JPH023892A - 火災警報装置の汚れ補正方法とその装置 - Google Patents

火災警報装置の汚れ補正方法とその装置

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JPH023892A
JPH023892A JP14692288A JP14692288A JPH023892A JP H023892 A JPH023892 A JP H023892A JP 14692288 A JP14692288 A JP 14692288A JP 14692288 A JP14692288 A JP 14692288A JP H023892 A JPH023892 A JP H023892A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、火災警報装置の汚れ補正方法とその装置に関
するものである。
[従来の技術] 火災警報装置においては、火災の発生及び/または火災
の変化状況等を正確に判断するために、火災現象検出部
の検出出力から常に正しい火災現象の検出量を知るよう
に、検出出力を較正する必要がある。
従来の火災現象検出部の検出出力の較正方法としては、
例えば特開昭81−247918号公報や特開昭61−
247919号公報に示されるものがあり、これら従来
の汚れ補正機能付きの光電式散乱光式煙センサには煙検
出用発光素子と汚れ補正用もしくは試験用発光素子との
2種類の発光素子(発光ダイオードすなわちLED)が
組み込まれており、煙検出用発光素子は受光素子(受光
ダイオード)に直接光が入射しないような角度で配置さ
れ、定常時にはこの発光素子だけが数秒毎の一定周期で
発光し、煙が検煙領域に進入すると煙の粒子による散乱
光が受光素子の受光量を増大させることで煙を検出して
いる。
一方、汚れ補正用発光素子は受光素子に直接光が入射す
るような角度で配置されている。そして、第5図に示す
ように、その発光量は、一定の煙濃度、例えば、10%
/、があるときに煙検出用発光素子を発光させて受光素
子が得られる受光量V7と等しい受光量を、受光素子が
受光するように工場での製造時に調節されており、汚れ
補正時にはこの汚れ補正用発光素子だけが発光し、受光
素子の受光量が設定してあった量VTより変化すること
で汚れを検出している。
そして、煙がない状態において、煙検出用発光素子のみ
を発光させて得られた検出量V。と、汚れ補正用発光素
子のみを発光させて得られた検出量7丁とからに=10
%/、÷(VT  VO)により火災現象検出部すなわ
ち光電式の煙検出部の出力特性の傾きKを求める。そし
てこの傾きKを用い、次回にV。、VTを較正して更新
するまでの間、式D =K X (V I  V O)
により任意の検出出力レベルV1から煙濃度りを求める
際の補正を行っている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の汚れ補正方法において
は、試験用発光素子すなわち汚れ補正用発光素子は受光
素子に直接光のみが入射するような構造を有しているた
め、汚れ補正時に試験用発光素子を点灯させた時にはラ
ビリンスの壁面反射の間接光が受光素子に入らず、従っ
て、汚れの内容により壁面反射の変化が考慮されないこ
ととなり、正確な補正が行えないという欠点があった。
すなわち、黒い汚れが光電式煙センサのラビリンスの内
面を汚した場合には、煙検出用発光素子と、試験用発光
素子と、受光素子と、内壁面とが同様に汚れるが、この
場合、壁面反射は初期時に対して変化がないか、変化し
たとしても減少する。
また、試験用発光素子からの光の減少量は煙検出用発光
素子からの光の減少量と同程度であり、従って、試験用
発光素子による補正時に測定された変化量は、煙検出用
発光素子での変化量と同じであるので、黒い汚れに対す
る補正は有効である。
しかしながら、白い汚れではラビリンスの壁面反射によ
る間接光が増大し、前述のように試験用発光素子は直接
光のみが受光素子に入射するように配置されているので
、壁面反射の変化を補正することはできず、従って、有
効な補正を行うことはできない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたも
ので、煙検出部からのセンサ出力レベルSLYは、環境
中に存在する煙による散乱光成分りと、ラビリンス(暗
箱)等の内壁面での反射光成分■との和であることに着
目し、しかも、煙による散乱光成分りは、O%/醜での
