JPH024146Y2 - - Google Patents

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JPH024146Y2
JPH024146Y2 JP398888U JP398888U JPH024146Y2 JP H024146 Y2 JPH024146 Y2 JP H024146Y2 JP 398888 U JP398888 U JP 398888U JP 398888 U JP398888 U JP 398888U JP H024146 Y2 JPH024146 Y2 JP H024146Y2
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embroidery
nipple
guide
sewing
guide body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主としてハンドル刺繍と通常電子
刺繍の両機能を兼備して多目的刺繍を行なえる多
頭式電子ハンドル刺繍機におけるミシンヘツド部
に関するものである。
〔従来の技術〕
刺繍柄をパンチカードや磁気テープ或いは電子
記憶装置に記憶させ、その指示によつて布製リボ
ン、樹脂製リボン等の細帯状の刺繍素材を縫着す
る刺繍機におけるミシンヘツド部は、第4図に示
すような構成となつたものが一般に用いられてい
る。すなわち、刺繍素材1を縫着すべき基布2に
押さえ付けるニツプル3には、中心軸方向に縫着
用針4が上下動する貫通空間5を有し、かつ先端
に縫着用針4の出没通路6が形成されており、こ
のニツプル3は、ヘツド本体7に回転自在かつ上
下動自在に取着されている。このニツプル3の筒
部の一側面には、ガイド体8がねじにより固設さ
れており、このガイド体8には、刺繍素材1を横
ずれしないよう出没通路6直下へ供給するガイド
用通路9が形成されている。このガイド用通路9
は、これをニツプル3に固着する取付板部からニ
ツプル3の逆錐形に面に沿つて延設された支持部
に一体に形成されている。また、刺繍素材1が捲
回されたボビン10は、ボビンブラケツト11に
よりヘツド本体7に片持ち式に回転自在に支持さ
れ、基布2の移動に伴つて刺繍素材1を繰り出
し、ガイド体3のガイド用通路9を介して出没通
路6直下へ供給する。このボビン10は、刺繍柄
に応じて駆動される。一般にM軸と称されるニツ
プル回転駆動軸によりニツプル3とともにニツプ
ル3の中心軸回りに回動させられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、ある刺繍柄に対して2種類以上の刺
繍素材を縫着するようにすれば、それぞれの刺繍
素材の形状および色彩の組合せから極めて雅趣に
富んだ優れた装飾性を得ることができる。しかし
ながら、1つの刺繍素材による縫着作業が終了す
ると、固定ネジを緩めてニツプル3およびボビン
10を取り外した後に、次に縫着すべき刺繍素材
1に対応する新たなニツプル3およびボビン10
を取り付けなければならない。特に、第4図に示
したミシンヘツド部を複数個(一般には6〜12
個)並設した多頭式電子ハンドル刺繍機において
は、頭数だけのニツプル3およびボビン10の交
換作業を行なわなければならず、縫着作業の著し
い能率低下を招くために、コスト面からその実用
は殆ど不可能であつた。
この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、2種類の刺繍素材を用いて単一
の刺繍柄を縫着する刺繍を、多頭式電子ハンドル
刺繍機により行なう場合においても能率良く行な
うことのできる、刺繍機におけるミシンヘツド部
の提供を技術的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記した課題を達成するための技術
的手段として刺繍機におけるミシンヘツド部を次
のように構成した。すなわち、この考案に係るミ
シンヘツド部は、中心軸方向に縫着用針が上下動
する貫通空間を有し、先端に縫着用針の出没通路
が形成されたニツプルと、このニツプルの先端部
外面に固設され、細帯状の刺繍素材を前記出没通
路へ案内するガイド体と、このガイド体に対し繰
り出し供給すべき刺繍素材が捲回され、回転自在
に支持されたボビンとを備えてなる、刺繍機にお
けるミシンヘツド部において、前記ニツプルの両
側外面に、異なる刺繍素材を前記出没通路へそれ
ぞれ案内するよう2個のガイド体を固設するとと
もに、そのニツプルの両側位置に、前記各ガイド
体にそれぞれ対応して、その各ガイド体に供給す
べき刺繍素材が捲回された2個のボビンを、ヘツ
ド本体と一体に回転するよう取着したことを特徴
として構成されている。
〔作用〕
この考案の刺繍機におけるミシンヘツド部は以
上のように構成されているから、2種類の刺繍素
材をそれぞれ一対のボビンに捲回保持させるとと
もに、それぞれの刺繍素材を対応するガイド体に
案内しておき、まず一方の刺繍素材による縫着が
終了した後に、例えば、この種の刺繍機において
一般に設けられているM軸切換レバーを操作して
ニツプルの回転駆動軸のクラツチを切り離して自
由回転状態とした後、ニツプルおよびこれと一体
に回転するボビンを180゜回転させ、その後にクラ
ツチを入れることにより、次に縫着すべき刺繍素
材を、これがセツトされた状態のボビンおよびガ
イド体とともに使用状態に設定できる。特に、多
頭式電子ハンドル刺繍機では、M軸を介して各ミ
シンヘツド部が連動するようになつているのが一
般的であるので、各ヘツド部における刺繍素材の
交換を同時に行なうことができる。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について図面を
参照しながら詳説する。
第1図はこの考案に係る刺繍機におけるミシン
ヘツド部の1実施例の正面図で、同図において第
4図と同一のものには同一の符号を付してある。
そして、ニツプル12は、基本形状は第4図に示
した既存のものと同様であつて、中心軸方向に縫
着用針4が上下動する貫通空間14を有し、かつ
先端に縫着用針4の出没通路16が形成されてお
り、このニツプル12は、ヘツド本体7に回転ア
ーム18を介してM軸(図示せず)に連結される
よう取着されている、このニツプル12の筒部の
180゜の角度で対応する2側面の取付面にそれぞれ
2個のガイド体20A,20Bがねじにより固着
されている。この各ガイド体20A,20Bに
は、それぞれ2種の刺繍素材22A,22Bを横
ずれしないよう出没通路16直下へ供給するガイ
ド用通路24A,24Bが形成されている。この
各ガイド用通路24A,24Bは、これらをそれ
ぞれニツプル12に固着する各取付板部からニツ
プル12の逆錐形の面に沿つて延設された支持部
に一体に形成されており、同図では一方のガイド
用通路24Aが比較的幅の広い刺繍素材22A用
で、かつ他方のガイド体用通路24Bは比較的幅
の細い刺繍素材22B用を示している。
また、それぞれの刺繍素材22A,22Bを捲
回した一対のボビン26A,26Bは、それぞれ
ボビンブラケツト28A,28Bによりヘツド本
体7に片持ち式に回転自在に支持されており、各
刺繍素材22A,22Bがこれらからそれぞれ対
応するガイド用通路24A,24Bを介て出没通
路6直下へ供給される。これら両ボビン26A,
26Bは、M軸によりニツプル12とともにニツ
プル12の中心軸回りに回動される。
このようにしたミシンヘツド部は、2種の刺繍
素材22A,22Bをそれぞれ捲回したボビン2
6A,26Bと、これら刺繍素材22A,22B
にそれぞれ対応するガイド用通路24A,24B
を備えた各ガイド体20A,20Bが固設された
ニツプル12を有しているので、図示の状態によ
り、まず一方の刺繍素材22Aを一方のガイド体
20Aを介して基布2上に縫着する。この時、使
用しない他方の刺繍素材22Bの端部は、ガイド
用通路24Bの先端で折り返してクリツプまたは
接着テープでボビン26Bに仮止めしておく。
そして、一方の刺繍素材22Aによる刺繍が終
了したならば、ニツプル回転駆動用のM軸のクラ
ツチをM軸切換レバーの操作により切り離してニ
ツプル12を自由回転状態とした後に、ニツプル
12を180゜回転させると、各ボビン26A,26
Bも一体に回転して左右入れ換わる。その後にM
軸切換レバーによりクラツチを入れて固定するこ
とにより、他方の刺繍素材22Bによる刺繍を、
これに対応するガイド用通路24Bを介して行な
うことができる。
第2図および第3図はこの考案の他の実施例の
ミシンヘツド部を示し、これらの図において、第
1図と同一もしくは実質的に同等のものには同一
の符号を付してある。そして、第1図と異なる点
は、他方のガイド体30を、そのガイド用通路3
2を設けた先端部とは反対側の端部を蝶番34に
より、ニツプル12の側面に固着された取付基板
36に回転自在に取り付けるとともに、ニツプル
12の下端部に形成した欠落空間部18の縁部
に、他方のガイド体30を挟着するばね体40を
固着した構成のみである。
この実施例のミシンヘツド部は、第1図のもの
と同様の機能を有する他に、以下のような効果を
奏する。すなわち、幅が3mm以下の細い刺繍素材
を縫着する場合には、縫着用針4が刺繍素材に対
し縫い外れを起こさないように、ガイド用通路3
2の送出口を縫着用針4に対し1mm以下の距離に
可及的に近接させる必要がある。この細い刺繍素
材を使用しない時に、第1図に示したように折り
返してクリツプやテープで仮止めした場合、この
仮止めしている刺繍素材が振動等に起因して僅か
に緩んだだけで、この刺繍素材に縫着用針4が引
つ掛かつてからんでしまう不都合が生じる。そこ
で、前述の細い刺繍素材を使用しない時には、ガ
イド体30を第2図の実線位置から回動させて一
点鎖線で示した位置に撥ね上げておくことによ
り、前述の縫着用針4の刺繍素材への引つ掛かり
を確実に防止することができる。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成されかつ作用する
ので、この考案に係る刺繍機におけるミシンヘツ
ド部を用いて刺繍を行なうときは、1つの刺繍柄
に対し2種の刺繍素材を縫着して刺繍を行なうの
に際し、ニツプルおよびボビンを180゜回転させる
だけでよく、ガイド体やボビンの交換作業が不要
となる。従つて、複数個のミシンヘツド部を連動
状態に並設した多頭式電子ハンドル刺繍機におい
て、1つの刺繍柄に対し2種の刺繍素材で縫着す
る刺繍を十分に実用可能な作業能率で行ない得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例である刺繍機にお
けるミシンヘツド部の正面図、第2図および第3
図はこの考案の他の実施例を示す正面図およびそ
のニツプルの斜視図、第4図は従来のミシンヘツ
ド部の正面図である。 4……縫着用針、7……ヘツド本体、12……
ニツプル、14……貫通空間、16……出没通
路、20A,20B,30……ガイド体、22
A,22B……刺繍素材、26A,26B……ボ
ビン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 中心軸方向に縫着用針が上下動する貫通空間
    を有し、先端に縫着用針の出没通路が形成され
    たニツプルと、このニツプルの先端部外面に固
    設され、細帯状の刺繍素材を前記出没通路へ案
    内するガイド体と、このガイド体に対し繰り出
    し供給すべき刺繍素材が捲回され、回転自在に
    支持されたボビンとを備えてなる、刺繍機にお
    けるミシンヘツド部において、前記ニツプルの
    両側外面に、異なる刺繍素材を前記出没通路へ
    それぞれ案内するよう2個のガイド体を固設す
    るとともに、そのニツプルの両側位置に、前記
    各ガイド体にそれぞれ対応して、その各ガイド
    体に供給すべき刺繍素材が捲回された2個のボ
    ビンを、ヘツド本体と一体に回転するよう取着
    したことを特徴とする、刺繍機におけるミシン
    ヘツド部。 2 比較的細い幅の刺繍素材を案内するガイド体
    をニツプルに、そのガイド体先端部が縫着用針
    の出没通路から離間する方向へ回動自在なるよ
    う取着した請求項1記載の、刺繍機におけるミ
    シンヘツド部。
JP398888U 1988-01-16 1988-01-16 Expired JPH024146Y2 (ja)

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JPH01110290U JPH01110290U (ja) 1989-07-25
JPH024146Y2 true JPH024146Y2 (ja) 1990-01-31

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JPH01110290U (ja) 1989-07-25

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