JPH0236237A - パターン化された簿膜およびその製法 - Google Patents

パターン化された簿膜およびその製法

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JPH0236237A
JPH0236237A JP63226934A JP22693488A JPH0236237A JP H0236237 A JPH0236237 A JP H0236237A JP 63226934 A JP63226934 A JP 63226934A JP 22693488 A JP22693488 A JP 22693488A JP H0236237 A JPH0236237 A JP H0236237A
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JP
Japan
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carbon atoms
repeating unit
thin film
film
group
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Application number
JP63226934A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kamikita
正和 上北
Hiroshi Awaji
弘 淡路
Makoto Murata
誠 村田
Satoshi Mizunuma
聡 水沼
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 汲上分立 本発明は、パターン化された薄膜およびその製法に関す
るものであり、さらに詳しくは、ラングミュア・ブロジ
ェット法(以下LB法という)により累積可能なように
修飾された高分子化合物をLB法により累積し、紫外線
、電子線、X線などを照射することによってパターンを
形成されるが、または咳高分子化合物をLB法により、
パターン化され、後に除去できる膜を形成された基板上
に累積し、上記の膜を除去することにより形成された薄
膜およびその製造法に関するものであり、さらには、前
記の修飾された高分子化合物が5員環または6員環を生
成する前駆体構造を備えている場合には、5員環または
6員環を生成させたパターン化耐熱性高分子薄膜および
その製造法に関するものであり、エレクトロニクスデバ
イスなど種々の複合物品に利用される。
l米勿艮血 すでに1930年代、炭素数16〜22くらいの脂肪酸
が水面上に単分子膜をつくり、それを基質上に累積でき
ることがラングミュアとプロジェットにより見出された
が、技術的応用についての検討が行われはじめたのは最
近のことである。
これまでの研究の概要については、固体物理17(12
) 45 (1982) Th1n 5olid Fi
lms 68 No、1 (1980) 。
1bid、 99 No、 1.2.3 (1983)
 In5oluble monolayersat l
iquid−gas 1nterfaces (G、L
、 Ga1ns、 Inter−science Pu
blishers、 New York+ 1966)
などにまとめられているが、従来の直鎖飽和脂肪酸のラ
ングミュア・ブロジェット膜(以下rLB膜」という)
は耐熱性、機械的強度に欠点があり実用的応用にはその
ままでは使えないという問題点がある。
これらを改善するものとして不飽和脂肪酸、例えばω−
トリコセン酸、ω−ペプタデセン酸やα−オクタデシル
アクリル酸や脂肪酸の不飽和エステル、例えばステアリ
ン酸ビニル、オクタデシルアクリレートのほか、ジアセ
チレン誘導体などの重合膜が検討されているが、耐熱性
は充分とはいえないし、電気的にもすぐれたものとはい
えない。
ポリマーについてもポリ酸、ポリアルコール、エチルア
クリレート、ポリペプチドなど親水性基をもつ高分子に
成膜性のあるものが知られているが、特にLB膜用の材
料として、修飾された高分子はこれまで検討されていな
いし、すぐれたLB膜材料と言えるものはない。
本発明者らは先に耐熱性、機械的強度を改善するために
、特願昭61−275533号、同61−145714
号に高分子化合物の繰返し単位中に疎水性を付与するた
めの置換基を導入した高分子化合物をLB法により製膜
できること、さらには、5員環または6員環を生成する
前駆体構造を備えている場合には、反応させて5員環ま
たは6員環をもつ耐熱性高分子超薄膜が得られることを
見出し、提案した。
エレクトロニクス分野などで、上記薄膜が有効に使用で
きるためには、薄膜が必要な部分にのみ存在するように
パターンされることが望ましいが、LBIQのような超
薄膜をパターン化する技術は多くはなく、先に述べたω
−トリコセン酸やジアセチレンに紫外光や電子線を照射
して重合させ、ネガタイプのパターンを得る技術がある
のみであり、これらのパターンされた薄膜は、先に記載
したとおり、耐熱性や電気的特性が充分でなく、エレク
トロニクスデバイスでの薄膜には通用できない。
占  ゛ るための 本発明は、少なくとも2個の炭素原子を有する少なくと
も2価の第1の有機基R1と、少なくとも2個の炭素原
子を有する少なくとも2価の第2の有機基R2とがヘテ
ロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってでき
た2価の結合基によって交互に連結されている線状の繰
返し単位を有し、かつ共有結合またはイオン結合によっ
て同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含むこともあ、
る炭素数10〜30の炭化水素含有基R3を繰返し単位
10個あたり少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あ
たり少なくとも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ
含んでいる高分子化合物のパターン化された薄膜および
少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも3価の第
