JPH023423Y2 - - Google Patents

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JPH023423Y2
JPH023423Y2 JP11280185U JP11280185U JPH023423Y2 JP H023423 Y2 JPH023423 Y2 JP H023423Y2 JP 11280185 U JP11280185 U JP 11280185U JP 11280185 U JP11280185 U JP 11280185U JP H023423 Y2 JPH023423 Y2 JP H023423Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、トランスフアー装置におけるバー先
端部支持装置に関する。
従来の技術 従来、この種トランスフアー装置においては、
同一ライン上に加工時間の異なるステーシヨンを
設ける必要がある場合には、加工時間の長いステ
ーシヨンに合わせてサイクルタイムを決定しなけ
ればならず、加工時間の短いステーシヨンにおい
て非常に時間の無駄が生じ、稼動率の悪いものと
なる。また、加工時間の短いステーシヨン群と加
工時間の長いステーシヨン群とをそれぞれ別ライ
ンに設け、それぞれのサイクルタイムで稼動させ
た場合、2個のトランスフアー装置を必要とし高
価となるとともに中間部に前段のワークを一時保
留するバツフアー装置等を設ける必要があり、設
備費および広い設置スペースを要する等の問題点
を有していた。
考案の目的およびその解決手段 ここに、本考案の目的は、加工時間の異なるス
テーシヨンをライン分割することなく、直列に連
結されかつ別個に上下動する2本のトランスフア
ーバーを用いて同一ライン上に設けることがで
き、かつ加工時間の短いステーシヨンを基準とし
たサイクルタイムで非常に能率の良いワーク搬送
が行え、さらに各トランスフアーバーの進退移動
時各トランスフアーバーをそれぞれ下方より支持
する複数個のリフトアームからバー先端部が離れ
てもワークの重みによりバー先端部が撓んだりワ
ークを落下させてしまつたりするおそれもなく、
各バーの昇降時に応じてバー先端部を確実に案内
支持でき、かなりの重量物でも安定した搬送が行
えるトランスフアー装置におけるバー先端部支持
装置を提供することにある。
上記目的のもとに、本考案は、一定ストローク
で同時に進退運動する第1トランスフアーバー
と、第2トランスフアーバーと直列に連結しかつ
別個に昇降可能とし、上記第1トランスフアーバ
ーを複数個のリフトアームを介して昇降させる第
1のリフト装置と、上記第2トランスフアーバー
を複数個のリフトアームを介して昇降させる第2
のリフト装置とを有するトランスフアー装置にお
いて、上記第1および第2トランスフアーバーの
連結側各先端部の下部にそれぞれ転動輪を設け、
上記第1のリフト装置によつて昇降させる第1の
リフトバーを上記第1トランスフアーバーの転動
輪の移動ストローク間に平行に設け、上記第2の
リフト装置によつて昇降させる第2のリフトバー
を上記第2トランスフアーバーの転動輪の移動ス
トローク間に平行に設け、上記第1と第2のリフ
トバー上をそれぞれの転動輪が転動移動するよう
にしたものである。
考案の構成 以下、本考案の構成を図面に基いて具体的に説
明する。
まず第1図に示すように、本考案のトランスフ
アー装置1は、主として、第1トランスフアーバ
ー2、第2トランスフアーバー3、第1のリフト
装置4、第2のリフト装置5、ストツカー装置6
およびバー先端部支持装置7により構成されてい
る。
第1トランスフアーバー2は前段の加工時間の
短いステーシヨン群に対するワーク搬送を行い、
第2トランスフアーバー3は後段の加工時間の長
いステーシヨン群に対するワーク搬送を行う。本
実施例では、前段の加工時間に対し後段で2倍の
加工時間を要する場合について説明する。
上記両トランスフアーバー2,3は加工ライン
に沿つて直列に連結され、第1トランスフアーバ
ー2の始端に連結された駆動リンク8を介して上
下移動自在にかつ油圧シリンダ等のトランスフア
ー駆動部9より同時に一定ストロークSで進退運
動されれ、一ストローク毎の各ステーシヨンへワ
