JP2625471B2 - 汚れ補正機能付き火災警報装置 - Google Patents

汚れ補正機能付き火災警報装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、汚れ補正機能付き火災警報装置に関するも
のである。
[従来の技術] 火災警報装置においては、火災の発生及び/または火
災の変化状況等を正確に判断するために、火災現象検出
部の検出出力から常に正しい火災現象の検出量を知るよ
うに、検出出力を較正する必要がある。
従来の火災現象検出部の検出出力の較正方法として
は、例えば特開昭61−247918号公報に示されるように、
零点データV1と検出すべき火災現象の所定量DSに対応す
る試験時のデータVTとからDS÷(VT−V1)により火災現
象検出部の出力特製の傾きKを求め、この傾きKによっ
て以後の検出出力を補正するようにすることが知られて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、実験結果によれば、試験時の検出出力
VTは、検出部の汚れ具合の変化によって設定された火災
現象の所定量DSを示さないことが判明した。
[問題点を解決するための手段] 従って本発明によれば、煙濃度を検出するために附勢
される煙検出用発光素子と、該煙検出用発光素子の発光
により生じる煙による散乱光の検出出力と実際の煙濃度
との関係の変化を補正するように用いられ、所定の煙濃
度に対応する予め決められた光量を発生する試験用発光
素子とを含んだ火災現象検出手段からの検出出力により
煙濃度を求め、火災異常を判定するようにした汚れ補正
機能付き火災警報装置であって、 前記試験用発光素子が発生する前記予め決められた光
量により測定される任意時点での煙濃度と、前記所定の
煙濃度とのずれを考慮することにより、火災判定のため
の煙濃度を求めるようにした汚れ補正付き火災警報装置
が提供される。
より具体的には本発明によれば、煙濃度を検出するた
めに附勢される煙検出用発光素子と、該煙検出用発光素
子の発光により生じる煙による散乱光の検出出力と実際
の煙濃度との関係の変化を補正するように用いられ、所
定の煙濃度に対応する予め決められた光量を発生する試
験用発光素子とを含んだ火災現象検出手段からの検出出
力により煙濃度を求め、火災異常を判定するようにした
汚れ補正機能付き火災警報装置であって、 初期時において、煙濃度0%/mにおける前記火災現象
検出手段の検出出力V0、及び前記試験用発光素子から発
光される前記所定の煙濃度D0に相当する前記予め決めら
れた光量に基づく前記火災現象検出手段の検出出力VS
測定する第1の手段と、 任意時点において、煙濃度0%/mにおける前記火災現
象検出手段の検出出力V1、及び前記試験用発光素子から
発光される前記予め決められた光量に基づく前記火災現
象検出手段の検出出力VTを測定する第2の手段と、 該第2の手段により任意時点において測定されたVT
びV1に基づいて、傾きK K=(D0+△DT)/(VT−V1) 但し:△DT=α(L−1) L=(VT−V1)/(VS−V0) αは係数 を求める第3の手段と、 前記火災現象検出手段からの監視状態における検出出
力VXに基づいて、煙濃度DX DX=K×VXあるいは DX=K×(VX−V1) を求める第4の手段と、 を備えたことを特徴とする汚れ補正機能付き火災警報装
置が提供される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について説明するが、それに
先立って本発明の作用について説明する。
前述したように例えば特開昭61−247918号公報には、
煙検出部の検出出力から、汚れ等の影響を除去して正し
い煙濃度を求めるため、煙検出部に所定レベルの煙量に
相当する擬似的状態を作り出す試験手段を設け、煙の無
い時の煙検出部の検出出力V1と試験手段を動作させた時
の煙検出部の検出出力VTとから煙検出部の検出出力の傾
きKを求め、この傾きKと現時点での煙検出部の検出出
力VXとから現時点での煙濃度DXを求めるようにしたもの
が開示されている。
すなわち、煙検出用発光素子とは別に試験用発光素子
を設け、試験用発光素子の発光量を第7図に示すよう
