JPH0236844Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0236844Y2 JPH0236844Y2 JP18371985U JP18371985U JPH0236844Y2 JP H0236844 Y2 JPH0236844 Y2 JP H0236844Y2 JP 18371985 U JP18371985 U JP 18371985U JP 18371985 U JP18371985 U JP 18371985U JP H0236844 Y2 JPH0236844 Y2 JP H0236844Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- culvert
- hinge
- traction screw
- frame member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009415 formwork Methods 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 238000007596 consolidation process Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009432 framing Methods 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、コンクリートで構築されるカルバ
ートを構成するカルバート型枠におけるヒンジ金
具に係り、特に、カルバートの構築後での脱型に
際し、側部枠材を傾動させる場合での作業の円滑
性が図れるよう改良されたカルバート型枠用ヒン
ジ金具に関する。
ートを構成するカルバート型枠におけるヒンジ金
具に係り、特に、カルバートの構築後での脱型に
際し、側部枠材を傾動させる場合での作業の円滑
性が図れるよう改良されたカルバート型枠用ヒン
ジ金具に関する。
[従来の技術]
従来から、主として用水、排水のための水路そ
の他として、道路、鉄道、堤防などの下に埋設さ
れることでカルバート(culvert:暗渠)が構成
されている。
の他として、道路、鉄道、堤防などの下に埋設さ
れることでカルバート(culvert:暗渠)が構成
されている。
このカルバートの構築には、その内側、外側で
構枠される型枠相互内で鉄筋コンクリートを固化
させる。特に、内側に配装構枠される内型枠は、
コンクリート荷重の支持に十分な強度、コンクリ
ート凝固後での確実な脱型、次構築位置への円滑
な移動が可能となるべく構成される。
構枠される型枠相互内で鉄筋コンクリートを固化
させる。特に、内側に配装構枠される内型枠は、
コンクリート荷重の支持に十分な強度、コンクリ
ート凝固後での確実な脱型、次構築位置への円滑
な移動が可能となるべく構成される。
こうしたことから、従来は、例えば、特公昭56
−40735号公報、特開昭56−48470号公報、特開昭
56−59967号公報、特開昭57−48035号公報、特開
昭57−48036号公報その他によつて、各種の移動
式の型枠装置が提案されている。これらは、いず
れも、基本的には、カルバートの構築方向に沿つ
て移動可能にした車輪、上壁にあてがわれる上部
枠材、側壁にあてがわれる側部枠材、これらの上
部枠材と側部枠材とを枢支連結するヒンジ金具、
各枠材を支持する伸縮自在な支持部材を備える。
これらによると、前述したカルバート構築に際
し、かなりの点を改善でき、作業能率を大きく向
上できる。
−40735号公報、特開昭56−48470号公報、特開昭
56−59967号公報、特開昭57−48035号公報、特開
昭57−48036号公報その他によつて、各種の移動
式の型枠装置が提案されている。これらは、いず
れも、基本的には、カルバートの構築方向に沿つ
て移動可能にした車輪、上壁にあてがわれる上部
枠材、側壁にあてがわれる側部枠材、これらの上
部枠材と側部枠材とを枢支連結するヒンジ金具、
各枠材を支持する伸縮自在な支持部材を備える。
これらによると、前述したカルバート構築に際
し、かなりの点を改善でき、作業能率を大きく向
上できる。
ただ、コンクリート凝固後での確実な脱離が面
