JPH0241782B2 - - Google Patents

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JPH0241782B2
JPH0241782B2 JP60253431A JP25343185A JPH0241782B2 JP H0241782 B2 JPH0241782 B2 JP H0241782B2 JP 60253431 A JP60253431 A JP 60253431A JP 25343185 A JP25343185 A JP 25343185A JP H0241782 B2 JPH0241782 B2 JP H0241782B2
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JP
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cpu
timer
timer interrupt
interrupt
time
Prior art date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数のCPUで並行して複数のタイマ監視を実
施している場合、監視時間を経過してもタイマ完
了通知を行なえないCPUが生じる場合がある。
この場合他のCPUが先行するCPUのタイマ監視
を代行し、完了通知処理の順序性を保証する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数のCPUにより並行処理を行な
うマルチCPUシステムにおけるタイマ監視制御
方式に関する。
〔従来の技術〕
複数のCPUからなり、そのときどきで処理す
べきジヨブを各CPUに割当て、あるいは空きの
CPUが個々に獲得して並行処理を行なうマルチ
CPUシステムにおいて、時系列上に配置された
一連の複数の時刻の到来を別々のCPUで監視し、
それぞれの時刻に対応する処理を順序性を保つて
実行する場合がある。
第3図にその1例を示す。図において、1ない
し4はそれぞれマルチCPUを構成するCPU−1
ないしCPU−4である。また5ないし10はそ
れぞれタイマ要求を管理するタイマ要求制御テー
ブル(TQE:タイマ・キユー・エレメント)で
あり、TQE−1ないしTQE−6で表わされる。
これらTQE−1ないしTQE−4のそれぞれは、
タイマ割込み時刻と、割込み後に処理するサービ
スの種類を管理するOSの制御テーブルである。
ここで、TQE−1ないしTQE−4は、現時点
でそれぞれCPU−1ないしCPU−4に処理が割
当てられており、各CPUは、対応するTQEを管
理するTOD形式の未来時刻を、自CPUのクロツ
クコンパレータ(時刻検出部)に設定し、また
TQEのアドレスを自CPUのメモリに記憶する。
このように、各CPUへのTQEの割当てが行な
われた後は、各CPUは、対応するTQEのタイマ
割込みが発生し、その受付け処理が完了するま
で、TQEを解放することはない。
したがつて、たとえばCPU−1がTQE−1の
割込み発生時刻からTQE−2の割込み発生時刻
にまたがつて、タイマ割込みがサスペンド状態
(割込み受付け待ち状態)にあると、CPU−2は
TQE−1の解放を待たずにTQE−2の割込み処
理を実行することになる。割込みのサスペンド状
態は、システムLRU(バツフアからの古いデータ
の追い出し処理)走行中や割込み禁止中に生じ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように、従来のマルチCPUシステム
では、連係して一連の時刻の各々を監視する処理
を行なう場合、先行する時刻のタイマ割込みがそ
のCPUにおいてサスペンド状態となつた場合、
その時間が長くなると、次のCPUにおいて後続
のタイマ割込みが行なわれ、その割込み処理が先
に実行される可能性がある。そのような場合、時
刻監視の順序性が保たれなくなるという不都合が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、マルチCPUシステムにおけるタイ
マ割込みの順序性を保証するため、未来時刻の昇
順につながれているTQEの順序で割込み処理を
行なうものである。
すなわち、タイマ割込みを受付けたCPUは、
自CPUに割当てられたTQEよりも先行する割込
み待ちのTQEがあるとき、そのTQEから割込み