試験用発光素子の点灯時のセンサ出力レベルの変化に比
例して変化し、かつ反射光成分Iは0%/m時での煙検
出用発光素子の点灯時のセンサ出力レベルから測定でき
ることに着目し、これらから計算により真の煙濃度に対
するセンサ出力レベルを補正するようにすることを目的
としている。
具体的には、本発明によれば、煙濃度を検出するために
附勢される煙検出用発光素子と、受光素子と、前記煙検
出用発光素子の附勢により生じるセンサ出力レベル及び
実際の煙濃度間の関係の変化を補正するための試験用発
光素子とを含んだ煙検出部からのセンサ出力レベルによ
り火災異常を判定するようにした光電式煙センサにおい
て、最初に、 所定の煙濃度Aで前記煙検出用発光素子を附勢させ、そ
のときの前記煙検出部からのセンサ出力レベルをSLV
 、として格納する段階と、煙のない状態で前記煙検出
用発光素子を附勢させ、そのときの前記煙検出部からの
センサ出力レベルをI、として保持する段階と、 煙のない状態で前記試験用発光素子を発光させ、そのと
きの前記煙検出部のセンサ出力レベルをT1として保持
する段階と、 を含み、また、汚れ補正時において、 煙のない状態で前記煙検出用発光素子を附勢させ、その
ときの前記煙検出部のセンサ出力レベルをI2として保
持する段階と、 煙のない状態で前記試験用発光素子を附勢させ、そのと
きの前記煙検出部からのセンサ出力レベルをI2として
保持する段階と、 を含み、これにより監視状態においては、前記所定の煙
濃度A、前記格納されたSLY 1、前記保持されたI
3、TlI2及びI2を用いて、前記煙検出部から出力
される監視下のセンサ出力レベルを監視していくことを
特徴とす火災警報装置の汚れ補正方法が提供される。
本発明のもう1つの態様によれば、煙濃度を検出するた
めに附勢される煙検出用発光素子と、受光素子と、前記
煙検出用発光素子の附勢により生じるセンサ出力レベル
及び実際の煙濃度間の関係の変化を補正するための試験
用発光素子とを含んだ煙検出部からのセンサ出力レベル
により火災異常を判定するようにした火災警報装置にお
いて、初期時に、所定煙濃度Aで前記煙検出用発光素子
を附勢させた時の前記煙検出部からのセンナ出力レベル
SLY 、を記憶する第1の手段と、初期時に、煙のな
い状態で前記煙検出用発光素子を附勢させた時の前記煙
検出部からのセンサ出力レベル■1を記憶する第2の手
段と、初期時に、煙のない状態で前記試験用発光素子を
附勢させた時の前記煙検出部からのセンサ出力レベルT
、を記憶する第3の手段と、 補正時に、前記煙検出用発光素子と試験用発光素子とを
各別に附勢させる第4の手段と、補正時に、前記第4の
手段によって前記煙検出用発光素子が附勢された時の前
記煙検出部からのセンサ出力レベル■2を記憶する第5
の手段と、補正時に、前記第4の手段によって前記試験
用発光素子が附勢された時の前記煙検出部からのセンサ
出力レベルT2を記憶する第6の手段と、前記第1と第
2と第3との各手段に記憶された初期時のセンサ出力レ
ベルSLY 1、11、T1と、前記第5と第6との各
手段に記憶された補正時のセンサ出力レベルI2、I2
とにより、監視時における前記煙検出部からのセンサ出
力レベルあるいは火災判別基準を補正する第7の手段と
、を有することを特徴とする火災警報装置の汚れ補正装
置が提供される。
[作用] 上記方法により、初期時に定まるSLV 1、■T1と
、試験時もしくは補正時におけるI2、I2とを用いて
計算により、内壁面の汚れを考慮したセンサ出力レベル
もしくは煙濃度の補正が可能となる。また、」−北方法
によれば、初期時において試験用発光素子もしくは汚れ
補正用発光素子が、所定のセンサ出力レベルを出力する
ような調整は行わなくて良い。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について説明する。
第2図は、第1図で後述する光電式の煙検出部FSの光
学部分の断面図を示すもので、煙を流入させかつ外光の
侵入を防ぐラビリンス構造は図示を省略して示している
。火災監視状態で発光される煙検出用発光素子LED、
は、遮光子D OU Sで遮光することにより、該発光
素子からの光が直接は太陽電池に向けられないように配
置されている。煙が発生すると、煙検出用発光素子LE
D。
からの光は原爆によって散乱されて太陽電池SBに入射
されて受光信号を出力し、この太陽電池SBからの受光
信号により煙の発生を知ることができる。また、試験用