倒で、次構築位置への円滑な移動が困難となるこ
とがある。
倒で、次構築位置への円滑な移動が困難となるこ
とがある。
すなわち、構築後では型枠全体を縮小させるも
のとし、それは、側部枠材は左右のそれをカルバ
ートの側壁内面から内方へ引き寄せて脱離し、上
部枠材はカルバートの上壁内面から下方へ下降さ
せて脱離することによる。その際、上部枠材と側
部枠材とはヒンジ構造で連結されているから、側
部枠材の脱離には、これを傾動させる。
のとし、それは、側部枠材は左右のそれをカルバ
ートの側壁内面から内方へ引き寄せて脱離し、上
部枠材はカルバートの上壁内面から下方へ下降さ
せて脱離することによる。その際、上部枠材と側
部枠材とはヒンジ構造で連結されているから、側
部枠材の脱離には、これを傾動させる。
[考案が解決しようとする問題点]
したがつて、側部枠材をヒンジ部分で傾動させ
るために、前述した従来のシステムによつて構築
されるカルバートは、いずれも、その上壁左右の
隅部を傾斜させておき、傾動させる空間を確保す
る必要があつた。それ故、カルバートは、いずれ
も、上壁左右の隅部が直角にならず、若し、直角
に構成する場合は、特開昭56−59967号公報のよ
うに、別のアングル形の隅部せき板を介在させる
必要があつた。また、特開昭56−48470号公報に
よる型枠装置は、上部枠材に対して側部枠材を左
右方向で調整自在とするものである。これは、構
築する際での左右の幅の変更を可能とさせるも、
側部枠材の脱型に際し、これを平行移動させるも
のではない。
るために、前述した従来のシステムによつて構築
されるカルバートは、いずれも、その上壁左右の
隅部を傾斜させておき、傾動させる空間を確保す
る必要があつた。それ故、カルバートは、いずれ
も、上壁左右の隅部が直角にならず、若し、直角
に構成する場合は、特開昭56−59967号公報のよ
うに、別のアングル形の隅部せき板を介在させる
必要があつた。また、特開昭56−48470号公報に
よる型枠装置は、上部枠材に対して側部枠材を左
右方向で調整自在とするものである。これは、構
築する際での左右の幅の変更を可能とさせるも、
側部枠材の脱型に際し、これを平行移動させるも
のではない。
この考案は叙上の点に鑑みなされたもので、従
来、上壁左右の隅部を直角に構築する場合での枠
材、特に、側部枠材を傾動させて脱離するも、こ
れの脱型作業を円滑にさせることにある。
来、上壁左右の隅部を直角に構築する場合での枠
材、特に、側部枠材を傾動させて脱離するも、こ
れの脱型作業を円滑にさせることにある。
すなわち、この考案は、カルバート構築後にあ
つて、全体を縮小して脱型するに際し、側部枠材
を傾動し、脱離させる場合、側部枠材を一旦はカ
ルバートの内方がわに移動させるように引き寄
せ、上部枠材とのヒンジ部分の枢支動の空間を確
保できるカルバート型枠用ヒンジ金具の提供を目
的とする。
つて、全体を縮小して脱型するに際し、側部枠材
を傾動し、脱離させる場合、側部枠材を一旦はカ
ルバートの内方がわに移動させるように引き寄
せ、上部枠材とのヒンジ部分の枢支動の空間を確
保できるカルバート型枠用ヒンジ金具の提供を目
的とする。
[問題点を解決するための手段]
上述した目的を達成するため、この考案は、図
示のように、カルバートCの上壁を支持する上部
枠材1に連結される縦伏の連結片13をプレート
本体12に固着し、このプレート本体12に回転
自在に装着した牽引ネジ14の先端に、この牽引
ネジ14の回転に伴ない牽引ネジ14の軸方向に
沿つて進退案内されるシヤフト軸15をねじ止め
して成る第1ヒンジプレート11と、この第1ヒ
ンジプレート11のシヤフト軸15を介して第1
ヒンジプレート11に対して揺動自在に連結され
る第2ヒンジプレート21と、この第2ヒンジプ
レート21に固定されるプレート本体32に、カ
ルバートCの側壁を支持する側部枠材2に連結さ
れる水平状の連結片33を固着して成る連結プレ
ート31とを備えたことにある。
示のように、カルバートCの上壁を支持する上部
枠材1に連結される縦伏の連結片13をプレート
本体12に固着し、このプレート本体12に回転
自在に装着した牽引ネジ14の先端に、この牽引
ネジ14の回転に伴ない牽引ネジ14の軸方向に
沿つて進退案内されるシヤフト軸15をねじ止め
して成る第1ヒンジプレート11と、この第1ヒ
