JPH0313593Y2 - - Google Patents

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JPH0313593Y2
JPH0313593Y2 JP15942285U JP15942285U JPH0313593Y2 JP H0313593 Y2 JPH0313593 Y2 JP H0313593Y2 JP 15942285 U JP15942285 U JP 15942285U JP 15942285 U JP15942285 U JP 15942285U JP H0313593 Y2 JPH0313593 Y2 JP H0313593Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、往復動空気圧縮機等の空気吸入口
に取り付けられる消音器に関する。
「従来の技術」 本出願人は先に、実願昭60−5049号において、
優れた消音効果を有する消音器を提案した。第6
図および第7図はこの消音器を示す図であり、図
中付号1は合成樹脂製の円筒状の本体である。こ
の本体1の一端の開口部には、蓋2が着脱自在に
取り付けられており、他端開口部はこの本体1と
一体に成型された底壁3によつて閉じられてい
る。また、上記の本体1の中心部には拡張室4が
形成されており、ここには円筒状のフイルタ5が
収容されている。
上記本体1の拡張室4には第7図に示すよう
に、本体1の内壁と所定の間隔を隔ては位置に本
体1の周方向に沿つて断面円弧状の尾管部材6が
設けられており、この尾管部材6と本体1との間
隙が尾管部7とされている。そして、この尾管部
7には、上記尾管部材6の一端辺と本体1との接
合部において行き止まり部8が形成されている。
また、上記蓋2および底壁3のそれぞれには、上
記行き止まり部8に連通する複数の流入口9,9
……が形成されており、ここから空気の吸気およ
び排出を行なうようにされている。さらに上記底
壁3の中央には、図示しない空気圧縮機等に接続
される排出口10が形成されている。
そして、この消音器は、流入口9,9…から行
き止まり部8に流入した空気を尾管部7を経て拡
張室4に導入し、フイルタ5で濾過したのち排出
口10より空気圧縮機側に導入させるもので、こ
の過程において消音効果が得られる。また、アン
ロード時には、空気圧縮機から油分を含んだ空気
が上記と逆の経路で吹き返され、消音される。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、前記従来の技術が有していた次のよ
うな問題点を解決しようとするものである。
空気圧縮機が作動時に生じる騒音は、高周波成
分と低周波成分とを含んでいる。これらのうち高
周波音は、前記構成の消音器において容易に消去
できるのであるが、低周波音を効果的に消去する
ためには、尾管部7を十分に長くしなければなら
ない。しかしながら、前記の消音機にあつては、
尾管部7が形成されている本体1内に、フイルタ
5が収容されているため、尾管部7を十分に長く
することができないという不具合を有していた。
また、上述のように尾管部7が短いので、空気圧
縮機がアンロード時に排出するオイルミストの一
部が、尾管部7を通過して外部に噴出してしまう
問題点を有していた。
「問題点を解決するための手段」 本考案の消音器は、筒状の本体と、この本体の
一端部を塞ぐ底壁と、上記本体の他端部に着脱自
在に取り付けられた蓋体と、上記本体内に収容さ
れたフイルタとからなるもので、上記蓋体の内部
には一端が外部に連通され他端が前記拡張室に連
通され、さらに一端側より他端側に向けて互いに
相反する空気流路を形成する尾管部が形成された
ものである。
「実施例」 以下、図面を用いて本考案の一実施例を詳細に
説明する。第1図〜第5図は、本実施例の消音器
を示すものであつて、第1図は消音器の側断面
図、第2図は第1図の−線断面図である。こ
れらの図において、前記従来の消音器と構成を同
じくする部分には、前記図面と同一の符号を付し
てその説明を省略する。
本体1の開口部側の端部外周面には、後述する
外蓋体の雌ネジと螺合する雄ネジ1aが形成され
ている。
蓋体2は有底円筒状の外蓋体13と、この外蓋
体13の開口部および本体1の開口部の双方に嵌
まり合う内蓋体14とからなるものである。上記
外蓋体13の周部の内周面には、前記本体1の雄
ネジ1aと螺合する雌ネジ13aが形成されてお
り、これらネジ1a,13aによつて、内蓋体1
4をはさんだ状態で外蓋体13が本体1に着脱自
在に取り付けられている。
上記外蓋体13の中央部には、外部と蓋体2内
とを連通する流入口9が形成されている。この外
蓋体13の内部側には、第2図に示すように、上
記流入口9を中心として同心状の複数(この実施
例では5つ)の尾管壁16a,16b,16c,
16d,16eがそれぞれ略等間隔を隔てて、外
蓋体13と一体的に突出形成されており、これら
尾管壁16a,16b,16c,16d,16e
の間隙が尾管部15となつている。これらのうち
尾管壁16a,16b,16c,16dには、そ
の周部に所定幅の流通口17a,17b,17
c,17dがそれぞれ形成されており、これら流
通口17a,17b,17c,17dは互い違い
に180゜を隔てるようにされている。また、尾管壁
16b,16c,16d,16eには、それぞれ
の直ぐ内側の尾管壁16a,16b,16c,1
6dの連通口17a,17b,17c,17dに
向つて突き出た仕切り18b,18c,18d,
18eがそれぞれ形成されている。さらに、尾管
壁16eの端面には、第1図に示すように、内蓋
体14の方向に突出した凸部19aが形成されて
おり、この凸部19aが、後述する内蓋体14の
切欠19bと係合しあうようにされている。
前記内蓋体14には、第3図に示すように、尾
管部15と前記本体1内とを連通する長方形状の
連通口20が形成されている。この連通口20の
位置は、外蓋体13の最外周の尾管壁16eと、
そのひとつ内側の尾管壁16dとにはさまれ、か
つ上記尾管壁16dの連通口17dと180゜隔てた
