テップ(602)を実行する周期を16蒙秒とすれば、
十分な表示追従性を有する。
する速度と比較して極めて短時間に処理することができ
るので、ステップ(612)において境界ベクトル^2
および^、を選択し、次の表示更新時間に再びステップ
(602)により進行ベクトルQを読み込んでも、前回
の進行ベクトルQと大きく変動することはない0例えば
、ステップ(616)の待機時間も含めて、繰り返しス
テップ(602)を実行する周期を16蒙秒とすれば、
十分な表示追従性を有する。
次の表示更新時間において、ステップ(602)で進行
ベクトルQを読み込み、ステップ(603)で境界ベク
トル^、の境界座標(X、、Y、)を読み込み、ステッ
プ(604)で外積S1を演算すると、第6図から明ら
かなように、進行ベクトルQは境界ベクトル^コに対し
て右回りに近い位置となる。
ベクトルQを読み込み、ステップ(603)で境界ベク
トル^、の境界座標(X、、Y、)を読み込み、ステッ
プ(604)で外積S1を演算すると、第6図から明ら
かなように、進行ベクトルQは境界ベクトル^コに対し
て右回りに近い位置となる。
従って、■式より、外積Slは正となり、ステップ(6
05)からステップ(606)に進み、右回りに1つ戻
った境界ベクトルA2の境界座標(X、、Y、)を読み
込む、そして、ステップ(607)により、境界ベクト
ル^2と進行ベクトルQとの外積S2を■式より演算す
る。この外11 s zは、前述のように、進行ベクト
ルQが境界ベクトル^、に対し左回りに近い位置にある
ため必ず負となる。
05)からステップ(606)に進み、右回りに1つ戻
った境界ベクトルA2の境界座標(X、、Y、)を読み
込む、そして、ステップ(607)により、境界ベクト
ル^2と進行ベクトルQとの外積S2を■式より演算す
る。この外11 s zは、前述のように、進行ベクト
ルQが境界ベクトル^、に対し左回りに近い位置にある
ため必ず負となる。
従って、ステップ(608)によりS2く0が判定され
てステップ(609)に進み、Nの値に対応する前回の
方位表示領域P、(=P、)を点灯駆動する。
てステップ(609)に進み、Nの値に対応する前回の
方位表示領域P、(=P、)を点灯駆動する。
即ち、方位表示領域出力回路(63)は、方位判定境界
となる2つの境界ベクトル八2及び八、のうち、反時計
回りに進んだ境界ベクトル^、と進行ベクトルQとの外
[S、が正、時計回りに遅れた境界ベクトル^2と進行
ベクトルQとの外積S2が負となることから、この時点
での車両の進行方向が、境界ベクトル^、および^、で
鋭角に挟まれた方位表示領域P、であることを判定する
。
となる2つの境界ベクトル八2及び八、のうち、反時計
回りに進んだ境界ベクトル^、と進行ベクトルQとの外
[S、が正、時計回りに遅れた境界ベクトル^2と進行
ベクトルQとの外積S2が負となることから、この時点
での車両の進行方向が、境界ベクトル^、および^、で
鋭角に挟まれた方位表示領域P、であることを判定する
。
この判定は、絶対値がそれぞれ正規化された2つのベク
トルの外積は、基準となる一方のベクトルに対し他方の
ベクトルが右回り又は左回りのいずれに近いかを表わす
事実によって行なわれる。
トルの外積は、基準となる一方のベクトルに対し他方の
ベクトルが右回り又は左回りのいずれに近いかを表わす
事実によって行なわれる。
即ち、正規化された進行ベクトルQを表示分解能より狭
い角度で挟むような境界ベクトルを順次検索することに
より、車両の最新の進行方向を判断するようになってい
る。
い角度で挟むような境界ベクトルを順次検索することに
より、車両の最新の進行方向を判断するようになってい
る。
次に、車両が磁気環境の悪い場所を走行し、第7図に示
すように、進行ベクトルQが時間経過とともにq1→Q
2→q3と小刻みに変動し、2つの方位表示領域P1お
よびP2を交互にまたいで移動する場合について説明す
る。
すように、進行ベクトルQが時間経過とともにq1→Q
2→q3と小刻みに変動し、2つの方位表示領域P1お
よびP2を交互にまたいで移動する場合について説明す
る。
