JPH023825Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプラスチツクモデル塗装用マスキン
グシールに関するものである。

従来、プラスチツクモデル（以下、プラモデル
という。）の表面の一部に塗装する場合は、塗装
しない部分に巻きテープを貼着したり、マスキン
グゾルを塗つたりして塗料を吹き付けているが、
巻きテープを非塗装部分に対応した形状に切断し
たり、マスキングゾルを所定の形状に沿つて吹き
つけるには熟練を必要とし、熟練しないで行う
と、塗り分け線が綺麗にならず、非常に手間と暇
がかかつて面倒であるとともに、満足的な仕上り
が得られないという欠点があつた。

この考案は、上記の点に鑑み、プラモデルの所
望位置に、簡単かつ、綺麗に塗り分けができるプ
ラモデル塗装用マスキングシールを提供すること
を目的とする。

次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。

第１図は、この考案に基づいて形成されたプラ
モデル用マスキングシールであり、台紙１の片面
又は両面に、片面に粘着剤が塗られたシール２が
貼着されている。このシール２には、切り込み線
３を設けて、このシールを適用する特定のプラモ
デルの非塗装部分の外形に対応する形状を有する
シール片（２に補数を付加した符号で示されてい
る。）が形成され、不要部分を一緒にしたまま台
紙１に貼着されている。そして、台紙に貼着した
シール片は、これに対応する特定のプラモデルと
共に包装されて、供給される。

シール片の使用時は、前記台紙１から順次剥離
して、第２図に一例が示されているように、当該
プラモデルPMの所定の位置に貼り付ける。第１
図に示されたものと同一のものには、同一の符号
が付されている。この状態で、例えば、ゾルタイ
プの塗料を吹き付けて塗装をし、塗料が乾燥した
後、第３図に示されているように、前記シールを
剥離すると、所望の位置に正確な塗り分け線が得
られる。第３図においてＰ部分は塗装部分、NP
は非塗装部分である。

図示の実施例は、自動車のプラモデルに適用し
た例であるが、この考案は、応範囲のプラモデル
に適用できることは明らかである。

また、台紙１に貼着されたシール片２ａ〜２ｅ
を使用するに当つて、全部、又は一部、一部の場
合どれを使用するかは、プラモデルに塗装をする
人が自由に決定できる。また、シール片の組み合
わせにより、重ね塗りも可能である。

上述のように、この考案によれば、シールがあ
らかじめ、特定のプラモデルの非塗装部分の外形
に対応した形状に切られており、台紙に剥離自在
に貼着されているので、この台紙をプラモデルと
共に供給すれば、プラモデルに好みの色を塗装し
たいときは、台紙からシールを剥離して、そのプ
ラモデルに貼ることにより、非常に簡単に、しか
も、正確・綺麗に所望の塗装をすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の一実施例を示すものであ
り、第１図は自動車プラモデルに使用するマスキ
ングシールの一例、第２図は、マスキングシール
を貼つた状態の自動車プラモデルの斜視図、第３
図は塗装を終了した自動車プラモデルの斜視図で
ある。 １……台紙、２，２ａ〜２ｄ……マスキング用
シール片、３……切り込み線。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記要件からなることを特徴とするプラスチツ
   クモデル塗装用マスキングシール。 (イ) 台紙に、片面に粘着剤を塗着した複数個のシ
   ール片を剥離自在に貼着してなること。 (ロ) 前記シール片の少なくとも一つは、特定のプ
   ラスチツクモデルの非塗装部分の外形に対応し
   た形状を有すること。