JPH0238147B2 - - Google Patents

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JPH0238147B2
JPH0238147B2 JP60045894A JP4589485A JPH0238147B2 JP H0238147 B2 JPH0238147 B2 JP H0238147B2 JP 60045894 A JP60045894 A JP 60045894A JP 4589485 A JP4589485 A JP 4589485A JP H0238147 B2 JPH0238147 B2 JP H0238147B2
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JP
Japan
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meth
adhesion
coating
paint
acrylate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60045894A
Other languages
English (en)
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JPS61204280A (ja
Inventor
Kyoshi Ichimura
Koichiro Kido
Kazuhiko Hotsuta
Shogo Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP4589485A priority Critical patent/JPS61204280A/ja
Priority to GB08605327A priority patent/GB2172292A/en
Priority to AU54393/86A priority patent/AU587429B2/en
Priority to DE19863607385 priority patent/DE3607385A1/de
Priority to CA000503472A priority patent/CA1273250A/en
Publication of JPS61204280A publication Critical patent/JPS61204280A/ja
Priority to US07/068,808 priority patent/US4741932A/en
Publication of JPH0238147B2 publication Critical patent/JPH0238147B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属及びプラスチツク等の上に保護
美装等を目的として積層被膜を形成させるにあた
り、ノンサンデイングによる付着性を付与しうる
被覆用組成物に関する。 〔従来の技術〕 自動車に代表される、金属及びプラスチツク等
に使用される塗料は、耐久性、耐チツピング性等
に対する要求が年々厳しくなつている。そのため
これらの基材にはプライマー、中塗り、上塗り等
の積層被膜が形成されるが、夫々の被膜に要求さ
れる性能も異つており、化学的、物理的な異質な
塗膜の積層であるため、互いの層間の付着性が十
分でなかつたり、また、経時的な塗膜の劣化によ
り層間でハガレを生じることがある。 また、上塗り後補修塗装をする場合にも一旦硬
化した塗膜との付着性が十分でないため、目的に
かなつた積層被膜の形成が困難であつた。 さらに、付着性を改善する方法としては旧塗膜
に多大な時間と労力をかけてサンデイングした後
再塗装しているのが現状であり、ノンサンデイン
グ付着性の良好な被覆用組成物に対する要請は極
めて大きい。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は従来の欠点を解消し、ノンサンデイン
グ方式により工程の短縮化を図り、省力化、低コ
スト化に寄与するものであり、長期の耐久性、耐
チツピング性を得ることのできる被覆用組成物を
提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、1,4−ブタンジオールモノアクリ
レートあるいは1,4−ブタンジオールモノメタ
クリレートを1〜50重量%含有する単量体混合物
からなるアクリル系共重合体を主成分とするノン
サンデイング密着性の良好な被覆用組成物であ
る。 本発明の被覆用組成物を構成する1,4−ブタ
ンジオールモノ(メタ)アクリレートの使用量は
共重合体を構成する単量体混合物中に1重量%未
満である場合には本発明の目的とする新塗膜との
密着性が十分でなく好ましくない。又、50重量%
を越えると樹脂の粘度が高くなり、塗膜の耐水性
等も低下好ましくない。より好ましい使用量は3
〜35重量%である。 本発明の1,4−ブタンジオールモノ(メタ)
アクリレートと共重合する他の共重合可能な不飽
和単量体としては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレートの如き
(メタ)アクリル酸エステル類、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエンの如きスチレン
誘導体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
の如き有機ニトリル類、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニルの如きビニルエステル類、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
(メタ)アクリレート、「カージユラE」(商品名、
シエル化学社製合成脂肪酸のグリシジジルエステ
ル)に代表されるモノエポキシ化合物とアクリル
酸、フマル酸、マレイン酸等のエステル化反応
物、重合体不飽和基を有する低分子量のポリエス
テル樹脂等の水酸基含有単量体、N−メトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド等のN−アルコキシア
ルキル置換アミド類、グリシジル(メタ)アクリ
レート、メタグリシジル(メタ)アクリル酸エス
テル等のエポキシ基含有単量体、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリル酸、ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリル酸等の塩基性単量体、(メタ)
アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、フタル酸、α−メチレングルタロ酸、アユニ
ツト酸、アトロバ酸及びイタコン酸、マレイン
酸、フマル酸等のアルコール(例えばメタノー
ル、エタノール、ブタノール等)変性モノアルキ
ルエステル等のα,β−モノエチレン性不飽和カ
ルボン酸等を必要に応じ使用することができる。 本発明におけるアクリル系共重合体の重合方法
は、溶液重合法、塊状重合法、乳化重合法等の公
知の何れの重合法による重合体であつてもよい
が、とりわけ溶液重合法による重合体であること
が好ましい。例えば、通常用いられる有機液体及
び重合開始剤、更には必要に応じ、連鎖移動剤を
用いて共重合する方法が挙げられる。 本発明の被覆用組成物は前述のアクリル系共重
合体をそのまま使用してもよいが、必要によりア
ミノ樹脂、ポリイソシアネート等の如き硬化剤を
含むことができる。また、本発明の被覆用組成物