発光素子LED、は、該発光素子LED2からの基準光
が受光素子SBへ直接入射できるように配置されている
。この場合、基準光の壁面からの反射光は受光素子SB
に入らないようにされている。
本発明の詳細な説明する。所定の煙濃度A%/m(例え
ば、10%/m>の煙中での光の減衰量は赤外線発光ダ
イオードを用いた場合5cmの距離で約0.5%の減少
しかないため、初期時で汚損がない場合で上記濃度の煙
が存在するときに煙検出用発光素子LED、のみを発光
させたときの受光素子SBでの受光出力すなわちセンサ
出力レベルSLV 、は、煙による散乱光成分をり、と
し、ラビリンス等の内壁面での反射光成分をIt(煙が
ないときに煙検出用発光素子のみを点灯して得られたセ
ンサ出力レベルに相当)とすると、次式で表わされる。
初期時 SLV、=D、+I、   −−−(1)その
後、汚損が生じてきたときの同じ濃度での受光素子SB
でのセンサ出力レベル5LV2は、煙による散乱光成分
をD2とし、そしてラビリンス等の内壁面での反射光成
分をI2とすると、次式%式% 一方、受光素子SBから出力されるセンサ出力レベルの
煙の散乱光成分り、及びD2はそれぞれ、煙検出用発光
素子L E D 、から検煙領域に出力される光の強さ
をS、及びS2とし、所定の煙濃度をA%/mとし、受
光素子SBに入力される入射光すなわち受光素子SBの
光透過量(係数)をR1及びR2とし、さらに受光素子
SBや光学系によって定まる変換係数をKとすると、 D、−K(S、XAxRI)  ・・・(3)D2=K
(S2XAXR2)   −・’ (4)で表わされる
。このように煙の散乱光成分D1及びD2は、それぞれ
S、と82、並びにR,とR7に比例する。上式(3)
及び(4)からD2のり、に対する比D2/Dlは、 ここで、S、R,は、初期時の汚損されていない状態で
煙が無いときに試験用発光素子LED2だけを点灯した
ときの受光素子SBでのセンサ出力レベルT、に比例し
くTI=に’X5IR+)、また、S 2 R2は、汚
染後に煙が無いときに試験用発光素子LED、だけを点
灯i−たときのセンサ出力レベルT2に比例する(T2
=に’X52R,2)。というのは試験用発光素子LE
D2は煙検出用発光素子LED、と同じ状況で汚損が進
むと仮定しているからである。従って、D2/DIは、 と表わされ、そして、 5LV2 = D 2 + I 2 =D + X T 2 / T + + I 2=72
/TI(SLVI−I 、)+ I 2  −−− (
9)が得られる。この結果、初期時にはSLV、’、工
T、を測定しておけば、汚れ補正時もしくは試験時には
煙濃度0%/m、すなわち煙がないと判断される状態で
12及びI2を測定することにより、内壁面の汚れを考
慮した、A%/蹟に対応する煙検出用発光素子LED、
からのセンサ出力レベルを上式から知ることができる。
この所定の煙濃度でのセンサ出力レベルSLV、を火災
判別基準5LVFとして用いれば、任意時点で煙検出用
発光素子LED、で検出されるセンサ出力レベルDAT
へを該火災判別基準用のセンサ出力レベルSLY、と比
較することにより火災判別を行うことが可能である。
また、任意のセンサ出力レベル5LVx (すなわちセ
ンサ出力レベルDATA)から煙濃度Xを求めてみる。
まず、一般に煙の散乱光成分は煙濃度に比例するので、
任意の煙濃度X%/、でのセンサ出力レベル5LVx−
Dに+IK中の煙の散乱光成分りには、所定の煙濃度A
%/mでのセンサ出力レベル5LV2 = D 2 +
 I 2中の煙の散乱光成分D2でもって次のように表
わされ得る。
DX=(x/A)・D2   ・・・(1o)式(9)
からD2=T2/T、(SLV−I、) であり、また
、内壁面での反射光成分Iには煙濃度とは無間係で■に
=I2なので、結局、任意の煙濃度Xにおけるセンサ出
力レベル5LVxは、 5LVx= D y +I 2 =(X/A)−(I2/71) −(SLVI−I +
)+ I 2・ (11) 従って、任意の煙濃度Xは、 ・ (12) と表わされ得る。
以上、本発明を作用的に説明してきたが、以下では本発
明の具体的実施例について、第1図〜第4図を用いて説
明する。
第1図は本発明の光電式煙センサの汚れ補正方法を適用
するに適した火災警報装置を示すブロック回路図であり
、図において、REは火災受信機、D E 1、 〜D
 E +n −−・D En、〜D Ennは、火災警
戒地区ごとに設けられる例えば一対の電源兼信号線L1
〜Lnを介して、それぞれ火災受信機REに接続され、
