JPH0234697Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0234697Y2
JPH0234697Y2 JP14540383U JP14540383U JPH0234697Y2 JP H0234697 Y2 JPH0234697 Y2 JP H0234697Y2 JP 14540383 U JP14540383 U JP 14540383U JP 14540383 U JP14540383 U JP 14540383U JP H0234697 Y2 JPH0234697 Y2 JP H0234697Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
toner
pressure roller
recording material
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14540383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6054156U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14540383U priority Critical patent/JPS6054156U/ja
Publication of JPS6054156U publication Critical patent/JPS6054156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0234697Y2 publication Critical patent/JPH0234697Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、画像記録装置用の定着装置に関し、
電子写真等のようにトナー像を記録材に電気的に
支持させ、トナー像をドラムやベルトやローラ等
の回転体間で記録材に定着する定着装置に関す
る。 従来この種の装置は、定着ローラにはAlまた
はSusの芯金に四弗化エチレン等の非粘着性の耐
熱性を有する樹脂を20〜50μmコーテイングした
ものを用い、加圧ローラとしてはHTVシリコー
ンゴム等のやはり非粘着性の耐熱性の弾性体を用
いている。画像支持材(おもに紙・ポリエステル
フイルム等用いるが以下紙について述べる)上の
トナーは前記定着ローラと加圧ローラ間を通過す
る際に加熱溶融されて紙面上に永久定着される。
このときトナーは紙面上に定着されるとともにそ
の一部は定着ローラにオフセツトする。定着ロー
ラ上のオフセツトトナーは例えばブレードもしく
はフエルトやウエブ等のクリーニング部材でクリ
ーニングされ再び定着ローラが紙あるいは加圧ロ
ーラと接触する際には、オフセツトトナーはすで
になくなるように構成されている。ところが、オ
フセツトトナーが多量である場合には前記クリー
ニング部材ではクリーニングしきれず、オフセツ
トトナーの一部は加圧ローラにまわりこみ、そこ
から紙の裏面を汚したり、又は長期使用により加
圧ローラ上に蓄積された蓄積トナーが紙と付着す
ることで加圧ローラに紙がまきこまれジヤムして
しまうという欠点があつた。 上記欠点を除去するために定着ローラ上のオフ
セツトトナーのクリーニング性能の向上が試みら
れたが、機械構成が複雑になることやクリーニン
グ部材が大型化して装置を大型化する等の欠点が
ある。さらにオフセツトトナー量を減少させるた
めに離型剤を多量に塗ることが試みられたが、多
量の離型剤が塗布ムラを起こす欠点があり、余分
な離型剤が紙に付着し、画像品位を低下させてし
まう。この塗布ムラを均一化するための構成を設
けることも考えられたが複雑な構成制御を必要と
し実用的でなかつた。それに加えトナーのオフセ
ツトは単に粘着性の問題だけでなく静電気的な問
題が多く、離型剤を塗つたのみではオフセツトに
対する効果が余り期待できなにことがわかつた。 本考案は上述従来例の欠点を除去し、トナーの
オフセツト量を減少せしめ、定着後の紙の裏汚れ
による画像部品の低下を防止し、また加圧ローラ
のオフセツトトナーの蓄積による紙の巻きつき、
ジヤムを防止することにより長期にわたつて安定
した複写性能を維持することを目的とする。 本考案の他の目的はトビチリ等の画像乱れのな
い高画質なコピーが得られる定着装置を提供する
ことにある。 本考案は上記問題点を除去するため、記録材の
未定着のトナー像支持面の他面に接触する加圧ロ
ーラに、電気導電性の第1成分と、記録材との摩
擦帯電系列で記録材をトナー像の極性と逆極性に
摩擦帯電させる第2成分とを含有する表面層を持
たせたことに特徴がある。 本考案は上記構成により、記録材の挾持搬送時
における摩擦帯電を有効に利用し、従来ではオフ
セツト発生原因として発生した電界を逆転させ、
記録材にトナーを支持する電気力を増大せしめ、
トナー像と接触する回転体の電位を下降させ、同
時に加圧ローラ自体の帯電も少なくし、オフセツ
ト防止効果を向上できるものである。 第1図は本考案の実施例の側面概略図である。 像担持体上(図示せず)にあつた正極性のトナ
ー像は負の転写帯電により紙1上に転写されたの
ち、紙1上に支持され、定着ローラ2と加圧ロー
ラ3との間に送られる。ここで紙は狭圧され、紙
1上のトナー4は、加熱溶融され、紙1に定着す
る。ここで定着ローラ2にはPFA(ふつ化アルコ
キシエチレン樹脂)や、PTFE(四ふつ化エチレ
ン樹脂)等の離型性、、耐熱性に優れた樹脂をア
ルミの芯金2bにコーテイングしたものを用いて
