JPH0234476Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0234476Y2 JPH0234476Y2 JP1985093156U JP9315685U JPH0234476Y2 JP H0234476 Y2 JPH0234476 Y2 JP H0234476Y2 JP 1985093156 U JP1985093156 U JP 1985093156U JP 9315685 U JP9315685 U JP 9315685U JP H0234476 Y2 JPH0234476 Y2 JP H0234476Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- groove
- oil
- rotating shaft
- lid member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 9
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、軸封装置より微量に漏れ出る油を回
収できるようにした、油冷式圧縮機（スクリユー
圧縮機）に関するものである。
収できるようにした、油冷式圧縮機（スクリユー
圧縮機）に関するものである。
（従来の技術）
第３図により本考案を適用する油冷式圧縮機を
説明すると、１はケーシングで、２，３は雌雄の
スクリユーロータである。雄ロータ２は軸４に取
付けられたプーリ５に与えられる回転力で駆動さ
れ、雌ロータ３はこれに連動して反対方向に回転
し、２個の雌雄ロータ２，３で空気の吸入と吐出
を行うことになる。この圧縮機は、吸込口から空
気と共に潤滑油を吸込んで各部の冷却を行なうも
のである。
説明すると、１はケーシングで、２，３は雌雄の
スクリユーロータである。雄ロータ２は軸４に取
付けられたプーリ５に与えられる回転力で駆動さ
れ、雌ロータ３はこれに連動して反対方向に回転
し、２個の雌雄ロータ２，３で空気の吸入と吐出
を行うことになる。この圧縮機は、吸込口から空
気と共に潤滑油を吸込んで各部の冷却を行なうも
のである。
（考案が解決しようとする問題点）
上記形式の圧縮機には、潤滑油が軸４の表面を
伝つてにじみ出るおそれがあつた。これを第２図
を用いて説明する。軸４はベアリング６でケーシ
ング１に対して回転自在に支持されており、軸４
のベアリング６の外側に位置する部分に断面Ｌ字
状の環状のゴムシール７を嵌着し、これをシール
プレート８を介してカバープレート９で抑えるよ
うにしてある。１０はガイド、１１はシールパツ
キンである。
伝つてにじみ出るおそれがあつた。これを第２図
を用いて説明する。軸４はベアリング６でケーシ
ング１に対して回転自在に支持されており、軸４
のベアリング６の外側に位置する部分に断面Ｌ字
状の環状のゴムシール７を嵌着し、これをシール
プレート８を介してカバープレート９で抑えるよ
うにしてある。１０はガイド、１１はシールパツ
キンである。
このような構造において軸４が回転するとき、
シールプレート８は軸４とともに回転し、非回転
部材であるカバープレート９との間の液密性を保
つ作用をする。すなわち、たとえば特殊鋳鉄で製
作されているカバープレート９に対して、たとえ
ばカーボンで製作されているシールプレート８が
適度の摩擦力をもつて接触し、この間で液密性を
保つことになる。このとき両者が直接的に接して
いるとその接触面が焼付くことになるので、この
間に潤滑油の一部を導いて薄い油膜を形成する一
方、シール作用も行わせなければならないもので
ある。
シールプレート８は軸４とともに回転し、非回転
部材であるカバープレート９との間の液密性を保
つ作用をする。すなわち、たとえば特殊鋳鉄で製
作されているカバープレート９に対して、たとえ
ばカーボンで製作されているシールプレート８が
適度の摩擦力をもつて接触し、この間で液密性を
保つことになる。このとき両者が直接的に接して
いるとその接触面が焼付くことになるので、この
間に潤滑油の一部を導いて薄い油膜を形成する一
方、シール作用も行わせなければならないもので
ある。
このため、製作時の寸法精度のバラツキや径年
変化により、両者の接触面から微少な油洩れを生
ずることがある。本考案はこの点を解決し、上記
シールプレート８とカバープレート９の間を通
り、軸４の表面を伝わつて油が流れてきても、こ
れを一つのコースに導き、回収するようにして、
外部に飛散したり付着したりしないようにしたも
のである。
変化により、両者の接触面から微少な油洩れを生
ずることがある。本考案はこの点を解決し、上記
シールプレート８とカバープレート９の間を通
り、軸４の表面を伝わつて油が流れてきても、こ
れを一つのコースに導き、回収するようにして、
外部に飛散したり付着したりしないようにしたも
のである。
（問題点を解決するための手段）
本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、ケーシング内に回転自在に設けられた二つの
ロータと、該二つのロータのうちの一方のロータ
が取り付けられ、ほぼ水平方向に配設された回転
軸と、該回転軸に貫通され前記ロータの端面側の
ケーシングを覆う蓋部材と、前記回転軸と前記蓋
部材との間における該蓋部材側の内周に設けられ
た環状の溝と、該溝の下部から鉛直方向に延設さ
れた通路と、前記回転軸の前記溝内に位置する外
周部に嵌着されたＯリングと、を備えたものであ
る。
て、ケーシング内に回転自在に設けられた二つの
ロータと、該二つのロータのうちの一方のロータ
が取り付けられ、ほぼ水平方向に配設された回転
軸と、該回転軸に貫通され前記ロータの端面側の
ケーシングを覆う蓋部材と、前記回転軸と前記蓋
部材との間における該蓋部材側の内周に設けられ
た環状の溝と、該溝の下部から鉛直方向に延設さ
れた通路と、前記回転軸の前記溝内に位置する外
周部に嵌着されたＯリングと、を備えたものであ
る。
（作用）
このような構成とすれば、従来の技術で説明し
たように潤滑油が流れてきても、この油は軸の外
周に嵌着されたＯリングで軸の外周を流れるのを
阻止され、遠心力によつて飛散して蓋部材の溝内
に入り、一定のコースで外部に排出させ、回収で
きることになる。
たように潤滑油が流れてきても、この油は軸の外
周に嵌着されたＯリングで軸の外周を流れるのを
阻止され、遠心力によつて飛散して蓋部材の溝内
に入り、一定のコースで外部に排出させ、回収で
きることになる。
（実施例）
次に、本考案の一実施例を、要部を示した第１
図により、第２図と同一部材には同一の符号を付
して説明すると、蓋部材であるカバープレート９
の内周には、環状の溝１２が設けられており、ま
た下部には鉛直方向に、この溝１２に連通する通
