JPH0241714Y2 - - Google Patents

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JPH0241714Y2
JPH0241714Y2 JP1983133048U JP13304883U JPH0241714Y2 JP H0241714 Y2 JPH0241714 Y2 JP H0241714Y2 JP 1983133048 U JP1983133048 U JP 1983133048U JP 13304883 U JP13304883 U JP 13304883U JP H0241714 Y2 JPH0241714 Y2 JP H0241714Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動販売機や両替機で使用される電
子選別器を有する硬貨選別機に関するものであ
る。
従来の技術 硬貨振り分け部材やクレードルを備えた硬貨選
別機においては、メインプレートとデイバイスプ
レート間に形成される硬貨通路に電子選別器やク
レードル、さらに、硬貨通路を切換える硬貨振り
分け部材を配設し、投入硬貨を選別し収納してい
るが、従来、この種の硬貨選別機は、上記デイバ
イスプレート側にクレードルを取付け、メインプ
レート側に硬貨振り分け部材を作動させるソレノ
イド等を配設していた。
特に、硬貨を上記2枚のプレート間以外の空間
に導く場合、例えば、デイバイスプレート側の空
間が硬貨の返却通路にされている硬貨選別機にお
いては、該デイバイスプレートに硬貨振り分け部
材を作動させるソレノイドを配設すると、硬貨の
落下に対し該ソレノイドが邪魔となるので、返却
通路とは反対側、即ち、メインプレートの裏面に
ソレノイドを配設し、該ソレノイドの作動によつ
て硬貨振り分け部材を上記2枚のプレート間の硬
貨通路に、該プレートを横切つて突出させ、返却
通路へ硬貨を導いていた。
このようにすることによつて、硬貨振り分け部
材を作動させるソレノイドに邪魔されることなく
硬貨の返却通路を確保するようにしたものであ
る。
一方、硬貨選別機は、これ単体として販売され
るものであり、硬貨選別機を制御する電気部品も
硬貨選別機内に装着している。即ち、硬貨選別機
に配置される電子選別器のコイルで検出される信
号で、硬貨の正、偽、硬貨の種別等を判断するた
めの比較器、増幅器等の信号処理の電気部品及び
該電子選別器からの検出信号により、硬貨を正、
偽及び硬貨種類によつて振り分ける硬貨振り分け
部材を駆動するソレノイドの駆動制御回路等の電
気部品等を装着した基板を硬貨選別機内に組込ん
でいる。このような基板は、デイバイスプレート
表面(デイバイスプレートにおいて硬貨通路を形
成する面とは反対の面)に装着すると、上述のよ
うにデイバイスプレート側に硬貨返却通路が形成
される関係から返却硬貨が上記基板に当たり基板
上の電気部品を破損される恐れがあり、又、デイ
バイスプレートに装着されたクレードルの保守を
行う際に基板が妨げとなり、保守が困難になるこ
とから、通常、メインプレートの裏面(メインプ
レートにおいて硬貨通路を形成する面とは反対の
面)に上記基板を装着している。
考案が解決しようとする課題 しかし、上述したように硬貨振り分け部材を駆
動するソレノイドをメインプレートの裏面に配設
するために、上記基板は、上記プレート上に配さ
れたソレノイド等の部材を避けて特殊な形状に形
成したり、該基板を分割して上記プレートに取付
ける等を行なわなければならなく、この硬貨選別
機の製造作業に時間と労働を要していた。
また、メンテナンスの面からも、ソレノイドが
故障したとき、ソレノイドの取外し等のために上
記基板も取外したり移動させる等の作業を必要と
し、その結果、基板上の電気部品をも損傷させる
ことがあり、好ましくなかつた。
そこで、本考案の目的は、メインプレートの裏
面にソレノイド等の部材を装着することなく、電
気部品を装着した基板を配設する空間を大きく
し、メンテナンスが非常に簡単な硬貨選別機を提
供することにある。
課題を解決するための手段 本考案の硬貨選別機は、上記目的を達成するた
め、メインプレートの前面に開閉可能でかつメイ
ンプレートに所定間隔を以て押圧されたデイバイ
