JPH061841Y2 - ホイ−ルカバ− - Google Patents
ホイ−ルカバ−Info
- Publication number
- JPH061841Y2 JPH061841Y2 JP1984172848U JP17284884U JPH061841Y2 JP H061841 Y2 JPH061841 Y2 JP H061841Y2 JP 1984172848 U JP1984172848 U JP 1984172848U JP 17284884 U JP17284884 U JP 17284884U JP H061841 Y2 JPH061841 Y2 JP H061841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel cover
- wheel
- claws
- radial direction
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、本体が合成樹脂で形成されたホイールカバー
に関する。
に関する。
従来技術 近年、自動車業界では、自動車の軽量化や自動車部品の
装飾化が頓に追求されている。ディスクホイールに取り
付けるためのホイールカバーもこれらの要請に答えるべ
く、従来の金属製に代えて合成樹脂で製作することが最
近提案されている。
装飾化が頓に追求されている。ディスクホイールに取り
付けるためのホイールカバーもこれらの要請に答えるべ
く、従来の金属製に代えて合成樹脂で製作することが最
近提案されている。
ところが、合成樹脂製のホイールカバーでは、従来の金
属製のものに比較して剛性あるいは弾撥性に欠けるた
め、ホイールカバー本体をディスクホイールに直接取り
付けることは不可能であり、そのため、従来は一般に合
成樹脂製ホイールカバー本体を金属製の止め金具を介し
てディスクホイールに装着している。
属製のものに比較して剛性あるいは弾撥性に欠けるた
め、ホイールカバー本体をディスクホイールに直接取り
付けることは不可能であり、そのため、従来は一般に合
成樹脂製ホイールカバー本体を金属製の止め金具を介し
てディスクホイールに装着している。
合成樹脂製ホイールカバー本体をディスクホイールに止
め金具を介して取り付ける装着方法は種々提案されてい
るが、その1つとして、第4図に示したものがある。第
4図に示した装着方法は、ディスクホイール4の中心部
に外側に向けて突出する筒状突出部4aを形成し、該突出
部4aにホイールカバー2を装着することを特徴としてい
る。そして、第4図の従来例においては、合成樹脂製ホ
イールカバー本体1は丸皿状をなす皿状部1aの裏面中央
部に筒状の足1bを一体的に突設してなり、ホイールカバ
ー本体1を該筒状足1bの先端外周部に複数個の止め金具3
を装着し、ホイールカバー本体1を該止め金具3を介して
上記筒状突出部4aに係止するようにしている。さらに詳
しく述べれば、この筒状突出部4aはその外周に周溝4bを
有し、一方各止め金具3はスプリング爪3aを備えてお
り、このスプリング爪3aが上記周溝4bに係合するように
なっているのである。
め金具を介して取り付ける装着方法は種々提案されてい
るが、その1つとして、第4図に示したものがある。第
4図に示した装着方法は、ディスクホイール4の中心部
に外側に向けて突出する筒状突出部4aを形成し、該突出
部4aにホイールカバー2を装着することを特徴としてい
る。そして、第4図の従来例においては、合成樹脂製ホ
イールカバー本体1は丸皿状をなす皿状部1aの裏面中央
部に筒状の足1bを一体的に突設してなり、ホイールカバ
ー本体1を該筒状足1bの先端外周部に複数個の止め金具3
を装着し、ホイールカバー本体1を該止め金具3を介して
上記筒状突出部4aに係止するようにしている。さらに詳
しく述べれば、この筒状突出部4aはその外周に周溝4bを
有し、一方各止め金具3はスプリング爪3aを備えてお
り、このスプリング爪3aが上記周溝4bに係合するように
なっているのである。
ところが、第4図に示した構造は種々の問題がある。す
なわち、まず第1に、止め金具3は複数個、例えば5
個、必要とするため、多くの止め金具3をホイールカバ
ー本体1の筒状足1bに取り付けることが必要で手数がか
かるという問題がある。また、ホイールカバー本体1の
筒状足1bは各止め金具3の足3aのバネ力を受けるように
なっているため、この筒状足1bは比較的大きな剛性が必
要とされ、従ってその厚み寸法を大きくしなければなら