いま、最初に方位表示領域P2にあった進行ベクトルQ
1が、次の瞬間に方位表示領域Pl内の進行ベクトルQ
2に変位したとする。このとき、変位後の進行ベクトル
q2が、最初の方位表示領域P2にあったときに選択さ
れていた境界ベクトル^1および^2から見て右回りの
位置にあるため、各境界ベクトル^1および^2に対す
る進行ベクトルQ2の外積S1およびS2は共に正とな
る。従って、ステップ(608)でS、≧Oが判定され
、ステップ(613)に進む。
1が、次の瞬間に方位表示領域Pl内の進行ベクトルQ
2に変位したとする。このとき、変位後の進行ベクトル
q2が、最初の方位表示領域P2にあったときに選択さ
れていた境界ベクトル^1および^2から見て右回りの
位置にあるため、各境界ベクトル^1および^2に対す
る進行ベクトルQ2の外積S1およびS2は共に正とな
る。従って、ステップ(608)でS、≧Oが判定され
、ステップ(613)に進む。
ここで、前回の車両の旋回方向が右回りであったとする
と、ステップ(613)からステップ(615)に進み
、次の瞬間の進行ベクトルQ2に対する境界ベクトルと
しては、右回りに1つ移動した方位表示領域P、を示す
^1および^、が選択され、表示器(8)の方位表示領
域P、が点灯駆動される。又、同時に、旋回方向メモリ
(62)には、前回の旋回方向が右と記憶される。
と、ステップ(613)からステップ(615)に進み
、次の瞬間の進行ベクトルQ2に対する境界ベクトルと
しては、右回りに1つ移動した方位表示領域P、を示す
^1および^、が選択され、表示器(8)の方位表示領
域P、が点灯駆動される。又、同時に、旋回方向メモリ
(62)には、前回の旋回方向が右と記憶される。
更に、次の瞬間に、進行ベクトルq2が方位表示領域P
1内の進行ベクトルQ、に左回りに変位したとする。こ
のとき、ステップ(804)で演算される外積S1は、
進行ベクトルQ、が境界ベクトル^1に対し左回りに近
いため負となる。従って、ステップ(605)によりS
1≦0と判定されてステップ(610)に進み、前回の
旋回方向が左回りか否かを判別する。前回の旋回方向は
右と記憶されているため、今回の旋回方向と異なる旨の
判定がなされ、ステップ(611)に進む、そして、外
積S1の絶対値が予め設定された所定値Eと比較される
。
1内の進行ベクトルQ、に左回りに変位したとする。こ
のとき、ステップ(804)で演算される外積S1は、
進行ベクトルQ、が境界ベクトル^1に対し左回りに近
いため負となる。従って、ステップ(605)によりS
1≦0と判定されてステップ(610)に進み、前回の
旋回方向が左回りか否かを判別する。前回の旋回方向は
右と記憶されているため、今回の旋回方向と異なる旨の
判定がなされ、ステップ(611)に進む、そして、外
積S1の絶対値が予め設定された所定値Eと比較される
。
ここで、所定値Eを、第7図に示した角度ヒステリシス
εを含む式、 E= AIIXQll = IA−l ・IQNI ・sinε−■(但し、0
″≦ε≦90°) で定義すると、境界ベクトル^1と進行ベクトルQ。
εを含む式、 E= AIIXQll = IA−l ・IQNI ・sinε−■(但し、0
″≦ε≦90°) で定義すると、境界ベクトル^1と進行ベクトルQ。
との外積S1の絶対値は、
5ll=lAIXQ3
=A s X Q 11
= IA−l ・IQ−l ・1sinθl −・
・■で表わされる。従って、ステップ(611)におけ
る処理は、0式と0式とを比較することになる。ここで
、境界ベクトル^、および進行ベクトルq。はともに同
一の円周C上の位置ベクトルであるから、境界ベクトル
^、および進行ベクトルq9の各絶対値は円周Cの半径
A(定数)となり、0式および0式の大小を比較するこ
とは、silθとsinεとを比較することである。即
ち、境界ベクトル^、および進行ベクトルQ、のなす角
度θと角度ヒステリシスεとを比較すればよい。
・■で表わされる。従って、ステップ(611)におけ
る処理は、0式と0式とを比較することになる。ここで
、境界ベクトル^、および進行ベクトルq。はともに同
一の円周C上の位置ベクトルであるから、境界ベクトル
