JPH0239632Y2 - - Google Patents

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JPH0239632Y2
JPH0239632Y2 JP1982003979U JP397982U JPH0239632Y2 JP H0239632 Y2 JPH0239632 Y2 JP H0239632Y2 JP 1982003979 U JP1982003979 U JP 1982003979U JP 397982 U JP397982 U JP 397982U JP H0239632 Y2 JPH0239632 Y2 JP H0239632Y2
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piston
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トランスフアのクランプ・アンクラ
ンプ又はリフト・ダウン装置の安全装置に関する
ものである。
[従来の技術] トランスフアプレスのトランスフアにおいて、
クランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン装置
は、プレスのスライドに設けたカムと、それに追
従するカムホロアを有するレバーと、このレバー
に連結され昇降する縦ロツドとからなる駆動機構
により駆動されるものが多用されている。
また、この種のクランプ・アンクランプ又はリ
フト・ダウン装置では、過負荷が生じた場合、プ
レスが停止しない限り破損してしまうので、縦ロ
ツドの途中に安全装置を設けている。
従来の安全装置は、縦ロツドの途中にシリンダ
とピストンとを設け、過負荷が作用したときに生
じるシリンダとピストンとの僅かな相対変位をリ
ミツトスイツチで検出し、このリミツトスイツチ
からの信号で電磁弁を切換え、この電磁弁の切換
えによつてリリーフ弁を開き、このリリーフ弁を
通じてシリンダ室内の圧油をピストンの押圧によ
つて逃がす構成であつた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の構成では、過負荷が作用したとき、ま
ず、シリンダとピストンとの相対変位をリミツト
スイツチで検出し、ついで電磁弁を切換え、最後
にリリーフ弁を開く構成であるから、過負荷に対
する応答性がきわめて悪く、かつ、制御系も複雑
である。
しかも、リリーフ弁が開いたとしても、シリン
ダ室内の圧油は、ピストンに押されながらリリー
フ弁およびそれに接続される配管を通つて逃げな
ければならないので、リリーフ弁や配管の径によ
つてはシリンダ室内の圧油が逃げるまでに時間が
かかり、シリンダ室内の圧力が上昇してしまうと
いう問題がある。
そこで、シリンダ室内の圧油を短時間にしかも
圧力上昇させずに逃がすには、リリーフ弁および
それに接続する配管を大径にすればよいが、縦ロ
ツドのような運動部分に大径の配管を施すこと
は、運動性能を低下させ、結局は応答性の低下に
つながる。
本考案の目的は、これらの欠点を除き、応答性
を向上させることができるとともに、構造および
制御系が簡単なトランスフアのクランプ・アンク
ランプ又はリフト・ダウン装置の安全装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] そのため、本考案では、過負荷をシリンダ内で
吸収できるように構成し、上記目的を達成しよう
とするものである。
具体的には、トランスフアのクランプ・アンク
ランプ又はリフト・ダウン装置を駆動するロツド
の途中に、一方側のロツドに連結されたシリンダ
と、このシリンダ内に収納されかつ他方側のロツ
ドに連結されたピストンとをそれぞれ設け、前記
シリンダ内に、前記ピストンの外径よりも大きな
内径とされかつ給油口に連通された大径部と、前
記ピストンの外径よりも小さな内径とされかつ排
油口に連通された小径部とを設け、前記大径部と
小径部との間に、大径部内に供給された圧油によ
つて移動された前記ピストンとの協働によつて大
径部と小径部とを密閉隔離するシール部を形成し
前記給油口に、その給油口から逆流する油を貯え
るタンクを含み前記シリンダの大径部に所要圧力
の圧油を供給する油圧回路を設けた、ことを特徴
としている。
[作用] 通常、給油口からシリンダの大径部に供給され
る所要圧力の圧油によつて、ピストンはシール部
に押圧されている。したがつて、大径部と小径部
とは密閉隔離された状態にある。この状態では、
ピストンとシリンダとは一体的に連結された状態
にあるから、ロツドの運動をクランプ・アンクラ
ンプ又はリフト・ダウン装置に正確に伝達し、こ
れらの装置を駆動させることができる。
ところで、過負荷が作用し、それによつてピス
トンに大径部内の圧油による力とは反対方向へか
つ圧油によつてピストンをシール部に押圧してい
る力以上の力がかかると、ピストンがシール部か
ら離れる。このとき、大径部内の圧油は一時的に
給油口から逆流しタンクへ逃げる。そして、ピス
トンがシール部から離れると、大径部内の圧油
は、排油口から若干排出され、その後はピストン
の移動に伴つてピストンと大径部の内径との間に
形成される隙間を通つてピストンの一方面側から
他方面側へ流れ、大径部内の圧力を上昇させるこ
とがない。よつて、ピストンをシリンダ室を形成
する大径部内で急速に移動させることができる。
つまり、過負荷に対する応答性を向上させること
ができる。
また、ピストンが大径部内を移動する際、大径
部内の圧油は、ピストンと大径部の内径との隙間
を通つてピストンの一方面側から他方面側へ流れ
るだけであるから、つまり排油口から多量の油を
排出させる必要がないから、排油口およびこれに