ンジプレート11のシヤフト軸15を介して第1
ヒンジプレート11に対して揺動自在に連結され
る第2ヒンジプレート21と、この第2ヒンジプ
レート21に固定されるプレート本体32に、カ
ルバートCの側壁を支持する側部枠材2に連結さ
れる水平状の連結片33を固着して成る連結プレ
ート31とを備えたことにある。
[作用]
叙上のように構成されたこの考案は、カルバー
トCを構築する際での内側に構枠される上部枠材
1と側部枠材2との連結部分に介在され、両者
1,2を揺支可能に、かつ、側部枠材2を上部枠
材1に対して進退可能とさせる。
トCを構築する際での内側に構枠される上部枠材
1と側部枠材2との連結部分に介在され、両者
1,2を揺支可能に、かつ、側部枠材2を上部枠
材1に対して進退可能とさせる。
上部枠材1に対しては第1ヒンジプレート11
の連結片13して連結され、側部枠材2に対して
は第2ヒンジプレート21に固定された連結プレ
ート31連結片33を介して連結され、既定の設
計に従い位置決めされて構枠される。その際、牽
引ネジ14を回転させて第2ヒンジプレート21
は第1ヒンジプレート11より離れる外方へ移動
され、所定位置で立枠される。
の連結片13して連結され、側部枠材2に対して
は第2ヒンジプレート21に固定された連結プレ
ート31連結片33を介して連結され、既定の設
計に従い位置決めされて構枠される。その際、牽
引ネジ14を回転させて第2ヒンジプレート21
は第1ヒンジプレート11より離れる外方へ移動
され、所定位置で立枠される。
組立、構枠後、カルバートCの外側に配される
図示しない外型枠との間での空洞にコンクリート
材を打設し、適当期間の養生での凝固後に脱型さ
れる。
図示しない外型枠との間での空洞にコンクリート
材を打設し、適当期間の養生での凝固後に脱型さ
れる。
脱型に際し、牽引ネジ14を回転させ第2ヒン
ジプレート21、連結プレート31を介して側部
枠材2をカルバートCの内方へ引き寄せて側部枠
材2の外側に所定幅での空間を形成する。次い
で、シヤフト軸15を中心として側部枠材2全体
を傾動させるもので、側部枠材2が傾動するとき
に側部枠材2の外方に突出する側部枠材2の外側
部分が前記の空間に入り込み、側部枠材2の傾動
が円滑に行なわれる。
ジプレート21、連結プレート31を介して側部
枠材2をカルバートCの内方へ引き寄せて側部枠
材2の外側に所定幅での空間を形成する。次い
で、シヤフト軸15を中心として側部枠材2全体
を傾動させるもので、側部枠材2が傾動するとき
に側部枠材2の外方に突出する側部枠材2の外側
部分が前記の空間に入り込み、側部枠材2の傾動
が円滑に行なわれる。
[実施例]
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。
明する。
図において示される符号11は第1ヒンジプレ
ートであり、構築される所定のカルバートCの上
壁を支持するために上部パネル1Aを張設する上
部枠材1に連結される。この第1ヒンジプレート
11は、肉厚板状のプレート本体12に、上部枠
材1に連結される縦状の連結片13を固着し、プ
レート本体12に回転自在に装着した牽引ネジ1
4の先端に、この牽引ネジ14の回転に伴ないプ
レート本体12の前後すなわち牽引ネジ14の軸
方向に沿つて進退案内されるシヤフト軸15をね
じ止めして成る。
ートであり、構築される所定のカルバートCの上
壁を支持するために上部パネル1Aを張設する上
部枠材1に連結される。この第1ヒンジプレート
11は、肉厚板状のプレート本体12に、上部枠
材1に連結される縦状の連結片13を固着し、プ
レート本体12に回転自在に装着した牽引ネジ1
4の先端に、この牽引ネジ14の回転に伴ないプ
レート本体12の前後すなわち牽引ネジ14の軸
方向に沿つて進退案内されるシヤフト軸15をね
じ止めして成る。
プレート本体12は、正面からみてほぼ矩形状
で、前部下部は斜めに切除された所定肉厚の板材
を、その後端面を連結片13に直交状に固着し、
平面ほぼT字形として連結片13と一体化する。
連結片13には、上部枠材1端にボルト止めされ
る複数の連結孔16が開穿される。
で、前部下部は斜めに切除された所定肉厚の板材
を、その後端面を連結片13に直交状に固着し、
平面ほぼT字形として連結片13と一体化する。
