JPH0236982B2 - - Google Patents

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JPH0236982B2
JPH0236982B2 JP56019483A JP1948381A JPH0236982B2 JP H0236982 B2 JPH0236982 B2 JP H0236982B2 JP 56019483 A JP56019483 A JP 56019483A JP 1948381 A JP1948381 A JP 1948381A JP H0236982 B2 JPH0236982 B2 JP H0236982B2
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JP
Japan
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payment
amount
slip
transaction
deposit
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JP56019483A
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JPS57134768A (en
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Yoshihiro Watanabe
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0236982B2 publication Critical patent/JPH0236982B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/203Dispensing operations within ATMs

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば電気、ガス、水道、NHK
受信料、各種税金など、いわゆる公共料金の自動
受入れをも可能とした現金自動預出金機などの自
動取引装置に関する。
近年、利用者の差出す口座情報が記録された磁
気カードを受入れ、ホストコンピユータと交信す
ることにより利用者の要求する現金を自動的に支
払う現金自動支払機、あるいは口座情報が記録さ
れた磁気ストライプ付きの磁気通帳を用いて、現
金を自動的に受入れる現金自動預金機、さらには
これら両方の機能を1台の機能にまとめた現金自
動預出金機などの自動取引装置が、銀行窓口の自
動化機器として急速に発達し、各銀行に導入され
て利用者に迅速なサービスを展開している。
さらに最近では、CRTデイスプレイを用いて
口座間の振替、振込処理が可能な現金自動預出金
機や、預用封筒に手形、小切手などの有価証券を
封入させ、とりあえず預ることにより証券類の受
入れも可能な現金自動預出金機が開発されつつあ
る。
これら最近の技術動向は、銀行での週休2日制
の導入と、それに伴なう顧客サービスを低下させ
ないための窓口の無人化休日運用に対処するため
に、単純な入出金業務から次第に複雑な業務の自
動化へと進んでいる。
封筒を用いた預業務が自動化すると、残る窓口
業務は公共料金(以後単に公金と略称する)の代
理業務である。この公金の代理業務がそれまでの
銀行自動化機器と抜本的に異なるのは、利用しよ
うという銀行の本店あるいは支店と利用者とが何
の取引関係もないことがあることである。これ
は、これまで自動化してきたものは原則的にその
銀行に口座を持ち、したがつてホストコンピユー
タにその利用者の口座情報フアイルが記録されて
おり、利用者も磁気カードあるいは磁気通帳な
ど、その個人の口座情報を含んだ取引媒体を用い
ることにより、自動取引装置を通してホストコン
ピユータとオンラインでリアルタイムに取引処理
している。
ところが、公金では人、時間、場所を問わずに
発生し、発生先からの払込請求書が各個人宛に送
付され、各個人は定められた期限内に現金を添え
て指定された銀行(通常10行程度はある)の本、
支店あるいは郵便局の窓口で払込みを行い、領収
印の捺印された受領証を引きかえに発行してもら
い領収証にしていた。一方、この公金を取扱つた
銀行の本、支店あるいは郵便局では、受領した払
込票を発生先に送付するとともに発生先のその銀
行での取引口座への振替入金をして処理してい
た。
このように公金では、磁気カードなどの取引
媒体が無い、請求書は印刷物であり、請求金額
および納付期限など所定事項は係員が読取らなけ
ればならない、領収印は公印であり、この捺印
をもつて領収とする、払込請求書の一部は発行
先へ送付し、一部は利用者へ捺印返却しなければ
ならない、などの複雑さがあり、週休2日制移行
のため無人での機械取扱いを可とする要求は強く
あるものの、機械化実施ができなかつたのが現状
である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、たとえば公金の払込票に
記録された金額および日付などを直接自動的に読
取り、その場で対応する利用者の口座から上記読
取つた金額を自動的に引落すことができ、もつて
公金などの自動受入れが可能となり、銀行窓口な
どの略完全な無人化を実現し得る自動取引装置を
提供することにある。
以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図はたとえば現金自動預出金機を示すもの
で、筐体1の前面には略L字形状の操作部2が形
成されている。この操作部2の水平面には、入金
(預金)すべき紙幣を多数枚一括して投入し得る
入金口3が設けられていて、この入金口3には開
閉自在な扉4が設けられている。なお上記扉4