に、受光素子の検出出力が例えば10%/mの煙濃度の時と
等しくなるように調整する。そして、煙検出用発光素子
が発光した時の受光素子の検出出力をV1、試験用発光素
子を発光させた時の受光素子の検出出力をVTとし、この
V1とVTとから、次式により検出出力の傾きKを求める。
K=10%/m÷(VT−V1) そして、この傾きKを用い、次回にV1、VTを較正して
更新するまでの間、次式により検出出力VXから煙濃度DX
を求める際の補正を行っている。
DX=K×(VX−V1) ところで、種々実験を行った所、煙検出部に所定レベ
ルの煙量に相当する擬似的状態を作り出す試験手段を設
けてなる火災警報装置において次のようなことが判明し
た。
散乱光式の煙検出部に、第2図に示すように、試験用
発光素子LED2を設け、この試験用発光素子LED2の発光量
を、煙濃度D0(例えば10%/m)の煙が流入したときに、
受光素子SBが、煙検出用発光素子LED1の発光によって生
じる検出出力と等しい検出出力を生じるように調整す
る。
そして、暗箱(ラビリンス)やLED1、LED2、SBやレン
ズ等の煙検出部の光学部品が汚損されていない時の検出
出力と、光学部品が汚損された状態での検出出力の特性
は第6図に示すような関係を示した。
すなわち、第6図において、初期時の汚損していない
状態で、煙の無いときの(煙濃度0%/m)、煙検出用発
光素子LED1の発光による受光素子SBの検出出力はV0であ
り、煙濃度D0(例えば10%/m)に相当する試験用発光素
子LED2が発光したときの、受光素子SBの検出出力はVS
あり、V0、VS、及びD0から初期時の特性は線VD0で表わ
される。一方、光学部品が汚損した状態では、煙濃度0
%/mで煙検出用発光素子LED1が発光したときの受光素子
SBの検出出力はV1であり、試験用発光素子LED2が発光し
たときの受光素子SBの検出出力はVTであった。
次に、受光素子SBの検出出力VTが何%/mの煙濃度に相
当するかを調べるため実際に煙を流入させたところ、D0
(10%/m)の煙濃度より△DTだけ偏位した濃度DSで検出
出力がVTとなり、その特性は線VDTとなることが判明し
た。
このように、試験用発光素子LED2の発光量を、受光素
子SBの検出出力が煙濃度D0(10%/m)に相当するように
調整したにもかかわらず、汚損により、試験用発光素子
LED2の発光時における受光素子SBの検出出力VTが示す煙
濃度は、D0(10%/m)の煙濃度からずれることが判明し
たので、汚れによる変化分△DTと検出出力との関係を知
るためにさらに次の実験を行った。
黒色系の汚染材としてスス及び黒土を、また、白色系
の汚染材としてセメントをそれぞれ選び、これらの汚染
材によって光学部品の汚損状態を作り、それぞれの汚染
材に対するV1、VTを測定すると共に、VTに対する実際の
煙濃度DSを求めた。そして、初期状態における線VD0
の、煙濃度D0と0とにそれぞれ対応する検出出力の差
(VS−V0)と、汚損状態における線VDTでの、煙濃度DS
と0とにそれぞれ対応する検出出力の差(VT−V1)との
比Lに対する、煙濃度のずれ△DTの関係を求めたとこ
ろ、第5図に示すように汚れの色と無関係に直線的な関
係となった。なお、Lと△DTとの関係は暗箱の形状に依
存し、形状が異なると第5図とは異なる関係を示す。す
なわち、比Lは L=(VT−V1)/(VS−V0) であるので、第5図から△DTの値は、 △DT=α(L−1)(0<L≦1) で表わされ得、ここにαの値が、センサ構造すなわち暗
箱の形状で決まる定数であり、第5図の場合α=3.33で
あるのが図から分かる。
△DTの値が分かれば、汚損状態で試験用発光素子LED2
が点灯しているときの検出出力VTに対応する煙濃度DSは DS=D0+△DT で表わされ得、従って、汚損状態における真のセンサ出
力の傾きKは K=DS/(VT−V1) =(D0+△DT)/(VT−V1) で表わされるのが分かる。前述のように、このKの値か
ら、任意の検出出力VXに対応する煙濃度DXの値は DX=K×(VX−V1)あるいは DX=K×VX(V1が0に近似している場合) により求まる。
このように、試験用発光素子LED2の発光量を初期時に
受光素子SBが所定の煙濃度(例えば10%/m)となるよう
