JPH03535Y2 - - Google Patents

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JPH03535Y2
JPH03535Y2 JP1984142586U JP14258684U JPH03535Y2 JP H03535 Y2 JPH03535 Y2 JP H03535Y2 JP 1984142586 U JP1984142586 U JP 1984142586U JP 14258684 U JP14258684 U JP 14258684U JP H03535 Y2 JPH03535 Y2 JP H03535Y2
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JP
Japan
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main body
tail tube
side wall
inlet
lid
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JP1984142586U
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JPS6157179U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、往復動空気圧縮機等の空気吸入口
に取り付けられる消音器に関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般に上記空気圧縮機の空気吸入口には消音器
が備えられている。
第4図および第5図はこの種の消音器を示すも
ので、出願者が実願昭58−145650として提案した
ものである。図において符号1は合成樹脂からな
る円筒体状の本体である。この本体1は図中左端
が開口する一方、右端はこの本体1と一体に形成
された側壁2によつて閉じられ、内部に拡張室3
が形成されている。また上記本体1には軸線方向
に沿つて所定の幅で開口する流入口4が形成され
ている。さらに上記本体1の内部にはこの本体1
の内壁と所定間隔隔てた位置に断面円弧状をなす
尾管部材5が軸線方向全長に亘つて設けられてお
り、この尾管部材5と本体1との間に尾管部材5
の周方向に沿つた尾管部6が形成されている。そ
して上記尾管部材5の軸線方向に沿う一端辺は本
体1内壁の流入口4の開口端縁の一方に、上記流
入口4が上記尾管部6の入口をなすようにして接
合されている。
また上記本体1の他端開口部にはシール部材7
を介して合成樹脂製の蓋体8が嵌合、固定されて
いる。そしてこの蓋体8と上記側壁2との間には
円筒状のパンチングメタル9に巻き付けられたフ
イルタ10が設けられ、その一端が蓋体8に設け
られた突起部11に、他端が側壁2に設けられた
突起部12,12により、各々支持されている。
さらに上記側壁2の中央部には流出口13が穿設
され、この流出口13にパツキン14を介して管
継手15がボルト16によつて固定されている。
そして上記管継手15が図示されない圧縮機の吸
入口に螺合されることにより、この消音器は上記
圧縮機に取り付けられている。
ところで上記の消音器では、外部からの空気は
図中実線矢印で示すように流入口4から気体流路
6を通つてフイルタ10を経た後拡張室3内に導
びかれ、管継手15を経由して図示されない圧縮
機へ吸い込まれる。またアンロード時には図中点
線矢印で示すように、油分を含んだ空気が上記と
逆の経路を経て吹き返される。そして、いずれの
場合においても拡張室3内において上記フイルタ
10を通過する際に、消音効果が得られるように
なつている。
しかしながら上記従来の消音器においては、上
記フイルタ10が高周波音の減音効果はあるもの
の低周波音に対してはその効果が少ない為、特に
この低周波音が騒音として顕著に現われてしまう
欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
低周波音の減音効果にも優れる消音器を提供する
ことを目的とするものである。
〔考案の構成〕
この考案の消音器は、一端部が流出口を有する
側壁により塞がれ、他端部に蓋体が着脱自在に設
けられた筒状の本体の内部に、この本体との間に
この本体の周方向に沿う尾管部を形成する尾管部
材を設けるとともに、上記尾管部からこの尾管部
を外部に連通させる流入口を前記蓋体および側壁
の少なくとも一方に形成するようにしたものであ
る。
〔実施例〕
第1図ないし第3図はこの考案の消音器の一例
を示すものであり、第4図および第5図に示した
ものと共通する部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
第1図ないし第3図において、図中符号17は
この消音器の本体である。この本体17が前記本
体1と相違する点は、この本体17には軸線方向
に亘る前記流入口4が形成されていない点にあ
る。そしてまた上記本体17の内方に設けられた
尾管部材18はその断面の円弧長さが上記本体1
7の周方向に沿つてさらに長くされ、略3/4周に
亘る円弧形に形成されている。これにより上記尾
管部6には、上記尾管部材18の一端辺と上記本
体17の内壁との接合部において、これら尾管部
材18と本体17とに囲まれた断面コ字状の行き
止り部19が軸線方向全長に亘り形成されてい
る。そして上記側壁2および上記蓋体8には上記
気体流路6の行き止り部19に連通する流入口2
0…が穿設されている。これら流入口20…は
各々方形状の開口部であり、上記側壁2および蓋
体8においてそれぞれ上記尾管部6の行き止り部
19から上記尾管部6に沿つて、すなわち上記本
体17の周方向に沿つて所定間隔をおいて複数個
所(図ではそれぞれ6個所)に設けられている。
これにより上記尾管部6から流入口20…へ至る
気体流路21が形成されている。
一方、上記側壁2の中央部には所定の内径を有
する開口部2aが穿設されており、この開口部2