路１３が設けられている。通路１３の下端はドレ
ンパイプ（図示せず）の接続口１４になつてい
る。軸４の外周部には、Ｏリング１５が嵌着され
ている。このＯリング１５の嵌着位置は図示する
ように溝１２の内部でロータ側に寄つているのが
よく、少なくとも溝１２の中央よりロータ寄りが
よいので、軸４が回転しても位置ずれを生じない
よう、軸４にＯリング１５を嵌着する溝を設ける
のがよい。
図により、第２図と同一部材には同一の符号を付
して説明すると、蓋部材であるカバープレート９
の内周には、環状の溝１２が設けられており、ま
た下部には鉛直方向に、この溝１２に連通する通
路１３が設けられている。通路１３の下端はドレ
ンパイプ（図示せず）の接続口１４になつてい
る。軸４の外周部には、Ｏリング１５が嵌着され
ている。このＯリング１５の嵌着位置は図示する
ように溝１２の内部でロータ側に寄つているのが
よく、少なくとも溝１２の中央よりロータ寄りが
よいので、軸４が回転しても位置ずれを生じない
よう、軸４にＯリング１５を嵌着する溝を設ける
のがよい。
このように構成したこの圧縮機は、油がシール
プレート８とカバープレート９の間を通つて軸４
の外周に流れてきたとき、溝１２内に入つてＯリ
ング１５に当り、それ以後は軸４の外周を流れな
いことになる。この油はＯリング１５の表面を伝
わり遠心力によつて符号１６で示すように油滴と
なつて溝１２の底部に達し、この底部を伝つて通
路１３に至り、これを下降し排出、回収されるこ
とになる。
プレート８とカバープレート９の間を通つて軸４
の外周に流れてきたとき、溝１２内に入つてＯリ
ング１５に当り、それ以後は軸４の外周を流れな
いことになる。この油はＯリング１５の表面を伝
わり遠心力によつて符号１６で示すように油滴と
なつて溝１２の底部に達し、この底部を伝つて通
路１３に至り、これを下降し排出、回収されるこ
とになる。
（考案の効果）
本考案は以上説明したように構成したものであ
るから、洩れた油は一定のコースで外部に導びか
れるので、従来のように軸の表面を流れることが
なく、塵埃の付着や外観性の低下を防止すること
ができる。
るから、洩れた油は一定のコースで外部に導びか
れるので、従来のように軸の表面を流れることが
なく、塵埃の付着や外観性の低下を防止すること
ができる。
また、本考案は、従来の油冷式圧縮機に対し
て、蓋部材に形成される環状の溝と通路、および
Ｏリングを追加するだけであり、構造が簡単で、
製作が容易であるとともに従来の油冷式圧縮機に
簡単な変更で適用することができるという効果も
奏する。
て、蓋部材に形成される環状の溝と通路、および
Ｏリングを追加するだけであり、構造が簡単で、
製作が容易であるとともに従来の油冷式圧縮機に
簡単な変更で適用することができるという効果も
奏する。
第１図は本考案の一実施例の要部を示す断面
図、第２図は従来のものを第１図と同一部分で示
した断面図、第３図は本考案を適用する圧縮機の
断面図である。 １……ケーシング、２……雄ロータ、３……雌
ロータ、４……軸、９……カバープレート、１２
……溝、１５……Ｏリング。
図、第２図は従来のものを第１図と同一部分で示
した断面図、第３図は本考案を適用する圧縮機の
断面図である。 １……ケーシング、２……雄ロータ、３……雌
ロータ、４……軸、９……カバープレート、１２
……溝、１５……Ｏリング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング内に回転自在に設けられた二つのロ
ータと、 該二つのロータのうちの一方のロータが取り付
けられ、ほぼ水平方向に配設された回転軸と、 該回転軸に貫通され前記ロータの端面側のケー
シングを覆う蓋部材と、 前記回転軸と前記蓋部材との間における該蓋部
材側の内周に設けられた環状の溝と、 該溝の下部から鉛直方向に延設された通路と、 前記回転軸の前記溝内に位置する外周部に嵌着
されたＯリングと、 を備えたことを特徴とする油冷式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985093156U JPH0234476Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985093156U JPH0234476Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62791U JPS62791U (ja) | 1987-01-06 |
| JPH0234476Y2 true JPH0234476Y2 (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=30650581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985093156U Expired JPH0234476Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0234476Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6105955B2 (ja) * | 2013-01-29 | 2017-03-29 | 北越工業株式会社 | スクリュ圧縮機の軸封部における漏出油回収構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5564172A (en) * | 1978-11-02 | 1980-05-14 | Hitachi Ltd | Oil thrower for hydraulic machinery |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4729707U (ja) * | 1971-04-24 | 1972-12-05 |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP1985093156U patent/JPH0234476Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5564172A (en) * | 1978-11-02 | 1980-05-14 | Hitachi Ltd | Oil thrower for hydraulic machinery |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62791U (ja) | 1987-01-06 |
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