JPH0439973Y2 - - Google Patents

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JPH0439973Y2
JPH0439973Y2 JP1985182219U JP18221985U JPH0439973Y2 JP H0439973 Y2 JPH0439973 Y2 JP H0439973Y2 JP 1985182219 U JP1985182219 U JP 1985182219U JP 18221985 U JP18221985 U JP 18221985U JP H0439973 Y2 JPH0439973 Y2 JP H0439973Y2
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lock
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本案は機関部に使用したシリンダー錠を保護す
る保護カバーを備えた南京錠に関するものであ
る。
<従来の技術> 本件出願人は機関部にピンタンブラー錠を使用
した南京錠を製造しており、従来から一般に利用
されているレバータンブラー錠を利用した南京錠
の安全性と管理面の便宜を大幅に改良することに
成功し、現在大量にそれらの南京錠を製造販売し
ている。
これら南京錠の破壊に対する防御に関しても
種々の研究をし、例えば南京錠のツルを切断から
有効に保護するために、実願昭55−36358(実公昭
60−16202)を考案した。この考案に於ては、南
京錠のツルの露出部分を最少限度にするために、
完成した南京錠の周囲に保護板を設置し、本体南
京錠の材質の如何に拘らずそれが確実に保護され
るように工夫を施した。
従来の南京錠に於ては、このような工夫を施そ
うにも、錠全体の強度が劣悪で、ハンマー等によ
り簡単に破壊が行なえたため、使用者の南京錠自
体に対する安心感が獲得できず、製造する側も使
用する側も、単なる気休め程度の信頼感しか持つ
ていなかつた。
前述した本件出願人によるシリンダー錠を使用
した南京錠は、そのような従来品に対する不安を
取り除き、南京錠の錠としての機能が完成された
商品を市場に供給したもので、南京錠の概念を大
きく変更させる画期的な製品であつた。
しかしながら、守るための製品を破壊しようと
する者が存在するのは常の事であり、一番簡単な
ツルの切断により南京錠が破壊される心配がある
ため、前述の実願昭55−36358(実公昭60−16202)
が案出されるに至つた。
<考案が解決しようとする問題点> 南京錠のツルを保護するための方法としては、
前述考案によりほぼ確実な解決がなされたが、ツ
ルの保護或いは強化が行なわれれば、次に考えら
れるのはシリンダー錠自体の破壊である。
このような錠に於る破壊は、電動ドリル等を使
用して、ピンタンブラー式のシリンダー錠のドラ
イバーとスプリングを破断し、ピンとドライバー
をシリンダー錠の外筒内部へ押し上げ、スプリン
グとドライバーの破片を利用してドライバーを外
筒内部に固定せしめ、ピンを内筒内部へ落下させ
て、シリンダー錠に錠としての機能を失わせた上
で解錠する方法が採られることが多い。
このようなピンタンブラー錠の破壊は第6図に
示す通りであり、図面によつて再度説明を施す
と、第6図aに破線で示した円Aの部分にドリル
を当て、シリンダー錠のドライバーDとスプリン
グSを同時に全て破壊できるように穿孔する。こ
のようにして穿孔すると、その結果は第6図bの
如くシリンダー錠の外筒Oのドライバー誘導孔H
内に、スプリングSとドライバーDの破壊された
バリKが生じる。次に、第6図cの如くシリンダ
ー錠内筒Iの鍵孔にブランキーBを挿入すると、
すべてのピンPがすべてのドライバーDを外筒O
の誘導孔H内に押し上げ、押し上げられたドライ
バーDの非破壊部分D′は、スプリングSとドラ
イバーDの破壊によつて生じたバリKと噛み合つ
て、誘導孔H内に固定される。ブランキーBを鍵
孔から抜去すると、第6図dに示す如くピンPは
すべての内筒Iの内部に落下し、ドライバーDは
すべて外筒Oの誘導孔H内に固定されることにな
るため、シリンダー錠の内筒Iは鍵によらずに自
由に回動できる状態になり、解錠に対して全く無
抵抗になる。
本案は、シリンダー錠のこのような破壊を完全
に防止することを目的として案出された。
<問題点を解決するための手段> 前述の如きシリンダー錠の破壊は勿論シリンダ
ー錠の内筒・外筒の材質をより強度の高いもので
製造することにより、ある程度防止できるが、シ
