JPH0215968Y2 - - Google Patents

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JPH0215968Y2
JPH0215968Y2 JP9529783U JP9529783U JPH0215968Y2 JP H0215968 Y2 JPH0215968 Y2 JP H0215968Y2 JP 9529783 U JP9529783 U JP 9529783U JP 9529783 U JP9529783 U JP 9529783U JP H0215968 Y2 JPH0215968 Y2 JP H0215968Y2
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magnet
lock
hole
lock body
magnets
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JP9529783U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複数個の磁石を使用した電子ロツ
ク式のシリンダ錠に関する。
錠本体の平面に穿設した複数の孔にコイルばね
と磁石を入れ、この錠本体に錠軸と鍔部をもつ錠
板を嵌め込み、錠板と錠本体を複数の磁石の係合
により錠本体に対する錠板の回動をロツクする電
子ロツク式のシリンダ錠が近年広く使用されてい
る。しかし、この種のシリンダ錠に使用される円
筒形の磁石には、一般に比較的やわらかい素材で
つくられたフエライト磁石やプラスチツク磁石が
使用され、開錠、施錠の度に磁石が磁石孔から受
け孔へ出入りする際、側壁や孔の角部に当つて磁
石に摩耗が生じ、摩耗によつて生じた磁粉が磁石
孔にたまつてしまう。特にこの種の錠では磁石径
と磁石孔の径の差が0.05mm程度と小さいことか
ら、摩耗磁粉が油分などによつて磁石孔内の壁面
に付着して隙間をなくし、磁石の摺動抵抗が増大
すると共に、磁石孔の内部が気密状態に近くな
り、開錠操作時に磁石が磁石孔に入る際、磁石孔
内部の気圧が上昇し、逆に施錠操作時には磁石孔
内部が負圧となつて磁石の磁石孔からの出入りが
妨げられ、開錠、施錠が円滑にできなくなる問題
が生じていた。
そこで、この考案は上記の点に着目し、電子ロ
ツク式のシリンダ錠に使われる磁石の摩耗や破損
を防止し、磁石孔と受け孔間での磁石の出入りを
円滑に保つて、開錠、施錠をスムーズに行ない、
耐久性を大きく向上し得るシリンダ錠を提供する
ことを目的とする。
このために、本考案は、錠本体の上部に穿設す
る磁石孔を角形横断面形状の角孔とし、かつ、こ
の磁石孔に挿入される磁石の周縁部を金属の保護
部材で包囲して構成した。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はシリンダ錠の分解斜視図を示し、第2
図はその錠軸1の底面図、第3図はその錠本体2
の平面図を示している。錠軸1の上部には上面に
キー挿入用の凹部をもつフランジ部4が固着さ
れ、フランジ部4の底面には、第2図に示すよう
に、後述の磁石を受けて係合させる3個の受け孔
5が浅く穿設される。6はこのフランジ部4の底
面の縁部一部に突設された錠本体2との係合部、
7はフランジ部4の内側2箇所に設けた溝であつ
て、後述するキー20の突起部21が係合され
る。錠本体2は、中心軸上に錠軸1を挿入するた
めの貫通孔9をもつと共に、その上面には四角形
の磁石孔10が同心円上にほぼ等間隔で3個穿設
され、これらの磁石孔10にはコイルばね11と
円筒形の磁石12が上下摺動自在に挿入される。
なお、磁石孔10は四角形以外の角形横断面の角
孔とすることもできる。磁石12は、第5図に示
すように、フエライト磁石又はプラスチツク磁石
等の磁石本体の周縁部を金具の保護部材12aで
包囲して形成され、磁石本体の摩耗や破損を防止
している。錠本体2の上部外周には錠軸1のフラ
ンジ部4の係合部6が係合する段差部13が形成
され、この段差部13が錠軸1の回動範囲を規制
している。14は錠本体の2の側部に縦に設けら
れた突条で、後述するケース3の内面に設けた溝
18に係合して位置決めが行なわれる。
ケース3は錠本体2と錠軸1の上から被せられ
る円筒形状に形成され、その上縁部3aの内径が
小さく形成されることにより錠軸1のフランジ部
4を押えると共に、キー20の外れを防止し、さ
らに、上縁部3aには錠軸1の溝7に対応した位
置に、キー20の突起部21を挿入するための溝1
6が形成される。また、ケース3の下部には組立
完了時に内側へ折り曲げてケース3内に錠本体2
を固定する折曲部17が突設され、ケース3の内
周面には錠本体2の突条14に係合する溝18が
縦に設けられる。
シリンダ錠のキー20の先端は、ケース3と錠
軸1のフランジ部4の上部内に嵌入可能な円形に
形成され、その側部には中心線上に突起部21が
突設され、先端面中央には錠軸1の先端に嵌合さ
れる中心孔22が穿設され、さらに、内部には錠
本体2内に配設した3個の磁石12に対応する位
