JPH0233997Y2 - - Google Patents

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JPH0233997Y2
JPH0233997Y2 JP4003786U JP4003786U JPH0233997Y2 JP H0233997 Y2 JPH0233997 Y2 JP H0233997Y2 JP 4003786 U JP4003786 U JP 4003786U JP 4003786 U JP4003786 U JP 4003786U JP H0233997 Y2 JPH0233997 Y2 JP H0233997Y2
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cylindrical
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスボンベ等に使用する圧力容器の端
部鏡板、特にその筒形周壁端末部をフランジダウ
ン加工するための装置に関するものである。
圧力容器は通常第1図に示すように、筒形胴板
1の端部開口縁に鏡板2を突合わせ、この突合わ
せ部内周に裏当て3を当てがつた状態で上記の突
合わせ部を外側から肉盛り溶接4により結合した
構成にするのが普通である。
しかし、かかる圧力容器では、裏当て3が別部
品として必要であり、材料費が無駄であると共
に、その加工に手間どることとも相俟つて高価と
なり勝ちであつた。
そこで第2図に示すように、鏡板2の筒形周壁
2aをその端末部2bにおいて内周に向けフラン
ジダウン加工し、これにより形成された筒形端末
フランジ2c上に筒形胴板1の対応端部を嵌合
し、この嵌合部を外側から4で示すように肉盛り
溶接して圧力容器を構成することが考えられる。
しかして、かかる構成では、上記フランジダウ
ン加工を受けない鏡板2の筒形周壁2aと、上記
筒形端末フランジ2cとの間の遷移部2dを、こ
れと圧力容器軸線に直交する面とのなす角度αが
大きくなるよう傾斜させる場合、溶接4の肉盛り
量が多くなり、溶接4に多くの作業時間を要して
圧力容器の製作に経費がかかり過ぎるだけでな
く、肉盛り量が多い分だけ胴板1及び鏡板2に溶
接歪を生じ、圧力容器の生命である強度上も不利
である。
かと言つて第3図の如く、遷移部2dを上記角
度αが零となるよう構成したのでは、筒形周壁端
末部のフランジダウン加工時当該加工部に剪断応
力がかかり、これまた強度上の不利益を蒙る。
本考案は上記角度が約30度となるよう遷移部を
傾斜させれば、上記の問題を悉く解決でき、溶接
強度も必要且つ十分であるとの観点から、このよ
うに鏡板の筒形周壁端末部をフランジダウン加工
でき、合わせてこの加工中鏡板が成型ローラから
軸線方向浮上がり分力を受け、周方向に位置ずれ
して加工精度が悪くなることのないようにした圧
力容器用鏡板の筒形周壁端末部加工装置を提供し
ようとするものである。
以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明
する。
第4図は本考案装置により筒形周壁端末部を成
形した鏡板5を具える圧力容器を示す。本考案装
置は後述するところから明らかなように、鏡板5
の筒形周壁5aをその端末部5bにおいて内周に
向けフランジダウン加工し、これにより筒形端末
フランジ5cを形成するも、フランジダウン加工
を受けない鏡板5の筒形周壁5aと筒形端末フラ
ンジ5cとの間の遷移部5dを、これと圧力容器
軸線に直交する面とのなす角度αが約30度となる
よう傾斜させる。
かかる鏡板5を圧力容器に組込むに当たつて
は、端末フランジ5c上に筒形胴板1の対応端部
を嵌合し、この嵌合部を外側から4で示すように
肉盛り溶接して圧力容器を造る。
上記鏡板5の筒形周壁端末部5bを加工するた
めの装置を本考案においては第5図乃至第9図の
如くに構成する。
第5図及び第6図は夫々当該本考案装置の全体
側面図及び全体平面図で、これら図中10は基台
を示す。基台10の一端上にローラ取付台11を
載置し、この取付台11を基台10に回転自在に
取付けたガイドローラ12及び取付台11に固設
したガイド13により基台10の長手方向に移動
可能に案内すると共に、この移動を行ない得るよ
うにガイド13にラツク(図示せず)を形成して
これに噛合するピニオン14を軸15を介しハン
ドル16に結着する。尚、軸15は図示しなかつ
たが取付台11の側面に軸受等を介し回転自在に