処理を始めて自己のTQEの割込み処理までを実
行する。
しかしこの後、先行する割込み待ちのTQEの
CPUが割込みを受付けた場合、二重処理となる
ので、そのCPUに割込み処理を実行させないよ
うに無処理(No Operation)とする。
第1図は、本発明によるタイマ制御方式の原理
図である。
図において、11はCPU−1、12はCPU−
2、である。また13,14はそれぞれCPU−
1とCPU−2に割当てられたタイマ要求制御テ
ーブル、15は未割当てのタイマ要求制御テーブ
ルである。これらのテーブルは時刻順にキユーに
つながれている。16,17はそれぞれCPU−
1とCPU−2に割当てられたタイマ要求制御テ
ーブルに基づく割込み処理が終了したか否かを示
すステータス表示である。
またCPU−1、CPU−2において、111,
121はそれぞれ割当てられたタイマ要求制御テ
ーブル13,14により指定される時刻(未来時
刻)の到来を監視し、その時刻にタイマ割込み要
求を発生する時刻検出部であり、112,122
はそれぞれ時刻検出部に生じたタイマ割込み要求
を受付け処理するタイマ割込みハンドラである。
タイマ割込みハンドラ112,122は、それ
ぞれ自CPU内の時刻検出部に生じたタイマ割込
み要求を受付けたとき、まず自CPUに割当てら
れているタイマ要求制御テーブルよりも時間的順
序で先行するタイマ要求制御テーブルがサスペン
ド状態(割込み要求保留状態)で残つているかど
うかを調べ、残つていればその割込み処理を先に
実行させ、その処理終了後に、本来その処理を割
当てられているCPUのステータス表示を処理済
に設定する。このようにして先行する全てのタイ
マ要求制御テーブルの処理が完了してから自
CPUのタイマ割込み要求を処理させる。またサ
スペンド状態を解除された後にタイマ割込み要求
を受付けたタイマ割込みハンドラは、自CPUの
ステータス表示が未処理である場合にのみ、その
割込み処理を実行させる。
〔作用〕
第1図を参照して、本発明方式の動作を説明す
る。図中のないしは、動作例の制御手順を示
している。
CPU−1は、タイマ要求キユーを検索し、
未割当ての先頭タイマ要求制御テーブル13を
獲得し、そのタイマ割込み時刻(t1とする)
を、時刻検出部111に設定する。
CPU−2は、同様にして次の未割当てのタ
イマ要求制御テーブル14を獲得し、そのタイ
マ割込み時刻(t2とする)を、時刻検出部12
1に設定する。
CPU−1の時刻検出部111は、時刻t1が到
来するとタイマ割込み要求を上げる。このと
き、CPU−1はたとえば割込み禁止状態にあ
り、そのためこのタイマ割込み要求は受付けら
れずサスペンド状態となる。
CPU−1でt1のタイマ割込み要求がサスペン
ド状態になつている間に次のタイマ割込み時刻
t2が到来し、CPU−2の時刻検出部121がタ
イマ割込み要求を上げる。この場合割込み要求
は受付けられ、タイマ割込みハンドラ122が
起動される。
CPU−2のタイマ割込みハンドラ122は、
自CPUのタイマ割込み制御テーブル14より
も先行するタイマ割込み時刻をもつタイマ要求
制御テーブルの有無を調べ、テーブル13を検
出して、そのサービス類別に基づくその割込み
処理を先に行なわせる。テーブル13の処理が
終了したとき、′CPU−1のステータス表示
16を処理済に設定する。
タイマ割込みハンドラ122は、次に自
CPUの時刻検出部121からの割込み要求を
同様に処理し、′ステータス表示17を処理
済に設定する。
時刻t2の後に、CPU−1の割込み禁止状態が
解除される。そのため、時刻検出部111から
上げられている時刻t1についての割込み要求
は、受付けられ、タイマ割込みハンドラ112
が起動される。
タイマ割込みハンドラ112は、自CPUの
ステータス表示16を参照し、それが処理済と
なつていることを識別すると、割込み処理を実
行せず、次のタイマ監視処理のために、未割当
てのタイマ要求制御テーブル15を検索させ
る。
〔実施例〕
第2図に、本発明の1実施例構成を示す。
図において、21はCPU−1、22はCPU−
2、23はシステムメモリ、24はバス、21
1,221は時刻検出部、212,222はタイ
マ割込みハンドラ、213,223は割込み処理
ルーチン、231ないし234はタイマ要求制御
テーブル(TQE−1〜TQE−4で表わす)、2
35,236はCPU−1とCPU−2のステータ
ス領域を表わす。
各CPUにおいて、時刻検出部211,221
は、TQEから取出されたタイマ割込み時刻(た
