JPH023845Y2 - - Google Patents

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JPH023845Y2
JPH023845Y2 JP2028885U JP2028885U JPH023845Y2 JP H023845 Y2 JPH023845 Y2 JP H023845Y2 JP 2028885 U JP2028885 U JP 2028885U JP 2028885 U JP2028885 U JP 2028885U JP H023845 Y2 JPH023845 Y2 JP H023845Y2
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plate
concrete
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、打設したコンクリートより切り出
しする供試体を得るのに適した型枠に関するもの
である。
「従来の技術」 コンクリート構造物におけるコンクリートの圧
縮強度を計るには、従来、打込み直前のコンクリ
ートより製作した円柱状供試体の圧縮試験による
か、或は、打設したコンクリートより切り出した
コア供試体の圧縮試験による等の方法が採られて
いる。前者の場合は、供試体の強度と構造物のコ
ンクリート強度との関連が、養生方法や施工方法
等により影響されるおそれが大きいため、確かな
強度を把握することができないという欠点があ
る。また、後者の場合は、実際に近い試験値が得
られるということになるが、コンクリート構造物
から供試体のコアを切り出すとすれば、構造物に
与える損傷が大きいばかりでなく、コアの切り出
しに多くの手間を要することになる。したがつ
て、従来は殆んど前者の方法によつてコンクリー
ト構造物の圧縮強度を推定しているのが実状であ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 この考案は上記の事情にかんがみ、コンクリー
トの打設に使用する型枠を利用して、これにコン
クリート供試体のコアを構造物に損傷を与えるこ
となしに切り出すための突出部を形成できるよう
にし、供試体の試験値が実際のものの強度にでき
るだけ近くできるようにするとともに、構造物に
損傷がなく、また切り出しが極めて容易にできる
ようにしようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、実施例の図面に示すように、突起
状に形成した枠板3の両側に側板8,8を結合し
て中空箱体Aを形成し、その開放側に、開放部内
に突出する切込板11を取付けるとともに、その
開放側の対向する縁部を、型枠板1に形成した窓
孔2の縁部の内面側に係接して、中空箱体Aを窓
孔2の外側に着脱自在に取付けたことを特徴とす
るものである。
「実施例」 以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図乃至第4図において、1はコンクリート
の型枠板で、その供試体を切り出すに必要な個所
に方形状の窓孔2が開設されている。3は側面コ
字形の突起状に形成した枠板で、天板部3a、底
板部3b及び前板部3cより形成されており、本
実施例においては、底板部3bと前板部3cとを
一枚の板を折曲して形成し、これに天板部3aを
ボルト−ナツト6,6……により結合して形成す
るようになつている。また、天板部3aには空気
抜き孔4,4……が設けてあるとともに、その後
縁部には上方に折曲した連結板5が形成され、そ
して、底板部3bの後縁部には下方に折曲した係
止板7が形成されている。
8,8は前記枠板3の両側端を閉塞するための
方形状に形成した側板で、周囲に枠板1と係接す
る縁板9が形成されているとともに、その後縁よ
り間隔をおいて上下間にわたる止板10が設けら
れている。11は枠板3の連結板5とボルト−ナ
ツト12により結合する切込板で、窓孔2より小
さく形成され、この前面の下半部には天板部3a
の後端部を支持する段載部13が設けられてい
る。また、15は切込み14を介して側板8の後
端縁と止板10との間に嵌合されるサイドノロ防
止材、16はネジ17により止板10に止着さ
れ、型枠板1の前面に圧接する挾み板である。
この考案は、前記した各部材を組み付けて型枠
板1の窓孔2に切り出し供試体形成用の突出部を
形成するための中空箱体を設けるものであつて、
それには、まず、前板部3c上の天板部3aをボ
ルト−ナツト6,6により結合し、天板部3aの
連結板5に切込板11をボルト−ナツト12によ
り結合する。そして、天板部3aの連結板5と切
込板11とを窓孔2に挿入して、型枠板1の裏面
(コンクリートを打設する側)に添わせるととも
に、底板部3bの係止板7を窓孔2の下部より入
れて型枠板1の裏面に添わせる。ついで、枠板3
の両側に側板8をボルト−ナツト18,18によ
り結合し、側板8の後縁と止板との間にはサイド
ノロ防止材15を嵌め込んで、枠板3及び側板と
窓孔2の側縁間にできた隙間を閉塞する。そし
て、側板8の止板10にネジ17により挾み板1
6を締着すれば、係止板16は型枠板1の前面に
圧接され、それによつて側板8を取付けて箱状に
形成された枠板3が型枠板1の裏面側に落込むこ
とが防止され、連結板5、係止板7、及び挾み板
16により型枠板1を挾んだ状態で取付けられ、
窓孔2の外側に突出する中空箱体Aが形成できる
ことになるのである。
第5図及び第6図は他の実施例を示したもの
で、この実施例では、枠板3の構成がさきの実施
例とは異つており、天板部3aと底板部3bと前
板部3cとが一体に折曲したものとなつている。
その他の部分についてはさきの実施例と同様であ
