JPH0240798B2 - - Google Patents
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- JPH0240798B2 JPH0240798B2 JP60128647A JP12864785A JPH0240798B2 JP H0240798 B2 JPH0240798 B2 JP H0240798B2 JP 60128647 A JP60128647 A JP 60128647A JP 12864785 A JP12864785 A JP 12864785A JP H0240798 B2 JPH0240798 B2 JP H0240798B2
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- Japan
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- paper
- glass
- less
- smoothness
- rough
- Prior art date
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Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 11
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Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、積層ガラス板の各隣接間等に挟み使
用されるガラス用合紙に関する。
用されるガラス用合紙に関する。
(従来の技術)
大部分の平判紙はその表面に字や画を書いたり
印刷したりする機能を求めているため表裏のうち
一面、又は両面を平滑な状態に仕上げられてい
る。
印刷したりする機能を求めているため表裏のうち
一面、又は両面を平滑な状態に仕上げられてい
る。
従来は上記のような平判紙をガラス用の合紙と
して使用していた。その従来のガラス用合紙の抄
造は、長網式抄紙又は短網式抄紙とヤンキー式ド
ライヤーとの組合せで行なつており、片側脱水し
た紙をドライヤーに充てて急熱急乾する方式であ
り、片側が滑面になる。更に目的に応じて、様々
の填料を加えた上で、片面又は両面を艶出し加工
しており、従来のガラス用合紙は少なくとも片面
が滑面となるものを積層ガラス板の各隣接間等に
1枚又は滑面を対向させ粗面を外側とした2枚を
挟み込んで使用していた。
して使用していた。その従来のガラス用合紙の抄
造は、長網式抄紙又は短網式抄紙とヤンキー式ド
ライヤーとの組合せで行なつており、片側脱水し
た紙をドライヤーに充てて急熱急乾する方式であ
り、片側が滑面になる。更に目的に応じて、様々
の填料を加えた上で、片面又は両面を艶出し加工
しており、従来のガラス用合紙は少なくとも片面
が滑面となるものを積層ガラス板の各隣接間等に
1枚又は滑面を対向させ粗面を外側とした2枚を
挟み込んで使用していた。
(発明が解決しようとする問題点)
上記ガラス用合紙に於ては、少なくとも片面が
滑面のため、その滑面とガラス表面との接触面積
が大きくなり、吸湿性が低下して、合紙の中の樹
脂分がガラスに転写される紙肌模様やヤケが生じ
やすい。
滑面のため、その滑面とガラス表面との接触面積
が大きくなり、吸湿性が低下して、合紙の中の樹
脂分がガラスに転写される紙肌模様やヤケが生じ
やすい。
上記紙肌模様やヤケが生じるとガラスに白濁、
くもりが生じ外観上問題であり、又ガラス表面に
蒸着、スパツター処理等がそのままでは出来な
い。
くもりが生じ外観上問題であり、又ガラス表面に
蒸着、スパツター処理等がそのままでは出来な
い。
又、滑面を対向させて2枚使用するには、2度
紙を挟み入れる必要があり、また滑面を対向させ
なければならず非常に手間がかかり機械化も困難
である。
紙を挟み入れる必要があり、また滑面を対向させ
なければならず非常に手間がかかり機械化も困難
である。
(問題点を解決するための手段)
上記技術課題を解決するために本発明は、ガラ
ス用合紙の表裏がともにベツク平滑度が20秒以下
の粗面とし、更に好ましくは表裏ともにベツク平
滑度が20秒以下の粗面でかつ樹脂分が0.3重量%
以下とした。
ス用合紙の表裏がともにベツク平滑度が20秒以下
の粗面とし、更に好ましくは表裏ともにベツク平
滑度が20秒以下の粗面でかつ樹脂分が0.3重量%
以下とした。
尚、紙の平滑度はJIS P 8119紙及び板紙のベ
ツク試験機による平滑度試験方法によつて試験し
た結果、つまりベツク平滑度で表示し、紙の樹脂
分はJIS P 8205製紙用パルプの樹脂分試験方法
によつて試験した結果で表示する。
ツク試験機による平滑度試験方法によつて試験し
た結果、つまりベツク平滑度で表示し、紙の樹脂
分はJIS P 8205製紙用パルプの樹脂分試験方法
によつて試験した結果で表示する。
(実施例)
以下、本発明構成の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図に示すように、積層ガラス板1…の各隣
接間等に挟み込まれるガラス用合紙Aであつて、
これは砕木パルプ、新聞古紙を主原料とし、その
紙料をツインワイヤー方式の#1ワイヤーと#2
ワイヤーの間に均一に噴射し、サクシヨンボツク
ス等で両側から脱水して抄き上げ、つづく脱水工
程では繊維のからみを圧着最少の状態に保つため
圧力を減じて脱水し、最終仕上げの前ではカレン
ダーをかけないことにより合紙Aの両面をベツク
平滑度で20秒以下の粗面とした。
接間等に挟み込まれるガラス用合紙Aであつて、
これは砕木パルプ、新聞古紙を主原料とし、その
紙料をツインワイヤー方式の#1ワイヤーと#2
ワイヤーの間に均一に噴射し、サクシヨンボツク