スプレートを配設し、上記間隙で金種別全硬貨通
路を形成し、該硬貨通路の上流に上記電子選別器
を配設し、その下流に、上記硬貨通路からデイバ
イスプレート前面空間によつて形成される返却通
路へ偽貨を振り分ける第1の硬貨振り分け部材を
配設し、その下流に上記第1の硬貨振り分け部材
で振り分けられた正貨を、1つの硬貨又は寸法の
差が大きい2つの硬貨の組合せからなるグループ
に分ける少なくとも1つ以上の第2の硬貨振り分
け部材を配設し、さらに、上記第2の硬貨振り分
け部材で振り分けられた2つの硬貨の組合せグル
ープの通る金種別通路に金種毎に通路を切換えて
選別するクレードルを配設し、上記第1、第2の
硬貨振り分け部材、該第1、第2の硬貨振り分け
部材を上記電子選別器からの信号によつて駆動す
るソレノイド及び上記クレードルをすべて上記デ
イバイスプレートに配設し、上記第1の硬貨振り
分け部材は該第1の硬貨振り分け部材を駆動する
ソレノイドを越えて上記デイバイスプレート前面
空間の上記返却通路に偽貨を導くように構成する
と共に、上記メインプレートの裏面に該硬貨選別
機を制御する電気部品を装着した基板を配設する
ようにしたことを特徴とする構成を有する。
作 用 メインプレートとデイバイスプレート間に形成
した硬貨通路の上流に配設した電子選別器が通過
する投入硬貨を電子的に選別し、電子選別器によ
つて選別した投入硬貨が偽貨であると、該偽貨
は、その下流に配設した第1の硬貨振り分け部材
により、デイバイスプレート前面空間によつて形
成された返却通路へ導かれる。
また、電子選別器によつて選別した投入硬貨が
正貨であると、電子選別器からの信号によつて第
1の硬貨振り分け部材のソレノイドを駆動し、該
正貨を硬貨通路に導く。
さらに正貨は、電子選別器からの信号によつて
駆動する第2の硬貨振り分け部材によつて1つの
硬貨又は寸法の差が大きい2つの硬貨の組合せか
らなるグループに振り分けられ、2つの硬貨の組
合せからなるグループはクレードルによつて選別
され、すべての硬貨が各金種に対応する金種別通
路に導かれる。
そして、第1、第2の硬貨振り分け部材、該硬
貨振り分け部材を駆動するソレノイド、及びクレ
ードルをすべてデイバイスプレートに配設し、メ
インプレートの裏面にはこれらの部材を配設しな
いから、メインプレートの裏面空間が広くなり、
電気部品を装着した基板を分割したり、特殊な形
状に加工する必要がなくなり、基板の装着が容易
となる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図〜第5図は、本考案の一実施例を示す図
で、第1図は、その一部破断正面図、第2図は、
裏カバープレートを取除いた時の背面図、第3図
は、第1図の線A−A切断矢視図、第4図は、振
り分けプレートの作動説明図、第5図は、振り分
けレバーの作動説明図である。
第1図において、1はメインプレート、2,3
は、それぞれ第1、第2のデイバイスプレート
で、メインプレート1の前面には、第3図に示す
ように、上記メインプレート1と第1、第2のデ
イバイスプレート2,3により、金種別硬貨通路
R−10,R−50,R−100,R−500を
備えた硬貨通路Rが形成されると共に、硬貨通路
Rと層を成して第1、第2のデイバイスプレート
2,3の前面空間、即ち、デイバイスプレート
2,3とフロントカバー22との間の空間により
返却通路Rrが形成されている。
第1のデイバイスプレート2には硬貨通路Rの
上流にスイングレバー4、第1クレードルC1、
センサーP、電子選別器5の一方のコイル、硬貨
規制片6がそれぞれ配設されており、また、該メ
インプレート1と第1のデイバイスプレート2で
形成された硬貨通路Rの出口付近のメインプレー
ト1には、落下してくる硬貨が衝突し、揺動して
該硬貨の落下方向を変えるアブソーブレバー7が
揺動自在に設けられている。
そして、該第1のデイバイスプレート2は、メ
インプレート1に設けられた軸受17,17′及
び軸押え片18により、該第1のデイバイスプレ
ート2に設けられた軸15が回動自在に保持され
ているから、該軸15を中心に、第1図におい
て、手前方向に開くことができる。
また、通常は、該第1のデイバイスプレート2
と前面を覆うフロントカバー22間に設けられた