いる。又定着ローラの上部には、予めSiオイル等
の離型剤を含浸させたウエブ6を定着ローラ2に
押し当て、定着ローラ6の表面上のオフセツトト
ナー4′をクリーニングする構成にしてある。7
はウエブ6を定着ローラ2に押し当てるためのロ
ーラであり、8はウエブ巻きとり用ローラ、9は
ウエブローラである。ローラ7,8,9は定着ロ
ーラ2の回転数によりある一定の比率だけ回転す
るように構成されている。 加圧ローラ3は、Susの芯金3c上にHTVシ
リコンゴムの内層3bと表面層3aを被覆し、定
着ローラ2との間に、ニツプを形成する。この被
覆層3aには本考案の第1成分として0.1〜10μm
粒径の電気導電性の金属粉末が、本考案の第2成
分として第1成分に表面処理された帯電性絶縁剤
であるアミノ基含有ジメチルシリコンオイル(紙
に対して正帯電する)が分散含有されている。 紙1は定着ローラ2と加圧ローラ3の間を通過
したのち排紙ローラ10に引つ張られて定着器か
ら排出される。この時オフセツトは非常に少な
い。 第2図は特に前記構成の定着ローラ2と上記賃
1,2成分をもたない加圧ローラ3を用い、トナ
ー4の極性が正のときの各々の帯電状態を示した
ものである。つまり第2図は従来の静電気的に発
生するオフセツトのメカニズムの説明図である。 紙1は転写帯電器(図示せず)により、コロナ
放電を受け、負に帯電している。定着ローラ2は
紙1の保持している負電荷を供給され、負に帯電
し紙1の通過毎にチヤージアツプし−400〜−
600Vで飽和している。加圧ローラ3は紙1との
摩擦帯電及び紙1から供給される負電荷により−
3000V程度に帯電している。また、紙1は前述し
たようにコロナ放電により負に帯電しているが加
圧ローラとの摩擦帯電により正電荷が与えられコ
ロナ放電による負電荷が減じられて−400〜−
500V程度に帯電している。 トナー4は主に紙1と定着ローラ2との接触面
における電界によつて力を受ける。従つて、定着
ローラ2と紙1の電位が重要なフアクターとな
る。特に、1成分系のトナーのようにトナーのト
リボが低いトナーは、トナー同士の結合力が弱く
電界によつてトナーを強く紙に束縛することがで
きなく、フアンデルワールス力及びクーロン力に
より簡単に定着ローラ2などの他の部材に、転移
してしまう。そのため、前述した紙1と定着ロー
ラ2との間の電界が弱い場合、トナーの紙への束
縛力が弱くなり、トナーは簡単にオフセツトして
しまう。従つて、従来タイプにおいては定着ロー
ラ2と紙1間のトナー束縛電界が小さく、オフセ
ツトし易い状態をつくつていた。それに付随して
トナーの飛び散り等の画質への悪影響を生じてい
た。 そこでトナー4の紙1への束縛電界(第4図
E)を強くしてやる必要がある。 次に、本考案第1図実施例のように加圧ローラ
3の表面層3a中に上記第1,2成分を40重量%
分散させ(表面抵抗率104Ωcm)た加圧ローラ3
での上記メカニズムについて第3,4図で説明す
る。 第3図に示したように加圧ローラ3の表面層3
a中に上記第1,2成分を分散含有した加圧ロー
ラを用いると紙1と加圧ローラ3は摩擦帯電によ
り、紙1は負に、加圧ローラ3は正に帯電してい
る。従つて、紙1の負電荷は増え、紙1の電位は
100V程度下がり、−500〜−600V程度となる。 一方、加圧ローラには、正電荷が付与されるた
め電位は上がり、−500〜−600V程度で飽和する。
更に、加圧ローラ表面層3aは表面抵抗率が104
Ωcmと低抵抗のため、紙が通過し終えて次の紙が
通過するまでの間に、定着ローラ2との接触回転
中に定着ローラ2表面上の負電荷を加圧ローラ2
にリークさせ更に、加圧ローラ3の表面電荷は減
衰が速いために、定着ローラ2の電位は、200V
程度上がり、−200〜−400Vとなる。 従つて、本考案の実施例によればトナー4を紙
1へ束縛する力は、従来よりも強くオフセツトは
減少する。(第1参照)
【表】 以上、トナー極性が正の場合について説明した
が、本考案の技術はトナー極性が負の場合につい
ても同様に効果があることは言うまでもない。 つまり、トナー極性が負の場合は、加圧ローラ
2の表面層に、記録材との摩擦により、トナーと
同極性の帯電を示し且つ記録材のトナー支持面と
は逆の面にトナーと逆極性の帯電を与える特性の
第2成分と、導電性の第1成分とを含有せしめれ
ば、上記効果が得られる。 第5図は他の実施例で、加圧ローラ3をシリコ
ンゴム層3a,3bとスポンジゴム層3dの二重
構造にしてある。この加圧ローラ3は定着ローラ
2との間に大きな押しつけ圧をかけずにニツプを
かせぐことができるために、定着ローラ2の芯金
2bの肉厚を薄くするこことが可能となり、それ
によつて定着ローラ2をを所望の温度まで上げる
時間を短縮できるという利点を有している。この
加圧ローラ3のシリコンゴム層の表面層3aに同
様に紙1をトナー極性とは逆極性に帯電させるよ
うな帯電特性を有し、且つ、導電性の導電性帯電
剤を分散させることによつて同様な効果が得られ
る。 第5図実施例では、ソリツトゴム層を第1図の
ものより薄くしているため表面電位を減少でき
る。 又、本実施例では第1成分と第2成分を一体化
した状態に等しい導電性帯電剤を表面層に分散し
ているため、加圧ローラ3の表面には均一化され
た帯電と均一化された帯電荷が保持された形とな
り、紙面上のトナー像をより確実に安定して得る
ことができる。 以上の本考案の第2成分としては、上記例以外
に正特性(紙に対して、トナーは正極性)を示
す、ジメチルシリコンオイルのメチル基の一部を
アミノ基に置換したもの(アミノ変性シリコンオ
イル)やアミノ基含有のシランカツプリング剤等