連結片13には、上部枠材1端にボルト止めされ
る複数の連結孔16が開穿される。
牽引ネジ14は、プレート本体12の前後に沿
つて横長に開口された収納口17に回転自在にし
て収納される。すなわち、プレート本体12の後
部がわで収納口17内に固着した支持片18に牽
引ネジ14を貫挿し、支持片18の前後に配置さ
せたネジ固定片19を牽引ネジ14に固着して、
支持片18に支持された牽引ネジ14が収納口1
7内で自由に回転させる。牽引ネジ14先端に
は、収納口17の左右に突出し、収納口17内縁
で案内摺動される前記シヤフト軸15がねじ込ま
れ、牽引ネジ14の回転はシヤフト軸15を進退
させるようにしてある。
つて横長に開口された収納口17に回転自在にし
て収納される。すなわち、プレート本体12の後
部がわで収納口17内に固着した支持片18に牽
引ネジ14を貫挿し、支持片18の前後に配置さ
せたネジ固定片19を牽引ネジ14に固着して、
支持片18に支持された牽引ネジ14が収納口1
7内で自由に回転させる。牽引ネジ14先端に
は、収納口17の左右に突出し、収納口17内縁
で案内摺動される前記シヤフト軸15がねじ込ま
れ、牽引ネジ14の回転はシヤフト軸15を進退
させるようにしてある。
なお、牽引ネジ14後端には、牽引ネジ14自
体の回転操作を図るグリツプ14Aが形成され
る。グリツプ14Aの把持、回転操作の容易にさ
せるよう、収納口17の後部は広幅な操作部17
Aとなつている。
体の回転操作を図るグリツプ14Aが形成され
る。グリツプ14Aの把持、回転操作の容易にさ
せるよう、収納口17の後部は広幅な操作部17
Aとなつている。
このように形成された第1ヒンジプレート11
には、シヤフト軸15を介して揺動自在にした第
2ヒンジプレート21が連結される。この第2ヒ
ンジプレート21は、前記プレート本体12を挟
着する二重板状のプレート本体22に、シヤフト
軸15端に嵌め込まれる揺支孔23を開穿して成
り、二重板状のプレート本体22の間には補強片
24が固着される。
には、シヤフト軸15を介して揺動自在にした第
2ヒンジプレート21が連結される。この第2ヒ
ンジプレート21は、前記プレート本体12を挟
着する二重板状のプレート本体22に、シヤフト
軸15端に嵌め込まれる揺支孔23を開穿して成
り、二重板状のプレート本体22の間には補強片
24が固着される。
更に、この第2ヒンジプレート21には、カル
バートCの側壁を支持するために側部パネル2A
を張設する側部枠材2に連結される連結プレート
31が固定される。連結プレート31は、前記第
1ヒンジプレート11のプレート本体12と同様
な肉厚で、第2ヒンジプレート21のプレート本
体22内に嵌め込まれるプレート本体32に、側
部枠材2に連結される横状の連結片33を固着し
て成る。第2ヒンジプレート21との固定は、プ
レート本体22内への嵌め込み部分に、これと対
応合致して貫挿されるボルト、ナツトあるいはリ
ベツトの如き止着具25によるものとし、プレー
ト本体32には、第2ヒンジプレート21の前記
補強片24が嵌め合せられる切欠が設けられる。
バートCの側壁を支持するために側部パネル2A
を張設する側部枠材2に連結される連結プレート
31が固定される。連結プレート31は、前記第
1ヒンジプレート11のプレート本体12と同様
な肉厚で、第2ヒンジプレート21のプレート本
体22内に嵌め込まれるプレート本体32に、側
部枠材2に連結される横状の連結片33を固着し
て成る。第2ヒンジプレート21との固定は、プ
レート本体22内への嵌め込み部分に、これと対
応合致して貫挿されるボルト、ナツトあるいはリ
ベツトの如き止着具25によるものとし、プレー
ト本体32には、第2ヒンジプレート21の前記
補強片24が嵌め合せられる切欠が設けられる。
また、連結片33には、側部枠材2端にボルト
止めされる複数の連結孔34が開穿される。
止めされる複数の連結孔34が開穿される。
この連結プレート31には、カルバートCの上
壁左右の隅部を支持するアングル形の隅部パネル
3を固結するための固結片35が固着される。図
示のように、この固結片35は、プレート本体3
2の上部に上方への突出状に固着され、ボルト止
めさせるための連結孔36が開穿されている。
壁左右の隅部を支持するアングル形の隅部パネル