スプリングSP1により、メインプレート1に該
第1のデイバイスプレート2は押圧されている。
また、第2のデイバイスプレート3には硬貨通
路Rの下流に硬貨通路Rから返却通路Rrへ偽貨
を振り分ける第1の硬貨振り分け部材となる振り
分けプレート8、振り分けプレート8で振り分け
られた正貨を10円と50円及び100円と500円の複数
のグループに振り分ける少なくとも1つ以上の第
2の硬貨振り分け部材となる振り分けレバー9、
振り分けレバー9で振り分けられたグループの正
貨を金種毎に選別する第2クレードルC2、オー
バーサイズリミツタ10、第3クレードルC3、
オーバーサイズリミツタ11がそれぞれ配設され
ている。
さらに、第2のデイバイスプレート3には、第
5図に示すように、硬貨通路Rの前方に振り分け
プレート8を電子選別器5からの信号によつて駆
動させる第1ソレノイドSOL1と、振り分けレ
バー9を電子選別器5からの信号によつて駆動さ
せる第2ソレノイドSOL2とがそれぞれ配設さ
れている。
そして、該第2のデイバイスプレート3は軸1
6(第3図参照)を中心に回動自在であり、フロ
ントカバー22と該第2のデイバイスプレート3
間に設けられたスプリングSP2によりメインプ
レート1側に押付けられており、該軸16を中心
に、第3図において、時計方向に開くことができ
る。
また、金種別硬貨通路R−500,R−10
0,R−10,R−50の出口となる選別硬貨排
出通路には硬貨センサーS1〜S4がそれぞれ設
けられている。
12は軸25(第3図参照)を中心に揺動する
返却ガイド片で、13は硬貨返却レバー(図示せ
ず)が押されると回動するゲートレバーで、該ゲ
ートレバー13が回動すると、該ゲートレバー1
3に設けられたカム(図示せず)が第1のデイバ
イスプレート2をスプリングSP1の力に抗して
第1図手前に軸15を中心に押し開き、また、上
記ゲートレバー13と連動するレバー14(第2
図、第3図参照)を下動させ、該レバー14に設
けたカム27が第2のデイバイスプレート3に設
けられた突出部28を押圧し、該第2のデイバイ
スプレート3を軸16を中心にスプリングSP2
の力に抗して押し開き、さらに、上記レバー14
上のピン26が返却ガイド片12に設けられたカ
ム板29を押し、軸25を中心に返却ガイド片1
2を第3図時計方向に回転させて、正貨が通る通
路を閉鎖する。
その結果、第1、第2のデイバイスプレート
2,3とメインプレート1で形成された硬貨通路
R上の硬貨は、返却通路Rrに落下させるように
構成されている。
そして、上記メインプレート1の裏面には第2
図に示すように、上記電子選別器5のもう1つの
コイルと上記レバー14のみが取付けられてい
る。
なお、22はフロントカバー、30は裏カバー
プレートである。
上記のような構成において、投入硬貨Mが本硬
貨選別機の硬貨投入口31に投入されると、該投
入硬貨Mはスイングレバー4に当接し、該スイン
グレバー4をバランサー21の重さに抗して第1
図において反時計方向に回動させる。
その結果、投入硬貨Mは上記スイングレバー4
によりスピードを調整されて第1クレードルC1
に導かれる。
第1クレードルC1では、選別しようとする最
小直径の硬貨、この実施例では50円硬貨の直径よ
り小さい硬貨や偽貨を通過させて返却通路Rrに
導き、10円、50円、100円、500円等の上記第1ク
レードルC1で規制した直径以外の硬貨は、第1
クレードルC1で反転させられてセンサーPで検
出され、その後、電子選別器5に導入される。
該電子選別器5は、通過する硬貨をその材質、
外径等により電子的に選別し、後述する第1、第
2のソレノイドSOL1,SOL2等に選別信号を
送出する。
そして、投入硬貨Mはアブソーブレバー7に衝
突して方向変換され、硬貨規制片6によりメイン
プレート1側に押し付けられながら、メインプレ
ート1と第1のデイバイスプレート2で形成され
る硬貨通路Rを通り抜ける。
すなわち、第4図に示すように、硬貨規制片6
はバランサー20により軸19を中心に第4図に
おいて時計方向に回動して、投入硬貨Mをメイン
プレート1側に押し付けられながら落下させるも
のである。
また、上記硬貨規制片6の先端6′は刃が形成
されており、糸つり硬貨による不正な使用に対し
