JPH0241471Y2 - - Google Patents

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JPH0241471Y2
JPH0241471Y2 JP11782585U JP11782585U JPH0241471Y2 JP H0241471 Y2 JPH0241471 Y2 JP H0241471Y2 JP 11782585 U JP11782585 U JP 11782585U JP 11782585 U JP11782585 U JP 11782585U JP H0241471 Y2 JPH0241471 Y2 JP H0241471Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バーナにより加熱される熱電対の熱
起電力によりガス供給路に設けた電磁弁を開状態
に保持して、バーナが消えた場合に未燃焼ガスの
放出を防止するようにしたガス機器の安全装置の
改良に関する。
[従来技術] この種のガス機器の安全装置には、例えば第4
図に示す如く、メインバーナ10により加熱され
る主熱電対17と、始動時に一時的に火炎を生ず
る点火用パイロツトバーナYにより加熱される補
助熱電対18を備え、両熱電対17,18の熱起
電力によりガス供給路11に設けた電磁弁12を
開状態に保持するものがある。このような補助熱
電対18を備えたガス機器の安全装置は、主熱電
対17のみを使用したものに比して電磁弁に供給
される熱電流の立上り特性が大となるので、始動
時に電磁弁を手動又は別装置により開状態に保持
しなければならない時間が短かくなり、また始動
時以外には主熱電対17のみにより所定の熱電流
が供給されて必要以上に熱電流が増大することが
ないので、酸素不足など場合もメインバーナ10
の火炎の異常を検出して作動し、ガスを遮断する
ことができる。しかして、従来の点火用パイロツ
トバーナYは、第4図と直角方向より見た幅が、
第5図に示す如く比較的狭く形成されていた。
[考案が解決しようとする問題点] このような従来技術においては、点火用パイロ
ツトバーナXに一時的にガスを供給する点火パイ
ロツト用弁14が作動不良等により完全に遮断し
ない場合には始動完了以後においても、第5図に
示す如く、正常な火炎30よりも小さい火炎31
が残つて補助熱電対18を加熱することがある。
このような場合には、メインバーナ10が突風や
煮こぼれ等により立ち消えても電磁弁12は開状
態に保持され、メインバーナ10からガスは放出
されるが点火用パイロツトバーナYの火炎31は
小さいので火移りしないという状態が生ずるおそ
れがある。これを防ぐために従来は点火用パイロ
ツトバーナYをメインバーナ10に近付け、かつ
補助熱電対18を点火用パイロツトバーナYから
遠ざけるよう配置している。しかしながらこれに
より補助熱電対18の加熱の効率が低下するので
電磁弁12を手動又は別装置により保持しなけれ
ばならない時間が長くなり、また各部品の配置に
制約を受けるという問題があつた。本考案は点火
用パイロツトバーナの構造を改良してこのような
問題を解決したものである。
[問題点を解決するための手段] このために本考案によるガス機器の安全装置
は、例えば第1図〜第3図に示す如く、メインバ
ーナ10又は常火パイロツトバーナ等のガス機器
の正常な作中は常に火炎を生じているバーナによ
り加熱される主熱電対17と、ガス機器の始動時
に一時的に火炎を生ずる点火用パイロツトバーナ
Xにより加熱される補助熱電対18と、前記各バ
ーナ10、Xへのガス供給路11に設けられ前記
両熱電対17,18により開状態に保持される電
磁弁12を備えてなるガス機器の安全装置におい
て、前記点火用パイロツトバーナXは細径の一端
部22,22Aから他端部に形成される幅広偏平
状の炎口23,23Aに向つて末広状に広がる通
路21,21Aを形成する本体20,20Aと、
前記炎口23,23Aの一部に向けて前記一端部
22,22Aに設けられたノズル27よりなり、
前記補助熱電対18は前記ノズル27の延長線上
から離れた位置において前記炎口23,23Aか
らの火炎28,28Aにより加熱されるよう設け
られたことを特徴とするものである。
[作用] 点火用パイロツトバーナXに正常な量のガスが
供給されている状態においては、ガス量は多いの
でノズル27から噴出するガスは撹乱した流れれ
となつて本体20,20A内の末広状の通路2
1,21Aに広がつて炎口23,23A全体より
放出され、幅広い正常な火炎28,28Aが生ず
る。点火パイロツト用弁14の作動不良等により
弁閉止時において洩れが生じ、点火用パイロツト
バーナXに少量のガスが供給された場合は、ノズ
ル27から噴出するガスは層流状態の比較的細い