は、所定の入金タイミングで自動的に開放されて
紙幣投入可能となり、紙幣投入後は利用者の手に
よつて手動閉成されるようになつている。また、
操作部2の水平面には、利用者が暗証番号、金額
あるいは口座番号などを入力するためのテンキー
5、利用者に取引の承認、非承認を求めるときに
利用者のレスポンス用に用いられる確認、取消ボ
タン6、CRT表示装置7、この表示装置7の両
側部に近接して配置された10個のフアンクシヨン
キー8,8,…が設けられている。上記表示装置
7は、操作手順やその他の情報をイラスト、文字
あるいは文言を使つてCRT画面に表示し、利用
者を誘導する。また、この表示装置7は、その画
面にフアンクシヨンキー8,…の意味づけ文言を
表示し、機械のステツプ状況によりフアンクシヨ
ンキー8,…の機能を切換えるようになつてい
る。すなわち、たとえば第2図に示すように初期
の待機状態では、「いらつしやいませ、お取扱い
種目のボタンを押して下さい」の文言を表示して
いる。この状態では取引種目選択ステツプである
ので、両側部に10個配置したフアンクシヨンキー
8,…のうち8個を種目選択キーとして意味づけ
てあり、残りの2個は不使用となる。そして、機
械の操作やステツプの状態が変化するごとに内容
と表示を変化させて行き、フアンクシヨンキー
8,…の機能をも切換えるようになつている。
また、操作部2の垂直面には、暗証番号および
口座番号などの口座情報が記録されている取引媒
体としての磁気カードを挿入するカード挿入口
9、磁気通帳あるいは公金の払込票を挿入する通
帳挿入口(受入口)10、釣銭硬貨を放出する釣
銭放出口11、支払紙幣、返却紙幣および取引証
明レシートを放出する紙幣放出口(出金口)1
2、後述するお預用封筒20を挿入する封筒挿入
口13が設けられている。さらに、操作部2の垂
直面上部には、取扱可能な種目をランプ点灯によ
り表示する取引種目表示器14、取扱中―休止の
フラツグ表示器15、係員呼出ボタン16が設け
られている。
一方、筐体1の上面には、たとえば1円ないし
100円までの5種類の硬貨が収納されている釣銭
収納庫17が設けられていて、釣銭硬貨の補充が
便利なように前面側に鍵で保護された扉が付いて
いる。また、筐体1の上面には、釣銭収納庫17
と並んで封筒収納箱18が設けられていて、この
収納箱18内には、支払取引時に受取つた現金を
収納するために利用者が自由に取ることのできる
現金用封筒19、手形あるいは小切手などを預る
ための特殊マークが付いているお預用封筒20が
収納されている。
しかして、筐体1内に図示しない入金装置およ
び出金装置がそれぞれ収容されている。入金装置
は、入金口3内に投入された紙幣を1枚ずつ受入
れて鑑査判定しその受入金額を判定するものであ
り、また出金装置は、テンキー5によつて入力さ
れた金額に対応する紙幣を出金庫から1枚ずつ取
出して紙幣放出口12に払出すものである。これ
らはいずれも既に周知の機構を用いているのでそ
の詳細な説明は省略する。なお、図示していない
が封筒挿入口13と対応する筐体1内には封筒取
扱装置が設けられている。この封筒取扱装置は、
封筒挿入口13に挿入されたお預用封筒20を受
入れ、その封筒20に印刷されている特殊マーク
を光学的に読取つて判別するとともに、その封筒
20上の印字エリアに対して所定の情報を印字
し、回収箱内に取込むものであり、たとえば特願
昭54―171691号に示されているものと同様な構成
となつている。さらに、これらも図示していない
が、カード挿入口9と対応する筐体1内には取引
媒体取扱装置としてのカード読取装置が、また釣
銭放出口11と対応する筐体1内には釣銭収納庫
17内の硬貨を放出する釣銭放出装置がそれぞれ
設けられている。
第3図は前記お預用封筒20を詳細に示すもの
で、その表面には所定の情報を印字する印字エリ
ア21、利用者が所定事項を記入する自由記述欄
22、利用者に挿入方向を示す方向マーク23な
どが設けられている。また、裏面の所定部位に
は、この封筒20の方向と正規のお預用封筒であ
ることを機械が検出判別するための特殊マーク、
たとえば光学的なバーマーク24が黒色で印刷さ
れている。しかして、手形あるいは小切手などを
収容して封印し、封筒挿入口13に挿入し得るよ
うになつている。
第4図a,bは本発明に係わる取引媒体として
のいわゆる磁気通帳25を示すもので、この通帳
25は表紙26と裏表紙27との間に複数枚のシ
ート28が冊子状に綴払まれていて、これら各シ
ート28の印字面には複数行の印字欄29が印刷
されている。そして、裏表紙27の所定部位に
は、たとえば綴部30と平行に磁気ストライプ3
1が貼着されており、この磁気ストライプ31に
は口座番号および預金残高などの口座情報が記録
されている。また、各シート28の余白部には頁
数を表わす光学的なバーマーク32が黒色で印刷
されている。
第5図は本発明に係わる公金の払込票33を示
すものである。すなわち、通常用いられる公金の
払込票はA票(領収証)、B票(振込依頼票)、C
票(振込票)およびD票(振込通知票)の4部構
成となつていて、これらA〜D票は横一列につな
がつており、各票間に設けられたミシン目によつ
て別々に分離できるようになつている。このよう
に4部構成となつている払込票をそのまま銀行窓
口にもちこむことにより、納付期限と金額との2
つを確認して受付の領収印(必ず日付印となつて
いる)を押し、領収証としてA票は利用者に返却
し、D票は発行先に送付し、B,C票は銀行側で
保管することになる。この現行の4枚つづりの払
込票をそのまま現金自動預出金機で取扱うには、
その大きさが大きすぎること、受付日付印の
捺印が困難であり、かつ複数箇所にわたつている
ため搬送も困難である、納付期限と金額欄が離
れており、それらを光学的に読取るにしても広い
視野が必要となり、むずかしい。そこで、この現
行の払込票の代りに、たとえば第5図に示すよう