支持する。
取付台11の上面には雌型駆動ローラ17を回
転自在に設け、その支持軸18にスプロケット1
9を固設する。取付台11には別にギヤードモー
タ20を取付け、この出力軸に固設したスプロケ
ツト21とスプロケット19との間にチエーン2
2を掛け渡す。取付台11の上面には更に、液圧
シリンダ23を設け、そのピストンロツド先端に
ヨーク24を介して雄型押圧ローラ25を回転自
在に支持する。雌型ローラ17および雄型ローラ
25は両者間に鏡板5の未加工周壁端末部5bを
円周方向一部分において挟み得るよう相対向させ
る。
基台10の他端上には鏡板支持棒26を立設
し、該支持棒の下端を基台10に固設したナツト
部材27に螺合してそのねじ込み加減により支持
棒26の高さを調整可能にすると共に、この調整
位置をロツクナツト28により固定し得るように
する。支持棒26の上端面に鏡板受台29を回転
自在に設け、この受台に鏡板押え30を同軸に対
設する。鏡板押え30は液圧シリンダ31のピス
トンロツド先端に回転自在に支持し、この液圧シ
リンダ31はブラケツト32を介して基台10の
上方に垂下する。
受台29及び押え30間に支持する鏡板5は、
その円周方向等間隔に配した複数個(図示例では
3個)の水平ローラ33により鏡板5の未加工周
壁端末部5bを当てがわれて心出しされ、各水平
ローラ33を基台10上に設けたローラ受台34
上に回転自在に取付ける。この取付けに当たつて
は、水平ローラ33を回転自在に支持する支持板
33aをボルトおよびナツト手段35により受台
34上に取付ける。しかし、手段35のボルトは
受台34の長孔34a内で移動可能とし、これに
より水平ローラ33を支持軸26に接近又はこれ
から遠去かる方向へ位置調整して鏡板5の周壁径
に対応させ得るものとする。
雌型ローラ17は第7図に明示する如くその外
周面17aを、軸線方向に前記フランジダウン加
工を行わない大径周面17bと、前記フランジダ
ウン加工を行う時端末フランジ5cを形成する小
径周面17cと、これら両周面間にあつて前記フ
ランジダウン加工を行なう時遷移部5dを形成す
る傾斜周面17dとが存在する段付形状とし、傾
斜周面17dをローラ17の軸直角な面に対しな
す角度βが遷移部5dの傾斜角αに対応する約30
度となるよう傾斜させる。
又、雄型ローラ25は第8図は明示する如くそ
の外周面25aを、軸線方向に小径周面25b
と、大径周面25cと、これら周面間の直角段差
25dとが存在する段付形状とする。周面25b
はローラ17の周面17bに対向させ、周面25
cはローラ17の周面17cに対向させるが、段
差25dはローラ17の周面17cと17dとが
合流するレベルより鏡板5の板厚相当δだけ周面
25c寄りに位置させる。
更に、第5図のA矢視方向に見たローラ17,
25の相対配置は第9図に示すように、ローラ2
5の軸線yをローラ17の軸線xに対し、ローラ
17の鏡板回転方向(第6図及び第9図にaで示
す)遅れ側が鏡板回転方向進み側より高くなるよ
うθだけ傾斜させ、この傾斜角を約0.4度とする。
上述の構成とした本考案装置の作用を次に説明
する。
液圧シリンダ31を収縮動作させ、鏡板押え3
0を鏡板受台29から上昇させた状態で、鏡板5
をこれら両者間に介挿しつつ水平ローラ33上に
載せて受台29に対し心出しする。この時勿論鏡
板5が受台29上にも載るよう、又加工すべき周
壁端末部5bがローラ17の周面17c,17d
と同レベルとなるよう、支持棒26の前記高さ調
整が完了されているものとする。その後液圧シリ
ンダ31の伸長動作により押え30を下降し、こ
れにより鏡板5をその中心において受台29上に
押圧クランプする。次いで、ハンドル16の操作
によりローラ取付台11を移動させて雌型ローラ
17(詳しくはその大径周面17d)を鏡板5の
筒形周壁5aの内周面に当てがう。この状態でギ
ヤードモータ20の駆動によりスプロケット2
1、チエーン22、スプロケット19、軸18を
介し雄型ローラ17を例えば第6図中矢印b方向
に回転させる。これにより鏡板5は第6図中矢印
a方向に回転されるが、この間液圧シリンダ23
の伸長動作により雄型ローラ25を鏡板5の周壁
端末部5bに押付けると、このローラ25は第6
図中矢印c方向へ回転しながらローラ17との間
で周壁端末部5bを挟圧し、この周壁端末部5b
をローラ周面17c,17dに対応した形状(第
4図参照)にフランジダウン加工することができ
る。
