JPH0738648Y2 - パイプマニホールド - Google Patents

パイプマニホールド

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Publication number
JPH0738648Y2
JPH0738648Y2 JP1989059474U JP5947489U JPH0738648Y2 JP H0738648 Y2 JPH0738648 Y2 JP H0738648Y2 JP 1989059474 U JP1989059474 U JP 1989059474U JP 5947489 U JP5947489 U JP 5947489U JP H0738648 Y2 JPH0738648 Y2 JP H0738648Y2
Authority
JP
Japan
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heat shield
shield plate
exhaust
pipe
hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989059474U
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English (en)
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JPH02149819U (ja
Inventor
邦和 伴
康夫 深江
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パイプマニホールドに係わり、特にパイプか
らなる排気管に遮熱板を溶接してなるパイプマニホール
ドに関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車のエンジンには、エンジンからの排気ガ
スを導出するため、例えば、実開昭53−36611号公報に
開示されるような排気マニホールドが配置されている。
そして、近時、このような排気マニホールドでは、排気
マニホールドを構成する排気管をパイプ材により構成し
たパイプマニホールドが開発されている。
第5図は、このようなパイプマニホールドを示すもの
で、図において符号11は、エンジンの排気側に固定され
るマニホールド本体を示している。
このマニホールド本体11には、エンジンからの排気ガス
を導く4本の排気管13,14,15,16が接続されている。
これ等の排気管13,14,15,16は、それぞれステンレス鋼
製のパイプ材により形成されている。
そして、それぞれの排気管13,14,15,16には、排気ガス
の温度低下を防止するための遮熱板19が、第6図に示す
ように、その端部20において溶接23により固着されてい
る。
なお、図において符号21は、排気ガスの放熱を防止する
ための図示しないインシュレータを固定するためのボス
部を示している。
この例では、排気管13と排気管14、および排気管15と排
気管16とは、孔芯の交差角が鋭角となるように集合され
ており、これ等の集合部25は、集合部材27に形成される
開口部に嵌挿されている。
また、集合部材27は、一対配置され、それぞれの集合部
材27は、フランジ部31に連結されている。
なお、この例では、一対の集合部材27とフランジ部31と
は、鋳造により一体形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のパイプマニホールドで
は、第6図に示したように、遮熱板19が、単に、遮熱板
19の端部20において排気管13,14,15,16に溶接により固
着されているため、排気管13,14,15,16および遮熱板19
の熱変形,振動等により、いわゆる溶接2番部に応力が
集中し、この部に高応力が作用し、第7図に示すよう
に、遮熱板19に亀裂が生じ、排気管13,14,15,16から遮
熱板19が剥がれる虞があるという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、遮熱板を排気管へ溶接した時に、遮熱板の溶接
部に亀裂の発生することのないパイプマニホールドを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわるパイプマニホールドは、エンジンの排
気側に固定されるマニホールド本体に、パイプ材からな
りエンジンからの排気ガスを導く複数本の排気管の一端
をそれぞれ開口し、これ等の排気管の他端を集合部にお
いて集合するとともに、前記各排気管の外周に遮熱板を
溶接により固定してなるパイプマニホールドにおいて、
前記遮熱板には、貫通孔が形成されており、この貫通孔
は、遮熱板の軸方向に対する幅が内面から遮熱板の端面
までの距離より小さくなる位置に形成されているととも
に、肉盛溶接されることにより、前記遮熱板を前記排気
管に溶接固定してなるものである。
〔作用〕
本考案においては、遮熱板には、貫通孔が形成されてお
り、この貫通孔は、遮熱板の軸方向に対する幅が内面か
ら遮熱板の端面までの距離より小さくなる位置に形成さ
れているとともに、肉盛溶接されることにより、遮熱板
を排気管に溶接固定したので、排気管および遮熱板の熱
変形,振動等により溶接部に生ずる応力が、貫通孔の廻
りに分散され、一部分に高応力が作用することがなくな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図および第2図は、第3図の要部の詳細を示してお
り、第3図は、本考案のパイプマニホールドの一実施例
を示している。
第3図において符号41は、エンジンの排気側に固定され
るマニホールド本体を示している。
このマニホールド本体41には、エンジンからの排気ガス
を導く4本の排気管43,44,45,46が接続されている。
これ等の排気管43,44,45,46は、それぞれステンレス鋼
製のパイプ材により形成されており、それぞれの排気管
43,44,45,46には、排気ガスの温度低下を防止するため
の遮熱板49が溶接により固着されている。
なお、図において符号51は、排気ガスの放熱を防止する
ための図示しないインシュレータを固定するためのボス
部を示している。
この例では、排気管43と排気管44、および排気管45と排
気管46とは、これ等の排気管43,44,45,46の孔芯の交差
角が鋭角となるように集合されている。
