JPH0241762Y2 - - Google Patents

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JPH0241762Y2
JPH0241762Y2 JP15303888U JP15303888U JPH0241762Y2 JP H0241762 Y2 JPH0241762 Y2 JP H0241762Y2 JP 15303888 U JP15303888 U JP 15303888U JP 15303888 U JP15303888 U JP 15303888U JP H0241762 Y2 JPH0241762 Y2 JP H0241762Y2
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prism
inner lens
center
lens
lamp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、信号および標識灯として用いられる
車両用灯具に関する。
《従来の技術》 第6図には、このような従来の車両用灯具の一
例が概略的に示されている。
この車両用灯具1は、内部にランプバルブ2を
配置したハウジング3の前面にインナレンズ4と
アウタレンズ5とが配設されている。
ハウジング3は、前面に開口を有する箱状をな
すもので、開口周縁部に溝部を有し、後部中央部
にランプバルブ2が配置されている。
インナレンズ4は、無色透明レンズで、裏面中
央部に屈折系フレネルプリズム6を、その周辺部
に反射系フレネルプリズム7を有し、ハウジング
3の前面開口内に周知の手段により配設されてい
る。
アウタレンズ5は、着色透明レンズで、裏面全
体に魚眼プリズム8を有し、周縁全体に後方に向
けて連続形成された脚部をハウジング3の前面開
口周縁部の溝部内に挿入され、ホツトメルトのよ
うなシール剤を介して接合されてインナレンズ4
の前側に配置されている。
この車両用灯具1は、このような構成を備え、
ランプバルブ2から発した光がインナレンズ4裏
面の各プリズム6,7によりアウタレンズ5裏面
の魚眼プリズム8に向けてほぼ均一に平行光化さ
れ、アウタレンズ5を通じ、所定の着色光となつ
て前方に向け拡散するようになつている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このような従来の車両用灯具1
にあつては、インナレンズ4の光軸Oから離れた
裏面周辺部には、必要な入射角を取るために反射
系プリズム7が形成されているが、周辺部では光
量が減少するため、また反射系プリズム7は屈折
系プリズム6に比べて光の表面損失が大きいため
に、ランプバルブ2の点灯時においてアウタレン
ズ5を通じインナレンズ4の中央部だけがぎらつ
いて見えるとともに、中央部の屈折系プリズム6
と周辺部の反射系プリズム7との境がはつきり見
えてしまい、見栄えを損ねる問題点があつた。ま
た、中央部の屈折系プリズム6は、プリズム角度
が小さいので、ランプバルブ2の非点灯時に灯具
内部が透けて見える素通し感が大きかつた。
そこで、本考案は、ランプバルブから発した光
をぎらつきなしにアウタレンズに対し均一の連続
した明るさで配光できるとともに素通し感を解消
したインナレンズを備えた車両用灯具を提供する
ことを目的とする。
《課題を解決するための手段》 前述した問題点を解決するために、本考案によ
る車両用灯具は、ランプバルブを配設したハウジ
ングの前面にインナレンズとアウタレンズとを配
設した車両用灯具であつて、前記インナレンズの
表面全体に、中心部における出射角が光軸に対し
内側方向に傾いており、この傾きが光軸中心から
周辺部に向けてゼロにまで徐変する屈折系フレネ
ルプリズムを形成したことを特徴とする。
《作用》 ランプバルブの点灯時において、インナレンズ
の裏面から入射した光は、インナレンズの表面全
体に形成された屈折系フレネルプリズムにより、
中心部では光軸に対し内側に傾き、中心部から周
辺部に向けて徐々にゼロにまで減少する傾きを持
つて出射するので、中心部でのぎらつきが少なく
なるとともに全体が均一に見え、また中心部のプ
リズム角度が大きくなるので素通し感が小さくな
る。
《実施例》 第1図には、本考案による車両用灯具の一実施
例が概略的に示されている。
この車両用灯具11は、ランプバルブ12を配
置したハウジング13と、このハウジング13の
前面に配設されるインナレンズ14とアウタレン
ズ15とを備えている。
ハウジング13は、前面に開口16を有する箱
状に形成されて、開口16周縁部に溝部17を有
し、後部中央部にランプバルブ12が配設されて
いる。
インナレンズ14は、表面全体に屈折系フレネ
ルプリズム18が形成されている。この屈折系フ
レネルプリズム18は、第2図に示すように、光
軸Oに最も近いプリズム18aの出射角が光軸O
に対し内側に10゜〜15゜になるようにそのプリズム
角度が設定されている。そしてこのプリズム18
aから周辺部に向けてn番目例えば直径60mmの円