に調整したにもかかわらず、光学部品の汚損によってず
れ△DT(これは所定濃度に対し+の場合も−の場合もあ
る)を生じるのは、 汚損により壁面反射の条件が変化する。
LED1、LED2より放射される光線の広がり角度が、それ
ぞれの発光面での汚損、あるいはLED1、LED2の前方に設
けられるレンズの汚損によって変化する。
SBの表面、あるいはSBの前方に設けられるレンズの汚
損により入射光の入射角が変化する。
等の原因が推定される。また、長期的には、光学部品の
回路部品の特性の変化等が考えられる。
異常、第5図〜第7図により本発明を作用的に説明し
てきたが、以下では本発明の具体的実施例について、第
1図〜第4図を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例による汚れ補正機能付き火
災警報装置を示すブロック回路図であり、図において、
REは受信機、DE11〜DE1n・・・DEn1〜DEnnは、それぞれ
一対の電源兼信号線L1〜Lnを介して受信機REに接続され
る火災感知器である。なお、火災感知器DE11についての
み内部回路を詳細に示しているが他の火災感知器につい
ても同様である。
火災感知器DE11において、 FSは、火災現象検出部としての散乱光式煙検出部、 MPUは、マイクロプロセッサ、 ROM1、ROM2、RAM1及びRAM2は、マイクロプロセッサMP
Uに関連した主メモリ内の、本願に関係した動作記憶領
域部分を象徴的に示すもので、 ROM1は、第3図及び第4図のフローチャートで示すプ
ログラム記憶用領域、 ROM2は、火災判別基準としての動作煙濃度Aの記憶用
領域、 RAM1は、散乱光式煙検出部FSから出力される検出出力
データの記憶用領域、 RAM2は、作業用領域、 TRXは、送受信部、 SWは、試験用スイッチ、 IF1〜IF3は、インターフェース、 である。
火災現象検出部FSにおいて、 OSCは、発振器、 DRは、発振器OSCの出力により制御される発光駆動回
路、 LED1は、煙検出用の発光素子としての発光ダイオー
ド、 TEは、受信機REからの試験命令、試験用スイッチSWの
操作、あるいはマイクロプロセッサMPUの判断により制
御される試験用発光回路(図示しない発光量調整手段、
例えばボリュームを有している)、 LED2は、試験用発光素子としての発光ダイオード、 SBは、煙による発光ダイオードLED1の光の散乱光、並
びに発光ダイオードLED2の光を受光する受光素子として
の太陽電池、 AMは、増幅器、 SHは、発振器OSCの制御により発光駆動回路DRの動作
(すなわちLED1の発光)と同期して、あるいは試験用発
光回路TEの動作(すなわちLED2の発光)と同期して太陽
電池SBの受光出力を保持するサンプルホールド回路、 ADは、アナログ・ディジタル(A/D)変換器、 である。
第2図は、第1図の火災現象検出部FSの光学部分の断
面図を示すもので、煙を流入させかつ外光の侵入を防ぐ
ラビリンス構造は図示を省略して示している。火災監視
状態で発光される煙検出用発光素子LED1は、遮光子DOUS
で遮光することにより、該発光素子からの光が直接は太
陽電池に向けられないように配置されている。煙が発生
すると、煙検出用発光素子LED1からの光は該煙によって
散乱されて太陽電池SBに入射されて受光信号を出力し、
この太陽電池SBからの受光信号により煙の発生を知るこ
とができる。
試験用発光素子LED2は、汚損が生じていない初期時に
おいて、図示しない発光量調整手段により、予め定めら
れた煙濃度D0(例えば10%/m)が発生したときに煙検出
用発光素子LED1からの光が散乱して太陽電池SBに入射さ
れる光量と等しい光量を発光するように調節される。
第1図及び第2図の動作を第3図及び第4図のフロー
チャートに従って説明する。
初期設定時にはまず、煙濃度0%/mのときに、煙検出
用発光素子LED1の発光により太陽電池SBで検出されたア
ナログ・センサ出力すなわち検出出力を、初期設定時の
検出出力V0として格納すると共に、現在の検出出力V1
しても格納する(ステップ302)。次に、初期設定時す
なわち汚損されていない状態で煙濃度D0として例えば10
%/mの煙発生時に相当する光量を発光する試験用発光素