接続する配管の径も小径で十分である。しかも、
シリンダを加工するだけでよいから、構造および
制御系も簡単である。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図において、トランスフアプレス1に設け
られたトランスフアのクランプユニツト13の駆
動機構が示されている。プレス1のスライド2に
はカム3が固定されている。一端部に前記カム3
に追従するカムホロアを有するレバー5はプレス
1の機体に枢着されている。レバー5の他端部に
は、クランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン
装置を駆動する縦ロツド6が連結されている。縦
ロツド6の途中には安全装置7が設けられてい
る。
縦ロツド6の下端部は、ドライブユニツト8に
昇降自在に設けられた駆動ラツク10の上端部に
連結されている。駆動ラツク10の下端部は、そ
の駆動ラツク10を下方に向けて付勢するエアー
シリンダ9に連結されている。ドライブユニツト
8に回転自在に設けられたピニオン11は駆動ラ
ツク10とかみ合つている。ピニオン11と一体
に固定されたレバー12の先端部は、クランプユ
ニツト13の左右方向(クランプ・アンクランプ
方向)に摺動自在に設けられたフイードバー受1
4,14′の一方14に連結されている。フイー
ドバー受14,14′にはラツク15,15′がそ
れぞれ突設されている。ラツク15,15′は、
クランプユニツト13に回転自在に設けられたピ
ニオン16に対向してかみ合つている。これらの
機構を介してフイードバー17,17′は互いに
接近し或いは離隔するクランプ・アンクランプ運
動を行なう。なお、フイードバー17,17′に
は、さらにリフト・ダウン運動が付加される場合
がある。
第2図に安全装置7の構造が示されている。縦
ロツド6の上方側、つまり途中で分離された上方
側縦ロツド6にはシリンダ18が一体に設けられ
ているとともに、下方側縦ロツド6には前記シリ
ンダ18内に昇降自在に収納されたピストン19
が連結されている。
ここに、シリンダ18は、ピストン19の外径
よりも大きな内径を持つ大径部21と、小さな内
径を持つ小径部20とからなるシリンダ室を形成
するものである。また、シリンダ18には、大径
部21と連通する結油口22と小径部20と連通
する排油口23とが設けられている。さらに、こ
のシリンダ18の大径部21と小径部20との間
にはピストン19との協働によつて両者20,2
1間を密閉隔離するシール部30が設けられてい
る。この実施例では傾斜面として形成される。
そして、密閉隔離機能を一段と確実に発揮させ
るために、ピストン19には上記シール部30と
対応させた対応シール部31が設けられている。
したがつて、かかる構造では、通常、ピストン
19(対応シール部31)は、給油口22から供
給された所要圧力の圧油に付勢されてシール部3
0に密着している。このシール部30は、長さが
短く形成され、前記ピストン19が前記給油口2
2から大径部21内に供給された圧油によつて排
油口23側(小径部20側)に移動された状態に
おいて、ピストン19との協働によつて大径部2
1と小径部20との間を密閉するとともに、ピス
トン19の下方への小さなストローク移動で油密
(シール)が破れるように形成されている。シリ
ンダ18の外部とピストン19を有する側(下
方)の縦ロツド6との間には、これらの相対変位
を検出する検出器24が設けられている。検出器
24は、この場合、近接スイツチを用いている。
第3図に、シール部30の異なる実施例を示し
ている。この実施例の場合のシール部30は、ピ
ストン19の上面(対応シール部31)と油密に
接触する平面状に形成されている。
第4図において、安全装置7の給油口22およ
び排油口23に連結される油圧回路を示してい
る。ここで、安全装置7,7′は、プレス1の左
右のコラム部にそれぞれ設けられた2個のクラン
プユニツト13の駆動機構にそれぞれ対応するも
のを示している。給油口22に通ずる油圧回路に
は、油タンク25からチエツキ弁26を介して油
ポンプ27が設けられ、さらにチエツキ弁26お
よびこのチエツキ弁26と前記給油口22との間
にアキユームレータ28が設けられている。油ポ
ンプ27は、圧縮エアーで自動的に進退するピス
トンにより油を汲み上げるもので、回路が所定の
圧力になると自動的に停止し、圧力が下がると起
動するものである。
次に、作用について述べる。
スライド2の下降に伴い、カム3によりカムホ
ロアを介してレバー5が回動し、安全装置7、縦
ロツド6を介してドライブユニツト8の駆動ラツ
ク10が引上げられている場合において、ドライ
ブユニツト8およびクランプユニツト13からな
るクランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン装
置に過負荷が作用すると、縦ロツド6および安全
装置7には過大な引張荷重がかかる。
この荷重が圧油によりピストン19を押し上げ
ている力を越えると、シリンダ18とピストン1
9とが相対移動し、ピストン19(対応シール部
31)がシール部30から離れる。このとき、ピ
ストン19より下側の大径部21内の圧油は一時
的に給油口22から逆流し、アキユームレータ2
8に逃げる。ピストン19がシール部30から離
れると、大径部21内の圧油が両者30,31の
間に形成される隙間を通つて排油口23から排出
され、ピストン19が大径部21内を下方へ移動
する。従つて、破損を防止できる。
すなわち、ピストン19とシリンダ18の大径
部21の内径との間には十分な隙間があり、この
隙間を通つて圧油はピストン19の下面側から上
面側へ流れるので、大径部21内の圧力を上昇さ