ず、材料的に不利である。さらに、合成樹脂製ホイール
カバー本体1は熱変形を生じ易く、熱膨張すれば、ホイ
ールカバー本体1の筒状足1bとディスクホイール4の筒状
突出部4aとの間隔が大きくなるため、ホイールカバー本
体1のディスクホイール4に対する取付がガタ付くという
問題がある。
なわち、まず第1に、止め金具3は複数個、例えば5
個、必要とするため、多くの止め金具3をホイールカバ
ー本体1の筒状足1bに取り付けることが必要で手数がか
かるという問題がある。また、ホイールカバー本体1の
筒状足1bは各止め金具3の足3aのバネ力を受けるように
なっているため、この筒状足1bは比較的大きな剛性が必
要とされ、従ってその厚み寸法を大きくしなければなら
ず、材料的に不利である。さらに、合成樹脂製ホイール
カバー本体1は熱変形を生じ易く、熱膨張すれば、ホイ
ールカバー本体1の筒状足1bとディスクホイール4の筒状
突出部4aとの間隔が大きくなるため、ホイールカバー本
体1のディスクホイール4に対する取付がガタ付くという
問題がある。
第4図に示した取付構造の問題点を検討すると、それら
の問題の原因は、ホイールカバー本体1のディスクホイ
ール4に対する取付手段たる止め金具の個数が多いこ
と、およびホイールカバー本体1の筒状足1bはなんら他
の手段によって支持されておらず、そのため熱影響によ
り径方向外側へ膨張しやすいこと等に存することがわか
る。
の問題の原因は、ホイールカバー本体1のディスクホイ
ール4に対する取付手段たる止め金具の個数が多いこ
と、およびホイールカバー本体1の筒状足1bはなんら他
の手段によって支持されておらず、そのため熱影響によ
り径方向外側へ膨張しやすいこと等に存することがわか
る。
本考案の技術的課題 従って本考案の解決すべき技術的課題は、合成樹脂製ホ
イールカバー本体をディスクホイールに対して止めるた
めの金属製止め手段を一つの部材により構成するととも
に、ホイールカバー本体の皿状部の裏面から突出してデ
ィスクホイールの筒状突出部外面に係止する突出部を径
方向外方より内方に向かって常時付勢することにより上
記突出部のディスクホイール・筒状突出部に対する係止
を確実ならしめることである。
イールカバー本体をディスクホイールに対して止めるた
めの金属製止め手段を一つの部材により構成するととも
に、ホイールカバー本体の皿状部の裏面から突出してデ
ィスクホイールの筒状突出部外面に係止する突出部を径
方向外方より内方に向かって常時付勢することにより上
記突出部のディスクホイール・筒状突出部に対する係止
を確実ならしめることである。
本考案の要旨(構成・作用・効果) 上記技術的課題を達成するため本考案は以下のごとく構
成した。
成した。
すなわち、ホイールカバーを合成樹脂製ホイールカバー
本体と、該ホイールカバー本体をディスクホイールに装
着する金属製スプリングリングとで構成する。上記ホイ
ールカバー本体は、丸皿状をなす皿状部の裏面に、第1
仮想円沿いに配置されかつ先端径方向内側に爪状突起を
それぞれ有する複数個の爪と該第1仮想円より大きい径
寸法を有しかつ同心の第2仮想円沿いにかつ各爪と位相
をずらして配置された複数個のリング支持足とを一体的
に突設形成してなる。一方、上記スプリングリングは上
記第1仮想円沿いに配置された複数個の上記爪の径方向
外側で、かつ、上記第2仮想円沿いに配置された複数個
の上記リング支持足の径方向内側に配置されて、上記各
爪を径方向内側に押圧する一方、上記各リング支持足に
より径方向外側から支持され、上記ホイールカバーを上
記ディスクホイールに装着したとき、上記各リング支持
足がディスクホイールの外面に上記ディスクホイールと
同心の仮想円に沿って配置される複数個のハブナットに
より径方向外側より支持される一方、上記各爪の爪状突
起がディスクホイールの中央の筒状突出部の外周面に形
成した周溝に係合するように構成している。
本体と、該ホイールカバー本体をディスクホイールに装
着する金属製スプリングリングとで構成する。上記ホイ
ールカバー本体は、丸皿状をなす皿状部の裏面に、第1
仮想円沿いに配置されかつ先端径方向内側に爪状突起を
それぞれ有する複数個の爪と該第1仮想円より大きい径
寸法を有しかつ同心の第2仮想円沿いにかつ各爪と位相
をずらして配置された複数個のリング支持足とを一体的
に突設形成してなる。一方、上記スプリングリングは上
記第1仮想円沿いに配置された複数個の上記爪の径方向
外側で、かつ、上記第2仮想円沿いに配置された複数個