位置とされる。また、内蓋体14の本体1側の面
には、フイルタ5の端面に対面する位置におい
て、第4図に示すように、大小2条の円周をなす
突条21a,21bが形成されており、これら突
条21a,21bがフイルタ5の後述するシール
材に圧接するようにされている。
前記フイルタ5は、第5図に示されるように、
一定幅の布状濾材22が蛇腹状に折り畳まれ、円
筒状のパンチングメタル23の外周に巻回されて
なるものである。このフイルタ5の両端面には、
第1図に示されるように、弾力性を有する円盤状
のシール材(フエルト等)24,25が接着固定
されており、シール材24は、後述する底壁3の
突条に圧接され、他方シール材25は内蓋体14
の上記突条21a,21bに圧接されるようにな
つている。
上記底壁3の、フイルタ5と対面する面には、
一条の円周をなす突条26が形成されており、フ
イルタ5のシール材24に、この突条26を押接
することによつて、フイルタ5端面における気密
性を高めるようにされている。また、底壁3の中
央部には、円形の開口部27が形成されており、
この開口部27の内周部には半径方向内方に突出
した環状の凸部28が形成されている。そしてこ
こには、流出口10を備えた円筒状の管継手29
が、その一端部の外周に全周に亙つて形成された
凹部30が上記凸部28に嵌めあわされて取り付
けられている。また、この管継手29の流出口1
0の外周には、雄ネジ31が形成されており、こ
こが図示しない空気圧縮機に接続されている。
このような構成からなる本実施例の消音器1に
あつては、蓋体2内部に尾管部15を設けた構成
なので、本体1の大きさを増すことなく、尾管部
15の全長を長くすることができ、空気圧縮機の
発生する騒音の低周波成分をも効果的に消去する
ことが可能である。
また、この消音器1にあつては、流入口9から
流入した空気を等量づつ線対称な尾管部15に分
配し、これらの空気を互いに反対方向に流動さ
せ、幾度も各所で反転させるようにされているの
で、空気圧縮機のアンロード時にオイルミストを
含む空気が尾管部15を通過した際には、オイル
ミストが尾管壁16a,16b,16c,16
d,16eに衝突してこれに付着し、そのほとん
どが除去される。したがつて、アンロード時にお
けるオイルミスト除去効果を著しく向上すること
ができる。
さらに、この消音器1にあつては、フイルタ5
の両端面に、弾力性を有するシール材24,25
を接着し、シール材24に内蓋体14の突条21
a,21bを圧接し、他方シール材25に底壁3
の突条26とを圧接し、フイルタ5をはさみこん
で固定する構成なので、フイルタ5の各固定部に
歪みなどがある場合にも、フイルタ5の両端面部
において、高い気密性を保つことができる。
なお、本考案の消音器は、上記実施例に限られ
るものではなく、他にも様々な変形が可能であ
る。例えば、本体内に、蓋体内の尾管部に連通す
る尾管部を形成し、尾管部の長さを実質的に延長
した構成も実施可能である。そして、このように
した場合には、低周波域における消音効果をより
高めるとともに、アンロード時のオイルミスト除
去効果をより高めることができる。
「考案の効果」 この考案の消音器では、筒状の本体と、この本
体の一端部を塞ぐとともに上記本体外への流出口
が形成された底壁と、上記本体の他端部に取り付
けられた蓋体と、フイルタとからなるものであつ
て、上記蓋体の内部には一端が外部に連通され他
端が前記拡張室に連通され、さらに一端側より他
端側に向けて互いに相反する空気流路を形成する
尾管部が形成されているものなので、尾管を長く
設けることができ、騒音の低周波成分を効果的に
消去することができる。また、この消音器にあつ
ては、尾管部が長く設けられているので、空気圧
縮機のアンロード時にオイルミストを含む空気が
尾管部を通過した際に、オイルミストが尾管壁に
衝突してこれに付着し、効果的に除去される。し
たがつて、アンロード時におけるオイルミスト除
去効果を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の消音器の一実施例
を示す図であり、第1図は側断面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は要部の正面図、
第4図は第3図の−線視断面図、第5図はフ
イルタを一部破断した正面図である。また、第6
図は従来の消音器の側断面図、第7図は従来の消
音器の本体の正面図である。 1……本体、2……蓋体、3……底壁、4……
拡張室、5……フイルタ、9……流入口、10…
…流出口、15……尾管部、16(a〜e)……
尾管壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に拡張室が形成された筒状の本体と、この
    本体の一端部を塞ぐとともに上記本体外への流出
    口が形成された底壁と、上記底壁と対向する上記
    本体の他端部に着脱自在に取り付けられた蓋体
    と、上記本体内に収容されたフイルタとからなる
    消音器において、 上記蓋体の内部に、一端が外部に連通され他端
    が前記拡張室に連通され、さらに一端側より他端
    側に向けて互いに相反する空気流路を形成する尾
    管部が設けられていることを特徴とする消音器。
JP15942285U 1985-10-18 1985-10-18 Expired JPH0313593Y2 (ja)

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JP15942285U JPH0313593Y2 (ja) 1985-10-18 1985-10-18

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JP5944159B2 (ja) * 2011-12-20 2016-07-05 サンデンホールディングス株式会社 消音器、該消音器を設置した圧縮機及び該消音器成形用の型

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