^、および進行ベクトルq9の各絶対値は円周Cの半径
A(定数)となり、0式および0式の大小を比較するこ
とは、silθとsinεとを比較することである。即
ち、境界ベクトル^、および進行ベクトルQ、のなす角
度θと角度ヒステリシスεとを比較すればよい。
第7図に示すように、
θ〈ε
即ち、外積S1の絶対値IS、1が、
Sl<E
であれば、ステップ(611)により、Sl ≦E
と判定されてステップ(616)に進みミ前回の車両の
進行方向を示す方位表示領域P1を保持する。
進行方向を示す方位表示領域P1を保持する。
第7図の場合は、旋回方向が右から左に変化した例であ
るが、旋回方向が左がら右に反転した場合も、ステップ
(614’)により同様の処理が行なわれる。
るが、旋回方向が左がら右に反転した場合も、ステップ
(614’)により同様の処理が行なわれる。
このように、方位表示領域Pl〜P8の境界を超えた車
両の旋回が過去に1回以上あり、次に1つの境界分だけ
旋回方向が反転するデジタル座標信号(x、y)が入力
された場合において、境界ベクトル^、と進行ベクトル
Q0とのなす角度θが予め設定された角度しステリシス
ε(例えば、3°)を超えれば反転後の進行ベクトルQ
、の存在する方位表示領域P、を車両の進行方向とし、
角度ヒステリシスεを超えなければ反転前の進行ベクト
ルQx−1の存在する方位表示領域PJを車両の進行方
向として処理する。これにより、方位表示領域出力回路
(63)は、旋回方向メモリ(62)に記憶された前回
の旋回方向と今回の旋回方向とが逆で、且つ2つの外積
S、およびS2の中の絶対値の小さい方の値が所定値E
より小さい場合は、方位表示領域P、の移動を行なわな
い。
両の旋回が過去に1回以上あり、次に1つの境界分だけ
旋回方向が反転するデジタル座標信号(x、y)が入力
された場合において、境界ベクトル^、と進行ベクトル
Q0とのなす角度θが予め設定された角度しステリシス
ε(例えば、3°)を超えれば反転後の進行ベクトルQ
、の存在する方位表示領域P、を車両の進行方向とし、
角度ヒステリシスεを超えなければ反転前の進行ベクト
ルQx−1の存在する方位表示領域PJを車両の進行方
向として処理する。これにより、方位表示領域出力回路
(63)は、旋回方向メモリ(62)に記憶された前回
の旋回方向と今回の旋回方向とが逆で、且つ2つの外積
S、およびS2の中の絶対値の小さい方の値が所定値E
より小さい場合は、方位表示領域P、の移動を行なわな
い。
このように、上記従来例によれば、角度ヒステリシス機
能が導入されているために、遅延回路のような特別な手
段を用いることなく、例えば、鉄材による継ぎ目の露出
した高架道路等の磁気環境の悪い場所を車両が走行した
場合でも、地磁気センサから出力される電気信号が小刻
みに変動しても影響を受けることなく、従って、方位表
示領域P1〜P8が頻繁にちらつくことは防止される。
能が導入されているために、遅延回路のような特別な手
段を用いることなく、例えば、鉄材による継ぎ目の露出
した高架道路等の磁気環境の悪い場所を車両が走行した
場合でも、地磁気センサから出力される電気信号が小刻
みに変動しても影響を受けることなく、従って、方位表
示領域P1〜P8が頻繁にちらつくことは防止される。
しかしながら、上記従来例においては、第7図から理解
されるように、例えば方位指示領域P、、P、間の境界
ベクトル^、の両側に所定の角度幅のヒステリシス領域
が設けられている。そして、進行ベクトルQ、から進行
ベクトルQ2に移行するときには、境界ベクトル^1か
ら先の線分ε2を越えて、方位指示領域P1に対応する
表示がなされる。この逆の動きがなされるときも同様で
あって、角度ヒステリシス領域の限界である線分ε1を
越えるまでは、方位指示領域P2に対応する表示がなさ
れることはない。即ち、線分ε1と線分ε2とで挟まれ
る領域においては、真の方位指示領域から1領域分ずれ
たものが表示されることになる。
されるように、例えば方位指示領域P、、P、間の境界
ベクトル^、の両側に所定の角度幅のヒステリシス領域
が設けられている。そして、進行ベクトルQ、から進行
