JPH0242105Y2 - - Google Patents

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JPH0242105Y2
JPH0242105Y2 JP409287U JP409287U JPH0242105Y2 JP H0242105 Y2 JPH0242105 Y2 JP H0242105Y2 JP 409287 U JP409287 U JP 409287U JP 409287 U JP409287 U JP 409287U JP H0242105 Y2 JPH0242105 Y2 JP H0242105Y2
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water
lawn
growing
flange
soil
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JP409287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根瓦に代わるものとして使用され
るものであり、屋根の傾斜面に芝生を植える土壌
を形成する芝生育成ブロツクに関する。
〔従来の技術〕
コンクリート建築物等が剥き出しのままの状態
で使用されるとき、いかにも人工的な感じを強く
受け、それを見る人に安らぎを感じさせることが
できない。そこで、最近、このようなコンクリー
ト建築物の屋上、ベランダ等の表面部に人工芝を
はり、視覚的に緑化された雰囲気を作り出してい
た。
しかし、このような人工芝は、その人工的なゆ
えに、すぐ飽きがくるものであつた。また、長期
間使用するとき、日焼け等によつて変色するため
に、張り替えを必要とするものであつた。
そこで、この人工芝に代わるものとして、天然
の芝をコンクリート表面で育成しようとする試み
が、研究されている。本考案者は、この天然の芝
を張ることができるものとして、芝生土壌保持用
ブロツクを実願昭61−124899号として提案してい
る。該芝生土壌保持用ブロツクを使用するとき、
芝生の育成に必要な土壌の厚みが小さくてすむた
め、コンクリート建築物に対する負荷が軽減され
る。そのため、コンクリート建築物の変形、崩壊
等が発生することなく、芝生を張ることが可能と
なつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
実願昭61−124899号の芝生土壌保持用ブロツク
は、主として水平なコンクリート表面で育成され
る芝生の土壌を保持する部材として開発されたも
のである。ところが、芝生を張ることが予想され
る表面としては、この水平なものの外に、傾斜し
た表面がある。たとえば、傾斜した屋根等に芝生
を張ることができると、それが地面から見えるた
め、建築物の印象が非常に良いものとなる。この
点、従来の屋根は、瓦やストレートを使用したも
のが多く、自然との調和に欠ける嫌いがある。
しかし、傾斜面に芝生育成用の土壌を盛り上げ
ようとするとき、育成に必要な水の補給が問題と
なる。すなわち、その傾斜面の低い側に水が流れ
てしまい、土壌全体にわたり芝生の育成に必要な
給水を行うことができない。
そこで、本考案は、この傾斜面に対しても芝生
育成に必要な水を保持し、傾斜面全体にわたつて
天然の芝を育成することを可能にした屋根瓦代用
芝生育成ブロツクを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の屋根瓦代用芝生育成ブロツクは、その
目的を達成するために、枠型本体の一辺の少なく
とも上部に横向きに突出するフランジを設け、該
フランジの先端部を上に延びる屈曲部とし、前記
一辺に相対する辺の少なくとも上部に横向きに突
出する第2のフランジを設け、該第2のフランジ
の先端部を下に延びる屈曲部としたことを特徴と
する。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例により、本考案の特
徴を具体的に説明する。
第1図は本実施例の屋根瓦代用芝生育成ブロツ
クを示す斜視図であり、第2図はその断面図であ
る。
この屋根瓦代用芝生育成ブロツクは、切断可能
な廃プラスチツクス等で作られた四角の枠型本体
1をもつ。そして、この枠型本体1の上側及び下
側の縁部に、それぞれフランジ2及び3が形成さ
れている。そして、上側フランジ2には、多数の
通水孔4が穿設されている。
枠型本体1の1辺にある上側フランジ2及び下
側フランジ3の先端部は、上に向けて延びる屈曲
部2a,3aとされている。他方、その辺と反対
側にある上側フランジ2及び下側フランジ3に
は、下に向けて延びる屈曲部2b,3bが設けら
れている。これら屈曲部2a,2b及び3a,3
bは、複数のブロツクを隣接配置したときに、隣
のブロツクの屈曲部と接し、枠型本体1の側壁及
びフランジ2,3により通水路Aを形成するもの
である。
また、これら屈曲部2a,2b,3a,3bの
あるフランジ2,3が設けられた辺に挟まれた部
分には、枠型本体1の壁面に沿つてフランジ2,
3の先端部まで延びる突出壁5を形成することが
好ましい。この突出壁5は、複数のブロツクが隣
接して配置されたとき、フランジ2,3が隣のブ
ロツクのフランジに当接し、枠型本体1側壁、フ
ランジ2,3及び突出壁5で囲まれた保水空間B
を形成することになる。
通水路Aは、後述するように、枠型本体1の内
部空間に設けられた保水層の余剰水分を、通水孔
4を介して流出させる。他方、保水空間Bは、同
様にして余剰水分を流入させて蓄え、逐次保水層
に供給するものである。
また、枠型本体1の底部には、必要に応じて枠
型本体1が形成する内部空間にFRP樹脂等の防
水性シート6が張られている。この防水性シート
6は、本例においては枠型本体1と別体に成形し
ている。しかし、これに拘束されることなく、防
水性シート6を枠型本体1と一体に成形しても良
い。この防水性シート6は、屋根瓦代用芝生育成
ブロツクを防水処理していないコンクリート表
面、すなわちシンダーコンクリートや通常の屋根
の基礎に載置するとき、枠型本体1の内部空間に
溜まつた水分がその基礎に浸透することを防ぐも
のである。
他方、基礎が防水処理されている場合には、防
水性シート6は不要である。このときには、通水
路A及び保水空間B内にある水が下方から滲み出
すこともないので、下側フランジ3をも省略する