て、一度投入した硬貨を糸をたぐつて引き上げよ
うとするとき、糸を切断するという機能をも兼ね
ている。
かくして、投入硬貨Mはメインプレート1と第
2のデイバイスプレート3との間に形成される硬
貨通路Rへ導かれるが、この際、振り分けプレー
ト8によつて偽貨は返却通路Rrに、正貨は硬貨
通路Rに導かれる。
すなわち、第4図に示すように、第1ソレノイ
ドSOL1は通常非励磁状態にあり、振り分けプ
レート8は実線で示す位置に保持されていて、落
下してくる投入硬貨Mを振り分けプレート8によ
り硬貨通路Rから返却通路Rr側に導かれるよう
になつている。
しかし、上記電子選別器5によつて投入硬貨M
が正貨(10円、50円、100円、500円)であると判
断されると、第1ソレノイドSOL1が励磁され
る。
そのため、上記振り分けプレート8は第2のデ
イバイスプレート3に取付けられた軸16を中心
に、第4図において時計方向に回動し、正貨の硬
貨通路Rを開放する。
そのため、落下してきた正貨は正貨の硬貨通路
Rへ導かれる。
しかし、偽貨であると第1ソレノイドSOL1
が励磁されないため、落下してきた偽貨は上記振
り分けプレート8上を落下し、硬貨通路Rから返
却通路Rrに導かれる。
正貨であれば硬貨通路Rに導かれるが、投入硬
貨Mが10円または50円硬貨であると、第2クレー
ドルC2上に落下するが、50円硬貨はその直径が
小さいため、該第2クレードルC2の爪間をすり
抜けて50円硬貨通路R−50に導かれ、硬貨セン
サーS4に検出される。
また、投入硬貨Mが10円であると、該10円硬貨
は第2クレードルC2の爪に保持されて、該第2
クレードルC2を第1図において反時計方向に回
動させて、オーバーサイズリミツタ10を押圧し
ながら、10円硬貨通路R−10に落下し、硬貨セ
ンサーS3によつて検出される。
次に、投入硬貨Mが100円または500円である
と、電子選別器5から第1、第2ソレノイド
SOL1,SOL2にそれぞれ信号が出され、第1、
第2のソレノイドSOL1,SOL2が励磁される。
その結果、上述のように、振り分けプレート8
は正貨の硬貨通路Rを開放し、また、第2ソレノ
イドSOL2が励磁されるため、レバー23が第
5図に示す破線のように、左方向に引張られ、第
2のデイバイスプレート3に回動自在に取付けら
れた軸24を中心に振り分けレバー9が第5図に
おけるイの位置からロの位置へ回動させ、第2ク
レードルC2の上方に位置する硬貨通路Rに突出
させる。
その結果、投入硬貨Mは振り分けレバー9に導
かれて第1図において左方に移動し、第3クレー
ドルC3に導かれる。
そして、直径の小さい100円硬貨は、第3クレ
ードルC3の爪間をすり抜け、100円硬貨通路R
−100に導かれ、硬貨センサーS2により検出
される。
また、500円硬貨は、第3クレードルC3の爪
に保持されて、第3クレードルC3を第1図にお
いて反時計方向に回動させ、オーバサイズリミツ
タ11を押圧しながら、500円硬貨通路R−50
0に落下する。
そして、硬貨センサーS1はその500円硬貨を
検出するようになつている。
なお、本実施例では上記振り分けレバー9で10
円と50円のグループ及び100円と500円の2つのグ
ループに振り分けたが、これは同一グループ内で
さらに硬貨を振り分ける時、振り分けし易いよう
にその外径、重さ等に差異が大きくでる硬貨を組
合わせたものである。
すなわち、10円と50円とではその外径が大きく
異なるし、100円と500円とでもその外径が大きく
異なる。
そのため、これらの硬貨を振り分ける第2、第
3のクレードルC2,C3は精度の高いクレード
ルを必要としない。
本実施例においては、金種別硬貨通路R−1
0,R−50,R−100,R−500の全てが
単一の硬貨通路R内に硬貨の幅方向に併設されて
いるため硬貨選別機の厚みを薄くすることがで
き、全体として硬貨選別機が小形化される。
更に、第1、第2のデイバイスプレート2,3
を開いて硬貨通路Rを開放することにより、金種
別硬貨通路R−10,R−50,R−100,R
−500の清掃等を一挙に行うことができ、メン
テナンスが容易となる。
考案の効果 以上に述べたように、本考案の硬貨選別機は、
電子選別器からの信号に基いて作動するソレノイ