3を固結するための固結片35が固着される。図
示のように、この固結片35は、プレート本体3
2の上部に上方への突出状に固着され、ボルト止
めさせるための連結孔36が開穿されている。
なお、図示の上部枠材10及び側部枠材15
は、一対の溝形鋼材を、その開口部を外側方に向
けて一体的に結合し、所定間隔で台形状の透孔を
形成して成るものであるも、これに限定されな
い。ただ、これによると、耐荷重性が極めて大き
く、パネル1A,2Aを介してのコンクリート圧
を十分に支持するのに適し、更には、透孔内に挿
通される端太材によつて耐荷重性が一層向上す
る。
は、一対の溝形鋼材を、その開口部を外側方に向
けて一体的に結合し、所定間隔で台形状の透孔を
形成して成るものであるも、これに限定されな
い。ただ、これによると、耐荷重性が極めて大き
く、パネル1A,2Aを介してのコンクリート圧
を十分に支持するのに適し、更には、透孔内に挿
通される端太材によつて耐荷重性が一層向上す
る。
次に、これが使用は、連結プレート31が結合
されている第2ヒンジプレート21と第1ヒンジ
プレート11とをシヤフト軸15を介して揺支自
在にして組合せておき、第1ヒンジプレート11
は上部枠材1に、連結プレート31は側部枠材2
及び隅部パネル3に連結し、第2図に示すよう
に、組立、配置する。その際、隅部パネル3の上
部においては、脱型時での第2ヒンジプレート2
1、連結プレート31をカルバートCの内方へ引
き寄せるに足りる空間が上部枠材1の上部パネル
1Aとの間に形成される。それは、例えば、隅部
パネル3と上部パネル1Aとの間に装架される帯
板状の平パネル4による。
されている第2ヒンジプレート21と第1ヒンジ
プレート11とをシヤフト軸15を介して揺支自
在にして組合せておき、第1ヒンジプレート11
は上部枠材1に、連結プレート31は側部枠材2
及び隅部パネル3に連結し、第2図に示すよう
に、組立、配置する。その際、隅部パネル3の上
部においては、脱型時での第2ヒンジプレート2
1、連結プレート31をカルバートCの内方へ引
き寄せるに足りる空間が上部枠材1の上部パネル
1Aとの間に形成される。それは、例えば、隅部
パネル3と上部パネル1Aとの間に装架される帯
板状の平パネル4による。
組立、配置後は、図示を省略した外型枠ととも
に形成される空洞にコンクリート材を打設し、適
当期間の養生での凝固後に脱型する。
に形成される空洞にコンクリート材を打設し、適
当期間の養生での凝固後に脱型する。
その脱型時では、牽引ネジ14を回転させて第
2ヒンジプレート21及び連結プレート31を介
して側部枠材2、隅部パネル3を内方へ引き寄
せ、側部枠材2、隅部パネル3の外側に適当大き
な空間を形成する。その後、第3図に示すよう
に、シヤフト軸15を中心として、一体となつて
いる第2ヒンジプレート21、連結プレート31
更には側部枠材2、隅部パネル3をカルバートC
の内方へ傾動させ、次いで、上部枠材1を下方向
へ下降させることで全体を縮小する。
2ヒンジプレート21及び連結プレート31を介
して側部枠材2、隅部パネル3を内方へ引き寄
せ、側部枠材2、隅部パネル3の外側に適当大き
な空間を形成する。その後、第3図に示すよう
に、シヤフト軸15を中心として、一体となつて
いる第2ヒンジプレート21、連結プレート31
更には側部枠材2、隅部パネル3をカルバートC
の内方へ傾動させ、次いで、上部枠材1を下方向
へ下降させることで全体を縮小する。
脱型後は、次構築位置へ型枠全体を移動し、再
び組立て、構築が行なわれる。
び組立て、構築が行なわれる。
[考案の効果]
この考案は以上のように構成されており、カル
バートCの上壁を支持する上部枠材1と側壁を支
持する側部枠材2とが揺支連結され、更に、その
揺支位置が組立後においてのカルバートCの内方
へ移動可能になつているから、コンクリート凝固
後での脱型に際し、側部枠材2は、一旦は内方へ
引き寄せることでその外側に側部枠材2を傾動さ
せるための空間を確保でき、シヤフト軸15を中
心としての側部枠材2の傾動が円滑で、脱型作業
の能率を向上できる。
バートCの上壁を支持する上部枠材1と側壁を支
持する側部枠材2とが揺支連結され、更に、その
揺支位置が組立後においてのカルバートCの内方
へ移動可能になつているから、コンクリート凝固