一筋の流れとなつて本体20,20A内の通路2
1,21Aを通り抜けて災口23,23Aより放
出されるので、この状態における火炎29はノズ
ル27の延長線上に沿つた横幅の狭いものとな
る。しかして、ノズル27の延長線上から離れた
位置に設けられた補助熱電対18は点火用パイロ
ツトバーナXに正常な量のガスが供給されている
状態においては幅広い正常な火炎28により加熱
されて熱電流を電磁弁12に供給するが、ガス供
給量が少ない状態では横幅の狭くなつた火炎29
の側方に位置して加熱されなくなり、電磁弁12
には主熱電対17のみにより熱電流が供給される
ようになる。従つて、後者すなわち点火用パイロ
ツトバーナXへのガス供給量が少ない状態では、
メインバーナ10又は常火パイロツトバーナ等の
ガス機器の正常な作動中に常に火炎を生じている
バーナが何等かの理由により消えれば、主熱電対
17の加熱も停止されるので電磁弁12への熱電
流の供給が停止されて電磁弁12は閉じ、未燃焼
ガスの放出は防止される。
[考案の効果] 上述の如く、本考案によれば点火用パイロツト
バーナへのガスの遮断が不完全であつて多少のガ
スが供給され、点火用パイロツトバーナに火残り
がある場合でも、ガス機器の安全装置は正常に作
動して未燃焼ガスの放出は防止される。しかし
て、本考案においては前述の如く点火用パイロツ
トバーナそれ自体の作用によりガス供給量が減少
した場合には火炎の幅が狭くなつて補助熱電対を
加熱しないようにしているので、点火用パイロツ
トバーナに正常な量のガスが供給された場合に効
率よく加熱されるよう炎口から適切な距離をおい
て補助熱電対を設けても、点火用パイロツトバー
ナに火残りが生じた場合の火炎によつては補助熱
電対は加熱されないので、このような火残りが生
じた場合でも未燃焼ガスの放出は完全に防止さ
れ、またその他の部品の間の配置を変えてもこの
ようなガス機器の安全装置の作用に影響が生ずる
ことがない。
[実施例] 以下に添付図面により本考案の実施例の説明を
する。
第1図及び第4図に示す如く、メインバーナ1
0は電磁弁12と手動弁13を設けたガス供給路
11を介してガス供給源15に接続され、メイン
バーナ10の一側に設けられた点火用パイロツト
バーナXは点火パイロツト用弁14を設けた分岐
路11aを介してガス供給路11の両弁12,1
3の間に接続されている。点火パイロツト用弁1
4は点火始動の際に手動又はタイマー装置により
一定時間開状態に保持されてから閉となるもので
ある。電磁弁12の励磁コイル12aには直列接
続された主熱電対17と補助熱電対18が接続さ
れ、主熱電対17は第4図に示す如くメインバー
ナ10の火炎16により加熱され、また補助熱電
対18は点火用パイロツトバーナXの火炎28に
より加熱されて励磁コイル12aに熱電流を供給
している。
次に本考案の要部をなす点火用パイロツトバー
ナXにつき説明する。点火用パイロツトバーナX
の本体20内には、第1図及び第2図に示す如
く、細径の下端部22から上端部に形成される偏
平状の炎口23に向かつて末広状の通路21形成
されている。第2図に示す如く、本体20は2つ
の互に対称な形状の半部24,25を各半部2
4,25に設けたフランジ26,26を介してろ
う付けまたはかしめ等により一体に接合してなる
ものである。本体20の下端部22には炎口23
に向けてノズル27が挿入されてろう付け等によ
り一体に固定され、このノズル27に点火パイロ
ツト用弁14を設けた分岐管11aよりガスが供
給されている。本実施例においては、図面の如く
本体20内に形成される末広状の通路21は非対
称形状に形成され、ノズル27は炎口23の長手
方向一側に偏偏つた位置に向つている。なお本実
施例においては炎口23の幅(第2図における上
下方向幅)は通路21の他の部分と同一とした
が、炎口は通路21の幅より多少幅狭としてもよ
い。
第1図及び第2図に示す如く、点火用パイロツ
トバーナXの本体20の側面には、ノズル27の
延長線上から炎口23の長手方向に沿つて離れた
位置に絶縁体19を固定し、この絶縁体19によ
り補助熱電対18がその温接点18aが炎口23
のほぼ直上となるように支持されている。
次に本実施例の作動につき説明する。先づ、ガ
ス機器のつまみ(図示せず)を押し込めば連動機
構(図示せず)により電磁弁12と点火パイロツ
ト用弁14が開となつて点火用パイロツトバーナ
Xよりガスが放出される。この状態においては点
火用パイロツトバーナXには正常な量のガスが供
給されるのでノズル27から噴出するガスは撹乱
した流れとなつて本体20内の通路21に広がつ
て炎口23の全体より放出され、これと同時に作
動する点火装置(図示せず)により点火されて、
第1図に示す如く炎口23の全幅にわたる正常な
点火用パイロツト火炎28が生ずる。次いでつま
