JPH0234617Y2 - - Google Patents

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JPH0234617Y2
JPH0234617Y2 JP222685U JP222685U JPH0234617Y2 JP H0234617 Y2 JPH0234617 Y2 JP H0234617Y2 JP 222685 U JP222685 U JP 222685U JP 222685 U JP222685 U JP 222685U JP H0234617 Y2 JPH0234617 Y2 JP H0234617Y2
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coercive force
thin plate
amorphous alloy
low coercive
movable magnet
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JP222685U
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Priority to DE19853541395 priority patent/DE3541395A1/de
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、残留指示特性(置針性)の向上及び
指示ヒステリシスの減少を期待できる交差コイル
式計器に関するものである。
〔考案の背景〕
従来の交差コイル式計器としては、例えば第2
図に示すようなものがある。即ちこの交差コイル
式計器は、2極着磁された可動マグネツト1と、
この可動マグネツト1の中心に貫通し、その可動
マグネツト1と一体に取付けられている指針軸2
と、この指針軸2の先端に取付けられている指針
3と、上記可動マグネツト1及び指針軸2を回転
可能に保持しているプラスチツク等の非磁性材か
らなる上下のハウジング4及び5と、この上下の
ハウジング4及び5の周囲で互に交差するように
して巻回せしめた一対の交差コイル6及び7と、
このコイル6及び7の外側を保護するように位置
されかつねじ9によつて下側ハウジング5の支柱
部に固定されているソフト磁性体からなるカツプ
状の磁気シールドケース8と、上側ハウジング4
の支柱部から一体に伸びる支持アーム10にねじ
11によつて固定されている文字板12からな
り、この磁気シールドケース8の作用によつて、
外部磁気が可動マグネツト1に作用しないように
構成されている。
ところがかかる構造の交差コイル式計器にあつ
ては、その磁気シールドケース8が電磁軟鉄
(SUY)又は1%のケイ素(Si)入り純鉄等の比
較的高保磁力のソフト磁性体にて形成されてお
り、従つてそのケース8に生じる残留磁気が比較
的大きいものとなるため、計器作動途中にコイル
電流を遮断したときに本来そのまま静止していな
ければならない可動マグネツト1がわずかに回転
してしまいいわゆる置針性が悪いという不具合が
あり、更にその比較的大きな残留磁気の作用で計
器作動中においても可動マグネツト1の回転角に
影響を与え、これが原因で指針3の指示角度が変
化してしまいいわゆる指示ヒステリシスが生じる
といつた不具合があつた。なお上記磁気シールド
ケース8の材質にパーマロイPB合金等の低保磁
力材を用いることにより、置針性の向上及び指示
ヒステリシスの低減がかなり期待できるが、単に
延べ板からプレス打抜き、絞り加工によつてカツ
プ状の磁気シールドケースを成形するものでは、
材料取りが悪く多量の合金が必要となり、しかも
多種の成形金型を必要とする等の点で経済性の点
で問題がありコスト高となる不具合があつた。そ
こでこの不具合を解消するために、本考案者は、
第3図及び第4図に示すように、プラスチツク
(又は比較的高保磁力の磁性体)からなるカツプ
状外枠13の内側周面に、アモルフアス合金から
なる帯状の低保磁力薄板14を一重又は多重に丸
めて円筒状に嵌合せしめて磁気シールドケースを
形成し、これにより置針性の向上及び指示ヒステ
リシスの低減を図りかつコストダウンも可能とし
た交差コイル式計器を開発しているが、上記のカ
ツプ状外枠13の内側周面に、両端がその長手方
向に対して直角に切断される帯状のアモルフアス
合金薄板14を一重又は多重の筒状に丸めて嵌合
せしめたとき、特にそのアモルフアス合金薄板1
4からなる筒状形成体の内側端末部が、この薄板
14自体が保有する剛性で元の偏平状態に戻ろう
とするために、第4図に示す如く、浮上りaによ
つて密接性が悪くなり、真円に近い円筒状に保持
できないことになる。そうすると、該部分の磁気
特性が乱れ、これが原因で指度不良及び置針特性
の不良等の問題点が生じる。また上記の帯状アモ
ルフアス合金薄板14の内側端末部の密接性を高
めるために接着剤等を使用することも考えられる
が、この接着剤使用手段では、その接着剤の使用
コスト及び接着剤塗布工程が加わつて、製品コス
トが高くなるといつた問題点が生じる。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来の問題点に着目してなさ
れたもので、前述の如きアモルフアス金属からな
る帯状の低保磁力薄板の端末部を、その端末部先
端に向けて剛性復元力が漸次弱くなるように先細
り形状とすることにより、カツプ形状の外枠の内
周面と密接できる筒形状に保形することができる
磁気シールドケースを具備する交差コイル式計器
を提供することを目的とするものである。
〔考案の実施例〕
以下に本考案を第1図に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
