JPH0240031Y2 - - Google Patents

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JPH0240031Y2
JPH0240031Y2 JP1986092265U JP9226586U JPH0240031Y2 JP H0240031 Y2 JPH0240031 Y2 JP H0240031Y2 JP 1986092265 U JP1986092265 U JP 1986092265U JP 9226586 U JP9226586 U JP 9226586U JP H0240031 Y2 JPH0240031 Y2 JP H0240031Y2
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bar
shaft
drum
shaped roll
disk
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、比較的重量を有する原木、丸鋼等の
円筒状物を、その軸方向へ搬送する手段として用
いられる鼓型ロールの構造に関するものである。
「従来の技術」 従来より、上記種円筒状物1をその軸芯方向に
搬送するに際しては、第6図に示すように、軸2
に平行する断面を、その中央部分を最凹部とし、
この最凹部から両端に向かつて、順次径大となる
傾斜面を有する鼓型ロール3が採用されている。
この種鼓型ロール3の構造は、大別して二通り
存在している。即ち、第7図に示すものは、軸2
の中央部分を境に、内部を中空状とした一対の円
錐台4を、小径部5を対向面として軸2に溶接す
るものであり、また、第8図に示すものは、軸2
の中央部分を境に、矢羽状のリブ板6の小辺部7
を対向面として、また、その大辺部8を軸2の両
端に配置された鍔板9に、軸2直角断面に対して
任意角度を置いて複数個配置し、軸2並びに鍔板
9との当接面を溶接したものである。
「考案が解決しようとする問題点」 従つて、前者の円錐台4を溶接して成る鼓型ロ
ール3においては、円筒状物1の搬送部位は円錐
台4の側面となり、その搬送面が連続した面接触
状態となるので、円筒状物1の円滑な搬送を期し
得る。また逆に、後者の矢羽状のリブ板6を溶接
して成る鼓型ロール3においては、円筒状物1の
搬送部位はリブ板6の厚み部分となり、その搬送
面が断続した線接触状態となるので、円筒状物1
の下面には、断続的な衝撃が加わり、その搬送状
態は前者に比して悪化することになる。
しかしながら、円筒状物1が過度の重量を有し
ていた場合、前者の鼓型ロール3においては、内
部を中空状とした円錐台4より成るため、後者の
リブ板6を溶接して成る鼓型ロール3に比して、
強度上に難点がある。
また、何れの鼓型ロール3においても、各部品
を製作すべく、機械加工、或いは折り曲げ加工を
必要とし、さらに、軸2に対する溶接部位並びに
溶接点数が多いので、製作に時間を要するばかり
か、作業能率が悪くなり、その製作に対するコス
トが割高となる欠点を有していた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は叙上に鑑み、軸2の両端に固着された
円板の外周部に、任意間隔を置いて複数本の棒材
の両端が載置支持されると共に、軸2方向に対し
て捻り角度を有しながら、そのほぼ中央箇所が軸
上に当接支持され、各支持面を固着して成る鼓型
ロール3を製作することにより、作業能率の改善
並びにコストの低減を図つたものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づき説
明する。尚、既に説明した部品については同一番
号を附し、重複して説明しない。
まず、第1図乃至第2図において、軸2の両端
に配置された円板10の外周部には、内部を中空
としたパイプ、或いは丸鋼等より成る同一長さの
棒材11の両端が載置支持され、各棒材11のほ
ぼ中央部分を軸2のほぼ中央部分に当接させるま
で、軸2方向に対して各棒材11を捻り、各棒材
11の支持面、即ち、棒材11の両端部分と両端
に位置する円板10、並びに棒材11のほぼ中央
部分と軸2のほぼ中央部分、を溶接することによ
つて固着し、鼓型ロール3としている。
具体的な製作方法としては、第4図乃至第5図
に示すように、まず、一方の円板10を支持台1
2上に載置し、軸2を円板10に挿通し、且つ各
棒材11を支持台12上の円板10の外周部に配
置すると共に、内周面に任意間隔を置いて、円弧
状の切り欠き部13が形成された環状のガイド1
4により、各棒材11を一方の円板10の外周面
に対して押し付け、次いで、軸2の上部より他方
の円板10を挿通すると共に、前記記載と同様の
ガイド14により、各棒材11を他方の円板10
の外周面に対して押し付け、その後、他方の円板
10並びにガイド14を一体的に、矢視の如く回
転させることにより、各棒材11の両端並びにほ
ぼ中央部分を、両端の円板10並びに軸2と溶接
する。
また、第3図に示すように、製作時に円板10
に対して各棒材11を位置決めすべく、円板10
の外周面に任意間隔を置いて、円弧状の切り欠き
部13を形成する場合もある。尚、この時、ガイ
ド14の内周部の切り欠き部13は不要としても
良い。
さらに、各支持面との溶接に際して、溶接する
に足る間隙が無い場合には、まず、一本の棒材1
1を軸2方向に対して捻り、その両端とほぼ中央
部分を溶接した後、順次一本宛て溶接しても良
い。
しかして、この鼓型ロール3の搬送面は、各棒
材11の接線の集合によつて構成された線接触と
なるが、棒材11自体が円筒状であり、且つ円筒
状物1の搬送時における当接面は鼓型ロール3の
中央部となり、隣接する棒材11との間隙はほぼ
密接した状態であるので、面接触状態に近い搬送
となる。
また、各棒材11は軸2に当接した状態であ
り、一体となつているので、円筒状物1の荷重に
対しても充分耐え得るものである。
「効果」 以上のように本考案によれば、鼓型ロール3
は、軸2の両端に固着された円板10の外周部
に、任意間隔を置いて複数本の棒材11の両端が
載置支持されると共に、軸2方向に対して捻り角
度を有しながら、そのほぼ中央箇所が軸2上に当
接支持され、各支持面を固着して構成されている
ので、前記記載した従来の鼓型ロール3の有利性
を併せ持ち、且つ製作時の作業能率の向上、製作
コストの大幅な低減を図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図の拡大側面図、第3図は本考案の他の
実施例を示す側面図、第4図乃至第5図は製作工
程を示す説明図、第6図は従来装置を示す平面
図、第7図乃至第8図は従来の鼓型ロールの一部
破断正面図である。 2……軸、3……鼓型ロール、10……円板、
11……棒材、13……切り欠き部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 軸の両端に固着された円板の外周部に、任意
    間隔を置いて複数本の棒材の両端を載置支持す
    ると共に、軸方向に対して各棒材を捻つて各棒
    材の中央部分を軸のほぼ中央部分に当接させ、
    棒材の両端部分と両端に位置する円板、並びに
    棒材のほぼ中央部分と軸のほぼ中央部分を溶接
    し、重量を有する円筒状物を搬送することを特
    徴とする鼓型ロール。 2 各棒材の両端を、円板の外周面に直接的に載
    置して溶接した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の鼓型ロール。 3 各棒材の両端を、円板の外周面に形成された
    切り欠き部に載置して溶接した実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の鼓型ロール。
JP1986092265U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0240031Y2 (ja)

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JPS62203114U JPS62203114U (ja) 1987-12-25
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JPS5688723U (ja) * 1979-12-05 1981-07-15

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