火災判別基準に達した火災現象を検出したときに、火災
受信機REに火災信号及び/またはアドレス信号を送出
する火災感知器である。
なお、火災感知器DE1、についてのみ内部回路を詳細
に示しているが他の火災感知器についても同様である。
火災感知器D E + +において、 FSは、第2図にその光学部分の断面図を示した、火災
現象検出部としての光電式(散乱光式)の煙検出部、 MPtJは、マイクロプロセッサ、 ROM1、ROM2、RAM1、RAM2及びRAM3
は、マイクロプロセッサMPUに関連した主メモリ内の
、本願に関係した動作記憶領域部分を象徴的に示すもの
で、 ROM1は、第3図のフローチャートで示すプログラム
等の記憶領域、 ROM2は、火災感知器の製造時の調整時に記憶される
SLV 、の記憶領域、 RAM1は、作業領域、 RAM2は、■、及びT1の記憶領域、RA M 3 
G、t、I2、I2.5LVp (1) 記憶fit 
域、TXは、火災信号及び/またはアドレス信号の信号
送出部(なお、火災感知器がアナログ式感知器の場合に
は信号送受信部)、 IFI及びIF2は、インターフェース、である。
光電式の煙検出部FSにおいて、 LED、は、煙検出用発光素子、 L E D 2は、試験用すなわち汚れ補正用発光素子
、 SBは、太陽電池等の受光素子、 LCは、煙検出用発光素子LED、を所定時間間隔ごと
に、あるいはマイクロプロセッサの命令により発光させ
る発光駆動回路、 TCは、図示しないタイマ、あるいは火災受信機REも
しくは中継器からの試験(補正)命令に基づくマイクロ
プロセッサMPUからの指令により、試験用発光素子L
ED2を発光させる試験用発光回路、 RCは、増幅回路と、該増幅回路の出力を煙検出用発光
素子LED、または試験用発光素子L E D 2の発
光に同期して保持するサンプルホールド回路と、等から
なる受光部、 ADは、アナログ信号をディジタル信号に変換するアナ
ログ・ディジタル変換器、 である。
第1図の動作を2火災感知器の記憶領域ROM1に記憶
されているプログラムの一例を示す第3図のフローチャ
ートに従って説明する。
記憶領域ROM2には、工場での製作時の試験段階にお
いて、汚損していない状態で煙濃度A%/m(例えば1
0%/争)のときに、煙検出用発光素子LEDIの発光
により太陽電池SBで検出されたセンサ出力レベルがS
LV 、として格納されている。
使用場所に設置した際には、煙の無い状態で、まず煙検
出用発光素子LED、のみを点灯しくステップ301)
、その際の受光素子SBのセンサ出力レベルを■、とし
て記憶領域RAM2に格納する(ステップ302)と共
に、次に、試験用発光素子LED2のみを点灯して(ス
テップ3o3〉受光素子SBのセンサ出力レベルをT、
として記憶領域RAM2に格納する(ステップ3o4)
。そして記憶領域ROM2に格納されているセンサ出力
レベルSLY 、を火災判別基準5LVPとして記憶領
域RAM3に格納する(ステップ3o5)。
なお、センサ出力レベル11とT + &は、製作時の
試験段階で、センサ出力レベルSLV、とともに、RO
M等の不揮発性メモリに記憶させるようにしてもよい。
監視状態においては、まず、煙検出用発光素子LED、
が点灯されて(ステップ306)、センサ出力レベルD
ATへが読込まれる(ステップ307)。
そして、その読込まれたセンサ出力レベルDATAが火
災判別基準5LVPと比較され、比較の結果、火災判別
基準5LVP以上であるならば(ステップ308のY)
、火災信号が火災信号送出部TXから出力される(ステ
ップ309)。
もし、センサ出力レベルDATへが火災判別基準st、
vpより小さいならば(ステップ308のN)、ステッ
プ311で汚れ補正を行う時期であると判定されるまで
ステップ306に戻って煙検出用発光素子LED、を点
灯し、通常の監視態勢が続けられていく。
相当量の時間が経過したことを検知したタイマ等からの
命令により、もしくは受信機REや中継器からの試験命
令により、汚れ補正を行うべきであることが判定された
ならば(ステップ311のY)、まず、煙濃度が0%7
mであるか否か、すなわち環境が補正を行うに適した煙
のない状態と判断される安定したものであるか否かの判
定が行われる(ステップ312)、この判定方法は、例
えば、本件出願人によって昭和63年2月26日に出願
された「火災警報装置」という名称の特願昭63−42
187号明細書に記載されたものとすることができる。