ークWを間欠的に搬送するものである。
前段の各ステーシヨンには1個加工用の加工機
Mが置かれ、後段の各ステーシヨンには2個取り
2個同時加工用の加工機Nが置かれている。これ
に対応して、第1トランスフアーバー2には一定
ストロークS毎に1個ずつ搬送爪10が取着さ
れ、第2トランスフアーバー3には一定ストロー
クS毎に2個ずつの搬送爪11が取着されてい
る。この後段の各2個の搬送爪11はそれぞれ所
定のピツチP間隔で取り付けられている。
また、第2図および第3図に示すように、上記
前段および後段の搬送爪10,11には、ワーク
Wの底面あるいはワークWを支持するパレツトの
底面に穿設された少なくとも2個の位置決め孔に
対応してワークW位置決め用のノツクピン12が
それぞれに突設されている。また、前段のワーク
Wの加工姿勢に対し後段では水平方向に90゜向き
を変換した加工姿勢をとらせるために、後段の搬
送爪11には前段の搬送爪10のノツクピン12
の配置に対し90゜変位させた配置でノツクピン1
2が設けられている。
次に、第1トランスフアーバー2と第2トラン
スフアーバー3との連結構造は、第4図に示すよ
うに、第1トランスフアーバー2の端部には、第
2トランスフアーバー3の端部を両側より挾持す
るように断面コ字状でかつ下方向へ突出した継手
13が取付けられ、この継手13内で第2トラン
スフアーバー3の端部が上下摺動自在に連結され
ている。すなわち、第2トランスフアーバー3の
端部下面に、軸14に支持したブラケツト15が
固着され、上記軸14の両端に摺動ローラ16が
それぞれ回転自在に取付られている。この各摺動
ローラ16をそれぞれ摺動自在に嵌合するように
上記継手13の両内側面に上下方向の摺動凹溝1
7がそれぞれ形成され、この摺動凹溝17と摺動
ローラ16との摺動係合によつて第2トランスフ
アーバー3が上下相対移動される。
また、加工ラインに沿つて延びる2枚の図示し
ない支持フレーム間下部において、加工ライン方
向に適当な間隔をおいて複数の支軸18が設けら
れ、この各支軸18にそれぞれリフトアーム19
が揺動可能に支持され、この各リフトアーム19
の上端にはそれぞれ支持ローラ20が回転自在に
軸支されている。この複数個の支持ローラ20に
より第1トランスフアーバー2および第2トラン
スフアーバー3が加工ラインに沿つて進退移動可
能に支持されている。また、第1トランスフアー
バー2を支持する側の各リフトアーム19の下端
はそれぞれピン21を介して第1の連結ロツド2
2に回動自在に連結され、この第1の連結ロツド
22は第1のリフトシリンダ23のピストンロツ
ド24と連結され、上記第1のリフト装置4が構
成されている。第2トランスフアーバー3を支持
する側の各リフトアーム19の下端はそれぞれピ
ン21を介して第2の連結ロツド25に回動自在
に連結され、この第2の連結ロツド25は第2の
リフトシリンダ26のピストンロツド27と連結
され、上記第2のリフト装置5が構成されてい
る。
したがつて、両トランスフアーバー2,3は上
記トランスフアー駆動部9によつて進退運動が与
えられ、第1トランスフアーバー2は第1のリフ
トシリンダ23によつて、第2トランスフアーバ
ー3は上記第2のリフトシリンダ26によつてそ
れぞれ上昇下降が与えられ一連の搬送動作を行う
ものである。各トランスフアーバー2,3の上昇
動作によつて搬入部や空ステーシヨンにおける図
示しない支持板、各加工機M,Nの治具装置26
および後述するストツカー装置6のストツカー2
9上に乗つているワークWを各搬送爪10,11
により持ち上げて上記支持板、治具装置28およ
びストツカー29の各ノツクピンから外し、そし
て前進動作によつてワークWを一ストロークSず
つ搬送するようになつている。
ストツカー装置6は前段の最終加工ステーシヨ
ンと後段の最初の加工ステーシヨン間における空
ステーシヨンに位置され、第5図および第6図で
示すように、前後一対の垂直状の固定枠31,3
2間に2本の支持軸33,33がその各両端を支
持され、この支持軸33,33に沿つて上記スト
ツカー29が進退自在に吊支されている。すなわ
ち、上記2本の支持軸33,33を摺動貫通する
ブラケツト34に上記ストツカー29の上端部が
支持され、上記ブラケツト34はシフトシリンダ
