JPH0658055B2 - 排気消音器 - Google Patents

排気消音器

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JPH0658055B2
JPH0658055B2 JP5781086A JP5781086A JPH0658055B2 JP H0658055 B2 JPH0658055 B2 JP H0658055B2 JP 5781086 A JP5781086 A JP 5781086A JP 5781086 A JP5781086 A JP 5781086A JP H0658055 B2 JPH0658055 B2 JP H0658055B2
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JP
Japan
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passage
exhaust
chamber
outer member
exhaust silencer
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JP5781086A
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信一 鈴木
良男 田中
隆夫 西田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、排気吐出音を軽減するための排気消音器に関
し、特に、比較的長い排気通路を得られ、しかも分解可
能なように改良された消音器に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関などの排気吐出音を軽減するために、膨脹室と
迷路状通路とを組合わせた消音器が用いられている。こ
れらの消音器は、内部をセパレータで仕切るなどして複
雑化した排気通路により、排気の吐出音を削減すること
が一般的であり、排気ガスの吐出抵抗によるエンジンの
性能低下を可及的に抑制した上で消音効果を向上させる
ためには、通路をより長く伸延し、かつ複雑化する方が
有利である。上記したことを勘案し、消音器の内部を多
重構造とすることにより、限られたスペース内で排気管
長を伸延する技術が実公昭56−24261号公報に開
示されている。
ところが、複雑な通路は消音器内部に排気中のカーボン
を堆積し易くさせ、エンジンの出力不足の原因となり得
る。
従って、消音器内部の清掃を適宜行なえるようにするこ
とが望ましく、バッフルが設けられた有孔細径チューブ
を外筒内に挿入することにより、消音器を分解可能なよ
うにする技術が特公昭52−37142号公報に開示さ
れているが、排気通路の伸延には必ずしも充分ではな
い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 即ち、従来技術によると、膨脹、拡散を行なわせるチャ
ンバと迷路状の通路とを同時に形成し、しかも内部清掃
を行ない得る構造をとることが極めて困難であった。
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、排気通路を可及的に伸延すると共に、内部清掃を容
易に行なうことが可能なように改良された排気消音器を
提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、流入路と膨脹室と
吐出路とを有する排気消音器であって、別体にて形成さ
れた第1の部分と第2の部分とからなり、前記第2の部
分が、互いに分離可能なように別体にて形成された有底
のケーシングと、該ケーシングの内部を中央室と環状室
とに区画する筒状部分を有するセパレータとを備え、該
セパレータが、互いに嵌合し合う内側部材と外側部材と
からなり、少なくとも一方の開口部に外向きに形成され
たフランジをもって前記第1の部分と前記第2の部分と
の接合面により挟持されると共に、前記内側部材と前記
外側部材との間の空隙により形成された通路を介して前
記中央室と前記環状室とが連通することを特徴とする排
気消音器を提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、排気の流入路と膨脹室とを分解し得
るように形成することが可能となり、内部の清掃を容易
に実施することができる。また、セパレータの互いに嵌
合する内側部材と外側部材との接合面の間に通路を形成
することにより、膨脹室の容積を大きく変化させずに排
気通路を伸延することができ、しかも内側部材と外側部
材とを分離すれば、通路内の清掃をも容易に行なうこと
が可能である。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳細に
説明する。
第1図から第3図に本発明に基づく消音器の第1の実施
例が示されており、該消音器1は概ね第1の部分として
の蓋板2と、第2の部分としてのマフラ本体3とからな
り、これら両部分2、3は互いに同一の平面にて接合し
得るようになされている。
蓋板2は、例えば軽合金を鋳造してなり、その内面には
排気流入路4、マフラ本体3の開口を閉塞するカバー
5、及び排気吐出路6が連続して凹設されており、その
外面には、冷却フィン7が突設されている。また、排気
流入路4の上流端近傍、及びカバー5の部分の周囲に
は、ボルトを遊嵌する複数のボルト孔8、8aが穿設さ
れている。
マフラ本体3は、蓋板2に凹設された排気流入路4の補
完部分と共に蓋板2との接合部を形成するプレート9
と、該プレート9の蓋板2との接合面の反対側の面に溶
接付けされたケーシング10と、このケーシング10の
内部に収容されるセパレータ11とからなっている。