ベクトルQ2に移行するときには、境界ベクトル^1か
ら先の線分ε2を越えて、方位指示領域P1に対応する
表示がなされる。この逆の動きがなされるときも同様で
あって、角度ヒステリシス領域の限界である線分ε1を
越えるまでは、方位指示領域P2に対応する表示がなさ
れることはない。即ち、線分ε1と線分ε2とで挟まれ
る領域においては、真の方位指示領域から1領域分ずれ
たものが表示されることになる。
[発明が解決しようとする課題]
従来の方位表示装置は以上のように、互いに隣接する方
位指示領域における境界ベクトルの両側に角度ヒステリ
シス領域が設けられているために、ある境界ベクトルを
繰り返してまたぐように進行ベクトルが移動するときに
は、真の方位表示領域の指示に狂いを生じてしまうとい
う問題点があった。
位指示領域における境界ベクトルの両側に角度ヒステリ
シス領域が設けられているために、ある境界ベクトルを
繰り返してまたぐように進行ベクトルが移動するときに
は、真の方位表示領域の指示に狂いを生じてしまうとい
う問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、方位表示領域の境界を中心とする角度ヒステ
リシス領域の設定の要否を判定することを可能にして、
応答速度を損なうことなく表示のちらつきの防止をより
的確にした方位表示装置を得ることを目的とする。
たもので、方位表示領域の境界を中心とする角度ヒステ
リシス領域の設定の要否を判定することを可能にして、
応答速度を損なうことなく表示のちらつきの防止をより
的確にした方位表示装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る方位表示装置は、車両の移動方向の地磁
気成分を検出する地磁気センサと、前記地磁気成分に対
応した電気信号に基づいて方位を判定する方位判定回路
と、この方位判定回路により駆動されて進行方向を表示
する表示器とを備えたものにおいて、 前記電気信号を正規化して対応のデジタル座標信号に変
換するための感度補正装置と、方位表示領域に対応する
複数の境界座標を正規化して記憶する境界メモリとを設
け、 前記方位判定回路は、前記車両の旋回方向を記憶する旋
回方向メモリおよび方位表示領域を切り替える際の角度
ヒステリシス付加の要否を判定するためのヒステリシス
付加要否判定装置を備えてなるものである。
気成分を検出する地磁気センサと、前記地磁気成分に対
応した電気信号に基づいて方位を判定する方位判定回路
と、この方位判定回路により駆動されて進行方向を表示
する表示器とを備えたものにおいて、 前記電気信号を正規化して対応のデジタル座標信号に変
換するための感度補正装置と、方位表示領域に対応する
複数の境界座標を正規化して記憶する境界メモリとを設
け、 前記方位判定回路は、前記車両の旋回方向を記憶する旋
回方向メモリおよび方位表示領域を切り替える際の角度
ヒステリシス付加の要否を判定するためのヒステリシス
付加要否判定装置を備えてなるものである。
[作用]
この発明においては、車両の進行方向に対応する電気信
号が方位表示領域の境界付近でふらついているときに、
所要の方位表示領域を規定する際の角度ヒステリシス領
域設定の要否が判定されて、無用な角度ヒステリシスの
設定が防止される。
号が方位表示領域の境界付近でふらついているときに、
所要の方位表示領域を規定する際の角度ヒステリシス領
域設定の要否が判定されて、無用な角度ヒステリシスの
設定が防止される。
[実施例コ
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図は、この発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
、変動する進行ベクトルと角度ヒステリシスとの関係を
示す説明図、そして、第3図は、上記実施例の動作を説
明するためのフローチャート図である。
図は、この発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
、変動する進行ベクトルと角度ヒステリシスとの関係を