35のシリンダロツド36と連結され、シフトシ
リンダ35により進退駆動される。また、上記ブ
ラケツト34は上記固定枠31,32にそれぞれ
形成されたストツパー部31a,32aに端面が
当接することにより元位置とシフト位置とが位置
決めされている。この場合上記ストツカー29の
移動ストロークは第2トランスフアーバー3での
2個取り搬送爪11間のピツチPに等しく定めら
れている。また、37はストツカー29の元位置
検知スイツチ、38はシフト検知スイツチであ
り、それぞれ上記ブラケツト34の一部で作動さ
れる。
上記ストツカー29は、第7図および第8図で
示すように、2枚の爪板29a,29bにて形成
され、この爪板29a,29b間には前段の搬送
爪10および後段の搬送爪11のいずれもがすり
抜けられる形状の爪孔39が前後に2個所定のピ
ツチPで形成されている。また、一方の爪板29
a上にはワークWの他の位置決め孔に対応するノ
ツクピン30が前後に2組突設されている。この
ノツクピン30は後段の搬送爪11と同様ワーク
Wが90゜インデツクスした状態の配置に設定され
ている。すなわち、このストツカー装置6は第1
トランスフアーバー2から搬送されたワークWを
ストツカー29上の一方側(図中右側)で受け止
め、搬送方向(図中R方向)に一ピツチPシフト
し、続いて第1トランスフアーバー2から搬送さ
れたワークWをストツカー29上の他方側(図中
左側)で受け止め、この2個のワークWを同時に
第2トランスフアーバー3に受け渡すものであ
る。
また、前段トランスフアーバー2の搬送爪10
のうち最終端すなわち前段の最終ステーシヨンと
上記ストツカー装置6間を移動する連結端の搬送
爪10aのみが、第9図で示すように第1トラン
スフアーバー2に水平方向に回転自在に取着され
ている。第1トランスフアーバー2の上記回転搬
送爪10aの取着部には上下に貫通した軸受孔4
0が設けられ、この軸受孔40に上記回転搬送爪
10aの軸41が回転自在に嵌挿されている。ま
た、軸41の下端部には折曲状の連結部材42を
介在して上記軸41から偏心した偏心軸43の上
端部が連結されている。この偏心軸43の下部は
中空の摺動筒44に回動自在に支持されかつ抜け
止めされている。また、この摺動筒44は前段の
最終ステーシヨンからストツカー装置6までの間
の下方において両トランスフアーバー2,3と平
行に設けられたカム板45のカム溝45a内に摺
動自在にかつ上下移動自在に嵌合されている。
上記カム板45は第5図および第10図で示す
ように、前段の最終ステーシヨンから上記ストツ
カー装置6によるワーク受け止め位置までの間の
一ストロークS間で上記回転搬送爪10aの回転
を規制しつつ誘導して上記回転搬送爪10aを水
平方向に90゜回転させるための上記カム溝45a
を有し、その両端部は固定フレーム46,47に
よつて固定されている。すなわち、第1トランス
フアーバー2の一ストロークSの移動と同時に上
記回転搬送爪10a上のワークWを90゜インデツ
クスさせ上記ストツカー装置6へ搬送するように
なつている。ワーク搬送後の戻りも上記カム溝4
5aに案内されて回転搬送爪10aが逆回転され
元の状態に戻される。
次に上記バー先端部支持装置7について説明す
る。
第1トランスフアーバー2の先端部には第11
図に示すように、両端下部にブラケツト48,4
8を形成した持部材49が第1トランスフアーバ
ー2の幅方向に水平に取付けられ、この両端のブ
ラケツト48,48にそれぞれ転動輪50,50
が軸51,51を中心に回転自在に支持されてい
る。そして、この2個の転動輪50,50はこの
転動輪50,50の移動ストローク間における両
トランスフアーバー2,3の両側下方に平行に設
けられた2本の第1のリフトバー52,52上を
それぞれ転動移動するようになつている。
また、この第1のリフトバー52,52の各一
端部は、第6図および第11図で示すように前段
の最終ステーシヨンと上記ストツカー装置6との
略中間位置下部において、両側2個の固定ブラケ
ツト53,53に軸54,54により2個の揺動
アーム55,55がそれぞれ揺動自在に支持さ
れ、この各揺動アーム55,55の上端に、軸5
6,56介してそれぞれ回転自在に連結されてい