は、用途に応じて、セルロース系、アルキツド、
ポリエステル、エポキシ樹脂等、アルミ粉末、酸
化チタン、カーボンブラツク等の有機、無機着色
顔料、表面調節剤、紫外線吸収剤の如き各種添加
剤等を公知の方法で使用できる。 〔実施例〕 以下本発明を実施例により説明する。 (アクリル系共重合体の合成) 通常の溶液重合法により、表−1に示すアクリ
ル系共重合体A−1〜A−5を合成した。 (塗料配合) 上記アクリル系共重合体A−1〜A−5を用
い、表−2に示す各種組成の熱可塑型あるいは熱
硬化型塗料P−1〜P−9を調整した。 (積層被膜の形成) 実施例 1 リン酸亜鉛処理された鋼板上に、アクリル系共
重合体溶液A−1を用いた熱可塑型塗料P−1を
塗装した後、100℃、30分間乾燥し、塗膜1を形
成した。該塗膜上に、P−1を塗装し、100℃×
30分間乾燥し、塗膜2を形成させ、積層被膜を形
成した。表−3に示す結果より塗膜1、塗膜2の
間の層間付着性は良好で、サンシヤインW−O−
M2000時間照射後の付着性も良好であつた。 実施例 2〜4 塗膜2を形成する塗料及び塗膜2の乾燥条件を
表−3記載の通りに変更する以外、実施例1と同
様の方法により積層被膜を形成した。積層被膜間
の付着性は表−3に示すようにいずれも良好であ
つた。 比較例 1〜4 塗膜1を形成するアクリル系共重合体を1,4
−ブタンジオールモノアクリレートから、2−ヒ
ドロキシエチルメタリレートを使用したA−4に
変更することにより調整した熱可塑型塗料P−2
を塗装した。次いで表−3に示す組成及び条件で
塗膜2を形成し、積層被膜をそれぞれ形成した。 積層被膜間の付着性は表−3に示すようにいず
れも不良であつた。 実施例 5〜16 表−3に示す処方に従つて、塗膜1を形成する
塗料を熱硬化型に変更し、種々の積層被膜を形成
した。積層被膜間の付着性は表−3に示すように
いずれも良好であつた。 比較例 5〜8 表−3に示す処方により塗膜1を形成する塗料
を熱硬型塗料に変更する以外比較例1と同様の方
法で各種積層被膜を形成した。積層被膜間の付着
性は表−3に示すようにいずれも不良であつた。 実施例 17 リン酸亜鉛処理された鋼板上に通常自動車塗装
に使用されている。電着塗装を行い、180℃×30
分間焼付けた後更に自動車塗装の中塗りに使用さ
れているアミノアルキツド樹脂塗料を塗布し150
℃×30分間焼付後サンドペーパーで水研した。し
かる後に2コート1ベーク型メタリツクベース塗
料としてP−9を塗装し、更にウエツトオンウエ
ツト方式によりクリヤー塗料としてP−7を塗装
後、140℃×30分間加熱乾燥した(塗膜1)、その
上に再度2コート1ベーク型メタリツクベース塗
料としてP−9及びクリヤー塗料としてP−7を
塗り重ね、140℃×30分間加熱乾燥することによ
り補修塗装を行つた(塗膜2)。塗膜間の付着性
は表−3に示すように良好であつた。 比較例 9 クリヤー塗料をP−8とする以外は実施例17と
同様の方法で補修塗膜を形成した。塗膜間の付着
性は表−3に示すように不良であり、ノンサンデ
イングによる重ね塗りは不可能であつた。 実施例 18 表−1、2、3に示すように、塗膜1,2にP
−10を用い、実施例1と同様にして積層被
【表】
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の被覆用組成物は
ノンサンデイング密着性に優れ、長期の耐久性、
耐チツピング性に優れた塗膜を提供することがで
き、従つて基材上に本発明の被覆用組成物を塗布
硬化した後に、サンデイング工程を通すことな
く、更に上塗りを実施することができ、その結
果、省力化、低コスト化を図れ、その効果は非常
に大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリ
    レートを1〜50重量%含有する単量体混合物から
    なるアクリル系共重合体を主成分とするノンサン
    デイング密着性に優れた被覆用組成物。
JP4589485A 1985-03-08 1985-03-08 ノンサンデイング密着性に優れた被覆用組成物 Granted JPS61204280A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4589485A JPS61204280A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 ノンサンデイング密着性に優れた被覆用組成物
GB08605327A GB2172292A (en) 1985-03-08 1986-03-04 Acrylic copolymer coatings
AU54393/86A AU587429B2 (en) 1985-03-08 1986-03-05 Acrylic coating with hydroxyalkyl groups and method for forming a multi-layered coating
DE19863607385 DE3607385A1 (de) 1985-03-08 1986-03-06 Beschichtungszusammensetzung und verfahren zur bildung einer mehrschichtigen beschichtung
CA000503472A CA1273250A (en) 1985-03-08 1986-03-06 Coating composition and method for forming a multi- layered coating
US07/068,808 US4741932A (en) 1985-03-08 1987-06-30 Coating composition and method for forming a multi-layered coating

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4589485A JPS61204280A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 ノンサンデイング密着性に優れた被覆用組成物

Publications (2)

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JPS61204280A JPS61204280A (ja) 1986-09-10
JPH0238147B2 true JPH0238147B2 (ja) 1990-08-29

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JP4589485A Granted JPS61204280A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 ノンサンデイング密着性に優れた被覆用組成物

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5071792A (ja) * 1973-08-08 1975-06-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5071792A (ja) * 1973-08-08 1975-06-13

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Publication number Publication date
JPS61204280A (ja) 1986-09-10

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