JPH0240249Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0240249Y2 JPH0240249Y2 JP1987063522U JP6352287U JPH0240249Y2 JP H0240249 Y2 JPH0240249 Y2 JP H0240249Y2 JP 1987063522 U JP1987063522 U JP 1987063522U JP 6352287 U JP6352287 U JP 6352287U JP H0240249 Y2 JPH0240249 Y2 JP H0240249Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- exhaust
- tube
- inner tube
- welded
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 2
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、断熱性をもつ2重排気管を用いた内
燃機関用排気マニホルドに関する。
燃機関用排気マニホルドに関する。
(従来の技術)
排気管の断熱性を向上させるために2重にし、
内管に端部又は全長にわたつて張出し部を設け、
これを外管に内接させて位置を保持するようにし
たものは、特公昭58−46650、実公昭57−58330等
により知られている。前者は、内管の両端を拡張
して外管内面に密着させ、かつ溶接したものであ
り、後者は、内管を全長にわたり多角形にして、
円形の外管内に嵌合したものである。
内管に端部又は全長にわたつて張出し部を設け、
これを外管に内接させて位置を保持するようにし
たものは、特公昭58−46650、実公昭57−58330等
により知られている。前者は、内管の両端を拡張
して外管内面に密着させ、かつ溶接したものであ
り、後者は、内管を全長にわたり多角形にして、
円形の外管内に嵌合したものである。
(考案が解決しようとする問題点)
従来の技術においては、内管の拡張工程又は変
形工程が容易でないと共に、湾曲した外管と内管
を嵌合させることが困難である。例えば前記公知
例の前者においては、内管の両端を拡径する必要
があり、後者は内管全体を多角形に加工しなけれ
ばならないが、このような加工のためには大がか
りな金型やプレス機を用意しなければならない。
更に、排気マニホルドにおいては、内外管は湾曲
しているので、前記のような形状の内管を外管内
に挿入することは、全長が一定曲率でない限り極
めて困難であり、挿入後湾曲させるようにすれ
ば、間隔にかたよりが生じ易い。
形工程が容易でないと共に、湾曲した外管と内管
を嵌合させることが困難である。例えば前記公知
例の前者においては、内管の両端を拡径する必要
があり、後者は内管全体を多角形に加工しなけれ
ばならないが、このような加工のためには大がか
りな金型やプレス機を用意しなければならない。
更に、排気マニホルドにおいては、内外管は湾曲
しているので、前記のような形状の内管を外管内
に挿入することは、全長が一定曲率でない限り極
めて困難であり、挿入後湾曲させるようにすれ
ば、間隔にかたよりが生じ易い。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、内管端部の加工及び2重管の形成が
容易な排気マニホルドを得るもので、その手段
は、外管と内管を断熱のための間隙を介在させて
2重に嵌合して排気管を形成し、この排気管の複
数個を排気集合部に接続した排気マニホルドにお
いて、前記排気管における内管の両端に断面形状
略多角形の変形部を設け、この変形部の頂点を外
管の内面に圧接すると共に一端において内管と外
管を溶接固定したことを特徴とする。
容易な排気マニホルドを得るもので、その手段
は、外管と内管を断熱のための間隙を介在させて
2重に嵌合して排気管を形成し、この排気管の複
数個を排気集合部に接続した排気マニホルドにお
いて、前記排気管における内管の両端に断面形状
略多角形の変形部を設け、この変形部の頂点を外
管の内面に圧接すると共に一端において内管と外
管を溶接固定したことを特徴とする。
(作用)
上記の手段により、略多角形の変形部の弾力に
より、内管は外管内に同心に保持され、一端側の
溶接部によつて長手方向及び回転方向の移動は阻
止されるが、他端側は溶接されていないので、使
用中内管は自由に伸縮することができ、温度差に
よる変形が抵抗なく行なわれる。
より、内管は外管内に同心に保持され、一端側の
溶接部によつて長手方向及び回転方向の移動は阻
止されるが、他端側は溶接されていないので、使
用中内管は自由に伸縮することができ、温度差に
よる変形が抵抗なく行なわれる。
(実施例)
以下本考案の実施例を図面によつて説明する。
第1図において1は排気マニホルドで、板フラ
ンジ2に4本の排気管3,3……の1端が溶接さ
れ、その他端は、椀形の排気集合部4に設けた穴
5に挿入して溶接されている。
ンジ2に4本の排気管3,3……の1端が溶接さ
れ、その他端は、椀形の排気集合部4に設けた穴
5に挿入して溶接されている。
排気管3は、外管6と内管7からなる2重管
で、内管の両端を略三角形の変形部8が設けら
れ、その頂点8aが外管6の内面に圧接して両管
間に間隙cを形成している。両管6,7はステン
レス鋼のように耐食性をもつ金属の管材からな
り、内管7のみに変形部8を形成し、両管6,7
を嵌合したのち、周知の2重管湾曲手段によつて
所望の形状に湾曲する。変形部8の成形は手作業
によつて行うこともできるし簡単な金型を用いて
行うことが可能である。
で、内管の両端を略三角形の変形部8が設けら
れ、その頂点8aが外管6の内面に圧接して両管
間に間隙cを形成している。両管6,7はステン