る。また、この第1のリフトバー52,52の各
他端部は、第6図および第12図で示すように上
記ストツカー装置6と後段の最初のステーシヨン
との略中間位置下部において、両側2個の固定ブ
ラケツト57,57に軸58,58により2個の
揺動アーム59,59がそれぞれ揺動自在に支持
され、この各揺動アーム59,59の上端に、軸
60,60を介してそれぞれ回転自在に連結され
ている。
さらに、上記一方の揺動アーム55,55の下
端は上記第1のリフト装置4の連結ロツド22の
先端にピン61を介して回動自在に連結されてい
る。したがつて、上記第1のリフトバー52,5
2は第1トランスフアーバー2の上昇下降と同時
にかつ同一リフト量で、上記揺動アーム55,5
9を介してわずかに進退移動しつつ上昇下降され
る。また、第2トランスフアーバー3の第1トラ
ンスフアーバー2との連結側先端部には第12図
に示すように、両端下部にブラケツト62,62
を形成した支持部材63が第2トランスフアーバ
ー3の幅方向に水平に取付けられ、この両端のブ
ラケツト62,62にそれぞれ転動輪64,64
が軸65,65を中心に回転自在に支持されてい
る。そして、この2個の転動輪64,64はこの
転動輪64,64の移動ストローク間における両
トランスフアーバー2,3両側下方に平行に設け
られた2本の第2のリフトバー66,66上をそ
れぞれ転動移動するようになつている。この2個
の転動輪64,64および2本の第2のリフトバ
ー66,66は上記第2トランスフアーバー3の
2個の転動輪50,50および2本の第1リフト
バー52,52よりもトランスフアーバー2,3
の幅方向の外側に位置され、たがいに干渉しない
ように位置決めされている。
また、この第2のリフトバー66,66の各一
端部は、第6図および第11図で示すように上記
固定ブラケツト53,53の軸54,54に上記
揺動アーム55,55とそれぞれ同軸上に2個の
揺動アーム67,67がそれぞれ揺動自在に支持
され、この各揺動アーム67,67の上端に、軸
68,68を介してそれぞれ回動自在に連結され
ている。また、この第2のリフトバー66,66
の各他端部は、第6図および第12図で示すよう
に上記固定ブラケツト57,57の軸58,58
に上記揺動アーム59,59とそれぞれ同軸上に
2個の揺動アーム69,69がそれぞれ揺動自在
に支持され、この各揺動アーム69,69の上端
に、軸70,70を介してそれぞれ回動自在に連
結されている。
さらに、上記他方の揺動アーム69,69の下
端は上記第2のリフト装置5の連結ロツド25の
先端ピン71を介して回動自在に連結されている
る。したがつて、上記第2のリフトバー66,6
6は第2トランスフアーバー3の上昇下降と同時
にかつ同一変位で、上記揺動アーム67,69を
介してわずかに進退移動しつつ上昇下降される。
このように、第1トランスフアーバー2はワー
クWを載せた搬送時その先端部は転動輪50を介
して上記第1のストローク52によつて案内支持
されつつ前進し、後退時も上記第1のリフトバー
52に沿つて後退される。また、第2トランスフ
アーバー3もその先端部は転動輪64を介して上
記第2のリフトバー66に沿つて案内支持されつ
つ前進後退されるようになつている。
考案の作用 次に本装置の作用を説明する。
第1および第2トランスフアーバー2,3の進
退駆動は共にトランスフアー駆動部9により行わ
れ、第1トランスフアーバー2の上下駆動は第1
のリフトシリンダ23によつて第2トランスフア
ーバー3の上下駆動は第2のリフトシリンダ26
によつてそれぞれ行われる。
第1トランスフアーバー2は上昇−前進−下降
−後退の一サイクル動作でワークWを一ストロー
クS搬送する。
一方、第2トランスフアーバー3は、第1のリ
フトシリンダ23の2回の駆動に対し第2のリフ
トシリンダ26を1回同期駆動後1回休止させる
ことにより、上昇−前進−下降−後退−停止−前
進−停止−後退で一サイクル動作を行い、すなわ
ち第1トランスフアーバー2の2サイクルタイム
を1サイクルタイムとしている。
この動作を第13図ないし第15図によつて順
を追つて説明する。
前段の加工ステーシヨンのうち最後の2つのス
テーシヨンを第1ステーシヨン、第2ステーシ
ヨンとし、後段の加工ステーシヨンのうち最初