ケーシング10は、金属板をカップ状に絞り加工してな
り、開口部に外向きに形成されたフランジをもって前記
したようにプレート9に溶接されており、その内側ち、
例えばグラスウールを成形した吸音材12が貼付されて
いる。
セパレータ11は、その外面と前記した吸音材12の内
面との間に、適度な容積の環状室13を形成し得る外形
寸法にてケーシング10と略相似形に形成されており、
第4図に良く示されるように、カップ状をなす内側部材
31と、該内側部材31の外周面に比較的緊密に嵌合す
るように形成された外側部材32とからなっている。こ
れら内側部材31と外側部材32とは、その深さ寸法に
僅かな差が設けられていると共に、その開口部には、共
に外向きのフランジ14a、14bが形成されており、
両部材31、32を互いに組み合わせた時に、両底壁間
に僅かな空隙を生じると同時に、両フランジ14a、1
4bが互いに密接し一体的なフランジとなるようにされ
ている。
内側部材31のフランジ14aの上面には、パンプ部材
16が、その一方の開口端17に形成された半円形断面
の平面部をもって固着されており(第3図)、更にパイ
プ部材16は、その軸線を略直角に湾曲させることによ
り、セパレータ11内部に向けてその遊端部33を突入
させている。該遊端部33は、内側部材31の底壁の開
口34を貫通した上で、外側部材32の底壁に着脱可能
なように嵌着されており、遊端部33とケーシング10
の底壁内面との間に適度なクリアランスをおくようにさ
れている。
内側部材31の周壁面の適所には、軸線方向に沿う内向
きの凹溝を形成すべく、フランジ14a近傍から底壁に
まで亘るビード35が型押しされている。そして外側部
材32の周壁には、該ビード35のフランジ14a側の
端部の凹面に対向する通孔15が穿設されている。
プレート9は蓋板2と略相似形に形成されており、一方
の端部に排気流入口18が、そしてケーシング10の取
付部の中央にセパレータ11を挿通する受容孔19がそ
れぞれ開設されている。受容孔19の周囲はセパレータ
11のフランジ14a、14bに対応した凹み9aが形
成されており、フランジ14aとプレート9との面が組
立時に同一平面となって蓋板2に臨むようにされてい
る。更にプレート9の周囲には、前記した蓋板2に於け
るカバー5の部分の周囲のボルト孔8と整合する位置に
タップ孔21が切設されている。
このように構成された消音器1を組立てるに際しては、
プレート9の受容孔19に、内側部材31と外側部材3
2とをサブアセンブリされたセパレータ11を遊嵌し、
次にガスケット21を介して蓋板2をプレート9の表面
に接合した後、ボルト22をボルト孔8から挿入しタッ
プ孔21に螺着する。この時、蓋板2とプレート9の凹
み9aとの間に、両部材31、32の両フランジ14
a、14bが共に挟持され、ケーシング10内にセパレ
ータ11が保持固定されることとなる。更に、蓋板2の
内面の窪みとプレート9表面とにより、排気流入路4と
中央室23とが郭成されると共に、パイプ部材16の開
口端に連通するテールパイプとしての排気吐出路6が形
成される。尚、排気流入口18はエンジンEの排気ポー
トに整合し、該流入口近傍に蓋板2とプレート9とを共
に貫通して穿設されたボルト孔8aがエンジンEへの取
付孔となるようにされており、即ち、蓋板2とプレート
9双方の排気流入路4の部分が、エンジンに対するマフ
ラ本体3の取付ステーを兼用し得る構成とされている。
次に排気の流れについて第2図を参照して説明すると、
エンジンEの排気ポートから吐出された排気ガスは、排
気流入路4を経てセパレータ11内部の中央室23に流
入する。排気吐出路6は、パイプ部材16の開口端17
が嵌入しているため、排気ガスが直接大気中に流出する
ことはない。また、本実施例に於いては、カバー5の内
面に排気流入路4の一方の内側面と連続する湾曲面が形
成されたガイドリブ24が設けられており(第1図)、
排気流をスワールさせることにより、セパレータ11内
部で乱反射させ、より一層の消音効果の向上が計られて
いる(ガイドリブ24は、第2図に於ては図示省略され
ている)。
中央室23に於て膨脹した排気ガスは、内側部材31の
底壁の開口34とパイプ部材16との間隙及び、ビード
35の凹面により形成された通路を経て、通孔15から
セパレータ11とケーシング10との間の環状室13に
流入し、更に膨脹を繰返した後、外側部材32の底壁に
嵌着されたパイプ部材16の内部を経て排気吐出路6か
ら大気中に放出される。
第5図は本発明に基づく第2の実施例を示しており、第
1の実施例に対応する部分には同一の符号を付してその
詳細な説明を省略する。本実施例に於ては、カバー5の
部分の中央に排気吐出路6が突出形成されており、直管
状にされたパイプ部材16が、その開口端17を吐出路
6に連通するようにして、カバー5の内面とケーシング
10の底壁との間に挟持されている。
セパレータ11の構成、及びパイプ部材16との取付関
係は、第1の実施例と略同等とされているが、外側部材
32より突出したパイプ部材16の端部33には複数の
小径孔36が穿設され、これによりパイプ部材16内部
と環状室13とが連通するようにされている。
マフラ本体3内部に於ける排気の流れについては第1の
実施例と何ら変わるところはないが、第1の実施例に於
て、排気流入路4と排気吐出路6とが同一平面上とされ
ているのに対し、本実施例に於ては、両通路4、6が互
いに直交する方向に向けられている。
尚、上記第1及び第2の実施例に於ては、内側部材31
と外側部材32とを、共にそのフランジ14a、14b
をもって蓋板2とプレート9との間に挟持させるものと
したが、パイプ部材16と外側部材32とを、例えば溶
接などにより一体構造とすることにより、外側部材32
