JPH0233941Y2 - - Google Patents

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JPH0233941Y2
JPH0233941Y2 JP1985185184U JP18518485U JPH0233941Y2 JP H0233941 Y2 JPH0233941 Y2 JP H0233941Y2 JP 1985185184 U JP1985185184 U JP 1985185184U JP 18518485 U JP18518485 U JP 18518485U JP H0233941 Y2 JPH0233941 Y2 JP H0233941Y2
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mold
fixed
groove
steel balls
steel ball
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は固定装置に関し、特に、被固定物、
たとえば、金型を容易かつ確実に固定物に取り付
け、取り外しをすることができる固定装置に関す
るものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来の被固定物、たとえば、金型を本体に取付
ける手段については、第6図及び第7図に示すよ
うに金型16をボルト17により直接に本体15
に取付ける場合があるが、このようなボルト17
による金型16の固定方法は複数のボルト17を
必要とし、金型16を本体15に取付け、固定す
るには各ボルト17の夫々につき完全に締付けを
行なわなければならず、取外す際にも全部のボル
ト17を完全に弛めなければならない。このため
に金型16の取付け場所によつてはボルト17を
回動させにくい場合もある。このようなボルト1
7による金型16の固定方法は、固定したままの
状態で長く放置する場合には差程問題はないが、
金型16を本体15に頻繁に取付け、取外しを行
なうには前記作業をその都度行わなければならず
手数がかかりその作業も困難な場合が多いという
問題点を有していた。
また、第8図及び第9図に示すようにオイルシ
ール等の比較的小物で丸物には、加工上外形が円
形の金型16が多く用いられているが、この金型
16を本体15に取付けるには、金型16に一部
を切除したフランジ18,18、本体側にフツク
19,19をそれぞれ設け、第8図に示す矢印A
方向に回転させることにより金型16を本体15
に固定し、そして、金型16を取外すには第8図
の矢印Aと反対方向に回転させればよい。この方
法は金型16と本体15との着脱は容易に行なえ
るものではあるが、金型16にフランジ18,1
8、本体15にフツク19,19を設けなければ
ならず、加工工数が多く費用の点で問題を有して
いる。
他の固定方法として油圧クランプによるものも
あるが、この手段は、例えば熱硬化性樹脂等金型
の温度の高いものを固定するには断熱手段を要す
る等の不都合があつた。
以上記載したように従来の金型等の被固定物を
固定物に固定する手段は種々の問題点を有してい
た。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、被固定物を固定物に
容易に固定することのできる固定装置を提供する
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、外
周に環状の切欠が設けられた被固定物と、前記被
固定物を挿入した際に前記切欠に対応する位置に
環状の溝が設けられ、この溝内に複数の鋼球が複
数列に配置された固定物と、前記溝内の鋼球のう
ちの内周列の鋼球を半径方向内方に出没させる押
圧手段とを具えた構成を有している。
〔作用〕
この考案は前記の手段を採用したことにより、
被固定物を固定物に固定する際に、固定物の溝に
配した複数列の鋼球を押圧することにより、内周
列の鋼球を溝から内方に突出させて被固定物の切
欠部分に圧接せしめ、被固定物を固定部に容易、
かつ、強固に固定できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図は、固定物としての基盤3上に、この考
案の実施例による固定装置10を配置したときの
一部断面図を示している。
この固定装置10は多数の鋼球7を配した溝
6、及び鋼球7を押圧するためのロツド8を挿通
させるための孔6Aが設けられた固定部本体4
と、蓋5とで構成されている。
前記固定部本体4に設けられた溝6の高さは、
鋼球7が移動可能となるように鋼球7の直径より
も少し高く、また溝6の幅第2図に示すように鋼
球7の直径の2倍よりも少し狭い幅としてある。
そして、被固定物である金型1と接する溝6の
開口部の上下には突起11が設けられており、金
型1を取外した状態で鋼球7が溝6から落ちない
構成となつている。
一方、被固定物である金型1の外周面の1部に
は、第1図及び第4図で示すような円弧状の切欠
2が設けられている。
第2図は、蓋5を開けるとともに、金型を横断
したときの固定装置10の図であり、固定装置1
0の一方に設けられた孔6Aから、ロツド8を矢
印B方向に押圧挿入すると、鋼球7は押圧され環
状に設けられた溝6に沿つて固定装置10の他方
に向かい押圧されることにより鋼球7が相互に密
着することとなり、この場合溝6の深さは鋼球7
の直径の2倍弱であることから、鋼球7は第2図
に示すように相互に重なり合つた形の2列に配列
されることになる。
引き続きロツド8により鋼球7を押圧すると、
この力は第2図に示すように環状に設けられた溝
6の中心方向(矢印C)と外方向(矢印D)に分
散される。矢印D方向の力は溝6の壁により打ち
消されて外周列の各鋼球7は動くことはできない
が、矢印C方向へは、鋼球7は第1図に示す突起
11の内面と接触するまでは動くことができる。
すなわち、第2図に示す固定装置10は、ロツ
ド8の矢印B方向の力を内周列の各鋼球7の矢印