1の有機基R1と、少なくとも2個の炭素原子を有する
少なくとも2価の第2の有機基R2とが二つの結合基に
よって交互に連結されている繰返し単位を有しており、
かつ二つの結合基の少なくとも一方はヘテロ原子を含む
5員環または6員環構造を有する耐熱性高分子化合物の
パターン化された薄膜に関するものであり、また少なく
とも2個の炭素原子を有する少なくとも2価の第1の有
機基R1と、少なくとも2個の炭素原子を有する少なく
とも2(illiの第2の有機基R2とがヘテロ原子を
含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってできた2価の
結合基によって交互に連結されている線状の繰返し単位
を有し、かつ共有結合またはイオン結合によって同じ繰
返し単位へ結合した、置換基を含むこともある炭素数1
0〜30の炭化水素含有基R3を繰返し単位10個あた
り少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あたり少なく
とも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ含んでいる
高分子化合物または該高分子化合物と公知のLB膜化合
物との混合物をLB法によって累積し、紫外線、電子線
、X線などを必要ならマスクを通して照射したのち現像
するか、あるいは咳高分子化合物または該高分子化合物
と公知のLB膜化合物との混合物をパターン化され、後
に除去できる膜を形成された基板上にLB法によって累
積し、上記の膜を除去することを特徴とするパターン化
された薄膜の製造方法および少なくとも2個の炭素原子
を有する少なくとも3価の第1の有機基R1と、少なく
とも2個の炭素原子を有する少なくとも2価の第2の有
機基R2とがヘテロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの
反応によってできた2+i1[iの結合基によって交互
に連結されている線状の繰返し単位を有し、かつ共有結
合またはイオン結合によって同じ繰返し単位へ結合した
、置換基を含むこともある炭素数10〜30の炭化水素
含有基R3を繰返し単位10個あたり少なくとも2つ、
好ましくは繰返し単位あたり少なくとも1つ、さらに好
ましくは少なくとも2つ含んでおり、しかも繰返し単位
がヘテロ原子を含む5員環または6員環を生成する前駆
体構造を備えている高分子化合物と、望むなら公知のL
B膜化合物との混合物をLB法によって累積し、紫外線
、電子線、X線などをマスクを通して照射したのち現像
するか、または該高分子化合物と、望むなら公知のLB
膜化合物との混合物をパターン化され、後に除去できる
膜を形成された基板上にLB法によって累積し、上記の
膜を除去してパターンを形成させた後、残った累積膜を
反応させてヘテロ原子を含む5員環または6員環を形成
させることを特徴とするパターン化された薄膜の製造法
を提供するものである。
本発明者らが鋭意検討した結果、特願昭61−2755
33号、同61−145714号に提案した高分子化合
物または前記の高分子化合物と公知のLB膜化合物との
混合物のLB法による累積膜に紫外線、電子線、X線な
どを必要ならマスクを通して照射することによって、照
射された部分とされなかった部分に溶解度の差が生じ、
現像することによってパターンを形成できること、また
前記の高分子化合物または前記の高分子化合物と公知の
LBli化合物との混合物を、パターン化され、後に除
去できる膜を形成された基板上にLB法により累積し、
上記の膜を除去することによってもパターンを形成でき
ることが明らかになった。
さらにパターン化された膜が、5員環または6員環を生
成する前駆体構造を備えている場合には反応させてパタ
ーン化された耐熱性高分子超薄膜が得られることも見出
された。
寵鼠広童論 本発明で使用する高分子化合物は、本発明者が先に提案
した特願昭61−275533号、同61−14571
4号に記載されている中から選ぶことができる。さらに
詳しく述べれば、少なくとも2個の炭素原子を有する少
なくとも2価の第1の有機基R1と、少なくとも2個の
炭素原子を有する少なくとも21i1[iの第2の有機
基R2とが2価の結合基によって交互に連結されている
線状の繰返し単位を有し、かつ共有結合によって同じ繰
返し単位へ結合した、置換基を含むこともある炭素数1
0〜30の炭化水素含有基R3を少なくとも1つ。
好ましくは2つ含むことにより疎水性が付与された高分
子化合物である。繰返し単位10個あたり少なくとも2
つR3を含む高分子化合物も含まれる。
また、疎水性はイオン結合で付与されてもよい。
イオン結合で疎水性付与された高分子化合物は、少なく
とも2個の炭素原子を有する少なくとも3価の第1の有
機基R1と、少なくとも2個の炭素原子を有する少なく
とも2価の第2の有機基R2とが2価の結合基によって
交互に連結されている線状の繰返し単位を有し、かつイ
オン結合によって同じ繰返し単位へ結合した、置換基を
含むこともある炭素数10〜30の炭化水素含有基R3
を繰返し単位10t[lilあたり少なくとも2つ8好
ましくは繰返し単位あたり少なくとも1つ、さらに好ま
しくは少なくとも2つ含んでいる高分子化合物である。
以上の高分子化合物の中で第1および第2の有機基R1
およびR2の一方または両方が少なくとも6個の炭素を
有するベンゼノイド構造の基であるときには、得られる
薄膜の耐熱性のすぐれたものが得られるのみならず、ベ
ンゼノイド構造の紫外部の吸収帯は紫外部の光が薄膜に
効率的に吸収されるのを助けると思われる。
さらに高分子化合物が5員環または6員環を生成する前
駆体構造を備えていると、反応させて、5員環または6
員環をもつ耐熱性の構造へ変換できるので望ましい。
共有結合により疎水性基を導入した高分子化合物の望ま
しい具体例を挙げると以下のとおりである。
(6)式中、 R6は、 C〇− R7、アルキルまたはアリール基などである。
(1)〜(20)で、R3は炭素数10〜30.好まし
くは16〜22の炭化水素含有基であるが、脂肪族、環
状脂肪族と脂肪族、芳香族と脂肪族の結合した基、それ
らの置換体から選ばれた1 (ilIiの基は好ましい
具体例であり、列挙すれば、ここで、n=10〜30.
