JPH0235069A - 蘭酒 - Google Patents

蘭酒

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JPH0235069A
JPH0235069A JP63185309A JP18530988A JPH0235069A JP H0235069 A JPH0235069 A JP H0235069A JP 63185309 A JP63185309 A JP 63185309A JP 18530988 A JP18530988 A JP 18530988A JP H0235069 A JPH0235069 A JP H0235069A
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JP
Japan
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bulb
orchid
alcohol
liquor
flowering
Prior art date
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Pending
Application number
JP63185309A
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English (en)
Inventor
Keiko Uemura
植村 啓子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は蘭科植物の有する成分、香りを酒類中に抽出す
ることにより、又は別途抽出した蘭科植物の成分エキス
を酒類と混合することにより、それぞれの■、品種の個
性を生かし、しかもそれぞれ特有な風味、うま味、こく
を有する全く新規な蘭酒に関するものである。
〈従来の技術〉 穀物、ぶどう、甘藷等通常のアルコール発酵原料以外の
各種の植物体の成分を利用して酒類を製造しようとする
試みは数夛くある。従来、余剰農産物(キャベツ、葉菜
、人参)、未利用のバイオマス(ほていあおい、藻)、
果物(柿、柑橘類、バナナ、メロン等)、竹、海藻、ひ
ょうたん、サボテン、椎茸、にんにく等のエキス分の活
用を目的とする酒類の製造は試みられているが、蘭科植
物のバルブ中に貯蔵されている栄養分を酒類の風味に活
用しようとする試みは全く行はれていない。
近年蘭科植物、特に一般に蘭といわれるカトレア、シン
ビジュウム、デンドロビウム、ミルトニア、オンシジウ
ム、セロジネ等擬球茎(バルブ)を形成する気生種の■
のものは花を観賞するために商業的に大規模に栽培が行
われる様になってきたが、末だ高価な花弁というイメー
ジをぬぐい去られてはいないので、之等のバルブを酒類
の風味、香、うま味、こく付けの原料としようとする発
想は生じてこなかった。
〈本発明の目的〉 本発明は上記した現状に鑑みてなされたものであって、
蘭科植物の形成するバルブが、発芽、発枝、花芽分化、
開花、成長のエネルギー源としての完全栄養分の集中貯
蔵機能をもっていることに着目し、主としてバルブ部分
からそれぞれの■、品種に特有な成分を酒類中に抽出し
、全く新規の風格ある蘭酒を提供する目的でなされたも
のである。又、本発明は近年急速に豊かになってきた食
生活において、より高級品志向の要求への対応と機能性
食品としての実用性とを併せもつ全く新規な蘭酒を提供
するものである。
〈発明の構成と効果〉 本発明者はシンビジュウムの植替え、株分け作業におい
て、開花後数年を経た古いバルブが自然に発酵して芳醇
なアルコール含有液が生成していることに屡々遭遇し、
これに着目して蘭科植物のバルブを原料とした酒類につ
いて種々研究を行った。その結果、アルコール含有液単
独又はアルコール含有液と砂糖と組合せて上記バルブの
成分エキスを抽出することによって独特の風味をもった
蘭酒、又醸造酒、蒸留酒の発酵工程などにおいて適当な
大きさにスライスした蘭科植物のバルブを添加するとバ
ルブに付着している野性酵母の共同効果により、バルブ
の組織が軟化し、成分エキスが発酵液中に効率よく抽出
され蘭科植物特有の風味とこくが加わった蘭酒が得られ
ることを確認した。
蘭科植物のバルブは通常の果実とは異り、種子をもたな
いため薄片にスライスすることが容易であるので、バル
ブ成分の抽出は一般果実の場合よりも速やかに進行する
。若し維20〜100KHzの超音波振動を抽出液に与
えれば、抽出時間は更に短縮することができるので工業
生産には好都合である。蘭科植物の■、品種、■、発育
によって、バルブの形、大きさはそれぞれ異るが、シン
ビジュウム■にみられる球形バルブよりもカトレア■に
おける様な胴太バルブの方が成分抽出は早く進行する。
又新しいバルブ程成分抽出は早く、古いバルブでは抽出
により時間がかかる。バルブ又はバルブチップを蒸煮す
ると、バルブの細胞膜を破壊し成分エキスの溶出を促進
することになるが、風味成分の蒸散や蛋白質の変性が起
り、却って完全な成分抽出が妨害されるので、蒸煮は避
けた方がよい。
蘭科植物のバルブ内成分の抽出は前記したアルコール含
有液を主たる溶媒とする以外に、水蒸気蒸溜法や超臨界
状態の炭酸ガスを用いて行うこともできるが、それぞれ
の方法において抽出される風味成分の構成の詳細は確認
できていない。バルブ成分の抽出は又清酒、ワイン、老
酒、ビール等の醸造酒、及び焼酎、ウィスキー、ブラン
デー、ウオッカ、ジン、ラム、テキーラ等の蒸留酒を常
法により製造する際に原料より製品を得るまでの工程中
、例えば発酵工程おいて、バルブのスライス片を添加す