の2つのステーシヨンを第3ステーシヨン、第
4ステーシヨンと称して説明する。
まず、第15図アにおいて、ワークA,Bは第
1トランスフアーバー2によつて一ストロークず
つ順次搬送されたのち、ワークAは第1ステーシ
ヨンまでの加工を終え第2ステーシヨンにて
加工中、ワークBは第1ステーシヨンにて加工
中の状態であり、このとき両トランスフアーバー
2,3は下降位置でかつ後退している。
このとき、第1および第2のリフトシリンダ2
3,26は共にピストンロツド24,27を吸引
しておらず、第1のリフトバー52および第2の
リフトバー66は第13図において一点鎖線で示
すように下降位置に保持され、したがつて両方ト
ランスフアーバー2,3の各先端部をそれぞれ下
降位置に支持している(第1図)。
続いて各ステーシヨン,にて加工が終了さ
れると、第1および第2のリフトシリンダ23,
26が同時に駆動して各ピストンロツド24,2
7が吸引される。これにより、第1の連結ロツド
22は搬送方向とは逆方向(第1図中L方向)に
引つ張られ、これに連結されたリフトアーム19
が時計方向に回動され上端の支持ローラ20を介
して第1トランスフアーバー2が上昇される。同
時に、第13図実線で示すように揺動アーム55
も時計方向に回動され、揺動アーム59も従動し
て第1のリフトバー52を上昇させ、第1トラン
スフアーバー2の先端部を上昇位置に支持する。
また、第2の連結ロツド25は搬送方向(第1図
中R方向)に引つ張られ、これに連結されたリフ
トアーム19が反時計方向に回動され上端の支持
ローラ20を介して第2トランスフアーバー3が
上昇される。同時に、第13図実線で示すように
揺動アーム69も反時計方向に回動され揺動アー
ム67も従動して第2のリフトバー66を上昇さ
せ、第2トランスフアーバー3の先端部を上昇位
置に支持する。
すなわち第15図イの状態となり、第1トラン
スフアーバー2上の搬送爪10a,10は前段ス
テーシヨンの各加工機MからワークA,B、…を
持ち上げてノツクピン12にて係止し、ワーク
A,B、…を受け止める。
次に、トランスフアー駆動部9によつてトラン
スフアーバー2,3が一ストロークS前進し、こ
のとき各先端部の転動輪50,64はそれぞれリ
フトバー52,66上を転動し、ワークAとスト
ツカー装置6のある空ステーシヨンへ、ワークB
は第2ステーシヨンへ、ワークCは第1ステー
シヨンへそれぞれ搬送される。
すなわち、第15図ウの状態となる。このと
き、回転搬送爪10aは摺動筒44とカム溝45
aとの摺合により、第2ステーシヨンから空ス
テーシヨンへの移動中に回転が付与され、第10
図に一点鎖線で示すようにストツカー装置7への
受け渡し位置では90゜角度変換された状態となつ
てワークAの加工姿勢がインデツクスされる。
続いて、第1および第2のリフトシリンダ2
3,26のピストンロツド24,27が伸長さ
れ、第1の連結ロツド22がR方向へ、第2の連
結ロツド25がL方向へもどる。これにより、そ
れぞれのリフトアーム19を介して両トランスフ
アーバー2,3が下降される。同時に揺動アーム
55,59,67,69が第13図一点鎖線で示
す状態に回動され両リフトバー52,66が下降
される。したがつて、両トランスフアーバー2,
3の各先端部も下降位置に支持される。
すなわち、第15図エの状態となり、各搬送爪
10a,10は工具高さ位置Hよりも下方へ下が
り各加工機Mの治具装置28にワークB,C、…
を受け渡す。ワークAは後退位置に待機している
ストツカー29の一方側(図中右側)のノツクピ
ン30に係止されストツカー29に受け止められ
る。
続いて、トランスフアー駆動部9によつてトラ
ンスフアーバー2,3が一ストロークS後退さ
れ、第15図オの状態となり、この移動中に回転
搬送爪10aはカム溝45aに沿つて逆方向に
90゜インデツクスされ第10図実線で示すように
元の向きに戻される。
なお、各ステーシヨン,ではワークB,C
がクランプされるとすぐに加工が開始される。
そして、前段のステーシヨン,での加工が
終了されると、今度は第1のリフトシリンダ23
のみが動作し、第1の連結ロツド22がL方向に
引つ張られリフトアーム19を介して第1トラン
スフアーバー2のみが上昇される。同時に第14
