JPH0238075Y2 - - Google Patents

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JPH0238075Y2
JPH0238075Y2 JP3988484U JP3988484U JPH0238075Y2 JP H0238075 Y2 JPH0238075 Y2 JP H0238075Y2 JP 3988484 U JP3988484 U JP 3988484U JP 3988484 U JP3988484 U JP 3988484U JP H0238075 Y2 JPH0238075 Y2 JP H0238075Y2
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silencer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は圧縮機に設けられた消音器に関する。
〔従来技術〕
一般に空気圧縮機のシリンダヘツドには消音器
が取り付けられている。この消音器は、第1図に
示すように、通常の運転時においては、消音器本
体1の一端側に設けられた蓋2の空気吸込排出口
3から空気を吸込み、この空気をさらに消音器本
体1内のパイプ部材4と蓋2との間のフイルタ
5、パイプ部材4の連通孔6、パイプ部材4、パ
イプ部材4との空気圧縮機のシリンダヘツドとを
連結しているパイプ(図示せず))を介して空気
圧縮機のシリンダ内に吸込み、パイプ部材4部で
は消音器本体1が共鳴器となつて消音され、また
アンロード運転時には、シリンダヘツドから油分
を含んだ空気が、パイプ部材4とシリンダヘツド
との間のパイプ、パイプ部材4、連通孔6、フイ
ルタ5を経て空気吸込排出口3より流出し、パイ
プ部材4内において空気から油分が分離され、こ
の油分はパイプ部材4の下部の孔7を通り滴下し
て消音器本体1の下部に溜り、油排出口8より排
出されるようにつくられている。そして、パイプ
部材4には受け板9が溶接され、受け板9は消音
器本体1に溶接されている。また、パイプ部材4
の他端は消音器本体1の底部に溶接されている。
パイプ部材4の一端には蓋2が蝶ナツト10によ
りフイルタ5を介してねじ止めされている。
ところで、大形の空気圧縮機と小形の空気圧縮
機とでは通常吐出空気量が異なつているため各圧
縮機の使用は異なるものであつた。そのため、本
来であれば小形の圧縮機では吐出空気量も少ない
ことから小形の消音器を取り付ければ良いわけで
あるが、各種大きさの空気圧縮機に対しそれぞれ
専用の消音器をつくることは不経済であり、そう
かといつて、従来の消音器は上述のように消音器
本体1、受け板9、パイプ部材4を溶接するとに
より構成されているため、これを分解して各種大
きさの空気圧縮機に適した大きさの消音器に組替
えることはできなかつた。このため、従来の空気
圧縮機には、空気圧縮機が大形であつても小形で
あつても同じ大きさの消音器が共用されており、
従来、各種大きさの空気圧縮機に対し最適の消音
効果を得ることはできないという欠点があつた。
また、小形の空気圧縮機にあつては、この小形の
空気圧縮機に大形の消音器が取り付けられ、不経
済であるという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、各種大きさの圧縮機に適
用して各種圧縮機の仕様に合つた最適の消音効果
が得られ、かつ経済的な消音器を提供することに
ある。
〔考案の構成〕
かかる目的を達成するために本考案において
は、消音器本体の一端側に、空気吸込排出口を有
する蓋を設け、消音器本体内にパイプ部材を、前
記蓋との間にフイルタを設けて消音器本体と着脱
自在に設けた構成としてある。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第2図に基づいて説
明する。図中11は合成樹脂材料からなる有底円
筒状の消音器本体であり、この消音器本体11の
一端外周には、複数の空気吸込排出口12が形成
された蓋13が嵌合されて設けられている。蓋1
3の中心部には消音器本体11の下端側即ち底部
11a側へ突出した突出部14が形成され、この
突出部14には段付孔15が形成されている。1
6はOリングである。
消音器本体11内にはパイプ部材17が設けら
れている。このパイプ部材17の一端側は閉塞さ
れ、この閉塞部には突起18が設けられ、この突
起18にはねじ19が形成されている。また、パ