aの内周部には内方に突出する環状の凸部22が
形成されている。そしてこの開口部2aに、流出
口23を有する管継手24がその外周部に形成さ
れた凹部を上記凸部22に係合させて取り付けら
れている。そしてさらに上記管継手24の他端部
は図示されない圧縮機の吸入口に螺合されてい
る。ここで本体17の外周部に形成された溝部2
5…はこの消音器を上記圧縮機の吸入口に螺合さ
せる際の回動用溝部である。
このような構成の消音器では、外部からの空気
は側壁2および蓋体8に設けられた流入口20…
から尾管部6を通つてフイルタ10を経た後、拡
張室3内に導びかれ、流出口23から管継手24
を経由して図示されない圧縮機へ吸い込まれる。
またアンロード時には油分を含んだ空気が上記と
逆の経路を経て吹き返される。
しかしてこのような消音器にあつては、上記い
ずれの場合においても空気の流れ方向が上記尾管
部6の行き止り部19において本体17内壁ある
いは尾管部材18により一旦遮断された後、それ
までとは直角な方向へ変えられるようになつてい
る。したがつて上記尾管部6あるいは流入口20
…からの空気の流れは、上記行き止り部19にお
いて上記本体17内壁または尾管部材18に衝突
してその向きを変える際に、低周波音を発生させ
る内部エネルギーを放出してしまうため、上記低
周波音を大巾に低減させることができる。しかも
流入口20…が側壁2と蓋体8とに水平方向へ向
けて穿設されているため、上方から落下した異物
が直接消音器内に入る恐れがない。さらに上記本
体17に流入口を穿設する必要がないため、上記
本体17の強度を向上させることができる。
なお、第1図および第2図に示す尾管部6内の
本体17内壁あるいは尾管部材18に、本体17
の半径方向内方もしくは外方に突出する小壁を突
出させて設け、この小壁によつて尾管部材18内
の空気の流れを屈曲させることによりさらに低周
波音を低減することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案の消音器は、一端
部が流出口を有する側壁により塞がれ、他端部に
蓋体が着脱自在に設けられた筒状の本体の内部
に、この本体との間にこの本体の周方向に沿う尾
管部を形成する尾管部材を設けるとともに、本体
の側壁、蓋体の少なくとも一方に本体の軸線と平
行に流入口を設けて上記尾管部から流入口に至る
気体流路を屈曲させたものである。よつてこの消
音器によれば空気の流れが上記気体流路と流入口
との間でその流れ向きを変える際に上記尾管部材
または本体の内壁に衝突して低周波音を発生させ
るエネルギーを放出するため上記低周波音の発生
を大巾に低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の消音器の一実
施例を示すもので、第1図は概略側断面図、第2
図は第1図の−線視断面図、第3図は第1図
の−線視図、第4図および第5図は従来の消
音器を示すもので、第4図は概略側断面図、第5
図は第4図の−線視断面図である。 1,17……本体、2……側壁、3……拡張
室、4,20……流入口、5,18……尾管部
材、6……尾管部、8……蓋体、10……フイル
タ、13,23……流出口、21……気体流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に拡張室が形成された筒状の本体と、この
    本体の一端部を塞ぐとともに、外部へ連通された
    流出口が中心部近傍に設けられた側壁と、この側
    壁と対向する上記本体の他端部に着脱自在に設け
    られた蓋体と、上記本体の内方に上記本体の周方
    向に沿つて設けられて上記本体との間に一端が上
    記拡張室に連通し他端が閉じられた尾管部を形成
    する尾管部材と、上記本体の拡張室内の上記尾管
    部と上記流出口との間に設けられたフイルタと、
    上記尾管部を外部に連通させる流入口とからな
    り、該流入口は、前記尾管部の他端部近傍の前記
    側壁および蓋体の少なくとも一方に前記本体の軸
    線と平行な方向に向けて形成されたことを特徴と
    する消音器。
JP1984142586U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH03535Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984142586U JPH03535Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984142586U JPH03535Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6157179U JPS6157179U (ja) 1986-04-17
JPH03535Y2 true JPH03535Y2 (ja) 1991-01-10

Family

ID=30700902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984142586U Expired JPH03535Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

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JP (1) JPH03535Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58124681U (ja) * 1982-02-19 1983-08-24 トキコ株式会社 圧縮機用消音器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6157179U (ja) 1986-04-17

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