な現金自動預出金機に対応させた払込票33を新
しく案出したものである。この払込票33は、た
とえば幅が約170mmで長さが約220mmとなつてい
て、ほぼ現行の預金通帳(頁を開いた状態)の最
大寸法と合わせてある。そして、この払込票33
は、図からも明らかなように現行の払込票を機械
読取りし易いように改良したもので、A〜D票
33a〜33dが図示のような位置関係(つまり上方
にD票33dを、下方にA票33aを配置し、こ
れらの間にB,C票33b,33cを横に並べて
配置してある)でつながつており、各票間に設け
られたミシン目34より切断してA〜D票33a
〜33dを別々に分離し得るようになつている。
ここに、35はたとえば光学的なバーマークによ
つて表示したコードマークで、この払込票33の
加入者コード(加入者の口座番号)および正しい
払込票であることを長短のバイナリコードで表わ
しており、D票33dの上方余白部に印刷されて
いる。また、36はD票33dの金額欄、37は
B票33bの金額欄、38はA票33aの金額
欄、39は納付期限欄、40はC票33cの金額
欄である。しかして、この払込票33はD票33
dを先頭にして図示矢印方向に通帳挿入口10へ
挿入するようになつている。なお、この払込票3
3はたとえば電気料金の払込票を示している。
第6図は通帳類取扱装置41を示すもので、こ
れは第1図における通帳挿入口10に挿入された
通帳25あるいは払込票33を受入れ、それらに
対して所定の処理を行うものであり、第1図にお
ける筐体1内の通帳挿入口10と対応する部位に
設けられている。すなわち、本体42の前面には
通帳挿入口10が連通されており、この挿入口1
0の近傍には挿入された通帳25あるいは払込票
33を光学的に検知する検知器43が設けられて
いる。この検知器43から本体42の後方に向つ
て搬送路44が略水平状態に設けられている。こ
の搬送路44は、ドライブローラ45,…,これ
ら各ローラ45,…にそれぞれ転接するピンチロ
ーラ46,…およびガイド体47,…などから構
成されており、ベルトを介してパルスモータ48
によつて駆動される。なお、搬送路44の終端部
に位置するドライブローラ45だけは、上記モー
タ48とは別のパルスモータ49によつて駆動さ
れる。しかして、搬送路44の始端部には磁気読
取記録装置としての磁気ヘツド50が設けられて
いる。この磁気ヘツド50は、受入れた通帳25
の磁気ストライプ31に対して情報の読取りある
いは記録を行うためのものであり、必要に応じて
磁気ストライプ31に接触し、その磁気ストライ
プ31に沿つて(通帳25の搬送方向と直交方
向)移動することにより読取りあるいは記録を行
うようになつている。また、搬送路44の中途部
上方には、搬送される通帳25あるいは払込票3
3上に光を照射する光源51が設けられていて、
この光源51による通帳25あるいは払込票33
からの反射光は反射ミラー52で反射され、光電
変換器としてのCCDイメージセンサ53へ導び
かれるようになつている。このイメージセンサ5
3は、たとえば多数の固体撮像素子を平面上に配
列してなる自己走査形の面アレーであり、その走
査方向は搬送路44の搬送方向と直交方向であ
る。ここに、上記光源51、ミラー52およびイ
メージセンサ53は後述する光学式読取装置の光
学系を構成している。
また、搬送路44の光源51の前方にはプラテ
ンローラ54が回転自在に軸支されている。この
プラテンローラ54には、ロツク機構としての電
磁ブレーキ55が連結されており、この電磁ブレ
ーキ55の作用により、通帳25あるいは払込票
33の取扱中はロツクされ、後述するジヤーナル
用紙59の印字時には回転自在となるようになつ
ている。上記プラテンローラ54の上方には印字
ヘツド56が設けられている。この印字ヘツド5
6はキヤリツジ57に保持されていて、このキヤ
リツジ57はスライドロツド58に案内されてプ
ラテンローラ54の軸方向に移動されるようにな
つている。ここに、上記プラテンローラ54およ
び印字ヘツド56などは、通帳25あるいは払込
票33に対して所定の情報を印字する印字装置を
構成している。しかして、プラテンローラ54に
はロール状のジヤーナル用紙59が巻付けられて
いる。このジヤーナル用紙59は送出軸60に巻
回保持されていて、プラテンローラ54を介して
巻取軸61に巻取られるもので、送りローラ62
とピンチローラ63とによつて搬送される。上記
巻取軸61および送りローラ62はベルトを介し
てパルスモータ64によつて駆動される。また、
搬送路44のプラテンローラ54の前方には、搬
送される通帳25あるいは払込票33を光学的に
検知する検知器65が設けられている。また、搬
送路44の終端部でドライブローラ45の手前に
は切断装置としてのカツタ66が設けられてい
る。このカツタ66は、搬送されてきた払込票3
3を所定部位でカツトするためのものであり、電
磁マグネツト67によつて駆動される。さらに、
搬送路44の終端部近傍には、搬送されてきた通
帳25あるいは払込票33を収納する集積箱68
が設けられている。
第7図は光学式読取装置を示すもので、これは
第6図における通帳類取扱装置41で受入れた払
込票33のコードマーク、金額欄および納付期限
欄に対する読取りを行うものであり、たとえば次
のように構成される。すなわち、第6図における
イメージセンサ53の出力信号は、アナログ処理
部71で所定のアナログ処理されたのち切換スイ
ツチ72のa側を介してデジタル変換部73に供
給され、ここで量子化情報に変換される。このデ
ジタル変換された量子化情報は、デジタル処理部
74を介してデータ記憶部75に供給され、ここ
に二次元パターンとして一時記憶される。このデ
ータ記憶部75の内容は比較判別部76に供給さ
れ、ここでパターン記憶部77内の標準パターン
(数値0〜9)と比較照合されることにより、読