ス等で両側から脱水して抄き上げ、つづく脱水工
程では繊維のからみを圧着最少の状態に保つため
圧力を減じて脱水し、最終仕上げの前ではカレン
ダーをかけないことにより合紙Aの両面をベツク
平滑度で20秒以下の粗面とした。
上記粗面と滑面とのガラス用合紙への適合性を
調べるため、60℃、98〜100%相対湿度で運転さ
れる促進試験機を用いて、5日毎に、ガラスのヤ
ケと試験機から取出した状態のガラスの白濁、及
び、ガラスを試験機から取出して各種の拭き方で
拭き上げたのち、息を吹きかけてガラスを曇ら
せ、その曇り方の有無によるガラスの透明とを調
べた。第2図に於てAは粗面、Bは滑面であり、
図に示すように5日〜25日経過後において粗面の
方が滑面と比べて曇り方の度合が小さく透明性に
優る結果となつた。次に滑面の程度の異なるもの
8紙のベツク平滑度を測定しそれぞれ前記促進テ
ストを行なつた。第3図に示すようにベツク平滑
度が20秒以下のものについては良好な結果を得る
ことが出来、ベツク平滑度23秒以上では白濁、透
明性において劣りガラス用合紙として使用不可で
あつた。
調べるため、60℃、98〜100%相対湿度で運転さ
れる促進試験機を用いて、5日毎に、ガラスのヤ
ケと試験機から取出した状態のガラスの白濁、及
び、ガラスを試験機から取出して各種の拭き方で
拭き上げたのち、息を吹きかけてガラスを曇ら
せ、その曇り方の有無によるガラスの透明とを調
べた。第2図に於てAは粗面、Bは滑面であり、
図に示すように5日〜25日経過後において粗面の
方が滑面と比べて曇り方の度合が小さく透明性に
優る結果となつた。次に滑面の程度の異なるもの
8紙のベツク平滑度を測定しそれぞれ前記促進テ
ストを行なつた。第3図に示すようにベツク平滑
度が20秒以下のものについては良好な結果を得る
ことが出来、ベツク平滑度23秒以上では白濁、透
明性において劣りガラス用合紙として使用不可で
あつた。
従つて本発明のガラス用合紙は、該合紙の両面
をベツク平滑度で20秒以下の粗面とすることによ
りガラス表面との接触面積を減少させ樹脂分の転
写を防ぐことを可能とした。
をベツク平滑度で20秒以下の粗面とすることによ
りガラス表面との接触面積を減少させ樹脂分の転
写を防ぐことを可能とした。
更に前述したベツク平滑度が20秒以下の粗面を
有するガラス用合紙において、樹脂分の異なる5
種類について上述した促進試験機を用いて白濁、
透明を測定した結果を第4図に示す。図は合紙肌
が粗面の場合を示し、Hは樹脂分0.68重量%、I
は0.26重量%、Jは0.35重量%、Kは0.26重量%、
Lは0.24重量%のグラフを示す。ここでH、Iは
紙の表が粗面、裏が滑面であり、J、K、Lは紙
の表裏が共に粗面である。グラフに示すとおり樹
脂分0.3重量%以下とすることにより粗面との複
合作用を生じ、ガラスの白濁と透明がより良好と
なる。
有するガラス用合紙において、樹脂分の異なる5
種類について上述した促進試験機を用いて白濁、
透明を測定した結果を第4図に示す。図は合紙肌
が粗面の場合を示し、Hは樹脂分0.68重量%、I
は0.26重量%、Jは0.35重量%、Kは0.26重量%、
Lは0.24重量%のグラフを示す。ここでH、Iは
紙の表が粗面、裏が滑面であり、J、K、Lは紙
の表裏が共に粗面である。グラフに示すとおり樹
脂分0.3重量%以下とすることにより粗面との複
合作用を生じ、ガラスの白濁と透明がより良好と
なる。
(発明の効果)
以上のように本発明の構成としたことにより、
合紙とガラス表面との接触面積が小さくなり、合
紙の中の樹脂分がガラスに転写される紙肌模様や
ヤケが生じにくい。従つてガラス表面に蒸着、ス
パツター処理等を行う際にも障害とならない。
合紙とガラス表面との接触面積が小さくなり、合
紙の中の樹脂分がガラスに転写される紙肌模様や
ヤケが生じにくい。従つてガラス表面に蒸着、ス
パツター処理等を行う際にも障害とならない。
また、隣接ガラス間等に挟み込むガラス用合紙
はそれぞれ1枚のみで良いため、作業性が向上
し、機械化の際にも有利である。
はそれぞれ1枚のみで良いため、作業性が向上
し、機械化の際にも有利である。
図面は本発明に係るガラス用合紙の実施例を示
し、第1図は使用状態の斜視図、第2図は滑面と
粗面との性能試験比較結果を示すグラフ、第3図
はベツク平滑度の異なるものについての性能試験
結果を示す表、第4図は樹脂分の異なる合紙につ
いての性能試験比較結果を示すグラフである。
し、第1図は使用状態の斜視図、第2図は滑面と
粗面との性能試験比較結果を示すグラフ、第3図
はベツク平滑度の異なるものについての性能試験
結果を示す表、第4図は樹脂分の異なる合紙につ
いての性能試験比較結果を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表裏ともにベツク平滑度が20秒以下の粗面と
なるように構成されているガラス用合紙。 2 表裏ともにベツク平滑度が20秒以下の粗面で
かつ樹脂分が0.3重量%以下となるように構成さ
れているガラス用合紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12864785A JPS61289199A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | ガラス用合紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12864785A JPS61289199A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | ガラス用合紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61289199A JPS61289199A (ja) | 1986-12-19 |
