JPH024170Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH024170Y2 JPH024170Y2 JP17115384U JP17115384U JPH024170Y2 JP H024170 Y2 JPH024170 Y2 JP H024170Y2 JP 17115384 U JP17115384 U JP 17115384U JP 17115384 U JP17115384 U JP 17115384U JP H024170 Y2 JPH024170 Y2 JP H024170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- beam member
- base plate
- guide plates
- bolt holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、ローラ支承装置に関する。
従来技術とその問題点
一般に、梁や柱等の部材の接合部において、ロ
ーラ支承はきわめて有効である。特に、鉄骨部材
等は温度変化、積載荷重変化等に応じて部材長さ
が変動するため、その変動を拘束してしまうと、
その拘束部分に過大な応力が働いて構造設計上不
利となり、経済設計が困難な場合が多々ある。
ーラ支承はきわめて有効である。特に、鉄骨部材
等は温度変化、積載荷重変化等に応じて部材長さ
が変動するため、その変動を拘束してしまうと、
その拘束部分に過大な応力が働いて構造設計上不
利となり、経済設計が困難な場合が多々ある。
この場合、部材の拘束部をローラ支承にすると
温度変化等による部材の伸縮を自由に吸収するこ
とができるため拘束部に無理な応力の働く心配が
全くなく、ほぼ理想的な構造設計が図れる。
温度変化等による部材の伸縮を自由に吸収するこ
とができるため拘束部に無理な応力の働く心配が
全くなく、ほぼ理想的な構造設計が図れる。
しかし、従来のローラ支承は、テフロン(登録
商標名)やローラが使用され、一般に構成が複雑
で高価なものが多かつた。
商標名)やローラが使用され、一般に構成が複雑
で高価なものが多かつた。
考案の目的
この考案は、前記従来の問題点を解消するため
に提案されたもので、簡便にして安価なローラ支
承装置を提供することを目的とする。
に提案されたもので、簡便にして安価なローラ支
承装置を提供することを目的とする。
実施例
以下、この考案を図示する一実施例によつて説
明すると、ローラ支承装置1は、ベースプレート
2と、支承3と、ガイドプレート4,4とから構
成されている。
明すると、ローラ支承装置1は、ベースプレート
2と、支承3と、ガイドプレート4,4とから構
成されている。
ベースプレート2は、略矩形の鋼板より形成さ
れ、コーナ部にボルト孔5,5がそれぞれ形成さ
れている。
れ、コーナ部にボルト孔5,5がそれぞれ形成さ
れている。
支承3は、鋼板より真下に開口する断面略半円
形に形成され、ベースプレート2の上のほぼ中央
部に溶接によつて取付けられている。
形に形成され、ベースプレート2の上のほぼ中央
部に溶接によつて取付けられている。
ガイドプレート4,4は、支承3の両側に垂直
に設置され、ベースプレート2および支承3に溶
接によつて取付けられている。左右ガイドプレー
ト4,4の上端部にはボルト孔6,6が形成され
ている。左右ガイドプレート4,4は、ベースプ
レート2および支承3と同様に略矩形の鋼板より
形成されている。
に設置され、ベースプレート2および支承3に溶
接によつて取付けられている。左右ガイドプレー
ト4,4の上端部にはボルト孔6,6が形成され
ている。左右ガイドプレート4,4は、ベースプ
レート2および支承3と同様に略矩形の鋼板より
形成されている。
係る構成において、使用に際しては、たとえば
梁部材7と基礎8との接合部において、基礎8の
上にローラ支承装置1を設置する。ローラ支承装
置1は、基礎8の上端面より突設したアンカーボ
ルト9,9をベースプレート2のボルト孔5,5
に貫通させ、かつアンカーボルト9,9の貫通部
分にアンカーナツト10,10を螺着することに
よつて基礎8の上に固定する。
梁部材7と基礎8との接合部において、基礎8の
上にローラ支承装置1を設置する。ローラ支承装
置1は、基礎8の上端面より突設したアンカーボ
ルト9,9をベースプレート2のボルト孔5,5
に貫通させ、かつアンカーボルト9,9の貫通部
分にアンカーナツト10,10を螺着することに
よつて基礎8の上に固定する。
続いて、支承3の上に梁部材7を載置し、かつ
左右ガイドプレート4,4のボルト孔6,6と梁
部材7のボルト孔11,11間に梁部材7の浮き
上りを防止するためにボルト12,12をそれぞ
れ挿通する。梁部材7のボルト孔11,11は梁
部材7の長手方向に細長く形成されている。ま
た、ボルト孔11,11は、略L字形の取付金具
13,13の立上り部14,14に形成され、取
付金具13,13は梁部材7の左右両端部に溶接
によつて取付けられている。
左右ガイドプレート4,4のボルト孔6,6と梁
部材7のボルト孔11,11間に梁部材7の浮き
上りを防止するためにボルト12,12をそれぞ
れ挿通する。梁部材7のボルト孔11,11は梁
部材7の長手方向に細長く形成されている。ま
た、ボルト孔11,11は、略L字形の取付金具
13,13の立上り部14,14に形成され、取
付金具13,13は梁部材7の左右両端部に溶接
によつて取付けられている。
なお、ボルト12,12は、梁部材7の浮き上
りを防止するためのボルトであるから、特に固く
締付ける必要はない。
りを防止するためのボルトであるから、特に固く
締付ける必要はない。
係る構成において、梁部材7に温度変化等によ
る伸縮が生じても、梁部材7の支承部は拘束され
ていないから支承部分に構造的に不利な応力が発
生する心配がない。
る伸縮が生じても、梁部材7の支承部は拘束され
ていないから支承部分に構造的に不利な応力が発
生する心配がない。
この考案は、以上の構成からなり、以下の効果
を有する。
を有する。
支承(部材受け部)が半筒形に形成されてい
るので、アーチ作用により強度が大きく、鋼板
の厚さが薄くてすむ。また、支承とこの上に載
置される梁部材等との接触面積が小さいため、
この部分の摩擦抵抗はきわめて小さく、梁部材
等は滑かに伸縮することができ、その結果とし
て部材の伸縮による応力をほぼ完全に吸収でき
る。
るので、アーチ作用により強度が大きく、鋼板
の厚さが薄くてすむ。また、支承とこの上に載
置される梁部材等との接触面積が小さいため、
この部分の摩擦抵抗はきわめて小さく、梁部材
等は滑かに伸縮することができ、その結果とし
て部材の伸縮による応力をほぼ完全に吸収でき
る。
合掌梁等、部材に勾配が付いていても使用す
ることができ、しかも部材の設置勾配が異なる
場合でも同一種類のものを使用することがで
き、きわめて経済的である。
ることができ、しかも部材の設置勾配が異なる
場合でも同一種類のものを使用することがで
き、きわめて経済的である。
ガイドプレートおよびボルト12,12によ
つて支承の座屈および梁部材等の浮上りを経済
的に防止することができる。さらに、ボルト1
2,12は梁部材等の浮上りを防止するもので
あるから、特に固く締付ける必要はなく、よつ
て特別な締付具がなくても容易に取付けること
ができる。
つて支承の座屈および梁部材等の浮上りを経済
的に防止することができる。さらに、ボルト1
2,12は梁部材等の浮上りを防止するもので
あるから、特に固く締付ける必要はなく、よつ
て特別な締付具がなくても容易に取付けること
ができる。
また、ベースプレート、支承およびガイドプ
レートはすべて鋼板で製作することができるの
で、きわめて安価に製作することができる。
レートはすべて鋼板で製作することができるの
で、きわめて安価に製作することができる。
第1図〜第3図は、この考案の実施例を示すも
ので、第1図はローラ支承装置の斜視図、第2図
はその使用状態を示す断面図、第3図は同じく第
2図におけるA−A線断面図である。 1……ローラ支承装置、2……ベースプレー
ト、3……支承、4……ガイドプレート、5……
ボルト孔、7……梁部材、8……基礎、9……ア
ンカーボルト、10……アンカーナツト、11…
…ボルト孔、12……ボルト、13……取付金
具、14……立上り部。
ので、第1図はローラ支承装置の斜視図、第2図
はその使用状態を示す断面図、第3図は同じく第
2図におけるA−A線断面図である。 1……ローラ支承装置、2……ベースプレー
ト、3……支承、4……ガイドプレート、5……
ボルト孔、7……梁部材、8……基礎、9……ア
ンカーボルト、10……アンカーナツト、11…
…ボルト孔、12……ボルト、13……取付金
具、14……立上り部。
Claims (1)
- ベースプレートの上に断面略半筒形の支承を設
け、この支承の両側にガイドプレートを立設し、
この左右ガイドプレートの上端部にボルト孔を設
けてなることを特徴とするローラ支承装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17115384U JPH024170Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17115384U JPH024170Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6185602U JPS6185602U (ja) | 1986-06-05 |
JPH024170Y2 true JPH024170Y2 (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=30728848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17115384U Expired JPH024170Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH024170Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP17115384U patent/JPH024170Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6185602U (ja) | 1986-06-05 |
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