取文字が判別される。この比較判別部76には主
制御部78が接続され、この主制御部78にはデ
ータ記憶部79が接続されている。上記主制御部
78は、比較判別部76の判別結果とデータ記憶
部79内のデータとを照合したり、あるいは上記
判別結果をデータ記憶部79に記憶するなどの制
御を行う。また、上記データ記憶部79は、上記
判別結果を記憶したり、あるいは本自動預出金機
の制御部(図示しない)から送られてくるデータ
を記憶する。さらに、上記主制御部78は、上記
データ記憶部79内の判別結果あるいは前記デー
タ記憶部75内のパターンを第1図における
CRT表示装置7に表示せしめる制御、およびこ
の読取装置全体の制御をも行なう。
また、アナログ処理部71の出力は、切換スイ
ツチ72のa側を介してマーク判別部80に供給
される。このマーク判別部80は、アナログ処理
部71を介して供給されるイメージセンサ53の
出力信号により、通帳類引扱装置41が受入れた
払込票33のコードマーク35を判別するもので
ある。
また、イメージセンサ53の出力信号は、以下
に述べる印字位置の指定制御にも用いられるよう
になつている。すなわち、アナログ処理部71で
アナログ処理されたイメージセンサ53の出力信
号は、切換スイツチ72のb側を介して印字位置
指定制御部81に供給される。この印字位置指定
制御部81は、第6図に示す通帳類取扱装置41
において、受入れた通帳25に対する印字位置の
指定制御を行うためのものであり、たとえば特願
昭54―59832号に示されているものと同様な回路
構成となつている。すなわち、その手段について
概略的に説明すれば、受入れた通帳25を搬送し
ながらその印字面をイメージセンサ53で行方向
に走査して光電変換し、これら各走査線ごとの光
電変換信号により各走査線ごとに印字の有無を検
出して、印字有りが検出された走査線の数を計数
することにより印字有無を判定し、その判定結果
に基づき印字位置を決定し指定するものである。
なお、上記切換スイツチ72は、取引種目が「公
金払込み」に選択されるとa側に閉成し、それ以
外のとき(ご入金、ご記帳など)はb側に閉成す
るようになつている。
次に、このような構成において動作を説明す
る。初期の利用者待機状態では、表示装置7は第
2図に示すように「いらつしやいませ、お取扱い
種目のボタンを押して下さい」という案内文言
と、本自動預出金機で取扱可能な取扱種目「お支
払」、「封筒預り」、「ご入金」、「公金払込み」、「

記帳」、「ご照会」、「お振替」、「お振込」を表示す
るとともに、その各取扱種目の表示にそれぞれ相
対応して三角マークを点滅表示し、利用者に注意
をうながすようになつている。したがつて利用者
は、たとえば「ご入金」と表示された部分に相対
応して配置されたフアンクシヨンキー8を押すこ
とにより、入金(預金)取引を選択指定し得るよ
うになつている。このようにして、利用者は最初
に所望の取引種目を選択指定するものであり、こ
の選択指定を行うことによりその指定された種目
に対する取引動作が開始される。まず、通常の入
出金(入金、支払)取引および通帳記入、残高照
会取引の各動作についてであるが、これらは既に
従来から周知のものと同様な動作であるので、そ
れらの各処理動作のフローチヤートを第8図に示
し、詳細な説明は省略する。
また、封筒預り取引の処理動作は第9図に示す
フローチヤートにしたがつて順次実行される。こ
の取引は、第9図に示すお預用封筒20に手形あ
るいは小切手などの有価証券を封入させ、とりあ
えず預ることにより有価証券の受入れを行うもの
である。すなわち、まず利用者は、筐体1上の収
納箱18からお預用封筒20を取出すことによ
り、その自由記述欄22に必要事項を記入し、た
とえば小切手の場合それを収容して封印する。次
に、前述したようにして取引種目「封筒預り」を
選択指定することにより、表示装置7は磁気カー
ドを挿入するよう案内表示する。したがつて、利
用者が自己の磁気カードをその挿入口9に挿入す
ることにより、表示装置7は次に小切手の合計金
額を投入するよう案内表示する。ここで、利用者
がテンキー5で合計金額を入力することにより、
表示装置7はその合計金額を表示し、その金額が
正しければ確認ボタンを、間違つていれば取消ボ
タンを押すよう案内表示する。ここで、利用者が
第1図における確認ボタン6を押すことにより、
封筒挿入口13に設けられたシヤツタ(図示しな
い)が開き、表示装置7は封筒を正しい状態で挿
入するよう案内表示する。ここで、利用者が小切
手を封入したお預用封筒20をその挿入口13に
挿入することにより、封筒取扱装置が動作を開始
し、上記シヤツタが閉じる。封筒取扱装置が動作
すると、上記挿入された封筒20が受入れられ、
回収箱へと搬送されるが、この搬送途中において
バーマーク24が光学的に読取られ判別される。
この判別の結果、上記バーマーク24を読取れな
かつたり、あるいは正規の封筒であると判別でき
なかつた場合、搬送路を逆転させることにより受
入れた封筒20をその挿入口13に返却する。
一方、正規の封筒であると判別できた場合、次
に封筒20の印字エリア21に合計金額およびそ
の他必要事項を印字し、回収箱へ取込む。このと
き表示装置7は、たとえば「現在の入金は仮入金
で元帳に記録しますが、お引出しは明後日以降で
す。しばらくお待ち下さい。」と案内表示する。
そして、本自動預出金機はホストコンピユータと
オンライン交信を行うことにより、対応する口座
に対して仮入金処理を行い、このときの取引に対
するレシートを発行してそれを紙幣放出口12へ
排出する。このように封筒預りの取引は、金融機
関と取引関係のある利用者が、あらかじめ利用者
の口座情報を含む磁気カードを挿入した上で、有
価証券を封入した封筒20を挿入するので、その
封筒20に印字する合計金額を利用者に投入させ