好ましくは16〜22等であり、直鎖系脂肪族炭化水素
基が特に好ましい例である。
これらに対する置換基としてはハロゲン原子。
ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキ
シ基等があるが必須ではない。しかしフッ素原子は水素
原子より疎水性を向上させるので場合により使われるこ
とが望ましい。
即ち、フッ素を含有させることによってアルキル鎖の長
さを短くできる。例えばCaFI7(C)lz) L 
−においてに=2で充分であり、炭素数10で製膜が可
能なようにできる。
本発明の高分子化合物の分子量については特に限定はな
い。しかし分子■が低くても、本発明の製膜方法によ1
て製膜は可能であるが、良好な耐熱性、機械的強度、耐
薬品性を得ることはできない。また一方分子量が大きす
ぎると、粘度が高すぎて製膜がうまくいかない。
従って、数平均分子量が2.000〜300,000程
度で、好ましくは10,000〜150,000程度で
ある。
また、イオン結合により疎水性基を導入した高分子化合
物の実用的な具体例をあげると以下のとおりである。
[(23)式中、R6は(6)式の定義に同じ〕(3)
〜(34)式中、−は異性を表す。
例えば、下式(3)で説明すれば、 および を表す。
本発明は(3−1)  (3−2)が単独である場合、
(、3−1)  (3−2)が共存する場合を含んでい
る。
(21)〜(34)の繰返し単位10個あたり少なくと
も2つ、好ましくは繰返し単位あたり少なくとも1つ、
さらに好ましくは少なくとも2つの置換基を含むことも
ある炭素数10〜30の炭化水素含有基を含んでおり、
他は置換基を有することもある炭素数1〜30の炭化水
素含有基あるいは水素原子であり、好ましくは炭素数1
〜4の炭化水素含有基あるいは水素原子である。すでに
説明した高分子化合物から考えられる共重合体やそれら
の混合物を用いることができる。
次に本発明に用いるLB法について説明する。
LB法は膜を形成する物質を水面上に展開し、水面上に
展開された物質を一定の表面圧で圧縮して単分子膜を形
成し、その膜を基板上に移しとる方法であるが垂直浸漬
法のほか、水平付着法、回転円筒法などの方法(新実験
化学講座、第18巻、界面とコロイド、498−508
)などがあげられ、通常行われている方法であれば特に
限定されることなく使用することができる。
LB法は配向した、しかも厚みを数十式単位で制御でき
る方法で200A以下、さらには1000Å以下、数百
へ、数十式の薄膜を形成するのにすぐれた方法であり、
本発明の基板上の薄膜もこの特徴をもつ。しかし10,
000人またはそれ以上の厚みの膜もこの方法で製膜し
得る。
本発明者らは、望ましく修飾された高分子化合物が単独
で製膜できることを見出し提案したが、これら高分子化
合物と公知のLB膜化合物と混合することによって製膜
性能が向上し、本発明の好ましい実施態様である。特に
、置換基を含むこともある炭素数10〜30の炭化水素
含有基が繰返し単位あたり少なく導入されている場合に
は、公知のLB膜化合物と混合し製膜することが好まし
い。
公知のLB膜化合物とは、先に引用された文献などにも
記載され、当業界で公知の化合物である。
特に炭素数が16から22くらいの炭化水素基と親水基
とからなる下式の化合物が好ましい。
CH3(CHz)n−IZ CHz=C1l(CHz)n−22 Ct13(CHz) pc =C−C= C(CH2)
 m Zここで、n=16〜22.r+m=n−5Z=
OII、 Ntlz 、  C00II、 CONH2
,C0OR’  (R’は低級脂肪族炭化水素基)であ
る。
製膜性の改善のためにはCH3(CHz)n−I 20
式で表されるものが性能やコスト面ですぐれているが、
不飽和結合を含むものは紫外線や電子線などを照射する
ことによって重合させることができる特徴を有する。
これらから選ばれた少なくとも1つの化合物と高分子化
合物との混合比率については特に限定はない。
LB法により膜を形成する成分を水面上に尼開する際、
一般には溶媒として水には溶けないで気相中に茎発して
しまうベンゼン、クロロホルムなどが使用されるが、本
発明の高分子化合物の場合は、溶解度をあげるために有
機極性溶剤を併用することが望ましい。好ましい有機極
性溶剤は、N、Nジメチルホルムアミド、N、N−ジメ
チルアセトアミド、N、N−ジエチルホルムアミド、N
、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルメトキ
シアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−
2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスル十ン、へキサ
メチルホスホルアミド、テトラメチレンスルホン、ジメ
チルテトラメチレンスルホンなどである。
従って、高分子化合物と公知のL B IIW化合物を
展開する際にも、ベンゼン、クロロホルムなどの溶媒と
有機極性溶剤との混合溶剤を使用することが望ましい。
ベンゼン、クロロホルムなどと有機極性溶剤を併用した
ときには、膜を展開時ベンゼン、クロロホルム等は気相
中に蒸発し、有機極性溶剤は大量の水に熔解すると考え
られる。
本発明に使用される基板については本発明の薄膜を何に
応用するかということによって限定されるが、その他太
き(限定されることはなく、ガラス、アルミナ、石英な
