JPH0237264Y2 - - Google Patents

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JPH0237264Y2
JPH0237264Y2 JP13761282U JP13761282U JPH0237264Y2 JP H0237264 Y2 JPH0237264 Y2 JP H0237264Y2 JP 13761282 U JP13761282 U JP 13761282U JP 13761282 U JP13761282 U JP 13761282U JP H0237264 Y2 JPH0237264 Y2 JP H0237264Y2
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JP
Japan
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stator core
insulating paper
rod
presser
coil spring
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JP13761282U
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JPS5944168U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は、ユニバーサルモータのステータコ
アに巻線するときに、ステータコアの内周面に嵌
挿した絶縁紙のスロツト間部分を押えるステータ
コアの絶縁紙押え装置に関する。
従来、例えば2極ユニバーサルモータのステー
タコアにコイルを巻装する場合には、例えば第1
図及び第2図に示すように、まずステータコア1
の中央貫通孔1aにワイヤを案内する頭部を略半
円錐状に形成してロツド2で連結した一対のコイ
ルフオーマ3,3を、ステータコア1のロータが
挿入される中央貫通孔1aを介して各磁極部1
b,1bに対応して2組設置する。
そして、2本のワイヤを保持して矢示A,B方
向に往復動及び矢示C,D方向に半回転動可能な
ニードル4を、第1図に実線図示の位置からステ
ータコア1の中央貫通孔1aを介して仮想線図示
の位置に往動して180゜回転させた後、復動して逆
方向に180゜回転させる往復動及び回転動を繰返し
行う。
それによつて、ニードル4で保持された2本の
ワイヤは、夫々コイルフオーマ3,3に案内され
て、ニードル4の往復回転時にステータコア1の
磁極部1b,1bの両側に設けたスロツト1c〜
1f内のスロツト1c及び1e内に入り、復動回
転時にスロツト1d,1f内に入り、ニードル4
の往復動及び回転動の繰返しによつて順次磁極部
1b,1bに巻回され、磁極部1b,1bにコイ
ルが巻装される。
ところで、一般にステータコア1のスロツト1
c〜1fの内周面には、ステータコア1とコイル
との間を絶縁するために、各対向するスロツト1
c,1f及び1d,1eの内周面に沿つて2枚の
絶縁紙5,5が嵌挿されている。
ところが、絶縁紙5,5をステータコア1の内
周面に完全に密着させて嵌挿することは困難であ
つて、ステータコア1の内周面角部に空隙が生じ
てしまい、ステータコア1の磁極部1b,1bに
ワイヤを巻回していくに従つて第2図に仮想線で
示すように絶縁紙5,5のスロツト間部分5a,
5aがステータコア1の内周面から離れるように
変形してしまうことがある。特に、第2図に示す
ようにステータコア1のスロツト間部分に突起1
g,1gが形成されている場合には、絶縁紙5,
5の変形が著しい。
このようになると、ステータコア1のスロツト
1c〜1fの開口が狭くなつて絶縁紙5,5に邪
魔されて巻線が困難になると共に、絶縁紙5,5
がワイヤとの干渉あるいは両スロツト方向に大き
な張力を受けることによつて破損して絶縁不良が
発生するという不都合が生ずる。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、絶縁紙を嵌挿したステータコアに巻線すると
きに、絶縁紙によつて巻線が阻害されないように
すると共に、絶縁紙の破損による絶縁不良が生じ
ないようにすることを目的とする。
この考案は上記の目的を達成するため、中央貫
通孔と複数の磁極部とその各磁極部の両側に上記
中央貫通孔から延びるスロツトとを形成したユニ
バーサルモータのステータコアの内周面に嵌挿し
た絶縁紙を押えるステータコアの絶縁紙押え装置
であつて、 基端部をレバー支持台に開閉自在に支持され、
先端部が開放時上記絶縁紙のスロツト間部分を押
圧可能な2本の押えレバーと、これらの押えレバ
