JP2505404Y2 - 車輌用の合成樹脂製ホィ―ルカバ― - Google Patents

車輌用の合成樹脂製ホィ―ルカバ―

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JP2505404Y2
JP2505404Y2 JP1988041586U JP4158688U JP2505404Y2 JP 2505404 Y2 JP2505404 Y2 JP 2505404Y2 JP 1988041586 U JP1988041586 U JP 1988041586U JP 4158688 U JP4158688 U JP 4158688U JP 2505404 Y2 JP2505404 Y2 JP 2505404Y2
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孝男 中村
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橋本フォーミング工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ホィールカバー本体の内面側に突出する複
数個の取付脚部をホィールに係着させてホィールカバー
本体を確りとホィールに取付け固定するべく、環状のリ
テーナーを各取付脚部の先端寄り内面側に当接係止する
ことにより備える車輌用の合成樹脂製ホィールカバーに
関するものである。
従来の技術 従来、この種のホィールカバーとしては第10,11,12図
で示すようにホィールカバー本体1の内面側に複数個の
取付脚部2,2…を立上げ成形し、その取付脚部2,2…の先
端寄り半径方向内面側には環状のワイヤリテーナー3を
当接係合すると共に、このワイヤリテーナー3を取付脚
部2,2…の各間隔内に突出する支持リブ4,4…の先端寄り
外縁の切欠で係止するよう構成したものが知られている
(実開昭61−134401号)。
然し、このホィールカバーではワイヤリテーナー3が
取付脚部2,2…並びに支持リブ4,4…で半径方向両側に外
れないよう係止できても、ホィールカバー本体1の軸線
方向内側,即ち、支持リブ4,4…の先端方向に抜け外れ
るのを防止することができない。また、その支持リブで
はワイヤーの外れを防止するのに充分な強度を期待でき
ないことがあり、強度を向上するべく支持リブを厚く形
成するホィールカバー本体1の表面にひけが生ずる等の
問題がある。
考案が解決しようとする課題 本考案は、円環状のリテーナーがホィールカバー本体
の半径方向並びに軸線方向内側のいずれにも抜け外れな
いようリテーナーを確実に掛止め支持できる車輌用の合
成樹脂製ホィールカバーを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る車輌用の合成樹脂製ホィールカバーにお
いては、合成樹脂から略円盤状に成形されたホィールカ
バー本体と、 このホィールカバー本体の中心を中心とした所定の直
径の同一円周上で円周方向に所定の間隔を保って位置
し、且つ、ホィールナットを外側から囲むように受入れ
可能にホィールカバー本体の内面から軸線方向内側に向
けて所定の長さだけ突出する複数個の筒状部と、 前記筒状部の位置の直径と同心で、これよりも大きい
直径の同一円周上にあり、円周方向で各筒状部の間に位
置し、ホィールカバー本体の内面から軸線方向内側に向
けて突出し、前記筒状部の突出長を越えない位置で半径
方向外側部分にホィールの凹溝に嵌め込まれるように半
径方向外側に向けて突出する外側係合部と、この外側係
合部とほぼ対応する位置の半径方向内側部分に凹状の内
側係合部を備えた複数個の取付脚部と、 前記各筒状部の位置の直径よりも大きく作られ、取付
脚部の半径方向内側部分で内側係合部に係合する弾性材
料製の円環状のリテーナーとからなり、 取付脚部の半径方向の位置を決定する直径は前記筒状
部の外周の半径方向外側部分で作られる直径とほぼ一致
し、且つ、前記筒状部の外周の半径方向外側部分には前
記内側係合部と軸線方向で同じ位置に半径方向の段差部
が形成され、 円環状のリテーナーは該段差部と係合してホィールカ
バー本体の軸線方向内側へと半径方向内側への外れが阻
止されていると共に、取付脚部の内側係合部と係合して
半径方向外側への外れが阻止されることにより構成され
ている。
作用 この車輌用の合成樹脂製ホィールカバーでは、これに
取り付けられた円環状のリテーナーが半径方向外側へ移
動して外れるのは脚部の内側係合部によって阻止され、
軸線方向内側へ及び半径方向内側へ移動して外れるのは
主として各筒状部と筒状部の側部に設けた段差部によっ
て阻止されるので、走行状態においてもリテーナーが外
れることがなく、ホィールに対して安定した取り付け状
態を得ることができる。特に、筒状部はホィールナット
を外側から囲むに十分な大きさに形成してあるので、筒
状部の肉厚がかなり薄くても半径方向に向く力に対して
単なる突起やリブの場合よりもよく耐えることができ
る。
実施例 以下、第1〜9図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。
この車輌用のホィールカバーは、第1図で示すように
ホィールカバー本体10が弾性を有する合成樹脂で略円板