子LED2を発光させ、そのときの太陽電池SBの検出出力を
初期設定時の検出出力VSとして格納すると共に、現在の
検出出力VTとしても格納する(ステップ303)。なお、
初期設定時のV0とVSとは、製作時の試験段階で例えばRO
M2に記憶させるようにしてもよい。
次に、検出出力V0、V1、VS及びVTの値に基づいて汚れ
補正プログラム(ステップ400)が行われるが、この汚
れ補正プログラムは第4図に示されている。第4図にお
いて、まず演算 (VT−V1)/(VS−V0) が行われ、この演算結果をLとして格納し(ステップ40
2)、次に該Lから、初期時の煙濃度D0からの偏差α
(L−1)を演算してこれを△DTとして格納し(ステッ
プ403)、そして最後に以下の式から傾きを演算してそ
れをKとして格納し(ステップ404)、第3図のフロー
チャートに戻る(ステップ405)。
(D0+△DT)/(VT−V1)→K 初期時にはV1=V0並びにVT=VSであるので、上述の式
におけるL及びKはそれぞれL=1、△DT=0であり、
従ってK=D0/(VT−V1)となり、傾きKは第7図に示
した従来のものと代わりがない。しかしながら、汚損が
進みV1≠V0かつVT≠VSとなると、傾きKは本願特有の値
を呈する。
第3図のフローチャートに戻って、通常の監視態勢に
おいて、太陽電池SBは一定時間間隔ごとに煙濃度を監視
すべく光量の検出を行い、該検出出力をVXとして検出出
力データ記憶用RAM1に格納する(ステップ304)。次
に、該検出出力VXに傾きKを乗算して実際の煙濃度DXを DX=VX×K(V1は0に近似)あるいは DX=(VX−V1)×K により算出し、該煙濃度DXがROM2に格納されている煙濃
度の火災判別基準A以上か否かを判定する(ステップ30
5)。もし現在の煙濃度DXが火災判別基準A以上ならば
(ステップ305のY)、火災発生を報知するための適当
な動作が取られる(ステップ306)。
もし正常ならば、すなわち煙濃度DXが火災判別基準A
より小さいならば(ステップ305のN)、汚れ補正、す
なわち傾きKの値を更新するか否かを判定し、未だ汚れ
補正を行う必要がなければ(ステップ308のN)、ステ
ップ304に戻って通常の監視態勢を続ける。
相当量の時間が経過して傾きKを更新すべき時期とな
ったならば(ステップ308のY)、煙濃度0%/mのとき
の、すなわち煙検出用発光素子LED1の点灯時の太陽電池
SBの検出出力をV1として格納すると共に(ステップ30
9)、試験用発光素子LED2点灯時の太陽電池SBの検出出
力をVTとして格納し(ステップ310)、そして前述のス
テップ400の汚れ補正プログラムを実行する。なお、検
出出力V1とVTは、それぞれ複数回の検出出力の平均とし
てもよい。これにより新しい傾きKが求まり、以後この
新しいKに基づいて火災判定を行っていくこととなる。
なお、上記の第1図〜第4図で示した実施例は、検出
出力を感知器側で判断して火災異常が発生したか否かの
結果だけを受信機REに送信して知らせる、いわゆる火災
感知器に本発明による汚れ補正機能を適用した場合につ
いて説明したが、センサ側からはアナログ式火災感知器
(火災センサ)がアナログ信号のみを受信機に送信し、
火災異常か否かの判断もしくは火災の変化状況等を、火
災センサ側から送信されてくる火災現象のアナログ量信
号に基づいて受信機もしくは中継器で行ういわゆるアナ
ログ式の火災警報装置に本発明による汚れ補正機能を適
用することが可能である。
アナログ式の火災警報装置に本発明を適用する場合に
は、第1図において、感知器DE11からROM1、ROM2、RAM
1、IF3及びSWを取り除いて受信機REもしくは中継器に移
設する。そして、感知器DE11には、受信機REから呼び出
しを受けたか否かを判別し、呼び出しを受けたときに火
災現象検出部FSから出力されるディジタル信号化された
アナログ量信号を送受信部TRXを通じて受信機REに送出
するプログラムを記憶したROMが設けられる。また、受
信機REには、マイクロプロセッサMPUが設けられると共
に、ROM1には、第3図、第4図に示されるプログラムと
共に、火災センサである複数の感知器DE11〜DE1nをポー