ドによつて第1の硬貨振り分け部材を駆動し、硬
貨を正貨と偽貨に振り分け、さらに、正貨を第2
の硬貨振り分け部材で、1つの硬貨又は寸法の差
異が大きい2つの硬貨の組合せからなるグループ
に振り分けるので、グループ内の硬貨を金種毎に
選別するクレードルは精度の高いものを必要とせ
ず、また、クレードルの数も少なくてすみ、さら
に、ソレノイド駆動による硬貨振り分け部材のみ
によつて硬貨の選別作業を行う従来の硬貨選別機
に比べるとソレノイドの数が少なくなり、しか
も、上記第1の硬貨振り分け部材は、該第1の硬
貨振り分け部材を駆動するソレノイドを越えてデ
イバイスプレート前面空間の返却通路へ偽貨を導
くように構成したので、その結果、硬貨振り分け
部材、クレードル及びソレノイドをすべてデイバ
イスプレート上に配設でき、メインプレートの裏
面には何らこれらの部材を配設する必要がなくな
り、メインプレートの裏面には平坦でしかも広い
空間が確保されることとなる。
したがつて、メインプレートの裏面に装着する
基板を特殊な形状に形成したり分割したりする必
要はなく基板の加工が容易化され、また、基板を
大きくして硬貨選別機の制御に必要なすべての電
気部品を一枚の基板に組込むことができるので、
電気部品の故障の時など、一枚の基板をジヤツク
から抜き取り、新しいものと交換するのみで良
く、そのメンテナンスが非常に簡単となり、しか
も、メインプレートの裏面には突出物がないので
該基板の取付け取外しの際に基板上の電気部品が
他部品と干渉して損傷することもない。
一方、デイバイスプレート上に配設された硬貨
振り分け部材やクレードルおよびソレノイド等の
修理・調整の際には基板を取外したり移動させた
りする必要がなく、基板上の電気部品を損傷させ
る恐れは全くないので、硬貨振り分け部材やクレ
ードルおよびソレノイド等の調整、修理作業を極
めて円滑に行うことができる。
また、すべての金種別硬貨通路を単一の硬貨通
路内に併設しているため硬貨選別機の厚みを薄く
することができると共に、上述したように必要と
されるソレノイドの数も少ないので、硬貨選別機
のコンパクト化が容易であり、しかも、デイバイ
スプレートを開いて硬貨通路を開放することによ
り、すべての金種別硬貨通路の清掃等を一挙に行
うことができるため硬貨通路のメンテナンスも非
常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の硬貨選別機の要部
破断正面図、第2図は、第1図の裏カバープレー
トを取除いた時の背面図、第3図は、第1図の線
A−A切断矢視図、第4図は、第1の硬貨振り分
け部材となる振り分けプレートの作動説明図、第
5図は、第2の硬貨振り分け部材となる振り分け
レバーの作動説明図である。 1……メインプレート、2……第1のデイバイ
スプレート、3……第2のデイバイスプレート、
4……スイングレバー、5……電子選別器、6…
…硬貨規制片、6′……先端、7……アブソーブ
レバー、8……振り分けプレート、9……振り分
けレバー、10,11……オーバーサイズリミツ
タ、12……返却ガイド片、13……ゲートレバ
ー、14……レバー、15,16……軸、17,
17′……軸受、18……軸押え片、19……軸、
20,21……バランサー、22……フロントカ
バー、23……レバー、24,25……軸、26
……ピン、27……カム、28……突出部、29
……カム板、30……裏カバープレート、31…
…硬貨投入口、32……軸、C1……第1クレー
ドル、C2……第2クレードル、C3……第3ク
レードル、M……投入硬貨、P……センサー、R
……硬貨通路、Rr……返却通路、S1〜S4…
…硬貨センサー、SP1,SP2……スプリング、
R−10……10円硬貨通路、R−50……50円硬
貨通路、R−100……100円硬貨通路、R−5
00……500円硬貨通路、SOL1……第1ソレノ
イド、SOL2……第2ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子選別器と、硬貨振り分け部材と、クレード
    ルとにより、硬貨を金種毎に選別し、金種別通路
    へそれぞれ導く硬貨選別機において、メインプレ
    ートの前面に開閉可能でかつメインプレートに所