に外接するプリズム18bの出射角が光軸Oに対
して0゜すなわち光軸Oに平行になるように、その
プリズム角度が徐々に変化させてあり、このプリ
ズム18bから外側のプリズムはすべて光軸Oに
平行に光を出射するようになつている。なお、こ
のインナレンズ14は、ハウジング13の前面の
開口16内に周知の手段により配設されている。
アウタレンズ15は、裏面に魚眼プリズム19
を有する着色透明のレンズで、周縁全体に後方に
向けて脚部20が連続形成されている。そして、
この脚部20がハウジング13の前面開口16周
縁部の溝部17内に挿入され、ホツトメルトのよ
うなシール剤21を介して接合されてインナレン
ズ14の前側に配置されている。
このように、この車両用灯具11によれば、イ
ンナレンズ14の表面全体に屈折系フレネルプリ
ズム18を形成し、その中心部におけるプリズム
の出射角を光軸Oに対し内側に傾け、その光軸中
心から周辺部に向けて出射角をゼロにまで徐変し
たので、ランプバルブ12の点灯時において、ラ
ンプバルブ12から発した光はインナレンズ14
の裏面から入射し、表面全体の屈折系フレネルプ
リズム18により、均一に連続した明るさでしか
も中心部のぎらつきを抑えられて出射する。すな
わち、中心部では出射角に角度がついているため
輝度が減じられてぎらつきが防止されるととも
に、周辺部では光軸に平行に出射して必要な輝度
を確保するので全体的に第3図に示すような滑ら
かな輝度分布となる。また、中心部のプリズム角
度が比較的大きいので、第4図に示すように、非
点灯時に外側からみた場合に外光が比較的大きく
屈折されて、灯具内部が直接見えることがなく、
素通し感が改善される。
なお、通常の屈折系プリズムをインナレンズの
表面全体に設けただけの場合には、第5図に示す
ように、プリズム角度が光軸Oにおいてゼロから
周辺部に向けて徐々に大きくなるので、従来と同
様に中心部でぎらつくとともに内部が透けて見え
てしまう。
《考案の効果》 以上のように、本考案の車両用灯具によれば、
インナレンズの表面全体に、中心部における出射
角が光軸に対して内側方向に傾いており、この傾
きが中心部から周辺部に向けてゼロにまで徐変す
る屈折系フレネルプリズムを形成したので、ラン
プバルブの点灯時において、インナレンズの裏面
から入射した光は、インナレンズの表面全体の屈
折系フレネルプリズムを通じアウタレンズに対
し、中心部にぎらつきのない均一に連続した明る
さで出射する。また、インナレンズの中心部のプ
リズムに比較的大きな角度がついているのでラン
プバルブの非点灯時において、アウタレンズの外
側からインナレンズを通じ灯具内部が透けて見え
ることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による車両用灯具の一実施例
を示す断面図、第2図は、同灯具のインナレンズ
の一部省略拡大断面図、第3図は、同灯具の輝度
分布を従来例とともに示すグラフ、第4図は、同
灯具の外部からの見え方を説明するインナレンズ
の一部省略拡大断面図、第5図は、別の灯具にお
ける外部からの見え方を説明するインナレンズの
一部省略拡大断面図、第6図は、従来の車両用灯
具の一例を示す断面図である。 12…ランプバルブ、13…ハウジング、14
…インナレンズ、15…アウタレンズ、18…屈
折系フレネルプリズム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランプバルブを配設したハウジングの前面にイ
    ンナレンズとアウタレンズとを配設した車両用灯
    具であつて、前記インナレンズの表面全体に、中
    心部における出射角が光軸に対し内側方向に傾い
    ており、この傾きが光軸中心から周辺部に向けて
    ゼロにまで徐変する屈折系フレネルプリズムを形
    成したことを特徴とする車両用灯具。
JP15303888U 1988-11-26 1988-11-26 Expired JPH0241762Y2 (ja)

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JP15303888U JPH0241762Y2 (ja) 1988-11-26 1988-11-26

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JP15303888U JPH0241762Y2 (ja) 1988-11-26 1988-11-26

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Publication Number Publication Date
JPH0274703U JPH0274703U (ja) 1990-06-07
JPH0241762Y2 true JPH0241762Y2 (ja) 1990-11-07

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