リングし、ポーリングによって呼び出した感知器よりア
ナログ量信号を収集するプログラムが記憶され、RAM1は
接続される感知器の個数分が設けられる。
そして受信機REは、複数の火災センサである感知器DE
11〜DE1nよりアナログ量信号を受信するごとに第3図、
第4図のプログラムを実行し、火災センサごとに火災判
別あるいは補正を行っていくこととなる。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、火災感知器が、煙検出用発光
素子と、所定の煙濃度に対応する予め決められた光量を
発生し、前記煙検出用発光素子の発光により生じる煙に
よる散乱光の検出出力及び実際の煙濃度の関係の汚損に
よる変化を補正するように用いられる試験用発光素子と
を含む、検出出力に対応する煙濃度を求め火災異常を判
定するようにした火炎検警報装置において、試験用発光
素子が発生する前記予め決められた光量により測定され
る任意時点での煙濃度と、前記所定の煙濃度とのずれを
も考慮して火災判定のための煙濃度を求めるようにした
ので、火災判定を行う上で誤動作の無い一層正確な火災
警報装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による汚れ補正機能付き火
災警報装置を示すブロック回路図、第2図は、第1図の
火災現象検出部FSの配置構成を示す図、第3図及び第4
図は、第1図の動作を説明するためのフローチャート、
第5図及び第6図は本発明の作用を説明するためのグラ
フ、第7図は従来技術による作用を説明するためのグラ
フである。 図において、REは受信機、DE11〜DE1n・・・DEn1〜DEnn
は火災感知器、FSは火災現象検出部としての散乱光式煙
検出部、MPUはマイクロプロセッサ、ROM1、ROM2、RAM1
及びRAM2は、本願に関係した動作記憶領域部分を象徴的
に示すもので、ROM1はプログラム記憶用領域、ROM2は火
災判別基準としての動作煙濃度Aの記憶用領域、RAM1は
検出出力データの記憶用領域、RAM2は作業用領域であ
る。SWは試験用スイッチ、LED1は煙検出用の発光素子と
しての発光ダイオード、TEは試験用発光回路(図示しな
い発光量調整手段、例えばボリュームを有している)、
LED2は試験用発光素子としての発光ダイオード、SBは太
陽電池、である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙濃度を検出するために付勢される煙検出
    用発光素子と、該煙検出用発光素子の発光により生じる
    煙による散乱光の検出出力と実際の煙濃度との関係の変
    化を補正するように用いられ、所定の煙濃度に対応する
    予め決められた光量を発生する試験用発光素子とを含ん
    だ火災現象検出手段からの検出出力により煙濃度を求
    め、火災異常を判定するようにした汚れ補正機能付き火
    災警報装置であって、 初期時において、煙濃度0%/mにおける前記煙検出用発
    光素子の発光時の前記火災現象検出手段の検出出力V0,
    及び前記試験用発光素子が発光した時に前記所定の煙濃
    度D0に相当する前記予め決められた光量に基づいて前記
    火災現象検出手段の検出出力Vsを測定する第1の手段
    と、 任意時点において、煙濃度0%/mにおける前記煙検出用
    発光素子の発光時の前記火災現象検出手段の検出出力
    V1,及び前記試験用発光素子が発光した時に前記予め決
    められた光量に基づいて前記火災現象検出手段の検出出
    力VTを測定する第2の手段と、 該第2の手段により任意時点において測定されたVT及び
    V1に基づいて、傾きK K=(D0+△DT)/(VT−V1) 但し:△DT=α(L−1) L=(VT−V1)/(VS−V0) αは係数 を求める第3の手段と、 前記火災現象検出手段からの監視状態における検出出力
    VXに基づいて、煙濃度DX DX=K×VXあるいは DX=K×(VX−V1) を求める第4の手段と、 を備えたことを特徴とする汚れ補正機能付き火災警報装
    置。
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