JPH0234208Y2 - - Google Patents

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JPH0234208Y2
JPH0234208Y2 JP9457686U JP9457686U JPH0234208Y2 JP H0234208 Y2 JPH0234208 Y2 JP H0234208Y2 JP 9457686 U JP9457686 U JP 9457686U JP 9457686 U JP9457686 U JP 9457686U JP H0234208 Y2 JPH0234208 Y2 JP H0234208Y2
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JP
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lid
hinge
opening
case
side wall
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JP9457686U
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JPS631747U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は容器、特に自動車電装品等のハウジン
グなどの開口部に被着するために設けられる蓋の
ヒンジ構造に関する。
従来の技術 自動車等における電装品は、通常電気絶縁性の
ケース等に収容されてエンジンルームなどの狭い
空間に設置されることが多い。中でもヒユージブ
ルリンクなどの小型の部品を取り付けるときに
は、ヒユージブルリンク取付箱の中に装着固定し
たのちに開口部に蓋を被着して、外力が及ばない
ように保護することが行われている。このような
部品取り付けケースは、それ自体が電気絶縁性で
あると共に振動や物品の衝突などの外力がかかつ
ても内部の部品に外力が及ぶことがないような強
度を有していることが必要であり、たとえば弾性
を有する硬質の合成樹脂などによつて形成される
ことが多い。そして、開口部に被着するための蓋
は、開口部の側端縁に一体に設けられた屈曲型の
ヒンジを介して連設されているのが普通である。
こうした従来のヒンジは、たとえば第3〜4図
に示すような構造を有している。すなわち、ケー
スaの開口部(図では上方)を覆うための蓋b
は、ケースaの側壁a1の開口部端a2と蓋の端b1
の間を連結するように、たとえば薄い平板状のヒ
ンジcが設けられる。これらのケース、ヒンジお
よび蓋は、たとえば硬質の合成樹脂などを材料と
して射出成形などの手段により一体に形成された
ものであるが、蓋bを閉じるときはヒンジcが屈
曲して孫4図bのように開口部に被着される。
ところが、このような構造のヒンジにおいて蓋
bに外力F1が加わつたときに蓋の側端b2が開口部
側縁a3で支えられないと、蓋bは開口部の内側に
陥入し(b→b′)、ヒンジcも強く折り曲げられ
て(c→c′)、クラツクなどが発生することがあ
る。従つて、従来のヒンジ構造を備えた蓋の場合
は、蓋の前後端のみならず、左右の端縁を支持で
きる形状の開口部に対して適用することが当然と
されていた。
解決しようとする問題点 上述のような従来のヒンジ構造は外力に対して
弱点を有するところから、自動車用電装品などの
ケース、ときに蓋の左右側端を支持することので
きない構造のケースを用いるのに当つて、損傷を
受けにくいヒンジ構造を備えたものが望まれてい
た。本考案は、このような要望に応えうるよう
な、容器と蓋と一体に形成された新規なヒンジ構
造を提供しようとするものである。
〔考案の構成〕
問題点を解決するための手段 本考案は、容器およびその蓋と共に弾性樹脂で
一体に連設形成されたヒンジが、容器側壁よりも
内側方に後退して形成された容器開口部側壁先端
部の外方側面と該蓋の端面との間に湾曲するよう
に設けられており、かつ該蓋のヒンジ連設端部の
内側面が該容器開口部側壁先端部の端面と当接す
るように構成されているヒンジ構造である。
実施例 本考案を、第1〜2図に示す実施例に基づいて
説明する。
Aは電気機能部品などを収容するためのケース
であり、その上方開口部に被着することができる
ような蓋BがヒンジCを介して設けられている。
ヒンジCは蓋Bの端面方向にそのまま延長するよ
うに設けられているが、ケースAの側壁A1には
直接に連設されていない。ケースAの開口部のヒ
ンジ連設壁A2は、側壁A1から内側方向へ後退し
て形成されており、その先端部の外方側面からヒ
ンジCが連設されている。そして、ケースAの開
口部に蓋Bを被着するときは、ヒンジCは屈曲さ
れるが、その際にヒンジCの外面が側壁A1の外
面より後退した位置を取るように、ヒンジ連設壁
A2の側壁A1からの後退位置を定めてあり、また、
ヒンジ連設壁A2の先端面A3が蓋Bのヒンジ連設
端部の内側面B1に当接できるように、ヒンジC
の寸法が定めてある。すなわち、ヒンジCの寸法
は、ヒンジ連設壁A2の厚さやヒンジCの連設位
置、ならびに蓋Bの厚さなどを考慮した上で、適
当な値になるように決定されるのがよい。
また、A4は蓋Bの端に設けられたロツクB2