置に磁石23が埋設される。これらの磁石23の
下部磁極はそれぞれ錠本体2の磁石12の上部磁
極と同一に形成され、同極同志の反発力を利用し
て解錠時には錠本体2の磁石12を押し下げるよ
うに作用する。ケース3、錠軸1、及び磁石12
とコイルばね11を内蔵した錠本体2を第4図に
示すように組付けてシリンダ錠はつくられ、その
錠軸1の下端に例えばカム板24やフツク等が固
着され、各種の施錠装置に使用される。
このように構成されたシリンダ錠では、解錠す
る際、キー20の先端を錠軸1のフランジ部4内
の定位置に挿入すると、キー20に埋設された3
個の磁石23により錠本体2内の3個の磁石12
に反発力が生じ、磁石12はコイルばね11を圧
縮して磁石孔10内に引込む。よつて、錠軸1と
錠本体2の磁石12による係合は外れ、キー20
を回わすことにより錠軸1が回転し、錠が開かれ
る。なお、シリンダ錠にはその動きを円滑に行な
うために潤滑油が可動部に注油されるが、長期間
の使用によりこの油分がほこり等で混つて磁石孔
10内に入り側壁に付着したとしても、角形の磁
石孔に生ずる磁石12との間隙は磁石12をぐら
つかせずに広くとれるから、磁石孔10内は油分
やほこりの付着により気密状態とならず、磁石1
2の円滑な摺動を長く維持することができる。ま
た、正規のキーを定位置に挿入しなければ、磁石
12はフランジ部4の受け孔5にその先端を入
れ、第4図のような状態を保つが、仮りに正規な
キーを使用せずに錠軸1を回動させる不正な力が
加えられたとしても、金属筒の保護部材12aで
保護された磁石12は破損したりせず、十分な強
度をもち、摺動による磁石12の摩耗もなく、正
常な状態で長時間使用することができる。
以上説明したように、この考案の電子ロツク式
シリンダ錠によれば、磁石孔を角形横断面状の角
孔としたから、磁石孔の内面に油分やほこりが付
着しても磁石孔の内部が気密状態とならず、磁石
の上下摺動を円滑に維持することができる。ま
た、磁石の周縁部を金属の保護部材により保護し
たから、磁石の破損や摩耗を防止して耐久性を大
きく向上し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図はシリン
ダ錠の分解斜視図、第2図は錠軸1の底面図、第
3図は錠本体の平面図、第4図はシリンダ錠の縦
断面図、第5図は磁石の縦断面図、第6図はキー
の部分断面図である。 1……錠軸、2……錠本体、4……フランジ
部、5……受け孔、10……磁石孔、11……コ
イルばね、12……磁石、12a……保護部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠本体の上部に複数の磁石孔を穿設し、該磁石
    孔にコイルばねを介して円筒状の磁石を挿入し、
    該錠本体の中心に挿通される錠軸のフランジ部に
    設けた受け孔に前記磁石孔から突出した磁石を嵌
    合させて施錠を行なう電子ロツク式のシリンダ錠
    において、前記磁石孔を角形横断面形状の角孔と
    し、かつ、前記磁石の周縁部を金属の保護部材で
    包囲したことを特徴とするシリンダ錠。
JP9529783U 1983-06-21 1983-06-21 シリンダ錠 Granted JPS604164U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9529783U JPS604164U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 シリンダ錠

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9529783U JPS604164U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 シリンダ錠

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Publication Number Publication Date
JPS604164U JPS604164U (ja) 1985-01-12
JPH0215968Y2 true JPH0215968Y2 (ja) 1990-04-27

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ID=30227647

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JP9529783U Granted JPS604164U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 シリンダ錠

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JPS604164U (ja) 1985-01-12

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