JPH078880Y2 - 水中ポンプにおけるメカニカルシールの摺動対接面 - Google Patents

水中ポンプにおけるメカニカルシールの摺動対接面

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JPH078880Y2
JPH078880Y2 JP1700792U JP1700792U JPH078880Y2 JP H078880 Y2 JPH078880 Y2 JP H078880Y2 JP 1700792 U JP1700792 U JP 1700792U JP 1700792 U JP1700792 U JP 1700792U JP H078880 Y2 JPH078880 Y2 JP H078880Y2
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JP
Japan
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contact surface
sliding contact
submersible pump
mechanical seal
air
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JP1700792U
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JPH0566298U (ja
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治男 辻本
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、水中ポンプにおけるメ
カニカルシールの摺動対接面、特に、土砂類を多く含ん
だ汚水中で使用される水中ポンプにおけるメカニカルシ
ールの摺動対接面に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】清水中で使用されるポンプにおいては、
メカニカルシールの耐久性向上策として、固定密封環と
回転密封環との摺動対接面の外周部に空気室を繞設し、
水中ポンプの駆動時にはエアー供給機関より上記空気室
内へ空気を導入して上記摺動対接面の外周方向から内周
方向へ通過させることで両密封環を離隔させ、上記摺動
対接面を非接触状態に保持せしめることにより両密封環
の磨耗を生じさせないよう構成したものが存在する。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしこのような構成
のものを汚水中で使用した場合には、非接触状態に離隔
した摺動対接面へ砂粒等が流入して回転密封環を磨損さ
せる結果となる。
【０００４】本考案の目的は、砂粒等の固形物から保護
されて耐久性に富む摺動対接面を提供することにある。
【０００５】
【目的を解決するための手段】本考案では、ポンプ室と
モーター室との間に設けられたメカニカルシールにおけ
る固定密封環と回転密封環との摺動対接面の内周寄り
に、非摺接面を凹設して後記導入空気の受圧部となし、
該受圧部へ通ずる通気路を水中ポンプと連動するエアー
供給機関に接続し、水中ポンプの停止時において押圧バ
ネの作用により密接している前記摺動対接面の密接状態
が、水中ポンプの駆動時には受圧部への導入空気の圧力
により弛められて流体の流出間隙を形成し、該間隙の内
周から外周方向へ前記導入空気が流出するよう構成し
た。
【０００６】
【実施例】以下実施例の図面により説明をする。
【０００７】１はポンプ室ｐとモーター室Ｍとの間に設
けられたメカニカルシール、２はメカニカルシール１に
おける固定密封環、３は固定密封環２と対向し押圧バネ
４により押圧される回転密封環であって、固定密封環２
と回転密封環３との摺動対接面５の内周寄りに非接触面
を設けて後記導入空気の受圧部６を形成する。該受圧部
６へ通ずる通気路７は、エアーポンプ、コンプッレッサ
ー等エアー供給機関（図示せず）に接続せられ、水中ポ
ンプとエアー供給機関とが連動することにより、ポンプ
駆動時には通気路７を介して受圧部６へ空気が導入せら
れるような構成となっている。
【０００８】
【作用】水中ポンプの停止中は従来と同様、押圧バネ４
の作用によって図１に見られるよう、固定密封環２と回
転密封環３との摺動対接面５は密接状態に保たれる。従
って外液は摺動対接面５で阻まれてモーター室Ｍ内へ侵
入することがない。
【０００９】水中ポンプの駆動時にはエアー供給機関も
駆動して受圧部６へ空気が導入されるので、該導入空気
の圧力により回転密封環３が押圧バネ４に抗するよう微
動し、摺動対接面５の密封状態が弱められて図２に示す
よう流体の流出間隙ｇが形成される。そして受圧部６に
導入された空気が上記間隙ｇの内周から外周方向へ流出
する圧力によりシール効果を生じ、外部の液体がモータ
ー室Ｍ内へ流入することを強力に阻止するよう機能する
と共に、外液中に含まれている砂粒等の固形物を排斥し
て摺動対接面５へ近づけないよう作用する。
【００１０】
【考案の効果】本考案によれば、ポンプ駆動時には受圧
部６への導入空気が流出間隙ｇの内周から外周方向へ流
出する作用によって、外部の液体がモーター室Ｍ内へ流
入することを強力に阻止し得るばかりでなく、外液中に
含まれている砂粒等の固形物を排斥して近づけないよう
作用するので、摺動対接面５は損傷を受けることなく保
護されてメカニカルシールの耐久性を著しく増大させる
ことになり、汚水中で使用される水中ポンプにおけるメ
カニカルシールの摺動対接面として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る摺動対接面を有する水中ポンプの
停止時の状態を示す要部縦断側面図である。
【図２】本考案に係る摺動対接面を有する水中ポンプの
駆動中の状態を示す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
ｐ ポンプ室 Ｍ モーター室 １ メカニカルシール ２ 固定密封環 ３ 回転密封環 ４ 押圧バネ ５ 摺動対接面 ６ 受圧部 ７ 通気路 ｇ 流出間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプ室（ｐ）とモーター室（Ｍ）との間に設けられた
    メカニカルシール（１）における固定密封環（２）と回
    転密封環（３）との摺動対接面（５）の内周寄りに、非
    摺接面を凹設して後記導入空気の受圧部（６）となし、
    該受圧部（６）へ通ずる通気路（７）を水中ポンプと連
    動するエアー供給機関に接続し、水中ポンプの停止時に
    おいて押圧バネ（４）の作用により密接している前記摺
    動対接面（５）の密接状態が、水中ポンプの駆動時には
    受圧部（６）への導入空気の圧力により弛められて流体
    の流出間隙（ｇ）を形成し、該間隙（ｇ）の内周から外
    周方向へ前記導入空気が流出するよう構成せられたこと
    を特徴とする、水中ポンプにおけるメカニカルシールの
    摺動対接面。
JP1700792U 1992-02-20 1992-02-20 水中ポンプにおけるメカニカルシールの摺動対接面 Expired - Lifetime JPH078880Y2 (ja)

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ITPD20010277A1 (it) * 2001-11-27 2003-05-27 Askoll Holding Srl Dispositivo anticondensa particolarmente per motori elettrici.

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