JPH0233408Y2 - - Google Patents

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JPH0233408Y2
JPH0233408Y2 JP1985196687U JP19668785U JPH0233408Y2 JP H0233408 Y2 JPH0233408 Y2 JP H0233408Y2 JP 1985196687 U JP1985196687 U JP 1985196687U JP 19668785 U JP19668785 U JP 19668785U JP H0233408 Y2 JPH0233408 Y2 JP H0233408Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、遅延回路に関するもので特にパルス
幅の狭い入力パルスに対しても遅延時間を一定に
することの出来る遅延回路に関する。
(ロ) 従来の技術 入力パルスが加わると一定幅のパルスを発生す
るものとして単安定マルチバイブレータが知られ
ている。前記単安定マルチバイブレータは、例え
ば昭和53年6月1日発行のCQ出版株式会社編
「パルス回路の設計」の第102頁に記載されている
が、入力パルスの開始時点から一定時間遅れた出
力パルスを発生するものである為、出力パルスの
パルス幅が固定されてしまい。入力パルスのパル
ス幅に応じた出力パルス、すなわち入力パルスの
開始時点に「H」となり、入力パルスの終了時点
から一定時間経過後「L」になる出力パルスを得
ることが出来なかつた。
入力パルスの開始時点で「H」となり、入力パ
ルスの終了時点から一定時間経過後「L」になる
出力パルスを得る為には、例えば第4図に示す如
き遅延回路を用いればよい。第4図において入力
端子1に第5図イに示す如き入力パルスが供給さ
れた場合、入力パルスの開始時点t1にてスイツチ
2が閉成し、コンデンサ3が定電流源4により定
電流充電される。その為、コンデンサ3の端子電
圧(点Aの電圧)は第5図ロに示す如く上昇す
る。比較回路5は負入力端子に基準電圧Vbが印
加されているので、点Aの電圧が前記基準電圧
Vbを越えた時点すなわち時刻t2に第5図ハの如
く「H」の出力を発生する.トランジスタ6のベ
ースにはVa−VBE(ただしVBEはトランジスタ6
のベース・エミツタ間電圧)の基準電圧が印加さ
れているので、点Aの電圧がVaまで上昇する時
刻t3にトランジスタ6がオンし、前記点Aの電圧
はそれ以上上昇しない。時刻t4で第5図イの入力
パルスが終了すると、スイツチ2は開放しVaに
充電されたコンデンサ3は定電流源7による放電
を開始する。このため、第5図ロに示す如く点A
の電圧は減少し、時刻t5で基準電圧Vbより低下
して、比較回路5の出力は「L」になる。従つ
て、第4図の遅延回路を用いれば、第5図ハに示
す如く入力パルスの開始時点で「H」になり、入
力パルスの終了時点から一定の時間経過後「L」
になる出力パルスを得ることが出来る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第4図の遅延回路は入力パルス
の期間が短い場合に、コンデンサ3がVaまで充
電されず、遅延時間が短くなつてしまうという問
題があつた。その様子を第6図に示す。第6図イ
に示す如き短い幅の入力パルスが、第5図の入力
端子1に供給された場合、入力パルスの開始時点
t1にてスイツチ2が閉成しコンデンサ3は第6図
ロの如く定電流充電される。ところが点Aの電圧
は入力パルスの終了時点すなわち時刻t3までしか
充電されず、時刻t3以降は所定電圧に充電された
コンデンサ3は定電流源7により放電されてしま
う.一方、比較回路5の出力パルスは、第6図ハ
の如く点Aの電圧が基準電圧Vbを越えた時点時
刻t2に「H」となり、そのまま「H」を維持し、
コンデンサ3が放電し点Aの電圧が再び基準電圧
Vbより低下する時刻t4に「L」となる.従つて、
入力パルスの時間が、コンデンサ3がVaまで充
電されるのに要する時間に比べて短い場合には、
遅延時間がが短くなるという問題があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、定
電流源と、該定電流源の出力電流により充電され
るコンデンサと、前記定電流源とコンデンサとの
間に挿入され入力パルスに応じて開閉するスイツ
チと、前記コンデンサの端子電圧に応じた出力パ
ルスを発生する比較回路と、前記コンデンサの端
子電圧を検出する検出回路と、前記入力パルスの
印加に応じて制御信号を発生し、検出回路の出力
信号に応じて前記制御信号を停止する制御回路と
から成る。
(ホ) 作用 本考案によれば、入力パルスもしくは制御回路
の出力信号の一方が存在する間、スイツチを閉成
してコンデンサの充電を行つているので、入力パ
ルスの幅が狭い場合でも所定のパルス幅を有する
出力パルスを得ることが出来る。
(ヘ) 実施例 第1図は本考案の一実施例を示す回路図で、8
は第1定電流源、9はスイツチ、10は該スイツ
チ9にエミツタが接続され、ベースに基準電圧が
印加されたトランジスタ、11は該トランジスタ
10のコレクタとアースとの間に挿入された抵
抗、12は一端がトランジスタ10のエミツタに
並列接続され第1定電流源8により定電流充電さ
れるコンデンサ、13は入力パルスが供給される
入力端子、14は該入力端子13からの入力パル
ス及びインバータ15の出力信号が供給されるア
ンド回路、16はS(セツト)端子に該アンド回
路14の出力信号が、R(リセツト)端子にB点
からの出力信号が各々供給されるフリツプフロツ
プ回路、17は該フリツプフロツプ回路16のQ
出力及び入力端子13からの入力パルスが供給さ
れスイツチ9を開閉させる制御信号を発生するオ
ア回路、18はコンデンサ12の一端Aとアース
との間に接続された第2定電流源、19はA点の
電圧と基準電圧とを比較しその差に応じた出力信
号を出力端子20に発生する比較回路である。