るが、この金額はあくまで封筒20に印字するた
めのものであり、預つた有価証券の金額と違つて
いることが係員による締め後の開封で判明すれ
ば、勿論その有価証券の金額をもつて処理するこ
とになり、その現物がある以上、後日に利用者と
トラブルを起すこともない。
次に、本発明の特徴である公金自動受入れ取引
の処理動作について説明する。まずその前に、な
ぜ本発明の公金自動受入れ取引が考えだされたか
を理解するためにその背景を説明しておく。前述
した封筒預り取引を公金自動受入れ取引に応用す
ることが考えられる。この場合のフローチヤート
を示すと第10図のようになり、第9図のフロー
チヤートを応用していることがわかる。この場
合、お預用封筒内には公金の払込票およびその金
額に対応する現金をそれぞれ封入することにな
る。しかるに、一般に公金では利用者がその金融
機関と取引のないことがあり、このため第10図
から明らかなように磁気カードの挿入はなく、ま
たオンライン送受信もなく、お預用封筒を受入れ
て、これに印字する金額を利用者に投入させ、預
りレシートを発行して排出することになる。この
場合、まず問題となるのは、納付期限切れの場
合、取扱指定金融機関以外の場合、払込請求
額と現金封入額との相異、領収証の送付、があ
る。上記、、については、取扱金融機関は
利用者に預つた封筒ごと返却しなければならない
が、納付期限がその間にすぎたり、現金について
は入れた入れないで証拠がなかつたりするため、
いずれにしても利用者とのトラブルはまぬがれ
ず、封筒預りで公金を受付けることには無理があ
る。
そこで本発明では、通常用いられる公金払込票
の代りに第5図に示した払込票33を新たに用意
し、この払込票33を機械が直接光学的に読取る
ことにより、その場で現金の受入れおよび領収証
の発行を自動的に行うようにしたものである。
以下、その詳細を第11図に示すフローチヤー
トにしたがつて説明する。まず利用者は、前述し
たようにして取引種目「公金払込み」を選択指定
することにより、表示装置7は払込票を挿入する
よう案内表示する。したがつて、利用者は持参し
た払込票33を定められた正規の方向(第5図の
矢印方向)でその挿入口10に挿入することによ
り、通帳類取扱装置41が動作を開始する。すな
わち、払込票33が挿入され、その先端を検知器
43が検知すると、モータ48が動作して搬送路
44が駆動され、これにより払込票33は内部に
受入れられ搬送される。この搬送途中において、
まず払込票33上のコードマーク35がイメージ
センサ53によつて読取られる。すなわち、たと
えば搬送される払込票33の先端部がイメージセ
ンサ53の読取開始点に達したことが図示しない
検知手段で検知されると、イメージセンサ53の
自己走査を開始することにより、払込票33の先
端部にあるコードマーク35の部分を読取走査す
る。この走査によるイメージセンサ53の出力信
号は、このとき切換スイツチ72はa側に閉成し
ているので、アナログ処理部71を介してマーク
判別部80に供給され、ここでいま読取つたコー
ドマーク35の判別が行われる。すなわちマーク
判別部80は、イメージセンサ53の出力信号に
より、いま読取つたコードマーク35を解読し、
そのマーク35が取扱可能な正規の払込票である
こと、および正しい口座番号であることをそれぞ
れ表わしているか否かを判別する。なお、このコ
ードマーク35の読取判別は、払込票33の後端
が検知器43を通過し終るまでの間に行われ、通
過し終つたことを検知器43が検知すると、モー
タ48を停止して払込票33の搬送を一時停止せ
しめる。しかして、上記マーク判別の結果、コー
ドマーク35を読取れなかつたり、あるいは判別
できなかつた場合(NG)、たとえば規定外の媒
体の挿入であると判断し、搬送路44を逆転せし
めることにより、受入れた払込票33をその挿入
口10へ返却し、表示装置7でその旨を案内表示
する。
一方、上記マーク判別の結果、コードマーク3
5が正規の払込票であること、および正しい口座
番号であることを表わしていると判別できた場合
(OK)、その判別した口座番号を図示しない本自
動預出金機の制御部に記憶するとともに、モータ
48を再び動作させることにより払込票33の搬
送を行い、次に払込票33上の各金額欄および納
付期限欄、つまりD票33dの金額欄36、B票
33bの金額欄37、A票33aの金額欄38お
よび納付期限欄39をイメージセンサ53によつ
て順次読取る。すなわち、たとえば図示しない読
取欄指定手段(たとえば主制御部78)によつて
上記各欄36〜39を順次指定することにより、
イメージセンサ53の出力から得られる各欄36
〜39の数字情報をアナログ処理部71で順次ア
ナログ処理し、デジタル変換部73およびデジタ
ル処理部74でデジタル変換した量子化情報とし
てデータ記憶部75に順次記憶する。こうして、
納付期限欄39までの読取走査が終了すると、再
び払込票33の搬送を一時停止せしめ、データ記
憶部75からまずA票33aの納付期限データを
比較判別部76に呼出すことにより、パターン記
憶部77の標準パターン「0」との比較照合を行
う。この照合で一致が得られなければ次に標準パ
ターン「1」との比較照合、というように標準パ
ターン「9」まで順次行うことにより、その数値
を決定する。この処理を各桁ごとに行うことによ
り納付期限の日付を判別できる。
次に、納付期限の日付を判別し終ると、主制御
部78はその日付のチエツクを行う。すなわち、
データ記憶部79には、たとえば図示しないホス
トコンピユータから本自動預出金機の制御部を介
して供給された当日の日付データが記憶されてい
る。したがつて主制御部78は、上記納付期限の
判別が終了すると、その日付データとデータ記憶
部79内の日付データとを照合することにより、
納付期限を過ぎているか(つまり納付期限の日付
が当日の日付よりも大きいか)否かをチエツクす