どのような一般的無機の基板のほか、金属やSi、 G
aAs、 ZnSのような■族。
m−v、n−vr族等の半導体、PbTiO3,BaT
i0a。
LiNb0+、 LiTaO3のような強誘電体等や磁
性体薄膜を含むものも基板として用いることができる。
表面処理をした基板を使用することも望ましい実施態様
である。
次にパターン化の方法について説明する。
パターン化の方法としては、本発明のLBlIQにマス
クを通して紫外線などを照射し、露光部を現像剤で溶解
除去することによってパターンを得る方法と、パターン
化され、後に除去できる膜を形成させた基板上にLB法
によって累積し、上記の膜を除去することによってパタ
ーンを得る方法とがある。
先ず、紫外線などの照射によるパターン化の方法につい
て説明する。
まず基板上に本発明のLB膜を累積する。ついで該LB
膜に必要ならマスクを通して紫外線、電子線、X線など
を照射する。特に紫外線が望ましく、さらにKrFなど
のエキシマ−レーザー光を使うことは高解像度のパター
ンを得ることができ、露光時間を短縮することもできる
ので望ましい。
例えばマスクを通して紫外線を露光したのち、露光部を
現像剤でfg解除去することによってパターンを得るこ
とができる。
何故パターンが形成できるかは必ずしも明らかではない
が、主鎖結合が切鎖することによっていると思われ、本
発明の高分子化合物がλmax =約200.250n
mに吸収極大をもつことが関係していると思われる。
この場合、J、 Kosar rLigbt 5ens
itive Systems J(John Wile
y  & 5ons+ Inc、 New York+
 1965)のp、143〜146.160〜188に
記載されている増感剤を用いることが好ましい場合があ
る。例えばミヒラケトン、ベンゾイルエーテル、2−t
−ブチル−9,IO−アントラキノン、1.2−ベンゾ
−9,10−アントラキノン、4.4’−ビス(ジエチ
ルアミン)ベンゾフェノンなどがある。
現像剤は、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミ
ド、N−メチルピロリドンなどと、メタノール、エタノ
ールなどとの混合溶剤系が用いられる。メタノール、エ
タノールなどの有機ン容剤のほか、アンモニア水、無機
アルカリ水溶液、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ドのような有機アルカリ性溶液が好ましく用いられる。
次に、パターン化され、後に除去できる膜を用いたパタ
ーン化の方法については、大きく分けて2種類あるが、
これらについて説明する。
まず、その第1は、基板上にフォトレジストのパターン
が形成される。フォトレジストは、形成されたものが、
先に述べた本発明の高分子化合物を溶解しない条件でリ
フト・オフできるものであれば、特に限定されることな
く使うことができ、ポジタイプでもネガタイプでもよい
フォトレジストのパターンを形成する方法は通宝のもの
でよく、市販されているフォトレジストを、カタログな
どに推められている方法で行うことができる。すなわち
、基板の洗浄、レジスト塗布、プレベーキング、露光、
現像、リンス、ポスト・ベーキングからなる。
以上のように形成されたフォトレジストのパターンをも
つ基板の上に、LB法により高分子化合物が累積される
。累積されたのち乾燥させたり、少し加熱して部分的に
キュアしてもよい。そののち、本発明の高分子化合物を
実質的に/8解しないように選ばれたレジスト剥離剤に
よってレジストをリフト・オフすることによって高分子
化合物薄膜のパターンを得ることができる。このような
剥離剤としては、アセトン、高沸点ケトン類、メタノー
ル、エタノールなどの中から選ぶことができる。
つぎに、その第2は、基板上にマスキングテープのパタ
ーンを形成される。マスキングテープは、LB法の累積
操作によって、形響を受けないものであれば特に限定さ
れることなく用いることができる。この面からは、水中
へ界面活性を持つ化合物を熔解させないもの、吸水性の
ないものが望ましい。マスキングテープのパターンを形
成された基板上にり、B法によって高分子化合物を累積
し、そののち上記のマスキングテープを除去することに
よってパターンを得ることができる。
さらに、これらの方法によって得られた本発明の高分子
化合物のパターンは、該高分子化合物が5員環または6
員環を生成する前駆体構造を備えている場合には、パタ
ーンを得たのち反応させて5員環または6員環の構造へ
と変換して、耐熱性高分子薄膜のパターンを形成するこ
とができ、分子構造の選択によって300℃以上、好ま
しくは500°C以上の耐熱性を実現することができる
(1)〜(34)の例のうち、(3)〜(15) 、お
よび(21)〜(30)がヘテロ原子を含む5員環また
は6員環へ部分的に、あるいは完全に閉環させることが
できる例であり、完全閉環後の構造は次のようになる。
(以下余白) 閉環の方法については特に限定されないが、例えば先の
(5)式の具体例であるイミド化の場合には300〜4
00 ’C近辺の温度に加熱することによって(5)式
の高分子化合物 (5)′ +2CH3(C112) +y011 の反応が起こって閉環が達成される。このとき、疎水化
のために導入した基がアルコールとして脱離するが、こ
の脱離したアルコールは200°〜400°C近辺の温
