JPH0241391B2 - - Google Patents
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- JPH0241391B2 JPH0241391B2 JP57045583A JP4558382A JPH0241391B2 JP H0241391 B2 JPH0241391 B2 JP H0241391B2 JP 57045583 A JP57045583 A JP 57045583A JP 4558382 A JP4558382 A JP 4558382A JP H0241391 B2 JPH0241391 B2 JP H0241391B2
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- Japan
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- welding
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- uranami
- tig
- weld metal
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/30—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
- B23K35/3053—Fe as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
本発明は鋼管類の全姿勢TIG裏波溶接法に関す
るものである。 従来裏波溶接においてはTIG溶接がアークの安
定性、低スパツター等の観点から薄板の溶接に使
われた例はある。これは薄板の場合には溶融池が
小さく、裏波をつくることが比較的容易なためで
ある。しかし厚肉材の裏波溶接を、とくに全姿勢
で行なうことは溶融池のコントロールがむづかし
く、成功していない。すなわち厚物の裏波溶接は
手溶接法ないしは半自動のTIG溶接、あるいは何
らかのバツキングを用いた溶接法に頼るのが現状
である。 一方鋼管類の接合においては、内面溶接の出来
ない場合が多い。したがつて裏波溶接により外面
からの溶接のみで施工出来れば工業上の利益は大
きい。 本発明者らはTIG溶接ビードの裏波の形成状態
について解析し、溶接金属のＳ含有量が裏波ビー
ドの形成に大きな影響をもつことを見出し、溶接
金属のＳ含有量を0.012〜0.025％に制御するフイ
ラーワイヤを用いるTIG溶接法により、全姿勢自
動溶接において凸型の裏波形状をうる技術を開発
した。 即ち本発明の要旨は、Ｓ：0.015〜0.030％に規
制するフイラーワイヤを用いて、Ｓ：0.004〜
0.030％を含有する肉厚３mm以上の鋼管類を突合
せ全姿勢によりTIG自動溶接し、溶接金属のＳ含
有量を0.012〜0.025％に制御して、凸型裏波ビー
ドを形成することを特徴とする。 本発明では溶接金属のＳ含有量を0.012〜0.025
％に制御するが、Ｓにより溶鋼の粘性を変化させ
る。高Ｓワイヤを用いることにより、溶鋼の凝固
完了温度を下げ、凝固前溶鋼の粘性を増加させ
る。これにより溶融池の溶鋼が流れにくくなり、
広い電流範囲で凸型の裏波ビードがえられる。 溶接鋼管のＳ含有量は0.030〜0.050％以下
（JISG3452〜3464）が規格されているが、とくに
近年パイプ類のＳ含有量が機械的性質の点から低
減されており、（例えば0.004％程度）溶融池のＳ
含有量コントロールには高Ｓワイヤの使用が必須
となる。従つて本発明の対象とする鋼管のＳ含有
量は0.004％〜0.030％とする。単に溶鋼の凝固温
度を下げる微量元素としてはＰなどがあるが、溶
接鋼の切欠じん性の低下のため、比較的低含有量
で効果があり、機械的性質への影響が少ないＳ量
コントロールによる粘性制御が有効である。 Ｓ量は0.012％未満では後記実施例のごとく、
裏波形成効果がなくなるので0.012％以上として
いる。またＳ量が過大になると溶接金属における
フイツシユアイの生成、切欠じん性の低下からそ
の上限を0.025％とする。勿論溶接金属のＳ含有
量は母材の成分、フイラーワイヤの化学成分によ
り影響をうけるので、母材のＳ含有量が少ない場
合には、Ｓ量の高いワイヤを選定するが、実験に
よるとフイラーワイヤのＳ量は0.015％〜0.030
％、好ましくは0.020％がよい。 また全姿勢溶接で裏波を希望どおりつくらせる
ためには、溶接姿勢により溶接条件（例えば電流
値）を制御することがある程度必要であるが、本
発明によるとＳ含有量の制御により、電流値の許
容範囲は拡大し、溶接条件の選定がきわめて容易
となる。 以下本発明の実施例について説明する。 第１表は本発明の成分の溶接鋼をうるために試
験した鋼管と試験溶接後の溶接金属の化学成分
と、継手断面の12時、３時、６時、９時位置にお
ける内面の裏波余盛高さの測定値である。
るものである。 従来裏波溶接においてはTIG溶接がアークの安
定性、低スパツター等の観点から薄板の溶接に使
われた例はある。これは薄板の場合には溶融池が
小さく、裏波をつくることが比較的容易なためで
ある。しかし厚肉材の裏波溶接を、とくに全姿勢
で行なうことは溶融池のコントロールがむづかし
く、成功していない。すなわち厚物の裏波溶接は
手溶接法ないしは半自動のTIG溶接、あるいは何
らかのバツキングを用いた溶接法に頼るのが現状
である。 一方鋼管類の接合においては、内面溶接の出来
ない場合が多い。したがつて裏波溶接により外面
からの溶接のみで施工出来れば工業上の利益は大
きい。 本発明者らはTIG溶接ビードの裏波の形成状態
について解析し、溶接金属のＳ含有量が裏波ビー
ドの形成に大きな影響をもつことを見出し、溶接
金属のＳ含有量を0.012〜0.025％に制御するフイ
ラーワイヤを用いるTIG溶接法により、全姿勢自
動溶接において凸型の裏波形状をうる技術を開発
した。 即ち本発明の要旨は、Ｓ：0.015〜0.030％に規
制するフイラーワイヤを用いて、Ｓ：0.004〜
0.030％を含有する肉厚３mm以上の鋼管類を突合
せ全姿勢によりTIG自動溶接し、溶接金属のＳ含
有量を0.012〜0.025％に制御して、凸型裏波ビー
ドを形成することを特徴とする。 本発明では溶接金属のＳ含有量を0.012〜0.025
％に制御するが、Ｓにより溶鋼の粘性を変化させ
る。高Ｓワイヤを用いることにより、溶鋼の凝固
完了温度を下げ、凝固前溶鋼の粘性を増加させ
る。これにより溶融池の溶鋼が流れにくくなり、
広い電流範囲で凸型の裏波ビードがえられる。 溶接鋼管のＳ含有量は0.030〜0.050％以下
（JISG3452〜3464）が規格されているが、とくに
近年パイプ類のＳ含有量が機械的性質の点から低
減されており、（例えば0.004％程度）溶融池のＳ
含有量コントロールには高Ｓワイヤの使用が必須
となる。従つて本発明の対象とする鋼管のＳ含有
量は0.004％〜0.030％とする。単に溶鋼の凝固温
度を下げる微量元素としてはＰなどがあるが、溶
接鋼の切欠じん性の低下のため、比較的低含有量
で効果があり、機械的性質への影響が少ないＳ量
コントロールによる粘性制御が有効である。 Ｓ量は0.012％未満では後記実施例のごとく、
裏波形成効果がなくなるので0.012％以上として
いる。またＳ量が過大になると溶接金属における
フイツシユアイの生成、切欠じん性の低下からそ
の上限を0.025％とする。勿論溶接金属のＳ含有
量は母材の成分、フイラーワイヤの化学成分によ
り影響をうけるので、母材のＳ含有量が少ない場
合には、Ｓ量の高いワイヤを選定するが、実験に
よるとフイラーワイヤのＳ量は0.015％〜0.030
％、好ましくは0.020％がよい。 また全姿勢溶接で裏波を希望どおりつくらせる
ためには、溶接姿勢により溶接条件（例えば電流
値）を制御することがある程度必要であるが、本
発明によるとＳ含有量の制御により、電流値の許
容範囲は拡大し、溶接条件の選定がきわめて容易
となる。 以下本発明の実施例について説明する。 第１表は本発明の成分の溶接鋼をうるために試
験した鋼管と試験溶接後の溶接金属の化学成分
と、継手断面の12時、３時、６時、９時位置にお
ける内面の裏波余盛高さの測定値である。
【表】
【表】
第１表よりＳ含有量が、本発明の範囲では＋側
の余盛が確実にえられることが分る。また溶接電
流値を変化した場合、プラスの余盛がえられる溶
接電流範囲は、本発明の成分範囲において明らか
に広い。よつて溶接条件の選定、電流、電圧等の
姿勢による制御が不十分であつても、容易に凸型
の裏波がえられることになる。 本実施例では鋼管はSi−Mn系、一部Ni、Cr、
Mo等の含有鋼管を用いたが、その他の低合金鋼
鋼管においてもＳの効果は有効であり、裏波ビー
ドの形成に大きな効果をもつことはいうまでもな
い。
の余盛が確実にえられることが分る。また溶接電
流値を変化した場合、プラスの余盛がえられる溶
接電流範囲は、本発明の成分範囲において明らか
に広い。よつて溶接条件の選定、電流、電圧等の
姿勢による制御が不十分であつても、容易に凸型
の裏波がえられることになる。 本実施例では鋼管はSi−Mn系、一部Ni、Cr、
Mo等の含有鋼管を用いたが、その他の低合金鋼
鋼管においてもＳの効果は有効であり、裏波ビー
ドの形成に大きな効果をもつことはいうまでもな
い。
Claims (1)
- １ Ｓ：0.015〜0.030％に規制するフイラーワイ
ヤを用いて、Ｓ：0.004〜0.030％を含有する肉厚
３mm以上の鋼管類を突合せ全姿勢によりTIG自動
溶接し、溶接金属のＳ含有量を0.012〜0.025％に
制御して、凸型裏波ビードを形成することを特徴
とする全姿勢TIG裏波溶接法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4558382A JPS58163581A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 全姿勢ｔｉｇ裏波溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4558382A JPS58163581A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 全姿勢ｔｉｇ裏波溶接法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58163581A JPS58163581A (ja) | 1983-09-28 |
| JPH0241391B2 true JPH0241391B2 (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=12723365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4558382A Granted JPS58163581A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 全姿勢ｔｉｇ裏波溶接法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58163581A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5516757A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-05 | Hitachi Ltd | Profiling detector for narrow-gap welding |
| JPS55109592A (en) * | 1979-02-14 | 1980-08-23 | Daido Steel Co Ltd | Steel wire for ar-co2 gas shielded arc welding and welding method |
| JPS56122676A (en) * | 1980-02-28 | 1981-09-26 | Hitachi Zosen Corp | Primary layer penetration welding method by tig welding |
| JPS56131071A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | All position tig welding method |
| JPS5722880A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-05 | Hitachi Seiko Ltd | Welding method |
-
1982
- 1982-03-24 JP JP4558382A patent/JPS58163581A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5516757A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-05 | Hitachi Ltd | Profiling detector for narrow-gap welding |
| JPS55109592A (en) * | 1979-02-14 | 1980-08-23 | Daido Steel Co Ltd | Steel wire for ar-co2 gas shielded arc welding and welding method |
| JPS56122676A (en) * | 1980-02-28 | 1981-09-26 | Hitachi Zosen Corp | Primary layer penetration welding method by tig welding |
| JPS56131071A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | All position tig welding method |
| JPS5722880A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-05 | Hitachi Seiko Ltd | Welding method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58163581A (ja) | 1983-09-28 |
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