図実線で示すように揺動アーム55,59が時計
方向に回動され、第1のリフトバー52が上昇さ
せ、第1トランスフアーバー2の先端部を上昇位
置に支持する。つまり、両トランスフアーバー
2,3は各先端の摺動凹溝17と摺動ローラ16
との摺合により、上下に段違い状態に連結されて
いる。
すなわち、第15図カの状態となり、第1トラ
ンスフアーバー2の各搬送爪10a,10は各加
工機MからワークB,C,…をそれぞれ受け止め
る。なお、この第1トランスフアーバー2の上昇
動作と同時或はそれ以前に、ストツカー装置7の
シフトシリンダ35が作動され、ストツカー29
はワークAを載せたまま1ピツチP搬送方向へシ
フトされる。これにより、シフト検知スイツチ3
8がオンされる。
そして、このシフト検知信号を伴つてトランス
フアー駆動部9が作動し、トランスフアーバー
2,3が段違い状態のまま一ストロークS前進す
る。このとき各先端部の転動輪50は上昇位置に
ある第1のリフトバー52上を、転動輪64を下
降位置の第2のリフトバー66上を転動する。
すなわち、第15図キの状態となり、ワークB
は搬送中にインデツクスされてストツカー装置6
へ、ワークCは第2ステーシヨンへ、ワークD
は第1ステーシヨンへそれぞれ搬送される。
続いて、第1のリフトシリンダ23により第1
の連結ロツド22、リフトアーム19を介して第
1トランスフアーバー2が下降され、第2トラン
スフアーバー3と一直線上に位置される。
すなわち、第15図クの状態となり、ワーク
C,D…は各加工機Mに受け渡され、ワークBは
前進位置にシフトされているストツカー29の他
方側(図中左側)のノツクピン30に係止され、
ワークAとともにストツカー29上に貯留され
る。
そして、各ステーシヨン,では2サイクル
目の加工が開始される。
各加工機Mおよびストツカー29へのワークの
受け渡しを終えると両トランスフアーバー2,3
は下降位置で後退され、第15図ケの状態で待機
する。このとき、第2トランスフアーバー3の最
初の2個の搬送爪11,11はストツカー29上
の2個のワークA,Bの直下位置に位置される。
そして、前段の各ステーシヨン,での加工
が終了されると、今度は第1と第2の2個のリフ
トシリンダ23,26が作動し、両トランスフア
ーバー2,3が同時に上昇され、第15図コのよ
うに、第1トランスフアーバー2の搬送爪10は
ワークD,E,…を、回転搬送爪10aはワーク
Cを受け止め、そして第2トランスフアーバー3
の搬送爪10,10はストツカー29からワーク
A,Bをそれぞれ持ち上げるように一斉に受け止
める。
したがつて、ストツカー装置6は前段の2サイ
クルタイムで前段から2個のワークA,Bを順次
受け止め、2個同時に後段へ受け渡す。
2個のワークA,Bを第2トランスフアーバー
3に受け渡すとすぐに、ストツカー29はシフト
シリンダ35によつて元の位置へ後退される。こ
れにより元位置検知スイツチ37がオンされ、こ
の検知信号を伴つて両トランスフアーバー2,3
が前進駆動される。
すなわち、第15図サの状態となり、各ワーク
A,B,C,D,E,…はそれぞれ一ストローク
Sずつ搬送され、ワークA,Bは第3ステーシヨ
ンへ、ワークCはインデツクスされてストツカ
ー装置6へ、ワークDは第2ステーシヨンへ、
ワークEは第1ステーシヨンへそれぞれ一斉に
搬送される。
次に第15図シは両トランスフアーバー2,3
が下降して各ワークA,B,…を各加工機N,M
およびストツカー29にそれぞれ受け渡し、そし
て後退した状態を示す。
ここで、各ステーシヨン,,で加工が開
始され、第3ステーシヨンでは2個同時加工が
行なわれる。そして前段のステーシヨン,で
の加工が終了すると、第1トランスフアーバー2
のみが上昇し、第15図スのように搬送爪10
a,10がワークD,E,…を持ち上げ、ストツ
カー29のシフト検知信号を伴つて、両トランス
フアーバー2,3が前進し第15図セのように、
第1トランスフアーバー2上のワークD,E,
F,…のみがそれぞれ一ストロークS搬送され
る。
次に第1トランスフアーバー2が下降し、ワー
クDは既に貯留されているワークCとともにスト
ツカー29上に受け渡され、ワークEは第2ステ
ーシヨン、ワークFは第1ステーシヨンの加