    定間隔を以て押圧されたデイバイスプレートを配
    設し、上記間隙で金種別全硬貨通路を形成し、該
    硬貨通路の上流に上記電子選別器を配設し、その
    下流に、上記硬貨通路からデイバイスプレート前
    面空間によつて形成される返却通路へ偽貨を振り
    分ける第1の硬貨振り分け部材を配設し、その下
    流に上記第1の硬貨振り分け部材で振り分けられ
    た正貨を、1つの硬貨又は寸法の差が大きい2つ
    の硬貨の組合せからなるグループに分ける少なく
    とも1つ以上の第2の硬貨振り分け部材を配設
    し、さらに、上記第2の硬貨振り分け部材で振り
    分けられた2つの硬貨の組合せグループの通る金
    種別通路に金種毎に通路を切換えて選別するクレ
    ードルを配設し、上記第1、第2の硬貨振り分け
    部材、該第1、第2の硬貨振り分け部材を上記電
    子選別器からの信号によつて駆動するソレノイド
    及び上記クレードルをすべて上記デイバイスプレ
    ートに配設し、上記第1の硬貨振り分け部材は該
    第1の硬貨振り分け部材を駆動するソレノイドを
    越えて上記デイバイスプレート前面空間の上記返
    却通路に偽貨を導くように構成すると共に、上記
    メインプレートの裏面に該硬貨選別機を制御する
    電気部品を装着した基板を配設するようにしたこ
    とを特徴とする硬貨選別機。
JP13304883U 1983-08-25 1983-08-30 硬貨選別機 Granted JPS6044161U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13304883U JPS6044161U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 硬貨選別機
KR1019840005091A KR900007890B1 (ko) 1983-08-25 1984-08-23 경화 선별기
US06/643,845 US4576275A (en) 1983-08-25 1984-08-23 Coin discrimination apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13304883U JPS6044161U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 硬貨選別機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6044161U JPS6044161U (ja) 1985-03-28
JPH0241714Y2 true JPH0241714Y2 (ja) 1990-11-07

Family

ID=30300260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13304883U Granted JPS6044161U (ja) 1983-08-25 1983-08-30 硬貨選別機

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JP (1) JPS6044161U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688589A (en) * 1979-12-19 1981-07-18 Sanyo Jido Hanbaiki Kk Coin selector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688589A (en) * 1979-12-19 1981-07-18 Sanyo Jido Hanbaiki Kk Coin selector

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Publication number Publication date
JPS6044161U (ja) 1985-03-28

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