尚、第一定電流源8に流れる電流I1に比べ第2定
電流源18に流れる電流I2は非常に小さく設定し
てある。
さて、第1図の入力端子13に第2図イに示す
入力パルスが時刻t1に印加されると、オア回路1
7の出力が「H」になりスイツチ9が閉成する。
そのため、コンデンサ12の充電が開始され、点
Aの電圧は第2図ロに示す如く上昇する。そし
て、比較回路19の基準電圧をVbとすると点A
の電圧が上昇し時刻t2に基準電圧Vbを越えると、
出力端子20に第2図ハの如き出力パルスが発生
する。又、時刻t3で入力パルスが終了すると、オ
ア回路17の出力が「L」になりスイツチ9が開
放し、第2定電流源18によるコンデンサ12の
放電が開始される。時刻t4になり点Aの電圧が基
準電圧Vbより低下すると、出力端子20の出力
は「L」になり出力パルスが停止する。従つて、
第1図の遅延回路に第2図イの如き入力パルスが
印加された場合には、第2図ハに示す如き遅延さ
れた出力パルスを得ることができる。尚、第2図
イに示す如くフリツプフロツプ回路16のQ出力
よりも広いパルス幅の入力パルスが印加された場
合には、前記フリツプフロツプ回路16はスイツ
チ9の開閉動作に何ら寄与しない。
次に、第1図の入力端子13に第3図イに示す
如く幅の狭い入力パルス、すなわちコンデンサ1
2が所定電圧Vaまで充電される期間より短い幅
の入力パルスが供給された場合について説明す
る。初期状態にいては、フリツプフロツプ回路1
6がリセツト状態となつており入力端子13も
「L」になつているためオア回路17の出力は
「L」になり、スイツチ9は開放状態にある。第
3図イに示す如く時刻t1に入力パルスが印加され
ると、オア回路17の出力が第3図ロに示す如く
「H」となり、スイツチ9が閉成しコンデンサ1
2が第1定電流源8により定電流充電される。同
時に、前記入力パルスはアンド回路14を介して
フリツプフロツプ回路16のS端子に印加される
ので、Q出力は「H」になる。そして、時刻t2
点Aの電圧が基準電圧Vbを越えると、比較回路
19の出力端子20に第3図ホに示す如き出力
「H」が発生する。時刻t3に入力パルスが終了し
ても、フリツプフロツプ回路16のQ出力は
「H」状態を維持するので、オア回路17の出力
も「H」を維持し、スイツチ9は閉成状態を保
つ。従つてコンデンサ12の充電は継続し点Aの
電圧は上昇を続ける.点Aの電圧が上昇し時刻t4
でVaに達すると、トランジスタ10のベース電
圧はVa−VBEに設定されているため、トランジス
タ10がオンし点Bの電圧がフリツプフロツプ回
路16のR端子にリセツト信号として印加され
る。そのため、フリツプフロツプ回路16のQ出
力が「L」になり、オア回路17の出力も「L」
になつてスイツチ9が開放される。スイツチ9が
開放されるとコンデンサ12の放電が開始され、
点Aの電圧が低下していく.そして時刻t5には点
Aの電圧がVb以下になり、出力端子20の出力
が「L」になる。従つて、第3図ホに示す如き出
力パルスが出力端子20に得られる。
第2図ハの出力パルス波形から明らかな如く、
フリツプフロツプ回路16のQ出力よりも幅の広
い出力パルスの遅延時間はtdとなり、第3図ホの
出力パルス波形から明らかな如くフリツプフロツ
プ回路16のQ出力よりも幅の狭い出力パルスの
遅延時間はtx+td(txは入力パルスとフリツプフロ
ツプ回路16のQ出力との差の時間)となる。い
ま、コンデンサ12の充電時間を放電時間よりも
十分小、すなわちI1≫I2とすればtx≪tdとなりtx
td≒tdとなるので、入力パルスの幅の大小に関わ
らず遅延時間を一定とすることが出来る。従つ
て、第1図の遅延回路を用いれば、入力パルスの
開始時点から「H」になり、入力パルスの終了時
点から一定の時間経過後「L」になる出力パルス
を得ることが出来る。
(ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案によれば入力パルスの
長短に関わらず、ほぼ等しい遅延時間を得ること
のできる遅延回路を提供できる。又、本考案によ
ればスイツチを一定期間閉成させる為に、トラン
ジスタと抵抗とから成る検出回路とフリツプフロ
ツプ回路から成る制御回路を用いているだけなの
で簡単な構成でその目的を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図及び第3図は第1図の説明に供するための波形
図、第4図は従来の遅延回路を示す回路図、第5
図及び第6図は第4図の説明に供するための波形
図である。 8……第1定電流源、9……スイツチ、10…
…トランジスタ、12……コンデンサ、16……
フリツプフロツプ回路、17……オア回路、18
……第2定電流源、19……比較回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 定電流源と、該定電流源の出力電流により充電
    されるコンデンサと、前記定電流源とコンデンサ
    との間に挿入され入力パルスに応じて開閉するス
    イツチと、前記コンデンサの端子電圧に応じた出
    力パルスを発生する比較回路と、前記コンデンサ
    の端子電圧を検出する検出回路と、前記入力パル
    スの印加に応じて制御信号を発生し、検出回路の
    出力信号に応じて前記制御信号を停止する制御回
    路とから成り、前記入力パルスと前記制御信号と
    の少くとも一方の存在時に前記スイツチを閉成し
    て前記コンデンサの充電を行い、前記比較回路の
    出力端に入力信号の終了時点から一定の時間遅延
    された出力信号を得る様にしたことを特徴とする
    遅延回路。
JP1985196687U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0233408Y2 (ja)

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