度で必要ならガスの流れの下に置くか、真空下に置くこ
とによって飛散させることができるので非常に耐熱性の
よいポリイミド薄膜を(写ることができる。
このように閉環によって耐熱性のよい薄膜を得る場合に
は、混合する公知のLB IQ化合物として閉環反応条
件下、飛散させることができるものを先に挙げた例の中
から選ぶことが望ましい。
勿論、−船釣なイミド化の際に使用される無水酢酸やピ
リジン、イソキノリンのような化学キュア剤、あるいは
それと熱を併用してもよい。
置換基を含むこともある炭素数10〜30の炭化水素含
有基を共有結合で含ませた高分子化合物を加熱により閉
環すると特に耐熱性のよい薄膜がiグられるので好まし
い。
以上述べたように本発明の高分子化合物をLB法により
基板上に累積し、パターン化し必要ならそれに続く閉環
反応とによって作られた基板上の7R膜は耐熱性、機械
的特性、耐薬品性も良好で、すぐれた電気!@H性をも
ち、そのうえ、10000Å以下という非常に薄い膜で
あり、5000人。
2000人、望むなら10〜100.0人にもし得ると
いう特徴を持っている。
特に1000Å以下、数百人、50〜100程度度でも
良好な物性2中でもI X 10CV/cm以上の絶縁
破壊強度を実現できるので、種々のデバイスの中に使用
することができる。中でも50人程度から数百人程度の
薄膜では、特異な膜厚のリフ果、例えばトンネル効果が
期待され、それを利用した多くの興味ある応用が可能と
なる。
次にこれらパターン化された薄膜の用途について述べる
本発明のパターン化された薄膜は、耐熱性、耐薬品性、
機械的特性がすぐれ、非常に薄い膜であるという特徴を
生かしてエレクトロニクス分野、エネルギー変換や物質
分離など広範な分野で使うことができる。
まず耐薬品性を生かしたフォトレジストとして半導体の
微細加工の分野で使用され得る。本発明の薄膜の均一で
薄い特徴と紫外線、エキシマ−レーザーなどへの感光性
を生かしてサブミクロン、クォーターミクロンのような
極微細加工用レジストとして応用可能であり、また、耐
熱性を生かしたドライエツチングプロセスへの応用も可
能である。
ドライエツチングには、プラズマエッチ、反応性スパッ
クエッチ、反応性イオンビームエッチの代表的方式があ
るが、反応ガス(CF4 、 CF4 + 02 。
CF4 + 112 、  C3H5、CCJ!、4.
  BCe3など)を変更することによってSi、 p
olysi、 5iOz 、 Si3N4゜AIなど多
くの材料を加工することができる。
このパターン化された薄膜は導電性、光導電性、光学特
性、絶縁性、熱特性や化学反応性を生かしたエレクトロ
ニクス分野でそのまま電気電子デバイスの中に残して使
用することができる。
第1に重要な本発明の薄膜を含んだ電気・電子デバイス
は金冗/絶縁膜/半導体構造(以下MlSという)のデ
バイスであり、平面エレクトロニクスデバイスや集積回
路の基本となる構造である。
第1〜7図が代表的模式図である。第1図は半導体基板
に絶縁膜として本発明の薄膜を形成させ、その上に全屈
電極を設けたものである。Si、Geなどの■族半導体
、GaAs、 GaPなどのm−v族半導体、CdTe
、 CdS、 ZnS、 Zn5e、 CdHgTeな
どのn−vt族半導体を使用することによって例えば太
陽電池のような光電変換素子、LED、EL、フィトダ
イオードのような発光素子、受光素子、光検出素子その
他ガスセンサー、温度センサーのような各種トランスジ
ューサーを構成することができる。
勿論本発明の半導体としては単結晶、多結晶あるいはア
モルファスのいずれが選ばれてもよい。
第2図は第1図と同等であるが1つの基板上に2個以上
の素子を作る場合にこのような電極が付けられる。この
ような構成によってCCD (Chargecoupl
ed device)のような電荷移動型デバイスが作
られ興味ある応用である。
次に第3図は電極(透明電極であってもよ(、勿論パタ
ーン化されていてもよい。)をもつ絶縁基板上に、半導
体が多くの場合は半導体薄膜が形成されその上に本発明
の薄膜電極が設けられた構造になっている。
第4図は薄膜が絶縁基板側電稿と半導体薄膜との間に設
けられている点に第3図と違いがある。
半導体薄膜は分子線エピタキシ(MBE)有機全屈気相
生長法(MOCVD)原子層エピタキシ(ALE)蒸着
法、スパック法、スプレーパイロリシス法、塗布法など
通常半導体薄膜を作製するのに使われる方法で作られ限
定されない。
半導体としては先に第1.2図で挙げたものを同様に使
うことができ、作られるデバイスも同様である。
第4図の構成では本発明の薄膜の上に半導体薄膜が形成
されるので形成時の熱が薄膜の耐熱性を越えると望まし
くないが、閉環後の薄膜ではアモルファスシリコン等は
十分累積できるし、その他の半導体も低温形成技術が進
んでいるので今後、多(の半導体が使えるようになるで
あろう。
MIS構造デバイスのもつとも重要なデバイスの構造は
第5.6図で代表的に表されるゲート電極でチャンネル
電流を制御して駆動するタイプのいわゆる電界効果トラ
ンジスター(FET)構造をもつものである。
第5図は半導体基板を使っているのに対し、第6図では
絶縁基板上に形成された半導体、多くの場合半導体薄膜
を使っている違いがある。
MISFETはデバイスの基本型の一つであり、これに
より種々のデバイスを作ることができる。
大面積基板上に作れば液晶デイスプレィを駆動させる薄
