JPH0234026Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は原紙等への折目の形成に使用される面
切テープに関する。

〈従来の技術〉 特公昭54−31508号公報に示されているように
裏面に両面接着層、表面に長手方向の溝を有する
可撓性プラスチツク製細長マトリツクスストリツ
プ上に長手方向の間〓を有する可撓性プラスチツ
ク製細長ロケータストリツプを、溝と間〓を一直
線上に位置せしめて、互いに着脱自在に結合した
マトリツクスアセンブリは公知である。

〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、使用時４隅を斜めに切断するに
は専用の切断機を要し、罫線を間〓に嵌着するの
に大きな力が必要で非常に手間がかかる、又プレ
ス作業開始前にロケータストリツプをマトリツク
スストリツプ上より取除く際、両者の結合力が両
面接着層の接着力を上回つてマトリツクスストリ
ツプが切断プレートから剥離してしまうことがあ
つた。

〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、強粘着面に罫線と略同幅の長手方向
の溝を設けて第１の板紙を貼着した第１の両面粘
着テープの弱粘着面に、第２の両面粘着テープの
弱粘着面に罫線より稍広幅の長手方向の溝を設け
て貼着した第２の板紙の表面のプラスチツク層
を、前記２条の溝の中心線に合わせて貼着するこ
とによつて前記の問題点を解決したものである。

〈実施例〉 １，１′は両面粘着テープであつて、強粘着面
１１，１１′の粘着力は1040gf／18mm、弱粘着面
１２，１２′の粘着力は130gf／40mmとなされてい
る。

第１の両面粘着テープ１は幅８mmで強粘着面１
１には、厚さ0.58mm、幅５mmの２枚の第１の帯状
板紙２，２が、使用するプレス機の罫線と同幅の
0.9mmの長手方向の溝３を設けて貼着されており、
弱粘着面１２には、幅12mmの第２の両面粘着テー
プ１′の弱粘着面１２′に幅1.5mmの長手方向の溝
６を設けて貼着された厚さ0.7mm、幅６mmの２枚
の第２の帯状板紙４，４の表面のPVCよりなる
プラスチツク層５が溝３及び５の中心線を合わせ
て、貼着されている。

両面粘着テープ１′の強粘着面１１′は、剥離紙
７によつて被覆されており、帯状板紙４の裏面に
は目盛が付されている。

罫線の幅は、折目を形成する厚紙の厚さによつ
て0.7，0.9，1.4，1.8（mm）と種々あるので、面切
テープの溝３の幅員を一目で識別できるよう、板
紙２の表面に、各別の色彩を付してもよい。

使用の際には、面切テープを使用個所の罫線の
長さに合わせて切断し、面切テープ同士が重なら
ないよう４隅を斜めに切断した後、溝３に罫線を
嵌挿し、第１の両面粘着テープ１の強粘着面１１
に仮着する。次に剥離紙７を除去した後、プレス
機を空打させると、第２の両面粘着テープ１′の
強粘着面１１′が切断プレートに貼着されて、面
切テープは罫線から分離されて切断プレート上に
転移するので、第１の板紙２及び第１の両面粘着
テープ１を第２の板紙４のプラスチツク層５から
除去すればよい。

〈考案の効果〉 本考案面切テープは前記の如く構成したもので
あるから、使用時鋏等で容易に４隅を斜めに切断
することができ、罫線への仮着も容易で、プラス
チツク層から第１の板紙及び第１の両面粘着テー
プを除去する際に、切断プレートから残余の部分
が剥離することがなく、安価に製造することがで
きる。

実施例の如く、第２の両面粘着テープよりも幅
広となされた第２の板紙の裏面に目盛を付した場
合には、罫線の長さに合わせての切断が容易であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の１例を示す斜視図、第２図は
第１図の−線における断面図である。 １，１′：両面粘着テープ、２，４：板紙、３，
６：溝、５：プラスチツク層、１１，１１′：強
粘着面、１２，１２′：弱粘着面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 強粘着面に罫線と略同幅の長手方向の溝を設け
   て第１の板紙を貼着した第１の両面粘着テープの
   弱粘着面に、第２の両面粘着テープの弱粘着面に
   罫線より稍広幅の長手方向の溝を設けて貼着した
   第２の板紙の表面のプラスチツク層を、前記２条
   の溝の中心線を合わせて貼着してなる面切テー
   プ。