かくして本考案装置においては、圧力容器用鏡
板5の周壁端末部5bを遷移部5dが圧力容器軸
線に直角な面に対し約30度の角度となるよう傾斜
させるから、この鏡板5を用いて圧力容器を組立
てる時、溶接4の肉盛り量が多くなり過ぎて圧力
容器の製作費が嵩んだり、溶接歪により圧力容器
が弱くなることがなく、又周壁端末部5bのフラ
ンジダウン加工時ここに剪断応力がかかつて圧力
容器が弱くなることもない。
又、本考案装置は、ローラ25の軸線をローラ
17のそれに対し第9図につき前述した通り傾斜
(傾斜角θ≒0.4度)させたことで、上記フランジ
ダウン加工中、鏡板5に浮上がり方向の分力がか
かるのを防げ、鏡板5が浮上がつて加工精度が悪
くなくのを防止可能である。しかもかかる鏡板5
の浮上がり防止を、鏡板に浮上がり方向の分力が
かからないようにして達成するため、浮上がり分
力に抗して鏡板を軸線方向定位置に保持する対策
に較べ、鏡板に不所望な摩擦力や曲げ応力がかか
らず、鏡板の損傷や変形を生ずる危険をなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は一般的な鏡板を具える圧力
容器の要部断面図、第4図は本考案装置により筒
形周壁端末部を加工された鏡板を具える圧力容器
の要部断面図、第5図は本考案装置の側面図、第
6図は同装置の平面図、第7図及び第8図は夫々
同装置に用いる雌型ローラおよび雄型ローラの拡
大詳細断面図、第9図は第5図のA矢視図であ
る。 1……胴板、4……肉盛り溶接、5……鏡板、
5a……筒形周壁、5b……筒形周壁端末部、5
c……筒形端末フランジ、5d……遷移部、10
……基台、11……ローラ取付台、12……ガイ
ドローラ、13……ガイド、14……ピニオン、
16……ハンドル、17……雌型ローラ、17d
……傾斜周面、19,21……スプロケット、2
0……ギヤードモータ、22……チエーン、2
3,31……液圧シリンダ、24……ヨーク、2
5……雄型ローラ、25d……直角段差、26…
…鏡板支持棒、29……鏡板受台、30……鏡板
押え、32……ブラケツト、33……水平ロー
ラ、34……水平ローラ受台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鏡板を心出しして回転自在に支持する手段を
    具え、鏡板の筒形周壁端末部をその円周方向一
    部分において内側における雌型ローラ及び外側
    における雄型ローラ間に挟圧し、これらローラ
    の一方を回転駆動することにより鏡板を回転し
    つつその筒形周壁端末部を内周に向けフランジ
    ダウン加工して筒形端末フランジを形成するた
    めの装置において、前記フランジダウン加工を
    受けない鏡板の筒形周壁と、前記筒形端末フラ
    ンジとの間の遷移部を形成する前記雌型ローラ
    の外周面部位を、該ローラの軸直角な面に対し
    約30度傾斜させ、前記雄型ローラの軸線を前記
    雌型ローラの軸線に対し、雄型ローラの鏡板回
    転方向遅れ側が鏡板回転方向進み側より高くな
    るよう傾斜させたことを特徴とする圧力容器用
    鏡板の筒形周壁端末部加工装置。 2 前記傾斜角が約0.4度である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の圧力容器用鏡板の筒形周
    壁端末部加工装置。
JP4003786U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH0233997Y2 (ja)

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JP4003786U JPH0233997Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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JP5496774B2 (ja) * 2010-05-24 2014-05-21 株式会社国誉アルミ製作所 鏡板の成形方法

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JPS61167291U (ja) 1986-10-17

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