後での脱型に際し、側部枠材2は、一旦は内方へ
引き寄せることでその外側に側部枠材2を傾動さ
せるための空間を確保でき、シヤフト軸15を中
心としての側部枠材2の傾動が円滑で、脱型作業
の能率を向上できる。
したがつて、従来のように、カルバートCの上
壁左右の隅部を傾斜させることなく直角のものと
して構築でき、特別なアングル形の隅部せき板は
必要とされない。
壁左右の隅部を傾斜させることなく直角のものと
して構築でき、特別なアングル形の隅部せき板は
必要とされない。
特に、第1ヒンジプレート11と第2ヒンジプ
レート21とは、第1ヒンジプレート11のプレ
ート本体12に回転自在に装着した牽引ネジ14
の先端に、この牽引ネジ14の回転に伴ない牽引
ネジ14の軸方向に沿つて進退案内されるシヤフ
ト軸15をねじ止めし、このシヤフト軸15を介
して第1ヒンジプレート11に対して第2ヒンジ
プレート21を揺動自在に連結してあるから、牽
引ネジ14の回転で第2ヒンジプレート21を確
実に進退でき、また、揺支部分は進退するシヤフ
ト軸15となつていることで全体構造の簡素化が
図れる。
レート21とは、第1ヒンジプレート11のプレ
ート本体12に回転自在に装着した牽引ネジ14
の先端に、この牽引ネジ14の回転に伴ない牽引
ネジ14の軸方向に沿つて進退案内されるシヤフ
ト軸15をねじ止めし、このシヤフト軸15を介
して第1ヒンジプレート11に対して第2ヒンジ
プレート21を揺動自在に連結してあるから、牽
引ネジ14の回転で第2ヒンジプレート21を確
実に進退でき、また、揺支部分は進退するシヤフ
ト軸15となつていることで全体構造の簡素化が
図れる。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は分解斜視図、第2図は使用状態での正面図、
第3図は側部枠材を傾動させたときでの正面図で
ある。 C……カルバート、1……上部枠材、1A……
上部パネル、2……側部枠材、2A……側部パネ
ル、3……隅部パネル、4……平パネル、11…
…第1ヒンジプレート、12……プレート本体、
13……連結片、14……牽引ネジ、14A……
グリツプ、15……シヤフト軸、16……連結
孔、17……収納口、17A……操作部、18…
…支持片、19……ネジ固定片、21……第2ヒ
ンジプレート、22……プレート本体、23……
揺支孔、24……補強片、25……止着具、31
……連結プレート、32……プレート本体、33
……連結片、34……連結孔、35……固結片、
36……連結孔。
図は分解斜視図、第2図は使用状態での正面図、
第3図は側部枠材を傾動させたときでの正面図で
ある。 C……カルバート、1……上部枠材、1A……
上部パネル、2……側部枠材、2A……側部パネ
ル、3……隅部パネル、4……平パネル、11…
…第1ヒンジプレート、12……プレート本体、
13……連結片、14……牽引ネジ、14A……
グリツプ、15……シヤフト軸、16……連結
孔、17……収納口、17A……操作部、18…
…支持片、19……ネジ固定片、21……第2ヒ
ンジプレート、22……プレート本体、23……
揺支孔、24……補強片、25……止着具、31
……連結プレート、32……プレート本体、33
……連結片、34……連結孔、35……固結片、
36……連結孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 カルバートの上壁を支持する上部枠材に連結
される縦状の連結片をプレート本体に固着し、
このプレート本体に回転自在に装着した牽引ネ
ジの先端に、この牽引ネジの回転に伴ない牽引
ネジの軸方向に沿つて進退案内されるシヤフト
軸をねじ止めして成る第1ヒンジプレートと、
この第1ヒンジプレートのシヤフト軸を介して
第1ヒンジプレートに対して揺動自在に連結さ
れる第2ヒンジプレートと、この第2ヒンジプ
レートに固定されるプレート本体に、カルバー
トの側壁を支持する側部枠材に連結される水平
状の連結片を固着して成る連結プレートとを備
えたことを特徴とするカルバート型枠用ヒンジ
金具。 2 牽引ネジは、プレート本体の前後に沿つて横
長に開口された収納口内に固着した支持片に貫
挿し、支持片の前後に配置させたネジ固定片を
牽引ネジに固着して収納口内で自由に回転可能
とし、この牽引ネジの先端には、収納口の左右