状に形成されている。そのホィールカバー本体10の内面
側には、第2図で示す如く直径D2の同一円周上に、ホィ
ールHと係着する取付脚部11、11…が設けられ、また、
ホィールナットNを外側から囲んで受け入れる円筒状の
筒状部12,12…が前記直径D2よりも小さい直径D1の同一
円周上に取付脚部11,11…と交互に複数個定間隔毎にホ
ィールカバー本体10の内面から軸線方向内側に向けて所
定の長さだけ突出成形されている。なお、筒状部12,12
…は第2図で示すように取付脚部11,11…の突出長を越
えて突出するよう形成されている。
各取付脚部11,11…は、ホィールカバー本体10の内面
から軸線方向内側に向けて突出するよう弾性変形可能に
形成されている。その先端寄りには半径方向内側を凹状
に窪ませた半径方向内側係合部11aと、半径方向外側に
向けて突出した半径方向外側係合部11bとがほぼ対応す
る位置に形成されている。内側係合部11aはバネ鋼線等
の弾性を有する線材から形成された円環状のワイヤリテ
ーナー13を当接係止し、また、半径方向外側係合部11b
は後述するホィールHの凹溝に嵌合せ係合するものとし
て形成されている。これら取付脚部11,11の半径方向内
側係合部11aと対応位置させて、筒状部12,12…にはワイ
ヤリテーナー13を支持する段差部14が設けられている。
その段差部14は、各ホィールナットNの中心を通る円周
よりも半径方向外側に位置する外周面に設けた凹部の側
面で半径方向の段差部として形成されている。その段差
部14は、第3図及び第4図に示すように筒状部12,12…
の突端側から基部側に向けて半径方向外側に徐々に張り
出すテーパー面を有する突起によって形成されている。
また、この段差部14は底部14aから半径方向外側に向け
て突出する先端縁14bをワイヤリテーナー13の内径より
も半径方向外側に突出させて設けられている。なお、そ
の底部14aは筒状部12の外周と実質的に一致させて形成
されている。
このように構成する合成樹脂製ホィールカバーでは、
ワイヤリテーナー13が取付脚部11,11…の内側係合部11a
に当接係止されている。それと共に、ワイヤリテーナー
13は各取付脚部11,11…との間で円周方向に互い違いに
位置する筒状部12,12…の外周面に設けた段差部14に嵌
め込むことにより支持されている。このワイヤリテーナ
ー13の嵌込み時には、第3図で示すように筒状部12がホ
ィールカバー本体10の中心軸Xよりも内側に角度θだけ
傾斜させて突出成形されしかも周面が円形であるから、
第4図で示すように外周面に沿ってスライド圧入させれ
ばテーパ面を通過して段差部14の先端縁14bを乗り越え
て底部14aに容易に嵌入させることができる。
筒状部12,12…には、段差部14が各ホィールナットN
の中心を通る円周よりも半径方向外側に位置する外周面
回りに設けられ、また、その段差部14の先端縁14bがワ
イヤリテーナー13の内径よりも半径方向外側に突出する
ので、ワイヤリテーナー13は第5図で示すように嵌入時
には段差部14を形成するテーパ面を乗り越える際に弾性
変形し、且つ、半径方向外側に偏位した後復元すること
により段差部14の底部14a内に嵌入することができる。
従って、ワイヤリテーナー13はホィールカバー本体10の
半径方向内側へは底部14a、即ち、筒状部12により軸線
方向内側へは段差部14によって抜け外れないよう確実に
係止することができる。また、このワイヤリテーナー13
を掛け止めた状態では、筒状部12,12…が円筒形で半径
方向内側へ向けて掛かる曲げモーメントに十分対抗でき
るから変形等を起こさず、ホィールカバー本体10の表面
側にも変形を発生させることがない。
ワイヤリテーナー13を嵌込み装備したホィールカバー
本体10は、取付脚部11,11…の半径方向外側の係合部11b
をホィールHの凹溝hと嵌合せ係合することによりホィ
ールHに取付け固定される。このホィールカバー本体10
は、取付脚部11,11…の半径方向外側係合部11bをワイヤ
リテーナー13でホィールHの凹溝hに圧接係止できるこ
とによりホィールから離脱しないよう確実に取付け固定
できる。
なお、筒状部12,12…の段差部は前記実施例の他に、
第6図で示す如く筒状部12の肉厚を減少させた段差部14
0として形成でき、また、第7図で示すように筒状部12
の周面にワイヤリテーナー13を収容する程度の間隔を隔
て突出した2つの突起による段差部141でも形成でき、
或いは第8図a,bで示すような筒状部12の周壁の一部を
除去した段差部142として形成することもできる。この
うち、筒状部12の肉厚を減少させた段差部140及び除去
した段差部142は、先端側の縁の外周側が少なくとも取
付脚部11,11…の嵌合せ装備したワイヤリテーナー13の
内径よりも半径方向外側に突出するよう形成する必要が
ある。
ホィールカバーはホィールHへの取付状態において、
第9図に示すように段差部14の先端縁14bがホィールH
の面と僅かな隙間が形成されるように設定されて取り付
けられている。これに対し、取付脚部11,11…は弾性変
形可能に形成されているため、取付時にはホィールカバ
ー本体10の中心とホィールHの軸線とが位置ズレを生じ
て取り付けられようとし及び取付後に位置ズレを生じた