ことができる。
また、第2図において仮想線で示したように、
フランジ2に突起7を設けても良い。この突起7
は、その高さまで土壌を盛ることを示す指標とし
て役立つ。なお、このような突起7としては、フ
ランジ2が形成する四角形全周にわたる突辺或い
は点状突起のいずれであつても良い。
第3図は、芝生育成ブロツクの複数を屋根瓦の
代用として屋根の傾斜面に配列し、芝生育成用の
土壌を盛り上げている状態を示す。
まず、屋根の基礎10に、芝生育成ブロツクを
水平に載置する基台11を階段状に設ける。この
基台11の長さは、その上に載置される芝生育成
ブロツクの長さ(たとえば30〜40cm)に等しくし
ている。この基台11が防水処理されていない場
合、下側フランジ3を設けた芝生育成ブロツクを
使用し、且つその内部空間に防水シートを敷く。
或いは、屋根の基礎10全面にわたり、一枚又は
複数枚の防水シートを張つても良い。
これら基台11の上に芝生育成ブロツクを段々
に配列するとき、隣接する芝生育成ブロツクの屈
曲部2aと2b及び3aと3bが当接し、通水路
Aが形成される。他方、第3図の紙面とは直角な
方向に沿つて隣接する芝生育成ブロツクとの間に
保水空間Bが形成される。
このように配列された芝生育成ブロツクの内部
空間に、枠型本体1の高さまで鹿沼土、山砂、パ
ーライト、海綿、スポンジ等の吸水性材料を盛り
上げ、多孔質の保水層12を形成する。次いで、
この保水層12の上に、芝生育成用の表土13を
盛り上げ、この表土13に芝生14を植え付け
る。このようにして、保水層12及び表土13を
設けるとき、芝生14の育成に必要な水分は、保
水層12で保たれ、逐次芝生14に供給される。
水の補給は、雨等の天然水が使用され、また適
宜の個所に配置したスプリンクラー等による給水
によつて行うこともできる。このとき、必要量以
上の水の一部は、保水層12から溢れ出して、フ
ランジ2に設けた通水孔4を経て通水路Aに流れ
込む。この水は、適宜の個所に設けた排水管を介
して外部に排出される。或いは、芝生育成ブロツ
クをカスケード状に流下し、最下段の芝生育成ブ
ロツクから外部に排出されるようにしても良い。
すなわち、通水路Aを堰として使用することによ
つて、屋根全面に敷設された土壌に対して一様な
補水を行うことができる。
残る余剰水は、同様にして通水孔4を経て保水
空間Bに流れ込み、そこに貯留される。この保水
空間Bにある水は、保水層12の乾き具合に応じ
て自動的に保水層12に供給され、保水層12を
常に湿潤状態に保つ。
なお、隣接するフランジ2を密着させることに
より、フランジ2の突合せ部から通水路A及び保
水空間Bに保水層12及び表土13を構成する粒
子等の落下を防ぐことができる。しかし、その落
下を確実に防止するためには、その突合せ部にビ
ニールメツシユ、アスフアルト又はゴム製のシー
ト等を張つたり、突合せ部をコーキングすれば良
い。
このように、芝生14育成用の土壌を保水層1
2及び表土13の2層とし、芝生育成ブロツクの
周囲に通水路A及び必要に応じて保水空間Bを設
けるとき、傾斜面に張られた芝生14に対する水
の補給が確実に行われる。そのための作業も、従
来の瓦拭きと比べて簡単なものである。また、第
3図のように芝生育成用の土壌を階段状に盛り上
げた場合にあつても、芝生14の成長に伴つて土
壌が慣らされて凹凸が無くなり、屋根の傾斜面と
平行な面となる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の芝生育成ブロ
ツクによるとき、傾斜した屋根に対しても芝生育
成用の土壌を盛り上げ、土壌前面に対する給水を
均一に行うことができる。その結果、屋根全体に
わたり芝生が一様に成長し、今まで瓦、スレート
等が張られていた屋根の美観を大いに高めること
ができる。また、この芝生育成用土壌は断熱効果
をもつものであるため、建物内部が快適な生活空
間ともなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の屋根瓦代用芝生育成ブ
ロツクを示す斜視図、第2図はその断面図、第3
図は複数の屋根瓦代用芝生育成ブロツクを傾斜し
た屋根の基礎に整列配置し、そこに芝生を植え付
けた状態を示す。 1……枠型本体、2,3……フランジ、2a,
3a……上向きの屈曲部、2b,3b……下向き
の屈曲部、4……通水孔、5……突出壁、6……
防水性シート、7……突起、10……基礎、11
……基台、12……保水層、13……表土、14
……芝生、A……通水路、B……保水空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠型本体の一辺の少なくとも上部に横向きに突
    出するフランジを設け、該フランジの先端部を上
    に延びる屈曲部とし、前記一辺に相対する辺の少
    なくとも上部に横向きに突出する第2のフランジ
    を設け、該第2のフランジの先端部を下に延びる
    屈曲部としたことを特徴とする屋根瓦代用芝生育
    成ブロツク。
JP409287U 1986-08-13 1987-01-13 Expired JPH0242105Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP409287U JPH0242105Y2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13
KR1019870008908A KR900003035B1 (ko) 1986-08-13 1987-08-13 잔디밭 토양 유지용 블록

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JP409287U JPH0242105Y2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13

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Publication Number Publication Date
JPS63112457U JPS63112457U (ja) 1988-07-19
JPH0242105Y2 true JPH0242105Y2 (ja) 1990-11-09

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