膜トランジスターや集積度を上げれば集積回路を構成で
きる。
他の興味ある応用は第5.6図でゲート電極をとりはず
した構造であり、絶縁膜あるいはそれと併用してイオン
、ガスや活性物質に感応する膜をつけることにより、イ
オン感応FET (ISFET)やガス感応EET (
Chem  FET) 、免疫FET (IMFET)
 、酵素F ET (EN F ET)を構成できる。
動作原理はイオンやガス活性物質がゲート絶縁膜表面と
作用することによる電界効果によって説明できるが、本
発明のπ膜を用いる場合には、その上に種々の有機物で
さらに([1!’ 1mする際に従来の無機物にくらべ
て有利となる。特に長鎖アルキル基の残っている薄膜で
はそのアルキル基(疎水性)部分とタンパク質の疎水性
部分との相互作用を利用できる。
第7図はl5FETの例で石英基板上に半導体膜が図の
ように形成され、その上に絶縁膜とイオン感応膜を設け
た構造となっている。この絶縁膜として本発明の薄膜を
用いることができる。
MIS構造のデバイスを構成するときの半導体として通
常、良好な絶縁膜を酸化などの方法で形成するのが難し
いm−v、II−Vl族などの化合物半導体を使う場合
が本発明の好ましい実施態様であり、GaAsの場合に
はFETを形成する場合、上記の問題点からMetal
−SemiconductorF E T (MESF
ET)の形で実用化されているが、MrS構造にするこ
とによって性能の向上が期待される。
GaAsを使ってMIS集積回路を構成すると駆動電圧
を低げる効果のほか、GaAs半導体中でのキャリヤー
モビリティ−の大きさを利用した高速で動作する集積回
路を作ることができる。
第2に重要な本発明の薄膜を含んだ電気・電子デバイス
は金属/絶縁膜/金冗(以下MIMという)構造のデバ
イスである。
第8〜10図が模式図である。絶縁基板あるいは半導体
基板を用いその上に金属、絶縁膜、金属の順に形成され
る。
第8図はキャパシターの構造であり、キャパシタンスの
湿度による変化を追跡すれば湿度センサーとなる。また
この構造によってMIM構造のトランジスターを作るこ
ともできる。
第9図のようにすれば、熱電子トランジスターを構成で
きる。
第10図のように半導体あるいは半導体デバイス上にキ
ャパシターを作ることによってVLS 1のメモリセル
のキャパシターとして使うことができる。
第1゛0図の構成で熱電子を半導体中に注入するような
タイプのデバイスも作製できる。さらに金属のかわりに
Nbのような起電導体を使うことにより、ジョセフソン
ジャンクション(JJ’lデバイスを作ることも可能で
ある。
第3の薄膜を含んだ電気・電子デバイスは、絶縁膜/金
属構造(1M構造)のデバイスであり、第11図で模式
的に表される。もっとも単純なもので、金属の上に絶縁
膜として本発明の薄膜を形成することにより得られる。
一つの応用は液晶配向膜であり、パターン化した電極、
通常はITOなどの透明電極の上に本発明の薄膜を形成
することによって得られる。
次の応用は図12.13の独立した二つの電極上に本発
明の薄膜を形成することにより湿度、ガスなどのセンサ
ーとして使うことができる。
以上本発明の薄膜を含んだ電気・電子デバイスについて
述べたが、他の応用例は前記に挙げた文献の中に特にP
、S、 Vincett、 G、G、 Iンobert
sの総説(Thin 5olid Films  68
. 135〜171  (1980) )に求めること
ができる。
その他の半導体デバイス、化合物半導体デバイスについ
てはE、S、 Yang、 Fundamentals
 of Sem1conductor Devices
 MaGrai++−旧11.197B、奇弁ら編著、
化合物半導体デバイスCI)(n)工業調査会(198
4)の底置を参考にすることができる。
次に電気・電子デバイス以外のデバイスについて述べる
色素を含む薄膜や、TeOxなど無機薄膜にビット形成
や相変化をさせることによりその変化を0.1で光学的
に読み出す記録方式の採用が進んでいる。
本発明の薄膜は光、熱特に通常光学記録に使われるレー
ザー光によって反応を起こし、薄膜の厚みの変化が生じ
ピントが形成されること、またこの反応によって薄膜の
屈折率も変化するので、これを利用した光学記録が可能
であることが示唆される。
そのほか、ウニイブガイド用のクランド材あるいは光学
回路成分としても応用が考えられる。
本発明の薄膜の場合、厚みの正確なコントロールと化合
物を変えることによって屈折率のg[Jができる。この
ことは光学回路成分としての重要な要件である。
あらゆる分野での保護用コーティング材料としても好適
であろうし、−船釣にLB15%の分野で使われる機能
性のLB材料と脂肪酸の混合膜、積層膜の手法を、本発
明の混合物を脂肪酸のかわりに使うことによって種々の
機能性を発現でき、これを使った用途が考えられる。例
えば色素、酵素を含んだ膜を作成することによって、光
電変換素子やバイオセンサーを作ることができる。
また、この薄膜を使った物質分離の分野での用途も考え
られる。
本発明のパターン化された薄膜を実施例に基づき説明す
る。
実施例1 ピロメリット酸ジ無水物2.18 g (0,01モル
)とステアリルアルコール5.40 g (0,02モ
ル)とをフラスコ中、乾燥チッ素気流下、約100°C
で3時間反応させた。
得られた反応物をヘキサメチルホスフプミド4Q cc
に溶解して0〜5℃に冷却してチオニルクロライド2.