工機Mにそれぞれ受け渡され、加工が開始され
る。このとき、ワークA,Bは第15図シでの加
工開始時から継続して第3ステーシヨンでの加
工が行なわれている。
第15図ソのように両トランスフアーバー2,
3が後退され、前段および後段の各ステーシヨン
,,での加工が終了すると、両トランスフ
アーバー2,3が同時に上昇し、第15図タのよ
うに第2トランスフアーバー3は第3ステーシヨ
ンでの加工機NからワークA,Bを、ストツカ
ー装置6からワークC,Dを受け止め、第1トラ
ンスフアーバー2は第2ステーシヨンおよび第
1ステーシヨンの各加工機MからE,F,…を
受け止め、ストツカー29の元位置検知信号を伴
つて前進し、第15図チのようにワークA,Bは
第3ステーシヨンから第4ステーシヨンへ、
ワークC,Dはストツカー29から第3ステーシ
ヨンへ、ワークEはストツカー29へ、ワーク
Fは第2ステーシヨンへ、ワークGは第1ステ
ーシヨンへそれぞれ搬送される。
そして、第15図ツは両トランスフアーバー
2,3が下降し後退した状態であり、各ステーシ
ヨン,,,において同時に加工が開始さ
れる。
前段の加工サイクルが終了すると、次に第15
図カないしスの動作をし以下同様の動作を繰返
す。
以上のように、第1トランスフアーバー2によ
る2ストローク分のワーク搬送に対し第2トラン
スフアーバー3では1ストロークのワーク搬送が
なされ、例えば第15図シとスにおいて前段ステ
ーシヨン,では2回の加工サイクルがなされ
るが、この間、後段ステーシヨン,では第1
5図シの1回の加工サイクルが続けられ前段より
も加工時間が2倍以上に延長されている。したが
つて、加工時間の異なる加工ステーシヨンを同一
ライン上に設けても加工時間の短いステーシヨン
のサイクルタイムを基準に加工ラインが円滑に運
行される。
さらに、前段の最終ステーシヨンからストツカ
ー装置6への搬送中にワークWの姿勢変換も同時
に行なわれるので、後段ステーシヨンで加工時間
のみならず加工方向の異なる加工も可能であり、
同一ラインで複数種の加工が容易に行なえる。
以上の動作の間、第1のリフトバー52は第1
のリフト装置4によつて第1トランスフアーバー
2との間に同一段差を保ちつつ上昇下降され、第
2のリフトバー66は第2のリフト装置5によつ
て第2トランスフアーバー3との間に同様に同一
段差を保ちつつ上昇下降させるため、各トランス
フアーバー2,3の先端部は進退移動によつて各
支持ローラ20から遠ざかつても各転動輪50,
64を介してそれぞれのリフトバー52,66に
て下方より案内支持されているため、先端部にワ
ークWの大きな重力を受けても各トランスフアー
バー2,3先端部に撓みを生じることなく安定し
た搬送が行える。
また、上記実施例では、前段の加工に対し後段
では2倍の加工時間を要し、このために2個スト
ツク用のストツカー装置6を用いて後段への2個
同時搬送および後段での2個同時加工を行なわせ
るような構成としたが、他の実施例として後段で
3倍の加工時間を要する場合には、3個ストツク
用のストツカー装置6を用いてストツカー29を
2段階にシフトさせ、かつ第1のリフトシリンダ
23の3回の駆動に対し第2のリフトシリンダ2
6を1回だけ同時駆動させることにより、後段へ
の3個同時搬送および後段での3個同時加工を行
なわせることができ、したがつて後段の加工時間
を3倍以上に延長させることができる。同様にし
て、4倍以上の加工時間を要する場合にも容易に
応用できる。
考案の効果 以上説明したように、本考案の装置によれば、
一定ストロークで同時に進退運動する第1トラン
スフアーバーと第2トランスフアーバーとを直列
に連結しかつ別個に上下運動可能とし、上記第1
トランスフアーバーをリフトアームを介して昇降
させる第1のリフト装置と、上記第2トランスフ
アーバーをリフトアームを介して昇降させる第2
のリフト装置とを有するトランスフアー装置にお
いて、上記第1および第2トランスフアーバーの
連結側各先端部の下部にそれぞれ転動輪を設け、
上記第1のリフト装置によつて昇降される第1の
リフトバーと上記第2のリフト装置によつて昇降
される第2のリフトバーをそれぞれの上記転動輪
の移動ストローク間にトランスフアーバーと平行
に設け、この第1と第2のリフトバー上をそれぞ