リンダー錠に使用されているドライバーとピンの
材質とのかねあいにより、いらずらに内・外筒の
強度を高めることは錠の機能並びに錠の製造に於
て、不都合をもたらす可能性がある。従つて、本
案に於てはシリンダー錠内・外筒の強化は考慮せ
ず、別途用意した保護カバーにより問題を解決す
る。
保護カバーは、完成したシリンダー錠の組み立
て段階で、ツルを装着する前に本体を被覆するよ
うに設置し、保護カバーを貫通する形でツルを本
体に装着する。この保護カバーの使用は、シリン
ダー錠の形式が本体とツルを完全に分離できる形
態であれば、広い範囲で適用することが可能であ
る。
本案に於る保護カバーは第1図及び第5図に示
されている如く、シリンダー錠本体を正面と背面
から二個の部品によつて包持し、本体の上面と下
面は二重に保護し、両側面は各部品から突出する
側面の二分の一幅の側面片で被覆する。二個の部
品の上面には南京錠のツルが貫通すべき孔が左右
二個ずつ穿設され、下面にはツルが貫通する下孔
とシリンダー錠の鍵孔を露出させるための鍵挿入
孔が穿設される。鍵挿入孔の形状は、一方がシリ
ンダー錠の突出部分が陥入し、他方は鍵の挿入と
必要角度の回動のみを許す形状にされている。
これらの部品をシリンダー錠本体に嵌合させて
本体を被覆し、これらを貫通した状態にツルを挿
入すれば作業は完了する。
<作用> 本案によると、二部品からなる保護カバーを装
着することにより、シリンダー錠並びに南京錠本
体の強度を大幅に向上させることかでき、それら
の部分に対するドリル等のよる穿孔を完全に阻止
できる。
<実施例> 図面に従い本案の実施例を説明すると、第1図
の実施例斜面図に於て、1は本案による保護カバ
ー2及び3を施した南京錠、4は南京錠1に挿通
された略J字状のツル、5はツル4の長脚4aに
貫通固定されたストツパーピンである。
保護カバー2,3は、第5図に示す如く左右か
ら南京錠1の本体1′を包持することができる形
態で、保護カバー2の主体部2aの上下には主体
部2aから同方向に直角に突出した上方被覆片2
bと下方被覆片2cが突設され、主体部2aの両
側縁からは前述被覆片と同一方向に左方側面片2
dと右方側面片2eが直角に突設されている。
これと同様に、保護カバー3についても、保護
カバー3の主体部3aの上下には主体部3aから
同方向に直角に突出した上方被覆片3bと下方被
覆片3cが突設され、主体部3aの両側縁からは
前述被覆片と同一方向に左方側面片3dと右方側
面片3eが直角に突設されている。
これらの保護カバー2,3の上下方の被覆片は
南京錠1の本体1′の上端1aと下端1bを完全
に被覆する幅を備え、左右の側面片は本体1′の
幅の二分の一を被覆する幅を有している。
これら保護カバー2,3の上下の被覆片を重ね
合せ、左右の側面片の縁部を対向させて、それに
より得られる中空の箱の中に本体1′が包持され
ることになる。
上方被覆片2b並びに3bには、ツル4の長脚
4aと短脚4bが貫通あるいは挿入されるための
孔が穿設され、下方被覆片2c及び3cには長脚
4aが貫通するための孔が穿設されている。保護
カバー2の下方被覆片2cには前述の孔以外に第
4図に示したシリンダー錠の外筒Oが嵌合するた
めの抜孔2fが穿設され、保護カバー3の下方被
覆片3cには前述の孔以外に鍵を挿入するための
変形孔3fが穿設されている。第4図に於て6は
鍵孔、Iはシリンダー錠の内筒を示している。
本案を適用すべき南京錠1の内部構造の一例を
第2図及び第3図に従つて説明すると、本体1′
の内部にはシリンダー錠が固定ネジ7により固定
されており、その内端には凹陥8,8を有するカ
ム9が固定されている。カム9はシリンダー錠の
内筒Iの回動によつて回転せしめられ、その周囲
には施錠球10,10が当接している。施錠球1
0,10の他側は本体1′に穿設されたツル4の
長脚4aと短脚4bが挿入される孔内に突出し、
施錠球10,10が長脚4aと短脚4bの施錠凹
陥11,11に陥入することにより、ツル4が本
体1′に固定され、ツル4を必要個所の施錠に使
用することができる状態になる。
鍵によりシリンダー錠の内筒Iを回動し、カム
9の凹陥8,8を施錠球10,10が嵌合できる
位置へ移動させると、施錠球10,10はツル4
の上昇に際して凹陥8,8内へ移動し、施錠凹陥
11,11から脱出するので、解錠が行なわれる
ことになる。第2図及び第3図には施錠状態に於
る内部の断面図が示されている。
第2図に於て、ストツパーピン5はツル4の長
脚4aの端部に挿入されており、長脚4aに穿設
した長孔4cに収容したスプリング12の作用下
にある押圧ピン13により押圧され、長脚4aに