ーを互いに閉鎖方向へ付勢する引張りコイルばね
と、上記押えレバーの対向する側面にそれぞれ回
転自在に軸支されたローラと、上記レバー支持台
を挿通して上記中央貫通孔の軸線に沿つて所定長
往復動するロツドと、このロツドの先端部に固設
され、上記ローラに係合し上記ステータコア方向
へ移動することにより上記押えレバーを上記引張
りコイルばねの付勢力に抗して開放させる三角形
カムと、上記ロツドと上記レバー支持台との間に
係着されこのレバー支持台を上記ステータコア方
向へ付勢する圧縮コイルばねと、上記レバー支持
台を上記ロツドの往復途中で係止するストツパと
を設けたものである。
このように構成することにより、三角形カムを
固設したロツドがステータコア方向へ移動する
と、圧縮コイルばねを介してレバー支持台が押圧
されて同動し、このレバー支持台に基端部を支持
された押えレバーの先端部がステータコアの内部
へ挿入される。
レバー支持台がストツパに当接してその移動が
停止した後は、ロツドだけが圧縮コイルばねを圧
縮させながらさらに前進する。これにより、ロツ
ドと一体の三角形カムがローラを外方へ押し開
き、押えレバーを引張りコイルばねの付勢力に抗
して開放させ、その先端部が絶縁紙のスロツト間
部分をステータコアの内周面へ押圧する。
したがつて、この状態で巻線すると、絶縁紙に
よつて巻線が阻害されたり、絶縁紙が破損して絶
縁不良が生じたりするおそれがなくなる。
以下、この考案の実施例を添付図面の第3図以
降を参照して説明する。なお、第1図及び第2図
と対応する部分には同一符号を付してその部分の
説明は省略する。
第3図乃第5図は、この考案を実施した絶縁紙
押え装置の一例を示す正面図、平面図及び第3図
の−線に沿う断面図である。
これ等の図において、装置支持台11上に矢示
E方向(第4図参照)に移動可能に載置した支持
板12には、この支持板12上両側部に固設した
案内板13,13によつて形成される案内溝13
a,13aに沿つて矢示F及びG方向に摺動可能
な基台14を載置してある。
また、この支持板12の前端部には、基台14
の下部に形成した段部14aに係合可能なストツ
パ15を固設してある。
そして、その基台14の前端部に、横断面形状
が略コ字状のレバー支持台16を固着して、この
レバー支持台16の2個の腕部16a,16a
に、ステータコア1の内周面に嵌挿した絶縁紙
5,5のスロツト間部分5a,5a(第5図)を
押圧可能な2本の押えレバー17,17の基端部
17a,17aを軸18,18で回動自在に軸支
して、2本の押えレバー17,17を基台14に
開閉自在に支持している。
この2本の押えレバー17,17は、夫々に植
設したピン19,19間に介装した弱い引張りコ
イルばね20によつて内方に付勢され、その基端
部17a,17aの対向する側面にローラ21,
21を軸22,22で回転自在に軸支している。
一方、支持板12に固着したシリンダ23のロ
ツド23aに、先端がローラ21,21と接触す
る三角形カム24を装着してレバー支持台16に
穿設した貫通孔16b内を挿通させたロツド25
の後端部を連結し、このロツド25のフランジ部
25aとレバー支持台16との間に圧縮コイルば
ね26を介挿している。
この実施例において、2本の押えレバー17,
17を開閉するレバー駆動手段は、引張りコイル
ばね20、ローラ21、シリンダ23、カム24
及びロツド25によつて構成している。
また、この実施例で巻線するステータコアは、
スロツト間部分に第2図に示す突起1gが形成さ
れていないステータコアである。
次に、このように構成した絶縁紙押え装置の動
作について第6図及び第7図をも参照して説明す
る。
まず、絶縁紙押え装置は、初期状態において第
6図に示すように、シリンダ23が非作動状態に
なつて基台14が矢示G方向に後退した位置にあ
り、2本の押えレバー17,17はステータコア
1から離れた位置にあつて且つ引張りコイルばね
20によつて閉状態になつている。
この状態からシリンダ23を作動させると、そ
のロツド23aが矢示F方向に駆動され、このロ
ツド23aはロツド25のフランジ部25aとレ
バー支持台16との間に介装した圧縮コイルばね
26を介して基台14に連結されており、圧縮コ
イルばね26の復元力は基台14の移動に必要な
力よりも大きく剛体として作用するので、基台1
4が矢示F方向に移動する。
このとき、ロツド25はロツド23aによつて
移動されることはなく、したがつて2本の押えレ
バー17,17は閉状態のまま基台14に同動す
る。
そして、2本の押えレバー17,17の先端部
が、第7図に示すようにステータコア1内の絶縁
紙5のスロツト間部分を押圧可能な位置まで挿入
された(第5図仮想線図示の位置も参照)とき