係合できるようにケースAの壁面に形成されたロ
ツク山であり、A5は、被着された蓋Bの側端を
保護するための保護壁である。
作 用 このように形成されたヒンジ構造を備えたケー
スAと蓋Bとは、蓋BがケースAの開口部に被着
されると、蓋Bのヒンジ側端部B1とロツクB2
の両端部がケースAのヒンジ連設壁端A3とロツ
クA4との両方で固定されるので、蓋Bに外部物
体による力などが加わつてもヒンジCには何等の
過度の応力は加わらない。また、ヒンジC部分は
ケースAの側壁A1より後退しているので、外部
物体の衝突などによる損傷を大幅に受け難くなつ
ている。
〔考案の効果〕
本考案のヒンジ構造は、ヒンジが連設される蓋
の後端およびロツクが設けられた蓋の前端との双
方が固定されるので、蓋の左右両側端が支持され
ない構造の容器開口部に用いるときに、外力が加
わつても損傷を受けにくく、信頼性の高いもので
あり、特に自動車用電装品などを収容するための
ケースに使用して故障の発生が少くなる。
また、蓋の左右両側端が支持されない構造の開
口部に限らず、その一側のみが支持されない構造
の開口部に対しても有効であり、さらにまた、左
右両側部が支持される構造の開口部に対して適用
しても、一層信頼性の高いヒンジ構造であるとい
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のヒンジ構造を備えたケース
の例の斜視図であり、第2図はそのヒンジ部分の
拡大断面図で、aは蓋を開いた状態、bは蓋を閉
じた状態を示す。第3図は従来のヒンジ構造を備
えたケースの例の斜視図であり、第4図はそのヒ
ンジ部分の拡大断面図で、aは蓋を開いた状態、
bは蓋を閉じた状態を示す。 A……ケース、B……蓋、C……ヒンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器およびその蓋と共に弾性樹脂で一体に連設
    形成されたヒンジが、容器側壁よりも内側方に後
    退して形成された容器開口部側壁先端部の外方側
    面と該蓋の端面との間に湾曲するように設けられ
    ており、かつ該蓋のヒンジ連設端部の内側面が該
    容器開口部側壁先端部の端面に当接するように構
    成されていることを特徴とするヒンジ構造。
JP9457686U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0234208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9457686U JPH0234208Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JP9457686U JPH0234208Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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Publication Number Publication Date
JPS631747U JPS631747U (ja) 1988-01-07
JPH0234208Y2 true JPH0234208Y2 (ja) 1990-09-13

Family

ID=30958173

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JP9457686U Expired JPH0234208Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JP (1) JPH0234208Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044739A1 (fr) * 2006-10-13 2008-04-17 Iwasaki Industry Inc. Couvercle, récipient doté du couvercle, dispositif de moulage destiné à former le couvercle et procédé de production du couvercle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044739A1 (fr) * 2006-10-13 2008-04-17 Iwasaki Industry Inc. Couvercle, récipient doté du couvercle, dispositif de moulage destiné à former le couvercle et procédé de production du couvercle
CN102730292A (zh) * 2006-10-13 2012-10-17 岩崎工业株式会社 盖体及具有盖体的容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS631747U (ja) 1988-01-07

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