該特許出願明細書には、環境の被検出量と、該被検出量
を検出する検出部の検出出力との間の関係を較正もしく
は補正する際に、該較正を行うに先立って複数の検出出
力を収集し、該収集された複数の検出出力の内、最大値
と最小値との間の差が一定値以下のときに前記関係の較
正を許容するようにすることが、−例として記載されて
いる。
煙濃度が0%7mであると判定されなかったならば(ス
テップ312のN)、ステップ306に戻って環境が安
定するのを待ち、その後、煙濃度が0%/輸であると判
定されたならば(ステップ312のY)、次に、煙検出
用発光素子LED、を発光駆動して(ステップ313)
、通常時もしくは正常時のセンサ出力レベルを受光素子
SBから読込み、それをI2として記憶領域RAM3に
記憶させる(ステップ314)、次に、煙検出用発光素
子LED、を消灯し、試験用発光素子LED2を発光駆
動して(ステップ315)、同様に受光素子SBからア
ナログ・レベルを読込み、それをI2として作業用領域
RAM3に記憶させる(ステップ316)。
なお、センサ出力レベルエ2及びI2は、それぞれ複数
回のセンサ出力レベルの平均としてもよい。
このようにして工、及びI2が決定されると、次に、記
憶領域ROM2及びRAM2にそれぞれ記憶されている
SLV 、及びI5、T1をも用いて、式%式%) により、新しい火災判別基準5LVPが計算され(ステ
ップ317)、以後、ステップ308では、この新しい
火災判別基準に基づいて火災判別が行われていくことと
なる。
第4図は、記憶領域ROM1に格納され得るプログラム
のもう1つの例を示すフローチャートであり、煙検出部
FSからセンサ出力レベル5LVxもしくはDAT八を
読込むごとに、その都度、該センサ出力レベルDATA
に対応した煙濃度Xを求め、求められた煙濃度Xを所定
の煙濃度A%/=a、例えば10%/Iと比較すること
により火災判別を行うようにしたフローチャートを示し
ている。このプログラムは、例えば、センサ側からはア
ナログ式火災感知器(火災センサ)がアナログ量信号の
みを受信機に送信し、火災異常か否かの判断もしくは火
災の変化状況等は、火災センサ側から送信されてくる火
災現象のアナログ量信号に基づいて受信機もしくは中継
器で行ういわゆるアナログ式の火災感知器に使用するの
に適している。
第4図において、ステップ400〜404はそれぞれ第
3図のステップ300〜304に対応しており同じ動作
を行う。
ステップ405において、補正命令有りと判定されると
、煙濃度0%/m、すなわち煙のない状態を確認の後(
ステップ406のY)、第3図の場合と同様にI2(ス
テップ408)及びI2(ステップ410)を記憶領域
RAM3に読込み、そしてステップ405のNを介して
通常の監視状態に入る。
通常の監視状態において、受信機REもしくは中継器か
らのデータ返送命令が有れば(ステップ411のY)、
その時点での煙濃度を検出するために煙検出用発光素子
LED、を点灯して(ステップ412)、センサ出力レ
ベルDATAを読込み(ステップ413)、そし”i(
ROM2内(7) SLV、。
RAM2内の工、及びT1、並びにRAM3内のI2及
びI2を用いて、該センサ出力レベルDATAから式 に従って、その時点での煙濃度Xを算出する(ステップ
414)。この計算された煙濃度Xを伝送用インターフ
ェースに書き込んで受信機REもしくは中継器に送出す
る(ステップ415)。この場合、火災判定は受信機R
E側で行われる。
なお、上記実施例では、判別レベルあるいはセンサ出力
レベルの補正を感知器側で行うようにしたものを示した
が、補正を受信機RE側で行うようにしても良い。この
場合には、各感知器のSLY 1、I3、I4、工2、
及びI2を記憶するROMやRAMを受信機REに設け
、第3図もしくは第4図で説明した処理を受信機RE側
で行うようにすれば良い。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、煙検出用発光素子に加うるに、
汚れ補正用発光素子すなわち試験用発光素子をも有する
煙悪知器において、煙センサからのセンサ出力レベルは
環境中に存在する煙による散乱光成分と、ラビリンス等
内壁面での反射光成分との和であることに着目し、かつ
煙による散乱光成分は0%/、での試験用発光素子の点
灯時のセンサ出力レベルの変化に比例して変化すること
に着目し、計算によりレベル補正を行うようにしたので
、ラビリンス等の反射光成分も考慮した正確なレベル補