そして、この集合部55が、集合部材57に形成される開口
部に嵌挿されている。
この例では、集合部材57は、一対配置され、それぞれの
集合部材57は、フランジ部61に連結されている。
なお、この例では、一対の集合部材57とフランジ部61と
は、鋳造により一体形成されている。
しかして、この実施例では、第1図および第2図に示す
ように、遮熱板49に貫通孔63を形成し、この貫通孔63に
肉盛溶接することにより、遮熱板49が、排気管43,44,4
5,46に溶接固定されている。
すなわち、それぞれの排気管43,44,45,46には、フラン
ジ部65を有する半円形状の一対の遮熱板49が、排気管4
3,44,45,46の両側から、最中状に突き合わせて配置され
ている。
そして、それぞれの遮熱板49の端部には、長孔状の貫通
孔63が遮熱板49の幅方向に形成されている。
なお、この実施例では、貫通孔63の内面から遮熱板49の
端面67までの距離をLとすると、この距離Lが、貫通孔
63の幅Wより大きくなるような位置に貫通孔63が形成さ
れている。
そして、第4図に示すように、この貫通孔63に肉盛溶接
69することにより、遮熱板49が、排気管43,44,45,46に
溶接固定されている。
以上のように構成されたパイプマニホールドでは、遮熱
板49に貫通孔63を形成し、この貫通孔63に肉盛溶接69す
ることにより、遮熱板49を排気管43,44,45,46に溶接固
定したので、排気管43,44,45,46および遮熱板49の熱変
形,振動等により肉盛溶接部に生ずる応力が、貫通孔63
の廻りに分散され、肉盛溶接部の一部分に高応力が作用
することがなくなる。
この結果、従来のように、排気管43,44,45,46および遮
熱板49の熱変形,振動等により、溶接2番部に応力が集
中し、この部に高応力が作用することがなくなり、遮熱
板49に亀裂が生じる虞を確実に解消することが可能とな
る。
なお、以上述べた実施例では、遮熱板49に長孔状の貫通
孔63を形成した例について述べたが、本考案は、かかる
実施例に限定されるものではなく、例えば、円形あるい
は楕円形状等の貫通孔を形成するようにしても良いこと
は勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、遮熱板には、貫通
孔が形成されており、この貫通孔は、遮熱板の軸方向に
対する幅が内面から遮熱板の端面までの距離より小さく
なる位置に形成されているとともに、肉盛溶接されるこ
とにより、遮熱板を排気管に溶接固定したので、排気管
および遮熱板の熱変形,振動等により溶接部に生ずる応
力が、貫通孔の廻りに分散されることとなるため、遮熱
板の溶接部に亀裂が生じる虞を確実に解消することがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のパイプマニホールドの要部を示す正面
図である。 第2図は第1図のII−II線に沿う横断面図である。 第3図は本考案のパイプマニホールドの一実施例を示す
斜視図である。 第4図は第1図の貫通孔に肉盛溶接をした状態を示す正
面図である。 第5図は従来のパイプマニホールドを示す斜視図であ
る。 第6図は遮熱板の排気管への溶接部の詳細を示す正面図
である。 第7図は遮熱板の溶接部に発生する亀裂を説明するため
の説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 41……マニホールド本体 43,44,45,46……排気管 49……遮熱板 55……集合部 63……貫通孔 69……肉盛溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気側に固定されるマニホール
    ド本体(41)に、パイプ材からなりエンジンからの排気
    ガスを導く複数本の排気管(45)の一端をそれぞれ開口
    し、これ等の排気管(45)の他端を集合部において集合
    するとともに、前記各排気管(45)の外周に遮熱板(4
    9)を溶接により固定してなるパイプマニホールドにお
    いて、前記遮熱板(49)には、貫通孔(63)が形成され
    ており、この貫通孔(63)は、遮熱板(49)の軸方向に
    対する幅(W)が内面から遮熱板(49)の端面までの距
    離(L)より小さくなる位置に形成されているととも
    に、肉盛溶接(69)されることにより、前記遮熱板(4
    9)を前記排気管(45)に溶接固定してなることを特徴
    とするパイプマニホールド。
JP1989059474U 1989-05-22 1989-05-22 パイプマニホールド Expired - Lifetime JPH0738648Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989059474U JPH0738648Y2 (ja) 1989-05-22 1989-05-22 パイプマニホールド

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JP1989059474U JPH0738648Y2 (ja) 1989-05-22 1989-05-22 パイプマニホールド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02149819U JPH02149819U (ja) 1990-12-21
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ID=31585998

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JP1989059474U Expired - Lifetime JPH0738648Y2 (ja) 1989-05-22 1989-05-22 パイプマニホールド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5491516U (ja) * 1977-12-13 1979-06-28
JPH0240249Y2 (ja) * 1987-04-28 1990-10-26

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JPH02149819U (ja) 1990-12-21

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