示す説明図、そして、第3図は、上記実施例の動作を説
明するためのフローチャート図である。
まず、第1図において、
(11)は地磁気センサであって、例えば、車体の前後
及び左右に対応した2つの地磁気成分を独立に検出し、
それぞれに電気信号e8およびe2として分離して出力
している。
及び左右に対応した2つの地磁気成分を独立に検出し、
それぞれに電気信号e8およびe2として分離して出力
している。
(12)は感度補正装置であって、前段の地磁気センサ
(11)からの電気信号e、およびe2に対応する感度
補正済み信号を後段の外積演算回路(13)に加えるよ
うにされる。なお、この感度補正装置(12)と地磁気
センサ(11)との間には適当な増幅装置(図示されな
い)が設けられていて、前段の地磁気センサ(11)か
らの電気信号e、およびe、に所要の増幅操作を施すよ
うにされており、この増幅操作の結果としての直流電気
信号■8および■2が感度補正装置(12)に加えられ
る。また、この感度補正装置(12)と後段の外積演算
回路(13)との間には適当なA/D変換回路(これも
図示されない)が設けられていて、感度補正装置(12
)からの出力である電気信号vw′およびv、′をA/
D変換させて、このA/D変換操作の結果としての信号
x、yを後段の外積演算回路(13)に加えるようにさ
れる。
(11)からの電気信号e、およびe2に対応する感度
補正済み信号を後段の外積演算回路(13)に加えるよ
うにされる。なお、この感度補正装置(12)と地磁気
センサ(11)との間には適当な増幅装置(図示されな
い)が設けられていて、前段の地磁気センサ(11)か
らの電気信号e、およびe、に所要の増幅操作を施すよ
うにされており、この増幅操作の結果としての直流電気
信号■8および■2が感度補正装置(12)に加えられ
る。また、この感度補正装置(12)と後段の外積演算
回路(13)との間には適当なA/D変換回路(これも
図示されない)が設けられていて、感度補正装置(12
)からの出力である電気信号vw′およびv、′をA/
D変換させて、このA/D変換操作の結果としての信号
x、yを後段の外積演算回路(13)に加えるようにさ
れる。
(13)は外積演算回路であって、後述の境界メモリ(
14)から隣接する2つの境界座標を順次選択し、これ
ら境界座標に対する境界ベクトルと進行ベクトルとの外
積をそれぞれに演算するものである。
14)から隣接する2つの境界座標を順次選択し、これ
ら境界座標に対する境界ベクトルと進行ベクトルとの外
積をそれぞれに演算するものである。
(14)は境界メモリであって、方位表示領域P、〜P
8の各境界に対応する複数の境界座標を適当に正規化し
て記憶するものであり、これらの境界座標(XI、Yl
)〜(x、、y、)に対する境界ベクトルは^1〜^。
8の各境界に対応する複数の境界座標を適当に正規化し
て記憶するものであり、これらの境界座標(XI、Yl
)〜(x、、y、)に対する境界ベクトルは^1〜^。
で表わされる。
(15)は旋回方向メモリであって、前記外積演算回路
(13)で順次選択される境界ベクトルの選択方向に基
づいて車両の前回の旋回方向を一時的に記憶するもので
ある。
(13)で順次選択される境界ベクトルの選択方向に基
づいて車両の前回の旋回方向を一時的に記憶するもので
ある。
(16)はヒステリシス付加要否判定装置であって、あ
る時点以前の進行ベクトルの変動や角度ヒステリシスの
付加の有無に依存して、ある所定の進行ベクトルの変動
にともなう角度ヒステリシスの付加の要否を判定するも
のである。
る時点以前の進行ベクトルの変動や角度ヒステリシスの
付加の有無に依存して、ある所定の進行ベクトルの変動
にともなう角度ヒステリシスの付加の要否を判定するも
のである。
(17)は方位表示領域出力回路であって、前回の旋回
方向及び今回の旋回方向との関係やヒステリシス領域の
付加の要否のいかんに基づいて、対応の方位表示領域を
決定するものである。
方向及び今回の旋回方向との関係やヒステリシス領域の
付加の要否のいかんに基づいて、対応の方位表示領域を
決定するものである。
そして、外積演算回路(13)、旋回方向メモリ(15