の上記リング支持足の径方向内側に配置されて、上記各
爪を径方向内側に押圧する一方、上記各リング支持足に
より径方向外側から支持され、上記ホイールカバーを上
記ディスクホイールに装着したとき、上記各リング支持
足がディスクホイールの外面に上記ディスクホイールと
同心の仮想円に沿って配置される複数個のハブナットに
より径方向外側より支持される一方、上記各爪の爪状突
起がディスクホイールの中央の筒状突出部の外周面に形
成した周溝に係合するように構成している。
上記構成においては、合成樹脂製ホイールカバー本体を
ディスクホイールに止めるための金属製止め手段はスプ
リングリング1つであり、このスプリングリングは複数
個の爪とリング支持足11e間に単に押し込むだけでホイ
ールカバー本体に装着することができるので、その作業
は非常に簡単である。また、ディスクホイールの筒状突
出部に直接係合する各爪は上記スプリングリングで径方
向外側より支持され、さらに該スプリングリングは各リ
ング支持足を介して、ディスクホイールに通常備えられ
ているハブナットを介して支持しているため、各爪はた
とえ熱膨張したとしても、外方にたわみにくく、従って
該爪はディスクホイールの筒状突出部に対して確実に固
定されまたガタ付きも生じにくい。一方、ホイールカバ
ー本体にスプリングリングを装着してなるホイールカバ
ーをディスクホイールに装着する場合には、ホイールカ
バー本体の各爪と各リング支持足の位置に位相ずれがあ
るので、スプリングリングの各爪に当接する部分は外方
に拡張することができ、従って、ホイールカバーをディ
スクホイールの筒状突出部の外周に対して強制的に押し
込むことにより比較的容易に装着することが可能であ
る。
ディスクホイールに止めるための金属製止め手段はスプ
リングリング1つであり、このスプリングリングは複数
個の爪とリング支持足11e間に単に押し込むだけでホイ
ールカバー本体に装着することができるので、その作業
は非常に簡単である。また、ディスクホイールの筒状突
出部に直接係合する各爪は上記スプリングリングで径方
向外側より支持され、さらに該スプリングリングは各リ
ング支持足を介して、ディスクホイールに通常備えられ
ているハブナットを介して支持しているため、各爪はた
とえ熱膨張したとしても、外方にたわみにくく、従って
該爪はディスクホイールの筒状突出部に対して確実に固
定されまたガタ付きも生じにくい。一方、ホイールカバ
ー本体にスプリングリングを装着してなるホイールカバ
ーをディスクホイールに装着する場合には、ホイールカ
バー本体の各爪と各リング支持足の位置に位相ずれがあ
るので、スプリングリングの各爪に当接する部分は外方
に拡張することができ、従って、ホイールカバーをディ
スクホイールの筒状突出部の外周に対して強制的に押し
込むことにより比較的容易に装着することが可能であ
る。
実施例 以下に第1〜3図に従って本考案の実施例を説明する。
まず、第1〜3図に従って第1実施例を説明する。
このホイールカバー12は合成樹脂製ホイールカバー本体
11と、該ホイールカバー本体11をディスクホイール4に
装着するための金属製スプリングリング13とで構成され
る。
11と、該ホイールカバー本体11をディスクホイール4に
装着するための金属製スプリングリング13とで構成され
る。
上記ホイールカバー本体11は、丸皿状をなす皿状部1aの
裏面に複数個の爪11bおよび複数個のリング支持足11eを
突設してなる。すなわち、皿状部1aの中心部Oを中心と
して2つの同心円C1,C2を想定すれば、小円C1沿いに5
つの爪11bが配列され、また大円C2沿いには4つのリン
グ支持足11e配列される。上記爪11bの内3つの爪は90゜
毎に当間隔に配列されているが、残りの2つの爪は互い
に比較的接近した位置に配置されている。一方、4つの
リング支持足11eは90゜毎に配列されている。尚、爪11b
とリング支持足11eの配置は互いに位相をずらしてい
る。すなわち、隣接する一対のリング支持足11e間に爪1
1bが位置するようにしている。
裏面に複数個の爪11bおよび複数個のリング支持足11eを
突設してなる。すなわち、皿状部1aの中心部Oを中心と
して2つの同心円C1,C2を想定すれば、小円C1沿いに5
つの爪11bが配列され、また大円C2沿いには4つのリン
グ支持足11e配列される。上記爪11bの内3つの爪は90゜
毎に当間隔に配列されているが、残りの2つの爪は互い
に比較的接近した位置に配置されている。一方、4つの