る。このチエツクの結果、納付期限を過ぎていれ
ば、つまり納付期限の日付が当日の日付よりも大
きい場合(NG)、受入れた払込票3を返却して
その旨を表示装置7で表示する。これは、納付期
限以降は受取不可のもの、あるいは受取可能であ
るが割増金が付くものなど、種々の形態があるの
で機械処理しない方がよいためである。納付期限
を判別できなかつた場合も払込票33を返却する
ことは勿論である。
一方、上記チエツクの結果、納付期限を過ぎて
いなければ、つまり納付期限の日付が当日の日付
よりも小さい場合(OK)、次にD票33d、B
票33b、A票33aの各金額データをデータ記
憶部75から順次呼出すことにより、前述した納
付期限データの場合と同様に比較判別部76で標
準パターンと比較照合し、各金額データを判別す
る。この判別の結果、3つの金額データが全て判
別できた場合、主制御部78はその各金額データ
を照合することにより、まず3つの金額データが
全て合致しているか否かをチエツクする。このチ
エツクの結果、3つの金額データが合致している
場合(OK)、主制御部78は上記判別した金額
データを表示装置7へ供給することにより、その
画面上に払込金額を表示し、その金額について利
用者の確認を得る。また、上記チエツクの結果、
3つの金額データが合致していなかつた場合、主
制御部78は次に3つのうち少なくとも2つの金
額データが合致しているか否かをチエツクする。
このチエツクの結果、2つの金額データが合致し
ている場合(OK)、主制御部78はその合致し
た金額データを表示装置7へ供給するとともに、
その合致した金額データと対応する量子化文字情
報をデータ記憶部75から呼出して表示装置7へ
供給することにより、両者を同一画面上に表示
し、利用者の確認を得る。さらに、前記金額デー
タの判別において、3つの金属データが全て判別
できなかつたが、少なくとも2つの金額データが
判別できた場合、主制御部78はその判別できた
2つの金額データが合致しているか否かをチエツ
クする。このチエツクの結果、2つの金額データ
が合致している場合は(OK)、主制御部78は
その合致した金額データを表示装置7へ供給する
とともに、その合致した金額データと対応する量
子化文字情報をデータ記憶部75から呼出して表
示装置7へ供給することにより、両者を同一画面
上に表示し、利用者の確認を得る。これらは、機
械の読取精度あるいは印刷の汚れなどを考慮する
と、少なくとも2つの金額データが一致していれ
ば、これを機械の判別データとして使用してもさ
しつかえないためである。一方、前記チエツクの
結果、少なくとも2つの金額データが合致してい
なかつたり、あるいは前記判別の結果、少なくと
も2つの金額データを判別できなかつた場合
(NG)、読取りの信頼性がないものとして受入れ
た払込票33を返却し、その旨を表示装置7で表
示する。この場合、通常の文字読取装置などのよ
うにキーボードからの入力を受付けないのは、機
械が現金を取扱う関係上やむをえない。なお、上
述したように表示装置7に払込金額を表示する
際、それと同時に金額の確認を利用者に求める文
言、たとえば金額が正しければ確認ボタンを、間
違つていれば取消ボタンを押すよう案内表示し、
利用者の操作をし易くしている。
しかして、利用者が確認ボタン6を押すと、表
示装置7は再び第2図に示すようなフアンクシヨ
ンキー8,…の意味づけ文言を表示するととも
に、これと同時にたとえば「入金による払込みは
入金ボタンを、口座からの振替えによる払込みは
振替ボタンを押して下さい。」なる文言をも表示
し、利用者に対して入金による払込みか、あるい
は自分の口座からの振替えによる払込みかを選択
するよう案内表示する。これは、一般に公金の場
合、必ずしもその機械のある金融機関に取引口座
を持つている人ばかりではないので入金操作の必
要な人もいるが、またその金融機関に口座を持つ
ている人もあり、この人の場合はわざわざ別に入
金するまでもなく、自分の口座のお金を振替えれ
ばすむためである。
今、利用者が「ご入金」と表示された部分に相
対応するフアンクシヨンキー8を押して入金を選
択すると、表示装置7はたとえばこの機械は1000
円までの紙幣でしか入金できないので端数を千円
単位で切上げて入金するよう案内表示する。すな
わち、たとえば第5図に示した払込票33の場
合、1433円の電気料金であることがわかつている
が、表示装置7ではたとえば「電気料金1433円で
す。2000円入金して下さい。567円のおつりがで
ます。」と表示し、入金口3の扉4を開いて紙幣
の投入を待機する。ここで、利用者が紙幣を投入
して上記扉4を閉じることにより、表示装置7は
紙幣をかぞえている旨の案内表示を行うととも
に、入金装置が動作して紙幣を受入れ、その鑑
査、計数を行う。この計数が終了すると、表示装
置7はたとえば「ただいま2000円お受けしまし
た。よろしければ確認ボタンを、間違つていれば
取消ボタンを押して下さい。」と案内表示する。
ここで、利用者が確認ボタン6を押せば払込み処
理に入るが、もし取消ボタン6を押した場合、入
金装置は紙幣返却動作を行い、受入れた紙幣を紙
幣放出口12へ排出するとともに、通帳類取扱装
置41も返却動作を行い、受入れた払込票33を
返却して取引は中止となる。また、投入金額が
1000円以上、要求金額よりも多い場合は必要分だ
け取込み、余分は紙幣放出口12へ返却する。逆
に投入金額が少ない場合、追加投入を要求して再
び入金口3の扉4を開く。
一方、利用者が「お振替」と表示された部分に
相対応するフアンクシヨンキー8を押して振替を
選択すると、表示装置7は磁気カードを挿入する
よう案内表示する。ここで、利用者が自己の磁気
カードをその挿入口9に挿入することにより、カ
ード読取装置はそのカードを受入れ、カードから
暗証番号などの口座情報を読取るとともに、表示