38 gを約5 ’cで滴下し、滴下後約5°Cで1時
間保持し、反応を終了させた。
そののちジメチルアセトアミド50ccに溶解させたジ
アミノジフェニルエーテル2g(0,01モル)をO〜
5°CT:滴下し、滴下後約1時間反応させたのち、反
応液を蒸留水600 cc中に注いで反応生成物を析出
させた。析出物を口過し、約40℃で減圧乾燥して約9
gの淡黄色粉末を得た。
得られた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析(T
GA−DTA) 、GPCによる分子量測定を行った。
得られた粉末とステアリルアルコール(モル比で1:1
)を蒸留したクロロホルム/ジメチルアセトアミド−8
/2 (容量比)の混合液に熔解して25淑の溶液にし
たLB膜用展開液を調製した。
得られた展開液を用いて再蒸留水上、20 ’Cで水面
上に単分子膜を作製し、表面圧を約25dyne/ c
mに保って累積速度10℃璽/minで垂直浸漬法でガ
ラス基板(アルミニウム蒸着)上に21層累積した。こ
の累積膜に低圧水銀灯をマスクを通して30分照射した
のち、ジメチルアセタミド/エタノール−1:1 (容
量比)を現像液として現像し、ポジのパターンを得た。
さらに該パターン化累積膜を400℃で1時間加熱する
ことによって、α、β−不飽和5員環イミドが生成する
ことがFT−ATR−I R分析による1 790cm
’  L 710CI11−”のピークにより確認され
た。
実施例2 実施例1と同様にして、ピロメリット酸ジ無水物とステ
7リルアルコールとを反応させ、ついでチオニルクロラ
イドを反応させて得られた反応生成物にジアミノジフェ
ニルエーテルを反応させて淡黄色粉末を得た。
フジハントエレクトロニクスのHR−1183ポジレジ
ストをn−GaAs基板上にスピンコーティングにより
約2声塗布した。プレヘーキングは100℃で30分行
い紫外光をマスクを通して露光し、バドル法によりII
P、RD418現像液で現像しパターンを形成した。こ
のレジストパターンをもつGaAs基板上にLB法で上
記に得られた高分子化合物を累積した。
まず得られた粉末とステアリルアルコール(モル比1:
1)を蒸留したクロロホルム/ジメチルアセトアミド=
8/2 (容量比)の混合液に溶解して25戴の溶液に
したLB膜用展開液を調製した。
得られた展開液を用いて再蒸留水上、20℃で水面上に
単分子膜を作製し、表面圧を約25dyne/ cmに
保って累積速度10 mm/minで垂直浸漬法でガラ
ス基板(アルミニウム蒸着)上に21屡累積した。累積
後、−夜間乾燥したのち、アセトンに10秒浸すことに
よりレジストをリフト・オフしパターンを形成した。1
0prnのラインアンドスペースのストライプまでのパ
ターンを形成できることが明らかになった。
さらに該パターン化累積膜を400℃で1時間加熱する
ことによって、α、β−不飽和5員環イミドが生成する
ことがFT−ATR−[R分析による1 790cm−
’  1710cm−’のピークにより確認された。
実施例3 実施例1と同様にして、ピロメリット酸ジ無水物とステ
アリルアルコールとを反応させ、ついでチオニルクロラ
イドを反応させて得られた反応生成物にジアミノジフェ
ニルエーテルを反応させて淡黄色粉末を得た。
粘着剤つきポリエステル製のテープを使用して、高分子
薄膜のパターンの必要のないところに、マスクパターン
をガラス基板上に形成した。このマスクパターンをもつ
ガラス基板上にLB法で上記に得られた高分子化合物を
累積した。
まず得られた粉末とステアリルアルコール(モル比1:
1)を蒸留したクロロホルム/ジメチルアセトアミド=
8/2  (容量比)の混合液に溶解して25ポの溶液
にしたLB膜用展開液を調製した。
得られた展開液を用いて再蒸留水上、20゛Cで水面上
に単分子膜を作製し、表面圧を約25dyne/ cm
に保って累積速度10 mm/winで垂直浸漬法でガ
ラス基Fj、(アルミニウム蒸着)上に21層累積した
。累積後、マスキングテープを除去してパターンを形成
した。mmレベルのラインアンドスペースであれば形成
できることが明らかになった。
実施例4 実施例1と同様にして、シリコンウェハー上に31眉の
累積膜を形成し、この累積膜を主波長254nmの低圧
水銀灯でマスクを通して30分間密着露光したのち、エ
タノールで現像して0.4μm/1μmのラインアンド
スペースを得た。感度は約3J/cdであった。
さらに上記のレジストパターンをマスクとしてシリコン
をCF4 + 02混合ガスでプラズマエツチングした
ところ、クリステツブ法により2μm7栗さのシリコン
の段差が形成されていることが確認された。
発皿立立未 本発明によるとLB模膜法より製膜できるよう4゜ に修飾された高分子化合物をパターン化することができ
、さらに部分的あるいは完全に環化させることにより、
同時に混合した公知のLB膜化合物を飛散させることに
より、耐熱性の極めて良好で、耐薬品性、機械的特性の
よい一般的には作成が難しい厚み、すなわち10000
Å以下、望むなら10〜1000人のパターン化された
超N1.膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は代表的なM I S構造デバイスの模
式図であり、第8図〜第10図はMrM構造、第11図
〜第13図は1M構造のそれである。 第1図 第2図 第5図 第6図 第3図 笛4図 第7図 第8図 第1Oz

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2
    価の第1の有機基R^1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2価の第2の有機基R^2とがヘテ
    ロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってでき
    た2価の結合基によって交互に連結されている線状の繰
    返し単位を有し、かつ共有結合またはイオン結合によっ
    て同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含むこともある
    炭素数10〜30の炭化水素含有基R^3を繰返し単位
    10個あたり少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あ
    たり少なくとも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ
    含んでいる高分子化合物のパターン化された薄膜。
  2. (2)前記第1および第2の有機基R^1およびR^2
    の一方または両方が少なくとも6個の炭素を有するベン
    ゼノイド構造の基である第1項記載のパターン化された
    薄膜。
  3. (3)前記高分子化合物の繰返し単位がヘテロ原子を含
    む5員環または6員環を生成する前駆体構造を備えてい
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のパターン化