リング支持足11eは90゜毎に配列されている。尚、爪11b
とリング支持足11eの配置は互いに位相をずらしてい
る。すなわち、隣接する一対のリング支持足11e間に爪1
1bが位置するようにしている。
複数個の上記爪11bは、第2図によく示されるように、
皿状部1aの裏面に連接する足11cの先端部内側に爪状突
起11dを突設してなり、ホイールカバー12をディスクホ
イール4に装着するとき、この爪状突起11dが、ディスク
ホイール4の前記筒状突出部4aの外周に形成した周溝4b
に係合するようにしている。
皿状部1aの裏面に連接する足11cの先端部内側に爪状突
起11dを突設してなり、ホイールカバー12をディスクホ
イール4に装着するとき、この爪状突起11dが、ディスク
ホイール4の前記筒状突出部4aの外周に形成した周溝4b
に係合するようにしている。
一方、各リング支持足11eは、第1,2図に示すよう
に、スプリングリング13を径方向外側より支える一方、
各ハブナット15の径方向内側に接するようになってい
る。このハブナット15はディスクホイール4に通常装着
されるものであって、図示しないハブより外方に突出し
かつディスクホイール4外面に突出するハブボルト16に
螺合させることにより、ディスクホイール4をハブに固
定するためのものである。一方、上記スプリングリング
13は不連続に構成されており、その両端部13a,13の間に
は一定の隙間を形成している。このスプリングリング13
は、図に示すように、第1仮想円C1沿いに配置された複
数個の爪11bの径方向外側で、かつ、第2仮想円C2沿い
に配置された複数個のリング支持足11eの径方向内側に
強制的に挿入される。この際、このスプリングリング13
は各爪11bを径方向内側に付勢する作用をなす。また一
方、このスプリングリング13は各リング支持足11eによ
り径方向外側より支持される。尚、スプリングリング13
の両端部13a,13bは第1図に示すように、互いに接近し
た1対の爪に当接せしめられる。この1対の爪の開き角
度θを適宜選択することによってスプリングリング13内
に発生する数箇所の最大応力を均一化することができ
る。本実施例の場合、θ≒10゜〜15゜で前記最大応力は略
均一化する。尚、これらの一対の爪には、スプリングリ
ングの回り止めとして回り止め部が設けられている。
に、スプリングリング13を径方向外側より支える一方、
各ハブナット15の径方向内側に接するようになってい
る。このハブナット15はディスクホイール4に通常装着
されるものであって、図示しないハブより外方に突出し
かつディスクホイール4外面に突出するハブボルト16に
螺合させることにより、ディスクホイール4をハブに固
定するためのものである。一方、上記スプリングリング
13は不連続に構成されており、その両端部13a,13の間に
は一定の隙間を形成している。このスプリングリング13
は、図に示すように、第1仮想円C1沿いに配置された複
数個の爪11bの径方向外側で、かつ、第2仮想円C2沿い
に配置された複数個のリング支持足11eの径方向内側に
強制的に挿入される。この際、このスプリングリング13
は各爪11bを径方向内側に付勢する作用をなす。また一
方、このスプリングリング13は各リング支持足11eによ
り径方向外側より支持される。尚、スプリングリング13
の両端部13a,13bは第1図に示すように、互いに接近し
た1対の爪に当接せしめられる。この1対の爪の開き角
度θを適宜選択することによってスプリングリング13内
に発生する数箇所の最大応力を均一化することができ
る。本実施例の場合、θ≒10゜〜15゜で前記最大応力は略
均一化する。尚、これらの一対の爪には、スプリングリ
ングの回り止めとして回り止め部が設けられている。
上記のように、スプリングリング13をホイールカバー本
体11に組み込んでなるホイールカバー12を、第2図に示
すごとく、ディスクホイール4に装着する場合には、ホ
イールカバー12を強制的にディスクホイール4に向けて
押し込み、各爪11bの爪状突起11dをディスクホイール4
の筒状突出部4aに形成された周溝4b内に係合せしめる。
この際、各爪11bの先端部は筒状突出部4aに接して径方
向外側に押し広げられるが、不連続に構成したスプリン
グリング13は比較的容易に外側に広がるので容易にホイ
ールカバー12をディスクホイール4に装着することがで
きる。
体11に組み込んでなるホイールカバー12を、第2図に示