固定されている。
組み立てに際しては、第5図の状態から保護カ
バー2をまず本体1′にかぶせ、下方被覆片2c
の抜孔2fに本体1′の下面に突出しているシリ
ンダー錠Sの外筒Oを陥入させる。これにより生
じた本体1′の上面と上方被覆片2bの間の間〓
に保護カバー3の上方被覆片3bを挿入し、保護
カバー2の下方被覆片2cの下方に重ねて保護カ
バー3の下方被覆片3cを重合し、本体1′を保
護カバー2,3により完全に被覆する。これによ
つて、両保護カバー2,3の左右の側面片は互い
に他の側面片とその縁部を対向させ、それにより
本体1′の両側面が被覆される。
保護カバー2,3は焼き入れ鋼、ステンレス
等々自由に材質を選択することができ、製造コス
トと強度のかねあいにより材質が選定される。
保護カバー2,3による本体1の包持が完了し
た後、ツル4を設置し、その長脚4aの下端の長
孔4cにスプリング12と押圧ピン13を挿入し
た後、押圧ピン13を長孔4cに深く押し込んだ
状態でストツパーピン5を長脚4aに挿通して固
定し、すべての組み立ては完了する。
ツル4の挿入に際しては、シリンダー錠に適合
した鍵を挿入し、解錠位置に於て施錠球10,1
0がツル4の挿入の支障にならぬようにすること
は勿論である。
組み立てが完了すると、固定ネジ7の頭部はツ
ル4の長脚4aと保護カバーの側面片により被覆
され、外部から遮断される。また、第2図の状態
から鍵を使用して解錠を行なつた場合、ツル4の
上昇はストツパーピン5により制限を受けること
になり、本体1′とツル4の分離はストツパーピ
ン5が存在する限り生じ得ない。
このように完成した本案によると、シリンダー
錠を破壊するための第6図bに示す如き穿孔は保
護カバー3の下方被覆片3cにより完全に防御さ
れるので、ドリル等による錠の破壊は不可能とな
る。
<効果> 本案によると、錠本体の材質を変更することな
く、プレス成型により簡単に大量生産ができる保
護カバーを使用して本体の被覆保護を達成したの
で、製造コストが安価であるとともに、その組み
立ては簡単であり、ドリル等によるシリンダー錠
の破壊を完全に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案による実施例の斜面図、第2図は
第1図実施例の側面図中央縦断面図、第3図は同
じく施錠部分の正面図横断面図、第4図は同底面
図、第5図は本体部分の分解側面図、第6図はシ
リンダー錠のドリルによる破壊の手順を示す断面
図である。 1……南京錠、1′……本体、2,3……保護
カバー、2a,3a……主体部、2b,3b……
上方被覆片、2c,3c……下方被覆片、2d,
3d……左方側面片、2e,3e……右方側面
片、2f……抜孔、3f……変形孔、4……ツ
ル、4a……長脚、4b……短脚、4c……長
孔、5……ストツパーピン、6……鍵孔、7……
固定ネジ、8……凹陥、9……カム、10……施
錠球、11……施錠凹陥、12……スプリング、
13……押圧ピン、O……外筒、I……内筒、D
……ドライバー、P……ピン、B……ブランキ
ー、S……スプリング、H……ドライバー誘導
孔、A……円、K……バリ、D′……ドライバー
の非破壊部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ツル4を抜去した本体1′を、主体部2a,3
    aの上下に本体1′の幅に等しい上方被覆片2b,
    3b及び下方被覆片2c,3cを同方向に直角に
    突出させ、主体部2a,3aの両側に本体1′の
    幅の略二分の一幅の左方側面片2d,3d及び右
    方側面片2e,3eを同方向に直角に突出させた
    保護カバー2,3により包持させ、上方被覆片2
    b,3bにはツル4の長脚4aと短脚4bが貫通
    する孔を穿設し、下方被覆片2cにはツル4の長
    脚4aが貫通する孔とシリンダ一錠の外筒Oが陥
    入する抜孔2fをまた下方被覆片3cにはツル4
    の長脚4aが貫通する孔とシリンダー錠内筒Iの
    鍵孔6を露出させるための変形孔3fをそれぞれ
    穿設し、二つの保護カバー2,3の上方被覆片2
    b,3b及び下方被覆片2c,3cを本体1′の
    上下で重複重合させ、更に左方側面片2d,3d
    及び右方側面片2e,3eの縁部を本体1′の側
    面で対向させ、これに挿入したツル4の貫通した
    長脚4aの端部にストツパーピン5を突設固定し
    てなる南京錠。
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