JPH0240798B2 true JPH0240798B2 (ja) | 1990-09-13 |
Family
ID=14989983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12864785A Granted JPS61289199A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | ガラス用合紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61289199A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132490A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-05-26 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス板梱包箱、梱包方法及び開梱方法 |
WO2005054085A1 (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-16 | Asahi Glass Company, Limited | ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法とガラス板開梱装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01266299A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-24 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ガラス用合紙 |
KR101097077B1 (ko) * | 2003-10-09 | 2011-12-22 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 유리판 곤포 상자, 곤포 방법 및 개곤 방법 |
JP4775755B2 (ja) * | 2003-12-05 | 2011-09-21 | 旭硝子株式会社 | ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置 |
JP5320656B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2013-10-23 | 王子ホールディングス株式会社 | ガラス合紙の製造方法 |
JP5137063B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2013-02-06 | 王子ホールディングス株式会社 | ガラス合紙 |
JPWO2009008413A1 (ja) * | 2007-07-11 | 2010-09-09 | 旭硝子株式会社 | ガラス板用合紙及びガラス板積層体 |
JPWO2013154089A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2015-12-17 | 旭硝子株式会社 | ガラス板の梱包方法および梱包体 |
CA2907248C (en) * | 2012-12-27 | 2016-05-17 | Yasuhiko Asai | Wood pulp for glass plate-interleaving paper and glass plate-interleaving paper |
JP6237501B2 (ja) * | 2014-07-02 | 2017-11-29 | 王子ホールディングス株式会社 | ガラス合紙 |
TWI729282B (zh) * | 2017-03-30 | 2021-06-01 | 日商特種東海製紙股份有限公司 | 玻璃板用間隔紙及其製造方法、積層體、以及玻璃板之保護方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59221269A (ja) * | 1983-06-01 | 1984-12-12 | 日本板硝子株式会社 | ガラス用合紙 |
-
1985
- 1985-06-13 JP JP12864785A patent/JPS61289199A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59221269A (ja) * | 1983-06-01 | 1984-12-12 | 日本板硝子株式会社 | ガラス用合紙 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132490A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-05-26 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス板梱包箱、梱包方法及び開梱方法 |
WO2005054085A1 (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-16 | Asahi Glass Company, Limited | ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法とガラス板開梱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61289199A (ja) | 1986-12-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |