JPH0241945Y2 - - Google Patents

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JPH0241945Y2
JPH0241945Y2 JP1980106136U JP10613680U JPH0241945Y2 JP H0241945 Y2 JPH0241945 Y2 JP H0241945Y2 JP 1980106136 U JP1980106136 U JP 1980106136U JP 10613680 U JP10613680 U JP 10613680U JP H0241945 Y2 JPH0241945 Y2 JP H0241945Y2
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフオーミングリードを用いて水晶振動
子を電気機械的に支持して気密封止する気密端子
に関するものである。
時計などに用いる水晶振動子用気密端子は、ス
プリングサポート型式のものと、板バネサポート
型式のものとがある。前者の従来一般例を第1図
及び第2図に示すと、1は金属外環、2,2は金
属外環1の両端部に穿設した丸孔状の2つのリー
ド封着孔、3,3はリード封着孔2,2を貫通し
てガラス4で封止された2本のリード線、5,5
はリード封着孔2,2より突出した2本のリード
線3,3の各上端部に半田付けされた2本のスプ
リングサポートである。このスプリングサポート
5,5の下端部と上端部は夫々にコイル状に巻回
形成され、この下端部をリード線3,3の上端部
に嵌挿して半田付けし、各上端部で薄い円板状の
水晶振動子6の両端周縁部を挾持して電気機械的
に支持している。又、7は金属キヤツプで、その
下端のフランジ部7′が金属外環1のフランジ部
1′上に例えば冷間圧接で気密に固定される。こ
の種のタイプのものは、リード線3,3に沿うガ
ラス4の這い上り寸法によつて、スプリングサポ
ート5,5の取り付け高さがバラツクという問題
点がある。
又、後者の従来例として、第3図及び第4図に
示すように、上記同様に金属外環1にガラス封止
したリード線3,3の上端面にL字形の板バネサ
ポート8,8を溶接で固定したものがある。この
板バネサポート8,8は水晶振動子6の両端周縁
部を嵌挿するスリツト9,9を有する。この種タ
イプのものは、ガラス4の這い上りに関係なく、
板バネサポート8,8が一定の高さに位置決めさ
れるため、水晶振動子6の取付高さが一定にな
る。ところが、この場合も板バネサポート8,8
の向きを所定方向に規制しておいてリード線3,
3に溶接する必要があり、組立作業性が悪かつ
た。
そこで、この板バネサポート8,8とリード線
3,3を予め一体化して、上記組立時における溶
接の手間を省いた気密端子が提案されている。こ
れは第5図及び第6図に示すように、2本のリー
ド線10,10の各先端部分をプレス加工してL
字状の板バネサポート11,11を一体に成形し
た、いわゆるフオーミングリードと呼ばれるもの
を用い、この各リード線10,10を上記同様に
金属外環1のリード封着孔2,2にガラス4で封
止したものである。尚、この板バネサポート1
1,11はリード線10,10の上端から折曲さ
れた折曲部11a,11aと、水晶振動子6を嵌
挿して支持するスリツト12,12を有するサポ
ート部11b,11bとでL字状に形成される。
ところが、このようにリード線10,10と板
バネサポート11,11を予め一体化した従来の
気密端子には次の各問題点があつた。
まずリード線10,10の上端を金属外環1の
上面から一定の高さhの位置まで突出させてリー
ド封着孔2,2にガラス封止しているため、板バ
ネサポート11,11の折曲部11a,11aの
機械的強度が弱く、強い外部衝撃等によつて、板
バネサポート11,11が図示二点鎖線に示すよ
うに、リード線10,10の上端を支点に変形し
やすく、この変形によつて水晶振動子6の支持が
不安定になつたり、甚しい場合は水晶振動子6が
脱落する場合もある。又、リード線10,10の
封着は所定の封着治具に金属外環1とリード線1
0,10を位置決めしておいて、金属外環1内で
ガラスタブレツトを加熱溶融させることにより行
つているが、金属外環1からリード線10,10
の上端が突出し、且つその突出端に板バネサポー