せることなく、ピストン19を大径部21内で急
速に移動させることができる。このことは、排油
口23から多量の油を排出させる必要がないの
で、排油口23およびこれに接続する配管は小径
でよい。
同時に、シリンダ18とピストン19側の縦ロ
ツド6との相対変位が検出器24により検出さ
れ、検出器24からの信号によりプレス1の回転
が非常停止されるとともに、油ポンプ27の運転
も停止される。
逆に、プレス1のスライド2が上昇する場合に
は、縦ロツド6はエアーシリンダ9の付勢力で押
し上げられるが、エアーシリンダ9の過負荷がか
かれば、その位置で停止するので機構の破損を起
すおそれはない。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ピストンがシリンダのシール部から離れる
と、シールが破れ、その後はピストンの外径と大
径部の内径との隙間を通つてシリンダ室を形成す
る大径部内の圧油がピストンの一方面側から他方
面側へ流れるので、ピストンを大径部内で急速に
移動させることができ、つまり過負荷に対する応
答性を向上させることができ、かつ、構成および
制御系が簡単であるなど実用上の効果と利点は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はトランスフアプレスの要部を示す縦断
面図、第2図は実施例の要部を示す縦断面図、第
3図は他の実施例の要部を示す断面図、第4図は
制御用油圧回路を示す図である。 1……トランスフアプレス、6……縦ロツド、
7……安全装置、18……シリンダ、19……ピ
ストン、20……小径部、21……大径部、22
……給油口、23……排油口、28……アキユー
ムレータ(タンク)、30……シール部、31…
…対応シール部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トランスフアのクランプ・アンクランプ又はリ
    フト・ダウン装置を駆動するロツドの途中に、一
    方側のロツドに連結されたシリンダと、このシリ
    ンダ内に収納されかつ他方側のロツドに連結され
    たピストンとをそれぞれ設け、 前記シリンダ内に、前記ピストンの外径よりも
    大きな内径とされ給油口に連通された大径部と、
    前記ピストンの外径よりも小さな内径とされかつ
    排油口に連通された小径部とを設け、 前記大径部と小径部との間に、大径部内に供給
    された圧油によつて移動された前記ピストンとの
    協働によつて大径部と小径部とを密閉隔離するシ
    ール部を形成し、 前記給油口に、その給油口から逆流する油を貯
    えるタンクを含み前記シリンダの大径部に所要圧
    力の圧油を供給する油圧回路を設けた、 ことを特徴とするトランスフアのクランプ・ア
    ンクランプ又はリフト・ダウン装置の安全装置。
JP397982U 1982-01-14 1982-01-14 トランスフアのクランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン装置の安全装置 Granted JPS58107236U (ja)

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JP397982U JPS58107236U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 トランスフアのクランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン装置の安全装置

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JP397982U JPS58107236U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 トランスフアのクランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン装置の安全装置

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JPS58107236U JPS58107236U (ja) 1983-07-21
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JP397982U Granted JPS58107236U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 トランスフアのクランプ・アンクランプ又はリフト・ダウン装置の安全装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841753U (ja) * 1971-09-20 1973-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037141Y2 (ja) * 1979-11-20 1985-11-05 石川島播磨重工業株式会社 トランスフア−プレスに於ける素材順送り装置の安全装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841753U (ja) * 1971-09-20 1973-05-28

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JPS58107236U (ja) 1983-07-21

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