    された薄膜。
  4. (4)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも3
    価の第1の有機基R^1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2価の第2の有機基R^2とが二つ
    の結合基によって交互に連結されている繰返し単位を有
    しており、かつ二つの結合基の少なくとも一方はヘテロ
    原子を含む5員環または6員環構造を有する耐熱性高分
    子化合物のパターン化された薄膜。
  5. (5)厚みが1000Å以下で絶縁破壊強度が1×10
    ^6V/cm以上である特許請求の範囲第4項記載のパ
    ターン化された薄膜。
  6. (6)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2
    価の第1の有機基R^1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2価の第2の有機基R^2とがヘテ
    ロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってでき
    た2価の結合基によって交互に連結されている線状の繰
    返し単位を有し、かつ共有結合またはイオン結合によっ
    て同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含むこともある
    炭素数10〜30の炭化水素含有基R^3を繰返し単位
    10個あたり少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あ
    たり少なくとも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ
    含んでいる高分子化合物または該高分子化合物と公知の
    ラングミュア・ブロジェット膜化合物との混合物をラン
    グミュア・ブロジェット法によって累積し、紫外線、電
    子線、X線などを照射したのち、現像することを特徴と
    するパターン化された薄膜の製造法。
  7. (7)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2
    価の第1の有機基R^1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2僅の第2の有機基R^2とがヘテ
    ロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってでき
    た2価の結合基によって交互に連結されている線状の繰
    返し単位を有し、かつ共有結合またはイオン結合によっ
    て同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含むこともある
    炭素数10〜30の炭化水素含有基R^3を繰返し単位
    10個あたり少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あ
    たり少なくとも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ
    含んでいる高分子化合物または該高分子化合物と公知の
    ラングミュア・ブロジェット膜化合物との混合物をパタ
    ーン化され、後に除去できる膜を形成された基板上にラ
    ングミュア・ブロジェット法によって累積し、上記の膜
    を除去することを特徴とするパターン化された薄膜の製
    造方法。
  8. (8)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも3
    価の第1の有機基R^1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2価の第2の有機基R^2とがヘテ
    ロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってでき
    た2価の結合基によって交互に連結されている線状の繰
    返し単位を有し、かつ共有結合またはイオン結合によっ
    て同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含むこともある
    炭素数10〜30の炭化水素含有基R^3を繰返し単位
    10個あたり少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あ
    たり少なくとも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ
    含んでおり、しかも繰返し単位がヘテロ原子を含む5員
    環または6員環を生成する前駆体構造を備えている高分
    子化合物と、望むなら公知のラングミュア・ブロジェッ
    ト膜化合物との混合物をラングミュア・ブロジェット法
    によって累積し、紫外線、電子線、X線などを照射した
    のち現像し、さらに残った累積膜を反応させてヘテロ原
    子を含む5員環または6員環を生成させることを特徴と
    するパターン化された薄膜の製造法。
  9. (9)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも3
    価の第1の有機基R^1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2価の第2の有機基R^2とがヘテ
    ロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの反応によってでき
    た2価の結合基によって交互に連結されている線状の繰
    返し単位を有し、かつ共有結合またはイオン結合によっ
    て同じ繰返し単位へ結合した、置換基を含むこともある
    炭素数10〜30の炭化水素含有基R3を繰返し単位1
    0個あたり少なくとも2つ、好ましくは繰返し単位あた
    り少なくとも1つ、さらに好ましくは少なくとも2つ含
    んでおり、しかも繰返し単位がヘテロ原子を含む5員環
    または6員環を生成する前駆体構造を備えている高分子
    化合物と、望むなら公知のラングミュア・ブロジェット
    膜化合物との混合物をパターン化され、後に除去できる
    膜を形成された基板上にラングミュア・ブロジェット法
    によって累積し、後に除去できる膜を除去し残った累積
    膜を反応させてヘテロ原子を含む5員環または6員環を
    生成させることを特徴とするパターン化された薄膜の製
    造法。
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