みを右に回せば手動弁13が開いてメインバーナ
10より放出されるガスは点火用パイロツト火炎
28により点火される。この状態においては電磁
弁12の励磁コイル12aには両熱電対17,1
8より熱電流が供給されるので励磁電流は急速に
電磁弁12の保持レベルに達する。その後つまみ
より手離せば点火パイロツト用弁14は閉じて点
火用パイロツトバーナXの火炎28は消えるが、
電磁弁12は励磁コイル12aにより保持されメ
インバーナ10にはガスが供給されて燃焼を続け
る。この状態においては補助熱電対18の加熱は
停止されるが主熱電対17は加熱されているの
で、主熱電対17の熱電流のみにより電磁弁12
が保持される定常状態となる。しかして、この定
常状態において突風又は煮こぼれ等によりメイン
バーナ10の火炎が消えれば主熱電対17の熱電
流が消滅して電磁弁12は閉となり未燃焼ガスの
放出が防止される。
前述のつまみより手を離した場合において、弁
部に異物が挟まる等の理由により点火パイロツト
用弁14が完全には閉じないことがあるが、この
場合でもガス供給量は減少するので、ノズル27
から噴出するガスは層流状態の比較的細い一筋の
流れとなつて本体20内の通路21を通り抜けて
炎口23より放出され、この場合の火炎29はノ
ズル27の延長上に沿つた横幅の狭いものとな
る。従つてこの状態においては火炎29が残つて
いても補助熱電対18はその外側に位置して加熱
されず、熱電流も生じない。従つて本実施例のガ
ス機器の安全装置は、点火用パイロツトバーナX
に火残りがある場合でも、前述の火残りがない場
合と同様に正常に作動する。
なお、本実施例においては、電磁弁12と点火
パイロツト用弁14の所定時間の保持を手動によ
り行う場合について説明したが、タイマー装置を
用いてこの保持を行うことも可能である。
また、本実施例においては主熱電対17をメイ
ンバーナ10の火炎により加熱する場合について
説明したが、メインバーナの点滅を繰り返し行う
ものの場合は常火パイロツトバーナを設い、この
常火パイロツトバーナにより主熱電対を加熱する
ようにしてもよい。
次に第3図に示す他の実施例は、点火用パイロ
ツトバーナXの本体20A内に形成される通路2
1Aの形尽が左右対称の末広形状となつている点
において前述の実施例と異なるのみで、その他の
構造及び作用は前述の実施例と同様である。従つ
て対応する部分に記号Aを追加した符号を付して
示し、その他の詳細な説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案によるガス機器の安
全装置の一実施例を示し、第1図は主要部を示す
側面図、第2図は点火用パイロツトバーナの平面
図、第3図は他の実施例の点火用パイロツトバー
ナの側面図、第4図はこの種のガス機器の安全装
置の全体説明図、第5図は従来の点火用パイロツ
トバーナの側面図である。 符号の説明、10……メインバーナ、11……
ガス供給路、12……電磁弁、17……主熱電
対、18……補給熱電対、20,20A……本
体、21,21A……通路、22,22A……一
端部(下端部)、23,23A……炎口、27…
…ノズル、28,28A……火炎、X……点火用
パイロツトバーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. メインバーナ又は常火パイロツトバーナ等のガ
    ス機器の正常な作動中は常に火炎を生じているバ
    ーナにより加熱される主熱電対と、ガス機器の始
    動時に一時的に火炎を生ずる点火用パイロツトバ
    ーナにより加熱される補助熱電対と、前記各バー
    ナへのガス供給路に設けられ前記両熱電対により
    開状態に保持される電磁弁を備えてなるガス機器
    の安全装置において、前記点火用パイロツトバー
    ナは細径の一端部から他端部に形成される幅広偏
    平状の炎口に向つて末広状に広がる通路を形成す
    る本体と、前記炎口の一部に向けて前記一端部に
    設けられたノズルよりなり、前記補助熱電対は前
    記ノズルの延長線上から離れた位置において前記
    炎口からの火炎により加熱されるよう設けられた
    ことを特徴とするガス機器の安全装置。
JP11782585U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0241471Y2 (ja)

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JPS6229536U JPS6229536U (ja) 1987-02-23
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