に突出し、収納口内縁で案内摺動されるシヤフ
ト軸がねじ込まれている実用新案登録請求の範
囲第1項記載のカルバート型枠用ヒンジ金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18371985U JPH0236844Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18371985U JPH0236844Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62105265U JPS62105265U (ja) | 1987-07-04 |
JPH0236844Y2 true JPH0236844Y2 (ja) | 1990-10-05 |
Family
ID=31130715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18371985U Expired JPH0236844Y2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236844Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5876300B2 (ja) * | 2012-01-23 | 2016-03-02 | 鹿島建設株式会社 | コーナー用型枠 |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP18371985U patent/JPH0236844Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62105265U (ja) | 1987-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6712675B2 (ja) | 共同溝一体型枠及びその使用方法 | |
US5667192A (en) | Concrete panel construction and mold | |
US7931250B2 (en) | Sidewall construction of a casting mold | |
US20070276526A1 (en) | Construction element form and method of fabricating same | |
GB2487270A (en) | A modular gate assembly | |
JPH0236844Y2 (ja) | ||
CN206953254U (zh) | 型钢组合楼板制作模具 | |
CN211949587U (zh) | 一种可拆模装配式钢筋桁架楼承板 | |
CN209304770U (zh) | 一种预制混凝土框架柱模具 | |
CN111910688B (zh) | 一种弧形基础梁后浇带隔断工具及实施方法 | |
JP2623200B2 (ja) | 型枠装置 | |
JP2782453B2 (ja) | 柱型枠装置 | |
KR101798538B1 (ko) | 레고형 대차 동바리 | |
CN209364936U (zh) | 一种方便拆模的空心楼盖装配箱的底座模具 | |
CN220747646U (zh) | 一种混凝土立柱柱头模具 | |
JP3120978B2 (ja) | コンクリートユニット製造用枠型 | |
CN215055453U (zh) | 预制墙转换层钢筋定位装置 | |
JP3065548B2 (ja) | 擁壁用ブロック及びその組立装置 | |
CN220954638U (zh) | 一种用于装配式建筑快拼模板 | |
CN216766437U (zh) | 一种装配箱现浇混凝土密肋楼盖成套施工用对接组件 | |
JPH0225064Y2 (ja) | ||
JP2555352Y2 (ja) | 平板状補強リブを有するコンクリート型枠 | |
JP2985073B2 (ja) | バルコニーのプレキャストコンクリート部材の成形型枠 | |
JP3040599U (ja) | グレーテイング受枠の支持枠を兼ねる側溝構築用内型枠 | |
JPH0730333Y2 (ja) | 角筒状コンクリート製品の型枠 |