正が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を適用し得る火災警報装置を
示すブロック回路図、第2図は、第1図の光電式の煙検
出部FSの光学部分を示す断面図、第3図は及び第4図
は、第1図の動作を説明するためのフローチャート、第
5図は、従来技術による作用を説明するための図である
0図において、REは火災受信機、DE、〜DE1n・
・DEn、〜DEnnは火災感知器すなわち散乱光式煙
感知器、FSは光電式の煙検出部、MPUはマイクロプ
ロセッサ、ROMIはプログラム等の記憶領域、ROM
 2 !t、SLV、 ノ記憶領域、RAM1は作業領
域、RAM2は■1及びT、の記憶領域、RAM3は■
2、T2及び5LVp ノ記憶領域、LED、は煙検出
用発光素子、L E D 2は試験用すなわち汚れ補正
用発光素子、SBは太陽電池等の受光素子、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)煙濃度を検出するために附勢される煙検出用発光素
    子と、受光素子と、前記煙検出用発光素子の附勢により
    生じるセンサ出力レベル及び実際の煙濃度間の関係の変
    化を補正するための試験用発光素子とを含んだ煙検出部
    からのセンサ出力レベルにより火災異常を判定するよう
    にした火災警報装置において、 最初に、 所定の煙濃度Aで前記煙検出用発光素子を附勢させ、そ
    のときの前記煙検出部からのセンサ出力レベルをSLV
    _1として格納する段階と、煙のない状態で前記煙検出
    用発光素子を附勢させ、そのときの前記煙検出部からの
    センサ出力レベルをI_1として保持する段階と、 煙のない状態で前記試験用発光素子を発光させ、そのと
    きの前記煙検出部のセンサ出力レベルをT_1として保
    持する段階と、 を含み、また、汚れ補正時において、 煙のない状態で前記煙検出用発光素子を附勢させ、その
    ときの前記煙検出部のセンサ出力レベルをI_2として
    保持する段階と、 煙のない状態で前記試験用発光素子を附勢させ、そのと
    きの前記煙検出部からのセンサ出力レベルをT_2とし
    て保持する段階と、 を含み、これにより監視状態においては、前記所定の煙
    濃度A、前記格納されたSLV_1、前記保持されたI
    _1、T_1、I_2及びT_2を用いて、前記煙検出
    部から出力される監視下のセンサ出力レベルを監視して
    いくことを特徴とする火災警報装置の汚れ補正方法。 2)煙濃度を検出するために附勢される煙検出用発光素
    子と、受光素子と、前記煙検出用発光素子の附勢により
    生じるセンサ出力レベル及び実際の煙濃度間の関係の変
    化を補正するための試験用発光素子とを含んだ煙検出部
    からのセンサ出力レベルにより火災異常を判定するよう
    にした火災警報装置において、 初期時に、所定煙濃度Aで前記煙検出用発光素子を附勢
    させた時の前記煙検出部からのセンサ出力レベルSLV
    _1を記憶する第1の手段と、初期時に、煙のない状態
    で前記煙検出用発光素子を附勢させた時の前記煙検出部
    からのセンサ出力レベルI_1を記憶する第2の手段と
    、 初期時に、煙のない状態で前記試験用発光素子を附勢さ
    せた時の前記煙検出部からのセンサ出力レベルT_1を
    記憶する第3の手段と、 補正時に、前記煙検出用発光素子と試験用発光素子とを
    各別に附勢させる第4の手段と、補正時に、前記第4の
    手段によつて前記煙検出用発光素子が附勢された時の前
    記煙検出部からのセンサ出力レベルI_2を記憶する第
    5の手段と、補正時に、前記第4の手段によつて前記試
    験用発光素子が附勢された時の前記煙検出部からのセン
    サ出力レベルT_2を記憶する第6の手段と、前記第1
    と第2と第3との各手段に記憶された初期時のセンサ出
    力レベルSLV_1、I_1、T_1と、前記第5と第
    6との各手段に記憶された補正時のセンサ出力レベルI
    _2、T_2とにより、監視時における前記煙検出部か
    らのセンサ出力レベルあるいは火災判別基準を補正する
    第7の手段と、 を有することを特徴とする火災警報装置の汚れ補正装置
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