に、基台14は第3図に示す段部14aがストツ
パ15と係合して矢示F方向への移動を停止す
る。
この状態から更にシリンダ23のロツド23a
が矢示F方向に駆動されると、基台14が矢示F
方向へ移動できないので、圧縮コイルばね26が
圧縮されてロツド25が前進する。
それによつて、2本の押えレバー17,17
は、カム24でローラ21,21が拡開方向に押
されるので、次第に開状態になつて第4図及び第
5図に示すように絶縁紙5,5のスロツト間部分
5a,5aをステータコア1の内周面に押し付け
る。
この状態で、前述したように第1図のニードル
4と同様なニードルによつてステータコア1の磁
極部1bに巻線すれば、磁極部1bにワイヤが巻
回されても絶縁紙5,5のスロツト間部分5a,
5aが内方に変形しないので、スロツト1c〜1
fの開口が狭くなるようなことはなく、また、絶
縁紙5,5はスロツト間部分5a,5aがステー
タコアに固定された状態になつて両端部が自由端
になるので、大きな引張力が作用しなくなり、破
損するようなことはない。
なお、上記実施例では、ステータコアのスロツ
ト間部分が平担に形成されている例について述べ
たが、第2図に示したステータコアのようにスロ
ツト間部分に突起が形成されている場合には、2
本の押えレバーの外周面をその突起の形状に合致
した形状にすることによつて、そのようなステー
タコアに巻線する場合にも確実に絶縁紙を押える
ことができる。
さらに、上記実施例では、2本の押えレバーを
支持する基台を移動するようにしているが、ステ
ータコアを移動位置決めできる場合には基台を移
動可能にする必要はなく、2本の押えレバーを開
閉駆動する機構のみを設ければよい。
以上説明したように、この考案による絶縁紙押
え装置を使用してユニバーサルモータのステータ
コアに巻線すれば、絶縁紙によつて巻線が阻害さ
れたり、絶縁紙の破損による絶縁不良が生じな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来のユニバーサルモー
タのステータコアへの巻線時の状態を説明するた
めの側面図及びその−線に沿う断面図、第3
図、第4図及び第5図は、この考案の一実施例を
示す正面図、平面図及び第3図の−線に沿う
断面図、第6図及び第7図は、同じくそのそれぞ
れ異なる動作状態を示す平面図である。 1……ステータコア、1b……磁極部、1c〜
1f……スロツト、1g……突起、4……ニード
ル、5……絶縁紙、12……支持板、14……基
台、16……レバー支持台、17……押えレバ
ー、21……ローラ、23……シリンダ、24…
…カム、25……ロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央貫通孔1aと複数の磁極部1bとその各磁
    極部の両側に前記中央貫通孔1aから延びるスロ
    ツト1c〜1fとを形成したユニバーサルモータ
    のステータコア1の内周面に嵌挿した絶縁紙5を
    押えるステータコアの絶縁紙押え装置であつて、 基端部17aをレバー支持台16に開閉自在に
    支持され、先端部が開放時前記絶縁紙5のスロツ
    ト間部分5aを押圧可能な2本の押えレバー17
    と、これらの押えレバー17を互いに閉鎖方向へ
    付勢する引張りコイルばね20と、 前記押えレバー17の対向する側面にそれぞれ
    回転自在に軸支されたローラ21と、 前記レバー支持台16を挿通して前記中央貫通
    孔1aの軸線に沿つて所定長往復動するロツド2
    5と、 該ロツド25の先端部に固設され、前記ローラ
    21に係合して前記ステータコア方向へ移動する
    ことにより前記押えレバー17を前記引張りコイ
    ルばね20の付勢力に抗して開放させる三角形カ
    ム24と、 前記ロツド25と前記レバー支持台16との間
    に係着され、該レバー支持台16を前記ステータ
    コア方向へ付勢する圧縮コイルばね36と、 前記レバー支持台を前記ロツド25の往動途中
    で係止するストツパ15とを設けたことを特徴と
    するステータコアの絶縁紙押え装置。
JP13761282U 1982-09-13 1982-09-13 ステ−タコアの絶縁紙押え装置 Granted JPS5944168U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5944168U JPS5944168U (ja) 1984-03-23
JPH0237264Y2 true JPH0237264Y2 (ja) 1990-10-09

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