装置7は暗証番号を投入するよう案内表示する。
ここで利用者が自己の暗証番号をテンキー5によ
つて投入することにより、上記カードから読取つ
た暗証番号と照合され、両番号が一致していれば
表示装置7は再び払込金額の確認を求める文言を
案内表示する。ここで、利用者が確認ボタン6を
押すと、表示装置7はホストコンピユータと交信
中であることを案内表示し、また本自動預出金機
はホストコンピユータとオンライン交信を行うこ
とにより、上記挿入された磁気カードの口座から
払込票33の金額(表示装置7に表示されている
払込金額)だけ引き落す。このオンライン交信が
終了すると、表示装置7は磁気カードを取出すよ
う案内表示し、またカード読取装置は受入れた磁
気カードをその挿入口9へ排出する。
このようにして、入金の場合あるいは口座振替
の場合とも払込みの準備がととのうと、次に払込
票33に対する日付および領収印の印字処理に進
む。通常、領収印は払込票の受付局日付印の欄に
スタンプによつて手動捺印しているが、機械印字
でこれを行う場合、手動捺印と同様にスタンプ
を用意してこれを機械的に押印する、漢字ドツ
トプリンタのように非常に細かいドツトピンでイ
メージ印字を行う、取扱金融機関の支店名、日
付、支店番号などを通常の文言で印字する、の3
つの方法が考えられる。の方法は原始的である
が、印影を偽造しにくく悪用防止には有効であ
る。しかし、普通の金融機関ではロビーは15時に
閉まり、よつて公金の受付けも15時までが当日の
受付けになるが、自動預出金機は18時まで稼動し
ているため、15時〜18時までの3時間は翌日扱い
になる旨、案内表示して利用者の承認を得て取引
することになる。これなら利用者にとつては便利
となるが、日付印の日付を翌日に修正しなければ
ならず、しかもそれを忘れたりすることがあり得
るので、機械の自動運用という点ではあまり好ま
しくない。の方法は実現可能であり、現実的に
捺印のイメージ印字はワードプロセツサなどの特
殊アプリケーシヨンで試みられているが、メモリ
容量がいること、スピードが遅くなること、偽造
に対する防護としては完全でないことなどの欠点
がある。の方法は単純であり、最もスピーデイ
かつ安価に実現できるが、偽造に対しては何らの
防護もなく不安である。
そこで本発明では、原則的にの方法を用いて
受付年月日、取扱支店コード、払込金額の3つを
コード化し、暗号化して日付印の下部に印字して
おけば、もし不正な利用者が別のプリンタで印字
したA票をもつて領収証であると言い張つても、
このコード代手法が公開されなければそれはうそ
であることが容易にわかる。また日付印のフオン
ト自体も、特別の形状のものにすれば公金自体、
利用者の住所などがはつきりしたものであるだけ
に悪用するものなどが現われるおそれは少ない。
以下、その印字処理について説明する。入金の場
合の金額確認において確認ボタン6が押される
と、あるいは口座振替の場合においてオンライン
交信が終了すると、通帳類取扱装置41は再び払
込票33の搬送を開始する。そして、払込票33
のD票33d、C票33c、B票33b、A票3
3aの各受付局日付印欄90,…を順次に印字位
置、つまりプラテンローラ54と印字ヘツド56
との間に位置せしめ、印字ヘツド56を駆動する
ことにより、上記各欄90,…に前述したような
所定の情報、つまり第5図のA票33aにその一
例を示すように取扱金融機関の支店名91、支店
番号92、日付93および受付年月日、取扱支店
コード、払込金額のコード情報94をそれぞれ印
字する。
こうして、A〜D票33a〜33dそれぞれに
対する印字を終了すると、払込票33を更に奥へ
搬送する。この搬送によつて払込票33の後端が
検知器65を通過し終ると、その検知信号によつ
て払込票33の搬送が再び一時停止され、カツタ
66が動作することにより、払込票33はA票3
3aとB,C票33b,33cとの間のミシン目
34で切断される。この切断が終了すると、モー
タ49で駆動されるドライブローラ45は右回転
させ、モータ48で駆動されるドライブローラ4
5,…は左回転させる。これにより、払込票33
はその切断箇所から分離し、D,B,C票33
d,33b,33cは一体となつて集積箱68内
に取込まれ、領収証としてのA票33aは払込票
挿入口10へ排出される。このとき、それと同時
に釣銭放出装置が動作し、釣銭放出口11に567
円分の硬貨を釣銭として放出する。この釣銭放出
が終了すると、表示装置7はA票33a(領収証)
および釣銭を受取るよう案内表示する。したがつ
て、利用者は払込票挿入口10からA票33a
を、釣銭放出口11から釣銭硬貨をそれぞれ受取
ることにより、公金の払込取引が全て終了するも
のである。
なお、通常の入金取引あるいは通帳記入時にお
ける通帳類取扱装置41の動作であるが、これは
既に周知であるので以下簡単に説明しておく。利
用者が自己の通帳25を所定の頁を開いて定めら
れた方向(第4図の矢印方向)でその挿入口10
へ挿入することにより、通帳類取扱装置41が動
作を開始する。すなわち、通帳25が挿入され、
その先端を検知器43が検知すると、前述した払
込票33の場合と同様に搬送路44が動作し、通
帳25は内部に受入れられ搬送される。この搬送
により通帳25の後端が上記検知器43を通過し
終ると、その検知信号によつて通帳25の搬送が
一時停止される。通帳25が停止すると、磁気ヘ
ツド50が上昇して通帳25の磁気ストライプ3
1に接触し、その状態で磁気ストライプ31に沿
つて移動することにより、磁気ストライプ31に
記録されている口座情報が読取られる。このと
き、もし磁気ストライプ31の内容が読取れなけ
れば、読取不能としてモータ48を逆転させるこ
とにより受入れた通帳25をその挿入口10へ排
出する。一方、正常に読取れれば、通帳25に対
する印字位置を指定するために再び通帳25の搬
送を開始し、その印字面上におけるバーマーク3