ト11,11があるため、特にリード線10,1
0の位置決めが難しく、封着治具自体複雑なもの
が要求され、作業性が悪かつた。又、リード線1
0,10を封止する金属外環1は第1図や第3図
に示したものと同一のものを使用、つまりブレス
加工された金属外環1で、リード封着孔2,2と
金属外環1の内周面両端との距離l1が比較的大き
いものを使用している。そのため、ガラス4を加
熱溶融した時に生じる気泡の内、金属外環1の内
周面両端部の気泡は前記距離l1が大きい程にリー
ド封着孔2,2から外部に逃げる量が少なくて内
部に多く残り、この残留気泡によつて気密端子の
気密性が大きく劣下することがあつた。
本考案は上記従来の各問題点に鑑み、これを解
決したもので、リード線と板バネサポートの折曲
部の下面のみをリード線と共にガラス封止した構
造の気密端子を提供する。以下、本考案の構成を
実施例でもつて説明する。
第7図及び第8図に於て、13は金属外環、1
4,14は金属外環13に穿設した長孔状の2つ
のリード封着孔、15,15は各リード封着孔1
4,14にガラス16で封止されるリード線であ
る。このリード線15,15は第5図に示したも
のと同様に上端部をプレス加工したL字形の板バ
ネサポート17,17を一体に有する。この板バ
ネサポート17,17はリード線15,15の上
端から折曲された折曲部17a,17aと、水晶
振動子18を嵌挿して支持するスリツト19,1
9を有するサポート部17b,17bとで形成さ
れる。尚、20は金属外環13上を気密封止する
金属キヤツプである。
上記実施例に於ける本考案の特徴はリード線1
5,15の上端と、板バネサポート17,17の
折曲部17a,17aの下面のみをガラス16中
に埋入させる。つまり、リード封着孔14,14
を従来の形状より金属外環13の両端側に大きく
延長させて長孔状に形成し、このリード封着孔1
4,14に板バネサポート17,17の折曲部1
7a,17aを嵌めた状態でリード線15,15
をガラス封止する。すると板バネサポート17,
17の折曲部17a,17aがガラス16によつ
て固定され、サポート部17b,17bだけがガ
ラス16から上方に突出する。
上記構成によると、板バネサポート17,17
の折曲部17a,17aがガラス16で固定され
るため、金属外環13の天板部の上面から板バネ
サポート17,17の上端までの寸法を従来より
も小さくでき、かつ従つて金属キヤツプ20の高
さ寸法も小さくでき、装置全体を小型化できる。
又、機械的に弱い板バネサポート17,17の折
曲部17a,17aがガラス16で固定されるた
め、外部衝撃等による板バネサポート17,17
の変形がなくなる。従つて、水晶振動子18を安
定に支持できる。更にリード線15,15をガラ
ス16で封着する際、例えばガラスタブレツトの
上面に、前記折曲部17a,17aが嵌入する凹
部を形成しておけば、リード線15,15の位置
決めが容易になる。更に、板バネサポート17,
17の折曲部17a,17aがガラスタブレツト
の凹部に嵌入するため、使用する上部封着治具2
1は、例えば第9図に示すように板バネサポート
17,17のサポート部17b,17bのみが挿
入される孔22,22を有する簡単な形状のもの
が使用でき、封着作業性が良くなる。又、リード
封着孔14,14を長孔状にすることにより、リ
ード封着孔14,14と金属外環13の内周面両
端との距離l2(l2<l1)が短くなり、従つてガラス
16の溶融時に生じる気泡がリード封着孔14,
14から確実に外部へ逃げ、気密性が向上する。
上記実施例では、板バネサポート17,17の
折曲部17a,17aの上面が、金属外環13の
上面と同一面になる場合を示したが、板バネサポ
ート17,17の折曲部17a,17aの上面と
金属外環13の上面との高低差が0.3mm以内の実
質的に同一面であれば、組立作業性、位置決め、
小型化の点で、上記実施例と実質的に同一の作用
効果が得られる。
これに対して、板バネサポート17,17の折
曲部17a,17a全体をガラス16中に埋設す
る場合は、ガラス16の材料であるガラスタブレ
ツト16′に、折曲部17aを嵌入し得る凹部を
形成する必要があり、ガラスタブレツトが上下非
対称形状になり、組立作業性が極端に悪くなる。
のみならず、ガラスダブレツトの溶融時に、溶融
ガラスが折曲部17aの上部の凹部に流れ込むた