すごとく、ディスクホイール4に装着する場合には、ホ
イールカバー12を強制的にディスクホイール4に向けて
押し込み、各爪11bの爪状突起11dをディスクホイール4
の筒状突出部4aに形成された周溝4b内に係合せしめる。
この際、各爪11bの先端部は筒状突出部4aに接して径方
向外側に押し広げられるが、不連続に構成したスプリン
グリング13は比較的容易に外側に広がるので容易にホイ
ールカバー12をディスクホイール4に装着することがで
きる。
第2図に示すように、ホイールカバー12をディスクホイ
ール4に一旦装着すると、ホイールカバー12の各リング
支持足11eは各ハブナット15とスプリングリング13の両
者に接するようになる。従って、各爪11bはスプリング
リング13により一次的に径方向外側より支持され、また
このスプリングリング13は各リング支持足11eを介して
各ハブナット15により支持される。ところで、これらの
ハブナット15はハブボルト16に螺合されるものであり、
従ってその位置は極めて安定している。従って、ホイー
ルカバー12に熱影響があっても、各爪11bは径方向内側
および外側いずれの方向にもほとんど変形することがな
く、そのため、該各爪11bの周溝4bに対する係合は極め
て確実となる。上記実施例においては、スプリングリン
グ13は円形に形成したが、第3図に示すように多角形状
にしても同様の効果が得られる。また、第1図および第
3図に示した各スプリングリング13はいずれも不連続に
構成し、リングの径方向の拡縮を容易化しているが、こ
れに代え、各スプリングリングに径方向内側にV字状に
屈曲する屈曲部を数箇所に設け、該V字状屈曲部により
スプリングリングの径方向拡縮を容易化することも可能
である。
ール4に一旦装着すると、ホイールカバー12の各リング
支持足11eは各ハブナット15とスプリングリング13の両
者に接するようになる。従って、各爪11bはスプリング
リング13により一次的に径方向外側より支持され、また
このスプリングリング13は各リング支持足11eを介して
各ハブナット15により支持される。ところで、これらの
ハブナット15はハブボルト16に螺合されるものであり、
従ってその位置は極めて安定している。従って、ホイー
ルカバー12に熱影響があっても、各爪11bは径方向内側
および外側いずれの方向にもほとんど変形することがな
く、そのため、該各爪11bの周溝4bに対する係合は極め
て確実となる。上記実施例においては、スプリングリン
グ13は円形に形成したが、第3図に示すように多角形状
にしても同様の効果が得られる。また、第1図および第
3図に示した各スプリングリング13はいずれも不連続に
構成し、リングの径方向の拡縮を容易化しているが、こ
れに代え、各スプリングリングに径方向内側にV字状に
屈曲する屈曲部を数箇所に設け、該V字状屈曲部により
スプリングリングの径方向拡縮を容易化することも可能
である。
第1〜3図は本考案の実施例を示し、第1図はホイール
カバーの裏面図、第2図は第1図のホイールカバーをデ
ィスクホイールに装着しかつ第1図II−II線で切断した
屈曲断面図、第3図はスプリングリングの変形例を示す
該略裏面図、第4図は従来例に係るホイールカバーをデ
ィスクホイールに装着した状態を示す第2図と同様の断
面図である。 1…ホイールカバー本体、1a…皿状部、1b…筒状足、2…
ホイールカバー、3…止め金具、3a…爪、4…ディスクホ
イール、4a…筒状突出部、4b…周溝、11…ホイールカバ
ー本体、11b…爪、11c…足、11d…爪状突起、11e…リン
グ支持足、12…ホイールカバー、13…スプリングリン
グ、13a,13b…端部、15…ハブナット、16…ハブボル
ト。
カバーの裏面図、第2図は第1図のホイールカバーをデ
ィスクホイールに装着しかつ第1図II−II線で切断した
屈曲断面図、第3図はスプリングリングの変形例を示す
該略裏面図、第4図は従来例に係るホイールカバーをデ
ィスクホイールに装着した状態を示す第2図と同様の断
面図である。 1…ホイールカバー本体、1a…皿状部、1b…筒状足、2…
ホイールカバー、3…止め金具、3a…爪、4…ディスクホ
イール、4a…筒状突出部、4b…周溝、11…ホイールカバ
ー本体、11b…爪、11c…足、11d…爪状突起、11e…リン
グ支持足、12…ホイールカバー、13…スプリングリン
グ、13a,13b…端部、15…ハブナット、16…ハブボル
ト。
Claims (2)