2の付近をイメージセンサ53で読取走査する。
この読取走査は通帳25を搬送しながら行われ
る。この走査によるイメージセンサ53の出力信
号は、このとき切換スイツチ72はb側に閉成し
ているので、アナログ処理部71を介して印字位
置指定制御部81に供給される。印字位置指定制
御部81は、前述したような動作を行うことによ
り印字位置を決定し、その決定された印字位置が
印字ヘツド56と相対応するまで通帳25を搬送
して停止させる。これにより、最終印字済行の次
の行が印字ヘツド56と相対応した状態となる。
この後、ホストコンピユータとのオンライン交信
が行われ、通帳25に対する印字が終了すると、
モータ48が逆転することにより通帳25はその
挿入口10へ排出されるものである。
以上説明したような構成であれば、公金の払込
票を受入れてその金額および日付を直接読取り、
その場で対応する利用者の口座から上記読取つた
金額を自動的に引落すことができる。したがつ
て、自動預出金機による公金の自動受入れが可能
となり、きわめて便利なものとなる。しかも、払
込票を取扱うための自動預出金機の通帳搬送部な
どの追加機能は、光学式読取装置および切断装置
など、ごくわずかですむので、通常の自動預出金
機とほとんど同じ価格でもつて、銀行窓口などの
略完全な無人化を実現できる、したがつて、たと
えば金融機関での週休2日制の導入がきわめて容
易となるばかりか、顧客に対するサービスも低下
させることなくより一層向上し得るなど、種々の
効果が期待できるものである。
なお前記実施例では、払込票を4分割構成とし
たが、これを省略して2分割構成としてもよい。
また、払込票の金額を読取判別できなかつた場
合、払込票を返却して取扱不可としたが、たとえ
ば封筒預り取引によるお預りに自動的に切換える
こともできる。この場合、読取判別できなかつた
金額の量子化文字情報を表示装置に表示し、テン
キーによつて金額を手動入力することになる。ま
た、払込票をコストの点と従来のものとの互換性
のかねあいであくまでも光学式読取りとしたが、
たとえばコストアツプが許されるなら、裏面に磁
気ストライプを貼着し、これに所定の情報を記録
すれば、通帳の磁気ストライプ読取装置を利用し
てより確実な情報読取りが可能となる。さらに、
払込票の切断および収納はB,C,D票が一諸で
なくてもよく、さらにもう一度切断することによ
り、金融機関で保管するB,C票と発行元に送付
するD票とに分割し、それぞれ別々に収納するよ
うにしてもよい。また、口座振替えによる払込み
時、磁気カードを挿入させることにより、その磁
気カードの口座から引落すようにしたが、磁気カ
ードの代りに通帳を挿入させることにより、その
通帳の口座から引落すようにしてもよい。
以上詳述したように本発明によれば、たとえば
公金の払込票を受入れてそれに記録されている金
額および日付などを直接自動的に読取り、その場
で対応する利用者の口座から上記読取つた金額を
自動的に引落すことができ、もつて公金などの自
動受入れが可能となり、銀行窓口などの略完全な
無人化を実現し得るなど、種々の効果が期待でき
る自動取引装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
全体的な外観を示す斜視図、第2図は表示装置に
よるフアンクシヨンキーの意味づけ表示例を示す
図、第3図はお預用封筒の一例を示す平面図、第
4図は預金通帳の斜視図、第5図は払込票の一例
を示す平面図、第6図は通帳類取扱装置の内部機
構を示す側面図、第7図は読取装置の概略構成を
示すブロツク図、第8図は通常の入出金取引、通
帳記入、残高照会取引のフローチヤート、第9図
は封筒預り取引のフローチヤート、第10図は封
筒預り取引を応用した場合の公金自動受入れ取引
のフローチヤート、第11図は本発明による公金
自動受入れ取引のフローチヤートである。 3…入金口、5…テンキー、6…確認取消ボタ
ン、7…表示装置、8…フアンクシヨンキー、9
…カード挿入口、10…通帳(払込票)挿入口、
12…紙幣放出口、25…預金通帳、33…払込
票、36〜38…金額欄、39…納付期限欄、4
1…通帳類取扱装置、44…搬送路、51…光
源、53…イメージセンサ、73…デジタル変換
部、75…データ記憶部、76…比較判別部、7
7…パターン記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 払込情報が文字で記録されている払込票を受
    入れる受入口と、 この受入口で受入れた払込票を搬送する搬送機
    構と、 この搬送機構で搬送される払込票から少なくと
    も払込金額を読取る文字読取装置と、 この文字読取装置で読取つた払込金額を可視表
    示する表示装置と、 利用者により挿入される口座情報などの取引情
    報が記録されている取引媒体を受入れ、その正否
    を判定する取引媒体取扱装置と、 この取引媒体取扱装置により取引媒体が正当と
    判定されると、前記受入れた取引媒体の口座から
    前記文字読取装置で読取つた払込金額を引落す金
    額引落手段と、 この金額引落手段による引落しの後に前記受入
    れた払込票に対して所定の印字を行なう印字装置
    と、 前記受入れた払込票を所定の部位で切断する切
    断装置と、 この切断装置で切断された払込票の一部を前記
    受入口へ返却する返却手段と、 前記切断装置で切断された払込票の残部を取込
    む集積箱と を具備したことを特徴とする自動取引装置。
JP1948381A 1981-02-12 1981-02-12 Automatic transaction device Granted JPS57134768A (en)

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