レス鋼のように耐食性をもつ金属の管材からな
り、内管7のみに変形部8を形成し、両管6,7
を嵌合したのち、周知の2重管湾曲手段によつて
所望の形状に湾曲する。変形部8の成形は手作業
によつて行うこともできるし簡単な金型を用いて
行うことが可能である。
内外両管6,7は、一端においてのみ接触部を
9で示すように溶接し、この溶接部9のある方を
例えば板フランジ2側に溶接線10によつて溶接
し、他端部側は排気集合部4の穴5に挿入して外
管6のみを溶接する。
9で示すように溶接し、この溶接部9のある方を
例えば板フランジ2側に溶接線10によつて溶接
し、他端部側は排気集合部4の穴5に挿入して外
管6のみを溶接する。
以上の構成であるから、両管の間隙c内の気層
が断熱層となり、外管6の内面が輻射熱の反射面
となつて、内管7の内部を高温に維持して未燃焼
物の酸化を促進する。排ガスの流通又は停止によ
り内管7の温度は外管6に比べて著しく変化し外
管に対して長さを変化するが、両管は、排気集合
部側においては一体となつていないので内管7は
自由に伸縮することができ、ストレスを生じない
からクラツクなどが発生しない。
が断熱層となり、外管6の内面が輻射熱の反射面
となつて、内管7の内部を高温に維持して未燃焼
物の酸化を促進する。排ガスの流通又は停止によ
り内管7の温度は外管6に比べて著しく変化し外
管に対して長さを変化するが、両管は、排気集合
部側においては一体となつていないので内管7は
自由に伸縮することができ、ストレスを生じない
からクラツクなどが発生しない。
(考案の効果)
本考案は、以上のように内管の両端に多角形の
変形部を形成して外管に嵌合するだけであるか
ら、この変形部形成作業及び嵌合作業が極めて容
易であり、内管と外管の一端側のみを溶接するだ
けであるから、能率的に排気マニホルドを作るこ
とができる。そして、内管の他端側の変形部の頂
点が外管の内面に圧接されているため、内外両管
は同心に保持され、かつ内管は自由に伸縮でき、
これにより均一な保温効果を維持できると共に、
ストレスが生ぜずクラツクが入るおそれがない等
の効果を有する。
変形部を形成して外管に嵌合するだけであるか
ら、この変形部形成作業及び嵌合作業が極めて容
易であり、内管と外管の一端側のみを溶接するだ
けであるから、能率的に排気マニホルドを作るこ
とができる。そして、内管の他端側の変形部の頂
点が外管の内面に圧接されているため、内外両管
は同心に保持され、かつ内管は自由に伸縮でき、
これにより均一な保温効果を維持できると共に、
ストレスが生ぜずクラツクが入るおそれがない等
の効果を有する。
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は排
気管の縦断面図、第3図は第2図の−線断面
図である。 3……排気管、6……外管、7……内管、8…
…変形部、8a……頂点、9……溶接部。
気管の縦断面図、第3図は第2図の−線断面
図である。 3……排気管、6……外管、7……内管、8…
…変形部、8a……頂点、9……溶接部。
Claims (1)
- 外管と内管を断熱のための間隙を介在させて2
重に嵌合して排気管を形成し、この排気管の複数
個を排気集合部に接続した排気マニホルドにおい
て、前記排気管における内管の両端に断面形状略
多角形の変形部を設け、この変形部の頂点を外管
の内面に圧接すると共に一端において内管と外管
を溶接固定したことを特徴とする、内燃機関の排
気マニホルド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987063522U JPH0240249Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987063522U JPH0240249Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63170518U JPS63170518U (ja) | 1988-11-07 |
JPH0240249Y2 true JPH0240249Y2 (ja) | 1990-10-26 |
Family
ID=30898829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987063522U Expired JPH0240249Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0240249Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738648Y2 (ja) * | 1989-05-22 | 1995-09-06 | カルソニック株式会社 | パイプマニホールド |
JPH0717775Y2 (ja) * | 1989-08-17 | 1995-04-26 | 株式会社ユタカ技研 | 排気マニホルド用二重管 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015055U (ja) * | 1973-06-05 | 1975-02-17 |
-
1987
- 1987-04-28 JP JP1987063522U patent/JPH0240249Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015055U (ja) * | 1973-06-05 | 1975-02-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63170518U (ja) | 1988-11-07 |
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