JPH0241245Y2 - - Google Patents

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JPH0241245Y2
JPH0241245Y2 JP10951883U JP10951883U JPH0241245Y2 JP H0241245 Y2 JPH0241245 Y2 JP H0241245Y2 JP 10951883 U JP10951883 U JP 10951883U JP 10951883 U JP10951883 U JP 10951883U JP H0241245 Y2 JPH0241245 Y2 JP H0241245Y2
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JP
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key
lock
tip
protrusion
spherical
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JP10951883U
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JPS6017865U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複数個の磁石をタンブラーとして
使用した磁石タンブラー式のシリンダ錠に関す
る。
錠本体の平面に穿設した複数の孔にコイルばね
と磁石を入れ、この錠本体に錠軸と鍔部をもつ錠
板を嵌め込み、錠板と錠本体を複数の磁石の係合
により錠本体に対する錠板の回動をロツクする磁
石タンブラー式のシリンダ錠が一般に使用されて
いる。
この種のシリンダ錠を、例えば使用状態や使用
頻度の激しいパチンコ機の施錠装置に使用した場
合、キーの先端部外周の係合凸部とシリンダ錠側
の係合凹部が係合しただけの状態で錠軸が回動さ
れるため、キーの係合凸部の摩耗が激しく、ま
た、キーを強く捻つた場合、その係合凸部やシリ
ンダ錠側の係合凹部周辺が破損しやすいという問
題があつた。
この考案は、上記の問題点に着目し、キーやシ
リンダ錠の係合部の摩耗や破損を少なくし得る磁
石タンブラー式のシリンダ錠を提供することを目
的とする。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は磁石を使用したシリンダ錠のキー1の
分解斜視図を示し、第2図はキー1が挿入される
シリンダ錠2の平面図を示している。キー1は基
部1aと先端部1bからなり、先端部1bには、
第1図、第3図(底面図)、第4図(平面図)に
示すように、所定の間隔で3個の磁石孔3が上面
から縦に穿設され、中央には中心孔4が穿設され
る。この中心孔4の下半分は第3図と第7図に示
すように、シリンダ錠2の錠軸先端部21に嵌合
可能な形状に形成されている。
さらに、先端部1bの上面には断面弓形の突出
部5が穿設され、キー1の基部1aの下部にはこ
の突出部5に嵌合する凹部6が形成され、また、
基部1aの底部には先端部1bの磁石孔3に嵌合
する3本のピン7と中心軸8が適当な長さで設け
られる。
さらに、キー1の先端部1bの下部外周部に
は、シリンダ錠2の切欠き22に係合する2個の
突起部9が設けられると共に、縁部には2個の球
面凹部10が形成される。一方、シリンダ錠2に
おける錠軸13のフランジ部14上にはキー1の
球面凹部10が嵌合される球面突部23が形成さ
れる。
キー1は、先端部1bの3個の磁石孔3内に円
柱形の磁石11を挿入した状態で、先端部1bの
上から基部1aが、3本のピン7を磁石孔3に嵌
挿し、中心軸8を中心孔4に嵌挿するように嵌め
込まれ、この状態で中心軸8の先端が中心孔4の
内部でかしめられて先端部1bが基部1aに固定
され、完成する。
キー1が使用される場合、シリンダ錠2の上部
凹部にその先端部1bを挿入し、磁石11によつ
てシリンダ錠2側の磁石12を押し下げ、錠軸1
3のフランジ部14と錠本体15との係合を外
し、キー1が回動されることによつて錠軸13が
回動して解錠が行なわれる。
この際、キー1の回動力は、錠軸先端部21と
キー1の中心孔4、突起部9とフランジ部14の
係合に加えて、球面凹部10とシリンダ錠2の球
面突部23の係合により分散して錠軸13に伝わ
り、キー1の先端部1bの突起部9などにキー1
の回動力が集中しない。このため、使用状態や使
用頻度の激しい状態で使用された場合でも、キー
1の突起部9や中心孔4内の突部の摩擦や破損を
防止することができる。
即ち、キーの突起部9と中心孔4のみによつて
錠と係合し錠軸を回動させる錠では、突起部9な
どの角部に回動力が集中するため、その摩耗が激
しいが、このシリンダ錠の場合、球面凹部10と
球面突部23の球面で回動力の一部が伝達される
ため、球面の摩耗は殆ど生じず、突起部9の摩耗
も減少させることができる。