15は帯状に形成されたアモルフアス合金から
なる低保磁力薄板であつて、この薄板15は、
鉄、コバルト、ニツケル等の金属と、シリコン、
ボロン等の半金属元素とを溶解し、これを冷却ロ
ール上で急冷して成形した例えば厚さ30ミクロン
程度のものである。この低保磁力薄板15の一方
の端末部又は両端末部は、第1図イ乃至ホに示す
ように、先細り形状に形成されており、これによ
りこの低保磁力薄板15を一重又は多重に巻回し
て円筒状とするとき、その円筒状が真円に近い状
態に保持できるようになしたものである。即ちイ
図及びロ図は、低保磁力薄板15の一端部を山形
の端末部15aに形成したものであり(なお、こ
の場合にはその山形の端末部15aが内側になる
ように丸める必要がある。)、ハ図は低保磁力薄板
15の両端部を、斜めにカツテングして鋭角状の
端末部15aを形成し、またニ図においては、低
保磁力薄板15の両端部を鋸歯状にカツテングし
た端末部15aとなし、またホ図においては、一
端をイ図と同様の山形端末部15aとし、その他
端を、その山形と対応する谷形の切欠状端末部1
5aに形成したものである。
従つていずれの実施例においても、低保磁力薄
板15の一端又は両端に、その先端方向へ剛性復
元力が漸次弱くなるようにする端末部15aを形
成したものであるから、この低保磁力薄板15を
筒状に巻回したとき、真円に近い円筒形状に保形
できるので、該低保磁力薄板15を外枠13の内
周面に密接せしめることができる効果がある。
〔考案の概要〕
以上のように、本考案は、指針軸2に固定され
た可動マグネツト1と該可動マグネツト1を包囲
するように交差配置された複数個の交差コイル
6,7と、該交差コイル6,7の外側に配置さ
れ、かつアモルフアス合金からなる帯状の低保磁
力薄板15が、非磁性体又は比較的高保磁力の磁
性体からなる筒状外枠の内側面に沿つて丸めた状
態で密接される磁気シールドケース13とを備
え、かつ前記アモルフアス合金からなる帯状の低
保磁力薄板15の少なくとも一方の端末部15a
が先細り形状に形成されていることを特徴とする
交差コイル式計器である。
〔考案の効果〕
従つて、この交差コイル式計器によれば、筒状
となした帯状のアモルフアス合金からなる低保磁
力薄板15が、外枠13の内周面と密接するよう
に保形させることができ、その結果、安定した置
針性が低コストで確保できる交差コイル式計器が
提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イ乃至ホは本考案よりなる低保磁力薄板
の各実施例を示した展開説明図、第2図は従来の
交差コイル式計器を示した断面図、第3図は先行
技術である交差コイル式計器の断面図、第4図は
同上の部材説明図である。 15……低保磁力薄板、15a……端末部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 指針軸2に固定された可動マグネツト1と、該
    可動マグネツト1を包囲するように交差配置され
    た複数個の交差コイル6,7と、該交差コイル
    6,7の外側に配置され、かつアモルフアス合金
    からなる帯状の低保磁力薄板15が、非磁性体又
    は比較的高保磁力の磁性体からなる筒状外枠13
    の内側面に沿つて丸めた状態で密接される磁気シ
    ールドケースとを備え、かつ前記アモルフアス合
    金からなる帯状の低保磁力薄板15の少なくとも
    一方の端末部15aが先細り形状に形成されてい
    ることを特徴とする交差コイル式計器。
JP222685U 1984-12-13 1985-01-11 Expired JPH0234617Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP222685U JPH0234617Y2 (ja) 1985-01-11 1985-01-11
US06/795,330 US4760333A (en) 1984-12-13 1985-11-06 Crossed coil meter having concentrically wound magnetic shield
DE19853541395 DE3541395A1 (de) 1984-12-13 1985-11-22 Kreuzspulmessinstrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP222685U JPH0234617Y2 (ja) 1985-01-11 1985-01-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61119772U JPS61119772U (ja) 1986-07-28
JPH0234617Y2 true JPH0234617Y2 (ja) 1990-09-18

Family

ID=30475703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP222685U Expired JPH0234617Y2 (ja) 1984-12-13 1985-01-11

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JP (1) JPH0234617Y2 (ja)

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JPS61119772U (ja) 1986-07-28

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