め、ガラスタブレツトが重量、すなわちガラス量
の割に大型化する。このとき、ガラスタブレツト
の外径寸法は、金属外環13の内径寸法により規
制されて変更できないので、結局、ガラスタブレ
ツトの高さ寸法を大きくしなければならず、その
結果、リード線15,15に沿う溶融ガラスの這
い下り寸法が大きくなつて、リード線15,15
に加わる外力等で、この這い下り部分のガラスに
クラツツク生じやすくなり、金属外環13とリー
ド線15,15との間の絶縁抵抗ないし絶縁耐圧
が低下しやすい。もし、ガラスタブレツトに、板
バネサポート17の折曲部17aを嵌入し得る凹
部に代えて、折曲部17aが通り抜けられる貫通
孔を形成した場合は、ガラスタブレツトは上下対
称形状にでき、組立作業性は改善されるが、この
ときは、ガラスタブレツトの重量の割にその高さ
寸法をますます大型化する必要があり、金属外環
13とリード線15,15との間の絶縁抵抗ない
し絶縁耐圧が、ますます低下するという問題点が
ある。
また、第9図の実施例では、フオーミングリー
ドの板バネサポート17,17を上側にしてガラ
ス封着する、いわゆる“正封着”方法で製造する
場合について示しているが、板バネサポーシ1
7,17を下側にしてガラス封着する、いわゆる
“逆封着”方法で製造することもできる。
以上説明したように本考案によれば、板バネサ
ポートの変形が防止できるのみならず、水晶振動
子の取付高さを低くできるので、全体の小型化が
可能であり、又、簡単な構造の封着治具で組立て
ができるから、作業性が向上し、製品のコストダ
ウンが図れる。又、封着用ガラスの気泡がなくな
つて気密性が改善され、信頼性の良い気密端子が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は水晶振動子用気密端子の従来の第1例
を示す側断面図、第2図は第1図A−A線の断面
図、第3図は従来の第2例を示す側断面図、第4
図は第3図板バネサポートの斜視図、第5図は従
来の第3例を示す側断面図、第6図は第5図板バ
ネサポートの斜視図、第7図は本考案による水晶
振動子用気密端子の一実施例を示す側断面図、第
8図は第7図B−B線の断面図、第9図は第7図
気密端子を組立てる際に使用する封着治具を説明
するための一部側断面図である。 13……金属外環、14……リード封着孔、1
5……リード線、16……ガラス、17……板バ
ネサポート、18……水晶振動子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端部をプレス加工することにより折曲部を有
    する水晶振動子保持用サポートとリード線とを一
    体に形成したフオーミングリードを金属外環のリ
    ード線封着孔にガラス封止した気密端子におい
    て、 前記サポートのリード線からの折曲部の上面を
    金属外環の上面と実質的に同一面にすると共に、
    前記折曲部の下面のみをガラスにより封止固着し
    たことを特徴とする水晶振動子用気密端子。
JP1980106136U 1980-07-26 1980-07-26 Expired JPH0241945Y2 (ja)

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JP1980106136U JPH0241945Y2 (ja) 1980-07-26 1980-07-26

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JPS5734618U JPS5734618U (ja) 1982-02-23
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JPS60162378U (ja) * 1984-04-04 1985-10-28 株式会社 フジ電科 気密端子
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457163A (en) * 1977-10-14 1979-05-08 Seiko Instr & Electronics Hermetic terminal

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