としても、ホィールHの突起が当接することによって大
きな位置ズレを生じずに常時安定した取付状態が得られ
る。このことから、ホィールカバーはホィールHより脱
落しないよう確実に取付固定することができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る車輌用の合成樹脂製ホィー
ルカバーに依れば、取付脚部を弾性材料で作られた円環
状のリテーナーでホィールに圧接して係止させることが
できると共に、そのリテーナーを筒状部でカバー本体の
半径方向内側並びに軸線方向内側のいずれにも抜け外れ
ないよう確実に係止することができる。また、筒状部が
半径方向内側に作用する曲げモーメントに十分対抗でき
るからリテーナーを安定よく支持でき、ホィールカバー
本体をホィールから離脱させないよう確実に取付固定す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車輌用の合成樹脂製ホィールカバ
ーを示す背面図、第2図は第1図で示すA−A線相当個
所の断面図、第3図は同カバーの内面側に突出する筒状
部の立上げ角を示す部分断面図、第4図は同筒状部の段
差部におけるワイヤリテーナーの掛止め工程を示す説明
図、第5図は同筒状部並びに取付脚部においてワイヤリ
テーナーを掛け止めた状態の部分説明図、第6,7図並び
に第8図a,bは筒状部に設ける段差部の変形例を示す説
明図、第9図はホィールと筒状部との位置関係を示す説
明図、第10図は従来例に係る車輌用合成樹脂製ホィール
カバーを示す背面図、第11図は第10図のB−B線断面
図、第12図は第10図のC部拡大斜視図である。 H:ホィール、h:凹溝、N:ホィールナット、10:ホィール
カバー本体、11,11…:取付脚部、11a:半径方向内側係
合部、11b:半径方向外側係合部、12,12…:筒状部、13:
ワイヤリテーナー、14、140〜142:段差部、14a:段差部
の底部、14b:段差部の先端縁。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−279101(JP,A) 実開 昭61−87101(JP,U) 実開 昭61−134401(JP,U) 実開 昭60−166602(JP,U) 実開 昭63−32903(JP,U) 実開 昭62−19402(JP,U) 実開 昭63−195902(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂から略円盤状に成形されたホィー
    ルカバー本体(10)と、 このホィールカバー本体(10)の中心を中心とした所定
    の直径(D1)の同一円周上で円周方向に所定の間隔を保
    って位置し、且つ、ホィールナット(N)を外側から囲
    むように受入れ可能にホィールカバー本体(10)の内面
    から軸線方向内側に向けて所定の長さだけ突出する複数
    個の筒状部(12、12…)と、 前記筒状部の位置の直径(D1)と同心で、これよりも大
    きい直径(D2)の同一円周上にあり、円周方向で各筒状
    部(12、12…)の間に位置し、ホィールカバー本体(1
    0)の内面から軸線方向内側に向けて突出し、前記筒状
    部(12、12…)の突出長を越えない位置で半径方向外側
    部分にホィール(H)の凹溝(h)に嵌め込まれるよう
    に半径方向外側に向けて突出する外側係合部(11b)
    と、この外側係合部(11b)とほぼ対応する位置の半径
    方向内側部分に凹状の内側係合部(11a)を備えた複数
    個の取付脚部(11、11…)と、 前記各筒状部(12、12…)の位置の直径(D1)よりも大
    きく作られ、取付脚部(11、11…)の半径方向内側部分
    で内側係合部(11a)に係合する弾性材料製の円環状の
    リテーナー(13)とからなり、 取付脚部(11、11…)の半径方向の位置を決定する直径
    (D2)は前記筒状部(12、12…)の外周の半径方向外側
    部分で作られる直径とほぼ一致し、且つ、前記筒状部
    (11、11…)の外周の半径方向外側部分には前記内側係
    合部と軸線方向で同じ位置に半径方向の段差部(14,140
    〜142)が形成され、 円環状のリテーナーは該段差部(14,140〜142)と係合
    してホィールカバー本体(10)の軸線方向内側へと半径
    方向内側への外れが阻止されていると共に、取付脚部
    (11、11…)の内側係合部(11a)と係合して半径方向
    外側への外れが阻止されるようになっている車輌用の合
    成樹脂製ホィールカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60166602U (ja) * 1984-04-14 1985-11-05 マルイ工業株式会社 合成樹脂製ホイ−ルカバ−
JPH061841Y2 (ja) * 1984-11-13 1994-01-19 株式会社東海理化電機製作所 ホイ−ルカバ−
JPS61134401U (ja) * 1985-02-12 1986-08-21

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