)、ヒステリシス付加要否判定装置(16)および方位
表示領域出力回路(17)によって方位判定回路(18
)が構成されている。
)、ヒステリシス付加要否判定装置(16)および方位
表示領域出力回路(17)によって方位判定回路(18
)が構成されている。
〈18)は表示器であって、車両の進行方向を示す複数
の方位表示領域P1〜P6を有するものである。
の方位表示領域P1〜P6を有するものである。
なお、各方位表示領域PI〜P、は、東、北東、・・・
南東をそれぞれ示している。
南東をそれぞれ示している。
第2図は、進行ベクトルの変動に対する角度ヒステリシ
スを示す説明図である。この第2図において、進行ベク
トルはQ1→Q2→q、→Q、の順で移動するものとす
る。
スを示す説明図である。この第2図において、進行ベク
トルはQ1→Q2→q、→Q、の順で移動するものとす
る。
次に、第3図のフローチャート図を参照しながら、第1
図及び第2図に示したこの発明の一実施例に特有の動作
について説明する。いま、動作が順次に進んできて、ス
テップ(305)に至ったものとする。ここで51≦0
と判定されたものとすると、ステップ(310)に移行
して、前回の旋回方向が左回りか否かが判定される。こ
の判定の結果がNoであったときには、ステップ(31
2)に移行して、ヒステリシス付加の要否のいかんが判
定される。これに対して、ステップ(310)での判定
の結果がYesであったときに、および、ステップ(3
12)でのヒステリシス付加の要否のいかんの判定の結
果がNoであったときには、ステップ(315)に移行
して、次回におけるヒステリシスの付加が必要とされる
。
図及び第2図に示したこの発明の一実施例に特有の動作
について説明する。いま、動作が順次に進んできて、ス
テップ(305)に至ったものとする。ここで51≦0
と判定されたものとすると、ステップ(310)に移行
して、前回の旋回方向が左回りか否かが判定される。こ
の判定の結果がNoであったときには、ステップ(31
2)に移行して、ヒステリシス付加の要否のいかんが判
定される。これに対して、ステップ(310)での判定
の結果がYesであったときに、および、ステップ(3
12)でのヒステリシス付加の要否のいかんの判定の結
果がNoであったときには、ステップ(315)に移行
して、次回におけるヒステリシスの付加が必要とされる
。
また、前記ステップ(312)での判定の結果がYes
であったときには、ステップ(313)に移行して、I
S口≦Eのいかんが判定される。この判定の結果がNo
であったときには、ステップ(314)に移行して、次
回におけるヒステリシスの付加が不要とされる。ステッ
プ(314)、(315)のいずれの場合でも、次のス
テップ(316)に移行して、Nを左回りに1つだけ移
動させる(ここで、前回の旋回方向は左であるものとす
る)。
であったときには、ステップ(313)に移行して、I
S口≦Eのいかんが判定される。この判定の結果がNo
であったときには、ステップ(314)に移行して、次
回におけるヒステリシスの付加が不要とされる。ステッ
プ(314)、(315)のいずれの場合でも、次のス
テップ(316)に移行して、Nを左回りに1つだけ移
動させる(ここで、前回の旋回方向は左であるものとす
る)。
次に、車両が磁気環境の悪い場所を走行し、第2図に示
すように、進行ベクトルQが、時間経過と共にQ、→Q
2→q、→q、とヒステリシス領域を越えて変動し、4
つの方位表示領域P、→P l−P a→P1の原に移
動する場合について説明する。
すように、進行ベクトルQが、時間経過と共にQ、→Q
2→q、→q、とヒステリシス領域を越えて変動し、4
つの方位表示領域P、→P l−P a→P1の原に移
動する場合について説明する。
いま、最初に方位表示領域P、にあった進行ベクトルQ
1が、次の瞬間に方位表示領域P、内の進行ベクトルQ
2に変位したとする。このとき、変位後の進行ベクトル
Q2は、方位表示領域P9.22間の境界ベクトル^1
においてヒステリシス処理を受けていることになる。
1が、次の瞬間に方位表示領域P、内の進行ベクトルQ