また、球面突部23と球面凹部10が正しく嵌
合されなければ、キー1を正確なシリンダ錠の嵌
合位置に嵌め込むことができないため、従来使用
されているような不正なキーでの不正解錠を防止
できる。
即ち、例えばパチンコ機の施錠装置の場合、上
記の球面突部23や球面凹部10のないこの種の
シリンダ錠が広く使用され、その不正キー(合
鍵)も多数存在している現状であるが、このよう
な球面突部23や球面凹部10を設けることによ
り、そのような不正キーの使用を不可能にするこ
とができる。
また、パチンコ機の施錠装置では、キーの先端
に磁石位置が現れていると、遊戯場の係員によつ
て簡単に合鍵が作られてしまう。このため、キー
の先端部と基部を別個にし、磁石を先端部の接合
部から挿入し、磁石の位置がわからない構造とし
ているが、キーの激しい使用により先端部の接合
部がキーの基部から折損しやすい。
しかし、このキー1においては、その先端部1
bと基部1aとの嵌合が、3本のピン7と中心軸
8に加えて突出部5と凹部6によつてなされてい
ることから、キー1を繰り返し強力に捻つた場合
でも、先端部1bが容易に折損するような事故は
防止できる。
以上説明したように、この考案のシリンダ錠に
よれば、シリンダ錠の錠軸のフランジ部上の一部
に球面突部を設け、キーの先端部にはこの球面突
部に嵌合される球面凹部を形成し、キーの先端部
と基部との嵌合を、複数のピンと孔の嵌合に加
え、断面弓形の突出部とその突出部の嵌合する凹
部との嵌合によつて行うように構成したから、キ
ーに強力な捻り力が加えられた場合、その力が分
散して錠軸に伝わりキーの中心孔や外周突起部に
大きな力が集中せず、キーの破損や過度の摩耗を
防止することができる。また、キーに強力な捻り
力が加えられた場合にもその先端部が容易に折損
したりせず、長期の使用に充分耐える耐久性をも
たせることができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図はキーの
分解斜視図、第2図はシリンダ錠の平面図、第3
図はキー先端部の底面図、第4図は同平面図、第
5図はキー基部の底面図、第6図はキーの斜視
図、第7図はキーとシリンダ錠の縦断面図であ
る。 1……キー、1a……基部、1b……先端部、
2……シリンダ錠、5……突出部、6……凹部、
10……球面凹部、11,12……磁石、13…
…錠軸、14……フランジ部、15……錠本体、
23……球面突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠本体の平面に穿設した複数の孔にコイルを介
    して磁石を入れ、該錠本体の中心孔にフランジ部
    をもつ錠軸を嵌挿し、錠軸本体を複数の前記磁石
    により係合させ錠本体に対する錠軸の回動をロツ
    クするシリンダ錠において、キーを嵌入するため
    に設けられた前記フランジ部上の一部に球面突部
    が設けられ、該キーの先端部には該球面突部に嵌
    合される球面凹部が設けられ、該キーの先端部と
    基部が別個に形成され、該キーの先端部と基部の
    嵌合部が複数のピンと該ピンの嵌合する孔及び断
    面弓形の突出部とその突出部が嵌合する凹部によ
    つて嵌合されたことを特徴とするシリンダ錠。
JP10951883U 1983-07-14 1983-07-14 シリンダ錠 Granted JPS6017865U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10951883U JPS6017865U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 シリンダ錠

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JP10951883U JPS6017865U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 シリンダ錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6017865U JPS6017865U (ja) 1985-02-06
JPH0241245Y2 true JPH0241245Y2 (ja) 1990-11-02

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JP10951883U Granted JPS6017865U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 シリンダ錠

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JPS6017865U (ja) 1985-02-06

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