のフランジ14bを省略しても、各部材の位置固定が、
分解に支障を生じることなく行える。
第6図は本発明に基づく第3の実施例を示しており、第
1、第2の実施例に対応する部分には同一の符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
本実施例に於ては、内側部材31は比較的浅底とされ、
その底壁にパイプ部材16を隙間なく貫通させた上で溶
接することにより、パイプ部材16と一体的にされてお
り、中央室23内部をその底壁により二分するようにな
されている。そして二分された中央室23の下室23b
の周壁に通孔15が開設され、下室23bと環状室13
とが連通している。また、パイプ部材16の遊端部33
は、他の実施例と同様に外側部材32の底壁に着脱可能
かつ密接に嵌着されている。更に、本実施例に於ては、
セパレータ11は外側部材32のみに形成されたフラン
ジ14bをもって蓋板2とプレート9との間に挟持され
ており、パイプ部材16についてもその開口端17はフ
ランジ14bに固着されず、吐出路6とプレート9との
間に挟持されることにより固定されている。
本実施例の場合、排気流は流入路4から上室23aに流
入して膨脹し、ビード35による通路を通過する際に流
速を増大する。そして下室23bにて再び膨脹し、通孔
15が絞られた後環状室13にて再度膨脹させられる。
このようにして、膨脹、絞りを数回に渡って繰り返すこ
とにより、排気吐出音を効果的に減衰させることができ
る。
上記(第1〜第3)の実施例に於いては、内側部材31
にビード35を設けるものとしたが、これは外側部材3
2に外向きに設けるようにしても同様の効果があり、両
者を適宜に組み合わせることも可能である。また、第1
及び第2の実施例に於て、セパレータ11を真円断面と
する場合には、ビード35と通孔15とが互いに整合す
るように、別途位置決め手段を設ければ良い。
更に、第3の実施例で示したように、両部材31、32
の底壁間の空隙を適宜に設定すれば、中央室23を二つ
の膨脹室に分割することも可能であり、限られた空間を
より一層複雑化し、消音効果の向上を企図し得る。
〈発明の効果〉 このように本発明によれば、複数の膨脹室と紆余曲折し
た比較的長い排気通路とを形成した上でこれらの分解、
組立が容易に行ない得ることから、必要に応じて容易に
清掃することが可能となり、排気消音性能を高いレベル
に維持管理し、かつエンジン出力の低下を防止する上で
極めて大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づく排気消音器の第一の実施例を
一部切除して示す平面図である。 第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。 第3図は第1図のIII−III線に沿う断面図である。 第4図は第1図に示すセパレータの分解斜視図である。 第5図は第二の実施例を示す模式的な断面図である。 第6図は第三の実施例を示す模式的な断面図である。 1……消音器、2……蓋板 3……マフラ本体、4……排気流入路 5……カバー、6……排気吐出路 7……冷却フィン、8、8a……ボルト孔 9……プレート、9a……凹み 10……ケーシング、11……セパレータ 12……吸音材、13……環状室 14、14b……フランジ 15……通孔、16……パイプ部材 17……開口端、18……排気流入口 19……受容孔、20……タップ孔 21……ガスケット、22……ボルト 23……中央室、31……内側部材 32……外側部材、33……遊端部 34……開口、35……ビード 36……小径孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入路と膨脹室と吐出路とを有する排気消
    音器であって、 別体にて形成された第1の部分と第2の部分とからな
    り、 前記第2の部分が、互いに分離可能なように別体にて形
    成された有底のケーシングと、該ケーシングの内部を中
    央室と環状室とに区画する筒状部分を有するセパレータ
    とを備え、 該セパレータが、互いに嵌合する内側部材と外側部材と
    からなり、少なくとも一方の開口部に外向きに形成され
    たフランジをもって前記第1の部分と前記第2の部分と
    の接合面により挟持されると共に、前記内側部材と前記
    外側部材との間の空隙により形成された通路を介して前
    記中央室と前記環状室とが連通することを特徴とする排
    気消音器。
  2. 【請求項2】前記通路が、前記内側部材と前記外側部材
    との少なくともいずれか一方の周壁に軸線方向に沿って
    延設されたビード状の凹面により形成されたものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の排気消
    音器。
  3. 【請求項3】前記第1の部分に前記流入路と前記膨脹室
    と前記吐出路との少なくとも一部が一体的に形成されて
    いると共に、前記第2の部分に前記流入路の補完部分と
    前記膨脹室の大部分とが形成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の排気消音器。
JP5781086A 1986-03-14 1986-03-14 排気消音器 Expired - Lifetime JPH0658055B2 (ja)

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JPS62214212A JPS62214212A (ja) 1987-09-21
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