とえばt1,t2)と、CPU内に設けられている時計
装置(図示せず)から供給される実時刻とを比較
する比較器(クロツクコンパレータ)で構成され
る。比較器は、一致を検出した後別途リセツトさ
れるまでタイマ割込み要求を上げる。
タイマ割込み要求は、CPU内の制御により、
割込み要求をマスクされる場合があり、その場
合、割込み要求か受付けられず、サスペンド状態
が発生する。
タイマ割込みハンドラ212,222は、タイ
マ割込み要求が受付けられた場合、特に図示の
A,Bの制御を実行する。Aは、TQEキユーを
先頭から調べ、サスペンド状態のTQEを検出し
たときその割込み処理を代行する制御である。B
は、自CPUが割込み要求をサスペンド状態にし
ていた後、サスペンド状態を解除した場合に、自
CPUのステータス領域235,236から、自
CPUが受持つている時刻監視処理が終了してい
るか否かを認識し、処理済の場合には、割込み処
理ルーチン213,223の実行をスキツプさせ
る制御である。その他の場合には、対応する割込
み処理ルーチンの処理、すなわちTQEにより指
定されているサービス種類に基づく処理を実行さ
せる。
TQEキユー(TQE−1〜TQE−4)および各
CPUのステータス領域235,236は、シス
テムメモリ23上に設けられ、各CPUにより任
意にアクセス可能にされる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、先行する時刻の監視を受持つ
CPUの状態に関係なく、複数の監視時刻の順序
性を確実に保つたタイマ制御が可能となり、処理
の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理的構成図、第2図は本発
明の1実施例の構成図、第3図は従来のマルチ
CPUシステムにおけるタイマ制御の説明図であ
る。 第1図中、11:CPU−1、12:CPU−2、
13〜15:タイマ要求制御テーブル、111,
121:時刻検出部、112,122:タイマ割
込みハンドラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のCPU11,12からなり、一連の監
    視時刻を各CPUに割当てて、時刻の到来により
    タイマ割込みを行なわせる時刻監視機能を有する
    マルチCPUシステムにおいて、 各CPU11,12は、それぞれ時刻検出部1
    11,121と、タイマ割込みハンドラ112,
    122と、ステータス表示16,17とをそな
    え、 各CPU11,12のタイマ割込みハンドラ1
    12,122は、自CPUの時刻検出部111,
    121からのタイマ割込み要求を受付けたとき、
    まず先行する監視時刻のタイマ割込み要求が保留
    状態にあるかどうかを調べ、保留状態にあれば、
    そのCPUの割込み処理を自CPUで代行し、その
    後で自CPUのタイマ割込み要求についての割込
    み処理を行なわせ、さらに上記各割込み処理が終
    了したとき対応するCPUのステータス表示を処
    理済に設定し、 また上記タイマ割込み要求の保留状態が解除さ
    れたとき、当該CPUのタイマ割込みハンドラは、
    まず自CPUのステータス表示を参照し、それが
    処理済を表示している場合には本来の割込み処理
    を行なわないことを特徴とするマルチCPUシス
    テムにおけるタイマ監視制御方式。
JP60253431A 1985-11-12 1985-11-12 マルチcpuシステムにおけるタイマ監視制御方式 Granted JPS62113260A (ja)

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JPS62113260A JPS62113260A (ja) 1987-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3334695B2 (ja) * 1999-10-29 2002-10-15 日本電気株式会社 クラスタ型計算機システム
JP4605191B2 (ja) * 2007-07-19 2011-01-05 日本電気株式会社 割込み処理同期装置、割込み処理同期方法及びプログラム

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