C方向への力へと変換していることになる。そこ
で、内周列の各鋼球7が矢印C方向の可動範囲内
で、内周列の各鋼球7と被固定物である金型1の
切欠2とが接触するように切欠2深さを定めてあ
るので、第1図に示すようにロツド8の矢印B方
向の押圧力は、内周列の各鋼球7が金型1の切欠
2を圧接する力となる。切欠2と接している内周
列の各鋼球7の力の方向は総て金型1の中心軸に
向かつており、内周列のすべての鋼球7の力で金
型1を確実に挟持して固定することになる。
反対に、金型1を取外すには、ロツド8を第3
図に示す矢印E側に駆動させればよい。
ロツド8が矢印E側に駆動させられると、鋼球
7に対する押圧力はなくなり、したがつて、第2
図に示す鋼球7の矢印C及び矢印D方向の力はな
くなり、金型1に圧接する矢印C方向の力はなく
なる。したがつて、鋼球7は動くことが可能とな
り、第3図に示すように金型1に矢印F方向の力
を加えれば、金型1を取り外すことが可能とな
る。
すなわち、第5図に示すように鋼球7は押圧力
が加わつていない場合には鋼球7に力が加わつて
いないことにより金型1を自由に取外すことがで
きることとなる。
なお、前記実施例においては、金型1の外周に
設けた切欠2は円弧状にしているが、これに限定
することなく、第4図に示すように台形状あるい
は楔状の切欠としても前記と同様の効果を得るこ
とができるものであり、さらに、前記実施例で
は、鋼球7に加える押圧力をロツド8により行つ
ているが、これをコイルスプリングに代えること
もできる。また、鋼球7の押圧を孔6Aにねじ溝
を形成し、ボルトで行うこともでき、押圧手段と
して種々のものが考えられるものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
鋼球に押圧力を付与するだけなので複数列の鋼球
のうちの内周列の各鋼球が半径方向内方に突出す
るようになるので、各鋼球間で被固定物を挟持固
定するようになり、また、押圧力を解除するだけ
で被固定物の挟持固定を解除することができるの
で、被固定物の取付け、取外しが手数がかからず
容易に、かつ、確実に行うことができ、しかも、
被固定物の固定時に、内周列の複数の鋼球が半径
方向内方に突出して被固定物の全周を均一に挟持
固定するので被固定物が偏つて固定されるという
ことも防止できる。また、その構成が単純なもの
であることから加工費が安価となり、熱的な制約
がないことから、熱的悪条件の下でも被固定物を
固定する際に使用できるなどのすぐれた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による固定装置の断面図、第
2図は第1図の蓋を開けた状態を示す横断面図、
第3図は一部縦断面図、第4図は他の切欠を示す
概略図、第5図は押圧を解除した状態を示す一部
を除去した平面図、第6図及び第7図はボルトに
よる従来の固定装置を示した図、第8図及び第9
図はフランジとフツクによる従来の固定装置を示
した図である。 1,16……金型、2,2A……切欠、3……
基盤、4……固定部本体、5…蓋、6……溝、6
A……孔、7……鋼球、8……ロツド、9……リ
ング状ベルト、10……固定装置、11……突
起、17……ベルト、18……フランジ、19…
…フツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に環状の切欠が設けられた被固定物と、前
    記被固定物を挿入した際に前記切欠に対応する位
    置に環状の溝が設けられ、この溝内に複数の鋼球
    が複数列に配置された固定物と、前記溝内の鋼球
    のうちの内周列の各鋼球を半径方向内方に出没さ
    せる押圧手段とを具えたことを特徴とする固定装
    置。
JP1985185184U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0233941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985185184U JPH0233941Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985185184U JPH0233941Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6292029U JPS6292029U (ja) 1987-06-12
JPH0233941Y2 true JPH0233941Y2 (ja) 1990-09-12

Family

ID=31133570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985185184U Expired JPH0233941Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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JP (1) JPH0233941Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019155408A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 ダイハツ工業株式会社 プレス装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019155408A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 ダイハツ工業株式会社 プレス装置

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JPS6292029U (ja) 1987-06-12

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