- 【請求項1】合成樹脂製ホイールカバー本体(11)と、該
ホイールカバー本体(11)をディスクホイール(4)に保持
する金属製スプリングリング(13)とで構成され、 上記ホイールカバー本体(11)は、丸皿状をなす皿状部(1
a)の裏面に、第1仮想円(C1)沿いに配置されかつ先端径
方向内側に爪状突起(11d)をそれぞれ有する複数個の爪
(11b)と該第1仮想円(C1)より大きい径寸法を有しかつ
同心の第2仮想円(C2)沿いにかつ各爪(11b)と位相をず
らして配置された複数個のリング支持足(11e)とを一体
的に突設形成してなり、 一方、上記スプリングリング(13)は上記第1仮想円(C1)
沿いに配置された複数個の上記爪(11b)の径方向外側
で、かつ、上記第2仮想円(C2)沿いに配置された複数個
の上記リング支持足(11e)の径方向内側に配置されて、
上記各爪(11b)を径方向内側に押圧する一方、上記各リ
ング支持足(11e)により径方向外側から支持され、 上記ホイールカバー(12)を上記ディスクホイール(4)に
装着したとき、上記各リング支持足(11e)がディスクホ
イール(4)の外面に上記ディスクホイール(4)と同心の仮
想円に沿って配置される複数個のハブナット(15)により
径方向外側より支持される一方、上記各爪(11b)の爪状
突起(11d)がディスクホイール(4)の中央の筒状突出部(4
a)の外周面に形成した周溝(4a)に係合するようにしたこ
とを特徴とするホイールカバー。 - 【請求項2】上記スプリングリング(13)は不連続である
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
のホイールカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984172848U JPH061841Y2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | ホイ−ルカバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984172848U JPH061841Y2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | ホイ−ルカバ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6187101U JPS6187101U (ja) | 1986-06-07 |
JPH061841Y2 true JPH061841Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30730506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984172848U Expired - Lifetime JPH061841Y2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 | ホイ−ルカバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061841Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2505404Y2 (ja) * | 1988-03-29 | 1996-07-31 | 橋本フォーミング工業株式会社 | 車輌用の合成樹脂製ホィ―ルカバ― |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57105801U (ja) * | 1980-12-23 | 1982-06-30 | ||
JPS57113201U (ja) * | 1981-01-05 | 1982-07-13 | ||
AU541841B2 (en) * | 1981-01-29 | 1985-01-24 | Foster, Thomas E. | Wheel trim member |
-
1984
- 1984-11-13 JP JP1984172848U patent/JPH061841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6187101U (ja) | 1986-06-07 |
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