る。
第7図及び第8図はさらに他の実施例を示した
もので、挾み板16による挾着手段に代え、枠板
3に上下のピン孔19,19を設けておき、これ
に挿入した固定ピン20,20により型枠板1の
前面を押えるようにし、また、切込板11には単
なる平板を用いた点が異つている。
第9図及び第10図はまた他の実施例を示した
もので、この実施例は、切込板11を単なる平板
とし、また、さきの実施例にある、側板8の止板
10とサイドノロ防止材15及び挾み板16に代
つて、L形材21にピン孔22を設けた連結片2
3を突設するとともに、このピン孔22に対応し
て設けた枠板3の方にもピン孔24を設け、これ
らピン孔22,24に固定ピン20を貫通して、
枠板3にL形材21を固定することにより、L形
材の一辺部21aを型枠板1の前面に添わせて、
枠板3を窓孔2の外側に固定させるようにし、サ
イドノロ防止を兼用させている。
なお、前記各実施例においては、枠板3はいず
れも側面コ字形としているが、枠板3はこのよう
な形状に限ることなく、例えば側面円弧状等他の
形状のものにすることもできる。また、本考案の
型枠は前述のように、直立する型枠板1に設ける
ほか、例えばスラブ型枠や梁底型枠のような水平
方向や斜め方向の型枠板に設けることもできる。
「作用」 コンクリートは、前述のように型枠板1の窓孔
2の外側に突出する中空箱体Aを形成した状態で
打設されると、この中空箱体A内にもコンクリー
トが充填されることになる。このコンクリートの
硬化後は、型枠板1の前面を押えている挾み板1
6及びサイドノロ防止材15或は固定ピン20を
抜いてL形材21を取外して型枠板1を撤去し、
ついで、ボルト−ナツト12のナツトとはずして
側板8,8及び枠板3を切込板11より分離すれ
ば、中空箱体A内に充填のコンクリートが露出さ
れる。そこで、その突出されたコンクリートを上
から叩いてやれば、構造物本体と突出されたコン
クリートとの間には切込板11の下部によつて切
込みが形成されているため、突出されたコンクリ
ートは構造物本体より容易に折り取ることができ
るのである。この折り取られたコンクリートのブ
ロツクは、圧縮試験用のコアとして供することが
できる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の型枠は、コン
クリートを打設するための型枠板に窓孔を設け、
この窓孔を囲んで、コア供試体用としてコンクリ
ートを充填する中空箱体を組付け解体自在に取付
けるとともに、切込板を介在させて構造物本体と
コア供試体との境に折り取り用の切込みが形成さ
れるようにしたので、構造物本体の外部に構造物
本体に打設と同じコンクリートによるコア供試体
が突出して形成され、しかも、そのコア供試体は
切込みにより簡単に構造物本体より分離すること
ができ、構造物本体に損傷を与えることなく、構
造物コンクリートの圧縮試験値が適格に把握でき
る等、優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案型枠の一実施例を示す側断面
図、第2図は同平断面図、第3図は同各部材を分
離して示した斜面図、第4図は各部材を結合して
中空箱体を形成したところを示す斜面図、第5図
は他の実施例を示す側断面図、第6図は同各部材
を分離して示した斜面図、第7図はまた他の実施
例を示す側断面図、第8図は同各部材を分離して
示した斜面図、第9図はさらに他の実施例を示す
側断面図、第10図は同各部材を分離して示した
斜面図である。 1……型枠板、2……窓孔、3……枠板、5…
…連結板、7……係止板、8……側板、11……
切込板、15……サイドノロ防止板、16……挾
み板、20……固定ピン、21……L形材、A…
…中空箱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 突起状に形成した枠板の両側に側板を結合して
    中空箱体を形成し、その開放側部に、開放部内に
    突出する切込板を取付けるとともに、その開放側
    の対向する縁部を型枠板に形成した窓孔の縁部の
    内面側に係接して、中空箱体を窓孔の外側に着脱
    自在に取付けたことを特徴とする、コンクリート
    切り出し供試体形成用型枠。
JP2028885U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH023845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2028885U JPH023845Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2028885U JPH023845Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61138513U JPS61138513U (ja) 1986-08-28
JPH023845Y2 true JPH023845Y2 (ja) 1990-01-30

Family

ID=30510632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2028885U Expired JPH023845Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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JPS61138513U (ja) 1986-08-28

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