2に変位したとする。このとき、変位後の進行ベクトル
Q2は、方位表示領域P9.22間の境界ベクトル^1
においてヒステリシス処理を受けていることになる。
このときの車両の旋回方向やヒステリシス処理の有無は
、旋回方向メモリ(15)等の適当な手段に蓄積され、
必要に応じて使用される。
、旋回方向メモリ(15)等の適当な手段に蓄積され、
必要に応じて使用される。
次に、車両の旋回方向が逆転して、方位表示領域P、に
あった進行ベクトルQ2が方位表示領域P2内の進行ベ
クトルQ、に変位したとするにのときには、前回でのヒ
ステリシス処理が済んでいることから、改めてヒステリ
シス処理を行うことはなく、従って、境界ベクトル^1
を越えると直ちに方位表示領域P2に対応する表示がな
されることになる。
あった進行ベクトルQ2が方位表示領域P2内の進行ベ
クトルQ、に変位したとするにのときには、前回でのヒ
ステリシス処理が済んでいることから、改めてヒステリ
シス処理を行うことはなく、従って、境界ベクトル^1
を越えると直ちに方位表示領域P2に対応する表示がな
されることになる。
以下同様にして、進行ベクトルの変位の方向と。
それ以前でのヒステリシス処理の有無とに依存して、必
要なヒステリシス処理だけがなされる。
要なヒステリシス処理だけがなされる。
[発明の効果]
以上説明されたように、この発明に係る方位表示装置は
、車両の移動方向の地磁気成分を検出する地磁気センサ
と、前記地磁気成分に対応した電気信号に基づいて方位
を判定する方位判定回路と、この方位判定回路により駆
動されて進行方向を表示する表示器とを備えたものにお
いて、前記電気信号を正規化して対応のデジタル座標信
号に変換するための感度補正装置と、方位表示領域に対
応する複数の境界座標を正規化して記憶する境界メモリ
とを設け、 前記方位判定回路は、前記車両の旋回方向を記憶する旋
回方向メモリおよび方位表示領域を切り替える際の角度
ヒステリシス付加の要否を判定するためのヒステリシス
付加要否判定装置を備えてなるものであって、 車両の進行方向に対応する電気信号が方位表示領域の境
界付近でふらついているときに、所要の方位表示領域を
規定する際の角度ヒステリシス領域設定の要否が判定さ
れて、無用な角度ヒステリシスの設定が防止されること
から、応答速度を損なうことなく表示のちらつきを的確
に防止した方位表示装置が得られる効果がある。
、車両の移動方向の地磁気成分を検出する地磁気センサ
と、前記地磁気成分に対応した電気信号に基づいて方位
を判定する方位判定回路と、この方位判定回路により駆
動されて進行方向を表示する表示器とを備えたものにお
いて、前記電気信号を正規化して対応のデジタル座標信
号に変換するための感度補正装置と、方位表示領域に対
応する複数の境界座標を正規化して記憶する境界メモリ
とを設け、 前記方位判定回路は、前記車両の旋回方向を記憶する旋
回方向メモリおよび方位表示領域を切り替える際の角度
ヒステリシス付加の要否を判定するためのヒステリシス
付加要否判定装置を備えてなるものであって、 車両の進行方向に対応する電気信号が方位表示領域の境
界付近でふらついているときに、所要の方位表示領域を
規定する際の角度ヒステリシス領域設定の要否が判定さ
れて、無用な角度ヒステリシスの設定が防止されること
から、応答速度を損なうことなく表示のちらつきを的確
に防止した方位表示装置が得られる効果がある。
第1図は、この発明の一実施例を示すブロック図、第2
図は、進行ベクトルの変動に対する角度ヒステリシスを
示す説明図、第3図は、上記実施例の動作を説明するた
めのフローチャート図、第4図は、従来の方位表示装置
を示すブロック図、第5図は、境界座標に対する位置ベ
クトルを示す説明図、第6図は、進行方向を表わすデジ
タル座標信号に対する位置ベクトルを示す説明図、第7
図は、角度ヒステリシスを示す説明図、第8図は、上記
従来例の動作を説明するためのフローチャート図である
。 (11)は地磁気センサ、 (12)は感度補正装置、 (13)は外積演算回路、 (14)は境界メモリ、 (15)は旋回方向メモリ、 (16)はヒステリシス付加要否判定装置、(17)は