イプ部材17の他端側にはねじ部20が形成さ
れ、このねじ部20は、消音器本体11の他端側
の底部11aに螺合されてこの底部11aを貫通
し、パイプ部材17の他端側は外部に連通されて
いる。また、パイプ部材17は、その外周に、蓋
13に近づくにつれて漸次大径となるかさ形の受
け部21を有しており、この受け部21の外周は
消音器本体11の一端側内周に着脱自在に嵌合さ
れている。パイプ部材17の側壁には、受け部2
1の蓋13側に位置して連通孔22が形成され、
受け部21の底部11a側に位置して複数の孔2
3が形成されている。パイプ部材17の一端側は
蓋13の段付孔15に着脱自在に嵌入され、シー
ル部材24を介してねじ19に螺合された蝶ねじ
25により蓋13にねじ止めされている。
パイプ部材17と蓋13との間には抜き板(穴
あき板)26を介してフイルタ27が設けられて
いる。これら抜き板26及びフイルタ27は蓋1
3の突出部14に嵌合されている。そして、パイ
プ部材17の一端側は連通孔22、抜き板26、
フイルタ27を介して空気吸込排出口12に連通
されている。また、パイプ部材17により消音器
本体11内には共鳴室28が形成され、パイプ部
材17内と共鳴室28とは前記孔23により連通
されている。
パイプ部材17の他端側には、ねじ部20に螺
合されたパイプ(図示せず)を介して空気圧縮機
のシリンダヘツド(図示せず)が連結されてい
る。
しかして、空気圧縮機の通常の運転時には、空
気吸込排出口12から空気を吸込み、さらにこの
空気を抜き板26、フイルタ27、連通孔22、
パイプ部材17内、ねじ部20に螺合されたパイ
プを経て空気圧縮機のシリンダ内に吸込む。パイ
プ部材17部では消音器本体11内が共鳴室とな
り消音される。
また、アンロード運転時には、シリンダヘツド
から油分を含んだ空気がねじ部20に螺合された
パイプを介してパイプ部材17内に流入し、この
空気に含まれた油分はこの空気から分離してパイ
プ部材17の下部の孔23を通り滴下して消音器
本体11下部に溜る。
一方、パイプ部材17内に流入した空気は連通
孔22、抜き板26、フイルタ27を経て空気吸
込排出口12より流出する。
ところで、共鳴形消音器の消音効果は共鳴周波
数で最も大きな効果が得られる。この共鳴周波数
は共鳴室内のパイプの開口部面積、パイプの側壁
の肉厚及び共鳴室のボリユームにより変化する。
そこで、この実施例においては、上述のように
消音器本体11にパイプ部材17をねじ込んで取
り付け、消音器を分解することができるように
し、容積の異なる各種消音器本体11及び孔23
の数、孔23の径、パイプ部材17の側壁の肉厚
が種々異なる各種のパイプ部材17を用意し、空
気圧縮機の仕様(大形、小形等)に応じて消音器
本体11またはパイプ部材17を交換して使用し
得るようにしている。従つて、本実施例によれ
ば、圧縮機の仕様に合つた最適の消音効果を得る
ことができ、かつ消音器本体11、蓋13、パイ
プ部材17等を合成樹脂により成形できるので製
造コストが安くなり、さらに小形の圧縮機には小
形の消音器を取り付けることができるので経済的
であり、分解組立を行なうことができるため組付
性が大幅に向上する。
次に、本考案の他の実施例を第3図に基づいて
説明する。なお、この実施例において前記実施例
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。この実施例においては、消音器本体31の
一端側外周にねじ32が形成され、このねじ32
に蓋33が螺合されている。蓋33の中心には前
記実施例の段付孔15は形成されておらず、突出
部34が長く形成されている。
また、パイプ部材35の一端は突出部34から
所定間隔離間され、このパイプ部材35の一端側
は、蓋33に近づくにつれて漸次大径となるよう
にテーパ状に拡径されて前記実施例の受け部21
に代る受け部36とされている。パイプ部材35
の一端面37には第4図に示すように複数の溝3
8が形成されている。これらの溝38は、アンロ
ード時に消音器下部に溜りロード時においてパイ
プ部材35の一端面37まで吸い上げられた油を
受け部36に沿つて流下し易くするためのもので
ある。なお、39は油排出口である。
この実施例によれば、前記実施例の効果の外、
蓋33の突出部34とパイプ部材35の一端との
間に間隔を設けたので、この間隔を介して空気吸
込排出口12、パイプ部材35間及びパイプ部材