れの転動輪が転動移動するようにしたので、加工
時間の異なるステーシヨンをライン分割すること
なく、上記第1および第2トランスフアーバーの
リフト設定によつて同一ライン上でかつ加工時間
の短いステーシヨンを基準としたサイクルタイム
で非常に能率の良いワーク搬送が行え、さらに各
トランスフアーバーの進退移動時各トランスフア
ーバーを下方より支持するリフトアームからバー
先端部が離れてもバー先端部はそれぞれの転動輪
を介してそれぞれのリフトバー上を移動するため
ワークの重みによりバー先端部が撓んだりワーク
を落下させたりするおそれもなく、各バーの昇降
時に応じてバー先端部を各高さ位置で確実に案内
支持でき、かなりの重量物でも安定した搬送が行
える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案におけるトランスフアー装置の
全体を示す正面図、第2図aは第1トランスフア
ーバーの搬送爪を示す上面図、同図bは同上垂直
断面図、第3図aは第2トランスフアーバーの搬
送爪を示す上面図、同図bは同上垂直断面図、第
4図aは第1図および第2トランスフアーバーの
連結部を示す上面図、同図bは同上一部を切欠い
た正面図、第5図は装置の要部を示す一部を切欠
いた正面図、第6図は同上上面図、第7図はスト
ツカーの第6図X−X矢視断面図、第8図は同上
側面図、第9図aは回転搬送爪の上面図、同図b
は同上垂直断面図、第10図はカム板による回転
搬送爪の動きを示す上面図、第11図ないし第1
4図はバー先端部支持装置を示し、第11図は第
1トランスフアーバーの搬送時における第5図Y
−Y矢視断面図、第12図は第2トランスフアー
バーの搬送時における第5図Z−Z矢視断面図、
第13図は両トランスフアーバーの同時上昇時の
一部を切欠いた正面図、第14図は第1トランス
フアーバーのみ、上昇時の一部を切欠いた正面
図、第15図アないしツはワーク搬送動作を順に
追つて示す図である。 1……トランスフアー装置、2……第1トラン
スフアーバー、3……第2トランスフアーバー、
4……第1のリフト装置、5……第2のリフト装
置、7……バー先端部支持装置、19……リフト
アーム、50……転動輪、52……第1のリフト
バー、55,59……揺動アーム、64……転動
輪、66……第2のリフトバー、67,69……
揺動アーム、W,A,B,…,G……ワーク、S
……ストローク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定ストロークで進退運動しかつ上下運動可能
    な第1トランスフアーバーと、この第1トランス
    フアーバーと直列に連結されて同時に進退運動し
    かつ上記第1トランスフアーバーとは別個に上下
    運動可能な第2トランスフアーバーと、上記第1
    トランスフアーバーを複数個のリフトアームを介
    して昇降させる第1のリフト装置と、上記第2ト
    ランスフアーバーを複数個のリフトアームを介し
    て昇降させる第2のリフト装置とからなるトラン
    スフアー装置において、上記第1および第2トラ
    ンスフアーバーの連結側各先端部の下部にそれぞ
    れ転動輪を転動自在に設け、上記第1のリフト装
    置により揺動アームを介して昇降される第1のリ
    フトバーを上記第1トランスフアーバーの転動輪
    の移動ストローク間に第1トランスフアーバーと
    平行に設け、この第1のリフトバー上を上記第1
    トランスフアーバーの転動輪が転動移動するよう
    にするとともに、上記第2のリフト装置により揺
    動アームを介して昇降させる第2のリフトバーを
    上記第2トランスフアーバーの転動輪の移動スト
    ローク間に第2トランスフアーバーと平行に設
    け、この第2のリフトバー上を上記第2トランス
    フアーバーの転動輪が転動移動するようにして、
    第1および第2トランスフアーバーの上記連結側
    各先端部を支持案内することを特徴とするトラン
    スフアー装置におけるバー先端部支持装置。
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