方位表示領域出力回路、 (18)は方位判定回路、 (19)は表示器。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を昂5図 昂8図
図は、進行ベクトルの変動に対する角度ヒステリシスを
示す説明図、第3図は、上記実施例の動作を説明するた
めのフローチャート図、第4図は、従来の方位表示装置
を示すブロック図、第5図は、境界座標に対する位置ベ
クトルを示す説明図、第6図は、進行方向を表わすデジ
タル座標信号に対する位置ベクトルを示す説明図、第7
図は、角度ヒステリシスを示す説明図、第8図は、上記
従来例の動作を説明するためのフローチャート図である
。 (11)は地磁気センサ、 (12)は感度補正装置、 (13)は外積演算回路、 (14)は境界メモリ、 (15)は旋回方向メモリ、 (16)はヒステリシス付加要否判定装置、(17)は
方位表示領域出力回路、 (18)は方位判定回路、 (19)は表示器。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を昂5図 昂8図
Claims (1)
- (1)車両の前後および左右の2方向の地磁気成分を独
立して検出する地磁気センサと、 前記地磁気成分に対応した2つの電気信号 に基づいて方位を判定する方位判定回路と、この方位判
定回路により駆動されて進行方 向を表示する表示器とを備えた方位表示装置において、 前記電気信号を正規化して対応のデジタル 座標信号に変換するための感度補正装置と、方位表示領
域に対応する複数の境界座標を 正規化して記憶する境界メモリとを設け、 前記方位判定回路は、前記車両の旋回方向 を記憶する旋回方向メモリおよび方位表示領域を切り替
える際の角度ヒステリシス付加の要否を判定するための
角度ヒステリシス付加要否判定装置を備えており、前記
車両の旋回履歴および角度ヒステリシス設定の有無に依
存して、ヒステリシス付加の要否を判定するようにされ
ることを特徴とする方位表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63192109A JP2542050B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 方位表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63192109A JP2542050B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 方位表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242312A true JPH0242312A (ja) | 1990-02-13 |
JP2542050B2 JP2542050B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16285812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63192109A Expired - Lifetime JP2542050B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 方位表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542050B2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-02 JP JP63192109A patent/JP2542050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2542050B2 (ja) | 1996-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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