ることによっても行うことができる。
前記した様に天然においてもバルブの■、温度、湿度等
の條件が整えば、バルブ自体が発酵していることが観察
される。この発酵は野性酵母によるものと考えられ、こ
の程の野性酵母の付着したバルブスライス片を酒類の製
造工程中で添加すると天然発酵に準じた香りをもった製
品が得られる。
斯して得られた蘭酒の薬用効果、その他の機能的効果に
ついては不明な点が夛いが、気生種蘭科植物の生育條件
や擬球茎(バルブ)の役割を考え合わせると夛くの効果
を示すものと推察される。
蘭科植物は一般に豪華な雰囲気をもった独特な形の花を
つけるため、専ら観賞用としてのみ着目され又日本の気
候においては特別に調整された條件の下での栽培方法が
必要であるので高価な花卉というイメージでとらえられ
、従ってこれを酒類の原料とする発想は全くなかった。
近年、バイオテクノロジーの発展により組織培養特に蘭
科植物の場合にはメリクロン培養が普及し、一度に夛数
の植物個体の育成が可能となった。本発明の蘭酒の原料
としてのバルブは開花株まで肥培する必要はなく、メリ
クロンが適当な大きさまで成長した時点で原料とするこ
とができるし、又一方、開花後2〜3年経過した古いバ
ルブも活用できるので原料手当は比較的容易であり、工
業的生産も可能である。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に示す。
実施例−1 開花が終って2〜3年までのカトレアの緑色のバルブ部
をほふく茎から切り取り、葉の部分を取除いたもの1k
g(15本)を厚さ5mmにスライスし、これを焼酎甲
類のアルコール分35度のホワイトリカー1.8l、氷
砂糖300gと共に仕込んだ。仕込み後数日で液部はこ
はく色に着色し、バルブ中の成分エキスが抽出されてい
ることが確認されたが、そのまま100日間熟成させた
熟成終了後、圧力をかけて濾過して濾液を捕集して2.
3lのカトレア蘭酒を得た。この蘭酒は特有な香味と濃
厚な色調とを有し、アルコール分は25.05度(15
℃)PHは5.5であった。
実施例−2 開花後から5年までのシンビジュウムのバルブ80ケか
ら表皮、根、葉の部分を除去したもの480gと濃赤紫
色素のセンセイション・レッド・パーフェクションの花
50ケ(45g)とを醸造用エチルアルコール中で擂砕
し、これに更に醸造用エチルアルコールと水とをアルコ
ール濃度が50%(V/V)になるように加え抽出液量
を1lとした。この混合物を超音波洗滌器内で27KH
zの超音波振動を10分間与えた後濾過し、ワインレッ
ドを帯びたエキス分1.88度(15℃)の風味あるシ
ンビジュウムスピリッツ1.15lを得た。
実施例−3 米、甘藩及び米麹を原料とし、主発酵の終了時期に近い
発酵中の焼酎もろみ1000mlに開花後3年程までの
しわの少いカトレアのバルブ部分を擂砕したもの60g
とピンク系のカトレアの花1ケを添加し、更に7日間発
酵させた後、これを単式蒸溜して、アルコール分31.
4%の独特の風味をもった焼酎を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蘭科植物の内、発芽、発根、花芽分化、開花成長
    のための栄養分や水分を貯蔵する擬球茎(バルブ)を形
    成する■の新生及び開花後数年までの萎縮していないバ
    ルブ部分を摘み取り、裁断したものに、アルコール60
    度までのアルコール含有液を単独に又は前記アルコール
    含有液を砂糖と共に添加し、バルブの中の成分エキスを
    抽出して得られる蘭酒。
  2. (2)バルブを形成する蘭科植物のバルブ部分の切片を
    醸造酒及び蒸留酒を常法により製造する際に原料より製
    品を得るまでの工程中に添加することにより、バルブ中
    の成分が抽出され、又成分の一部が発酵に関与して得ら
    れる特許請求の範囲第(1)項記載の蘭酒。
JP63185309A 1988-07-25 1988-07-25 蘭酒 Pending JPH0235069A (ja)

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JP63185309A JPH0235069A (ja) 1988-07-25 1988-07-25 蘭酒

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JP63185309A JPH0235069A (ja) 1988-07-25 1988-07-25 蘭酒

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JPH0235069A true JPH0235069A (ja) 1990-02-05

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ID=16168599

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06281110A (ja) * 1993-03-31 1994-10-07 Sumitomo Cement Co Ltd 流動層炉からの大塊排出装置
CN102199511A (zh) * 2010-03-25 2011-09-28 牛乃秀 一种普洱酒及其制备方法
CN107760534A (zh) * 2017-12-01 2018-03-06 泸州正能量酒业有限公司 一种露酒及其制备方法

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