35内を流通する空気が流れ易くなり、このため
前記実施例のパイプ部材17に形成した連通孔2
2が不要となり、パイプ部材35を短縮化するこ
とができ、全体として小形化することができ、ま
た消音器本体31に蓋33が螺合されているの
で、分解組立が容易となり、前記実施例の蝶ねじ
によるねじ止め機構を省略することができ、かつ
消音器本体31を回すことができるので、圧縮機
のシリンダヘツドへの取付け最終段階で油排出口
39が下方へ向くようにすることができ、これに
より従来この油排出口が下方へ向かない場合があ
つて、この油排出口と圧縮機のクランクケースに
設けられた呼吸栓とを連結すべく必要とされてい
た他の接手を省略することができ、従つて部品点
数が減少し、組付性がさらに向上し、さらにパイ
プ部材35の一端に溝38を設けたため、ロード
時における油上りが減少し、アンロード時におけ
るフイルタ27の油よごれが減少し、フイルタの
長寿命化をはかることができる等の効果が得ら
れ、さらに蓋33の突出部34を長くすることが
できるのでフイルタ27が外れ難く故障が少なく
なる等の効果が得られる。
なお、前記各実施例においては、消音器本体、
蓋、パイプ部材を合成樹脂により成形するものと
したが、これに限られることなく、本考案の趣旨
を逸脱しない範囲において他の部材としてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、消音器本
体の一端側に、空気吸込排出口を有する蓋を設
け、消音器本体内にパイプ部材を、前記蓋との間
にフイルタを設けて消音器本体と着脱自在に設け
た構成であるから、分解、組立が容易にできるよ
うになり、れにより消音器本体、パイプ部材等を
交換することにより、圧縮機の仕様に合つた最適
の消音効果を得ることができ、かつ消音器本体、
蓋、パイプ部材等を合成樹脂により成形すること
ができるので製造コストが安くなり、さらに小形
の圧縮機には小形の消音器を取り付けることがで
きるので経済的であり、前述のように分解、組立
が容易にできるので組付性が大幅に向上する等の
顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の消音器の一例を示す縦断面図、
第2図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第3
図は本考案の他の実施例を示す縦断面図、第4図
は第3図の矢視図である。 11,31……消音器本体、11a……底部、
12……空気吸込排出口、13,33……蓋、1
7,35……パイプ部材、27……フイルタ、2
8……共鳴室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消音器本体と、該消音器本体の一端側に設けら
    れた空気吸込排出口を有する蓋と、前記消音器本
    体内に設けられ、一端側が前記空気吸込排出口に
    連通し、他端側が前記消音器本体の他端側を貫通
    して外部に連通し、前記消音器本体内に共鳴室を
    形成したパイプ部材と、該パイプ部材と前記蓋と
    の間に設けられたフイルタとからなる消音器にお
    いて、前記消音器本体と前記パイプ部材とを着脱
    自在に設けてなることを特徴とする消音器。
JP3988484U 1984-03-19 1984-03-19 消音器 Granted JPS60152014U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3988484U JPS60152014U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 消音器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3988484U JPS60152014U (ja) 1984-03-19 1984-03-19 消音器

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JPS60152014U JPS60152014U (ja) 1985-10-09
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JPS60152014U (ja) 1985-10-09

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