の正の帯電剤が好ましく、又負特性(紙に対し
て、トナーは負極性)を示す、ジメチルシリコン
オイル、フロロシリコーンオイル、メチルフエニ
ールシリコーンオイル等や負の帯電剤が好まし
い。 又、本考案の第1成分としては、上記例のよう
な金属の微粉末等の導電性物質であれば好まし
い。 特に、本考案としては、第1成分と第2成分の
分散性を良くするため、上述のように所定の帯電
特性をもつた帯電性を導電性処理化した材料又
は、導電性材料を上記所定の帯電をもたせるよう
に帯電処理した材料のように一体化されたものが
より好ましい。 以上、説明したように本考案は加圧ローラの表
面層に記録材をトナー極性とは逆極性に摩擦帯電
させる特性の第2成分と導電性である第1成分を
含有させることにより、定着ローラへのトナーオ
フセツト量を減少でき、紙の裏面汚れ、ジヤム等
を防止する効果がある。 更に、トナーの飛び散り等の不都合が全くない
良好な画質が得られた。本考案は圧力定着、加熱
定着に適用可である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図、第2図は従
来のオフセツト発生のメカニズムを説明するため
の模式図、第3図、第4図は本考案のオフセツト
防止のメカニズムを説明するための模式図、第5
図は本考案の他の実施例の説明図である。 1は紙、2は定着ローラ、3は加圧ローラ、3
aは表面層である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 記録材の一面上に所定極性のトナー像を支持
    させるため記録材の他面にトナー像の極性と逆
    極性の帯電が与えられる記録材に、該トナー像
    を定着させるため、トナー像と接触する回転体
    とこの回転体とで記録材を挟持するように記録
    材の他面に接触する加圧ローラとを有する定着
    装置において、 上記加圧ローラは電気導電性の第1成分と、
    上記記録材との摩擦帯電系列で記録材を上記ト
    ナー像の極性と逆極性に摩擦帯電させる第2成
    分と、を含有する表面層を有していることを特
    徴とする定着装置。 (2) 上記第2成分は電気導電性の第1成分の表面
    に処理された帯電性絶縁剤であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の定着
    装置。 (3) 上記加圧ローラの表面層は弾性層であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項記載の定着装置。
JP14540383U 1983-09-20 1983-09-20 定着装置 Granted JPS6054156U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14540383U JPS6054156U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14540383U JPS6054156U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6054156U JPS6054156U (ja) 1985-04-16
JPH0234697Y2 true JPH0234697Y2 (ja) 1990-09-18

Family

ID=30323964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14540383U Granted JPS6054156U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6054156U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6054156U (ja) 1985-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4026648A (en) Cleaning device for use in electrophotographic copying apparatus
JPH04268583A (ja) 帯電装置
JPS63192071A (ja) 定着装置
JPS58150975A (ja) 摺擦帯電装置
JPH07160165A (ja) 画像形成装置
JPS5977467A (ja) 中間転写体
JPH0234697Y2 (ja)
JP2760501B2 (ja) 現像装置
JPS6063575A (ja) 定着装置
JPH0322988B2 (ja)
JPS5842071A (ja) 現像装置
JPH1063069A (ja) 画像形成装置
JPH07140811A (ja) 画像形成装置
JP3415264B2 (ja) 静電潜像の現像方法及び静電潜像の現像装置
JPH1048911A (ja) 画像形成装置
JPS6337379B2 (ja)
JP3637199B2 (ja) 画像形成装置
JPH05188815A (ja) 定着装置
JPH0427988A (ja) 像形成装置のトナー像転写装置
JP4227372B2 (ja) 画像形成装置
JPH0619275A (ja) 帯電装置
JPS63121065A (ja) 現像装置
JPH0850396A (ja) 帯電装置、画像記録装置、及びプロセスカートリッジ
JPH01191880A (ja) 現像装置および接触帯電装置
JPS58152265A (ja) 画像記録装置